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2018/12/20 Thu *放電寸前 / AC/DC

20181220highvoltageusorg


放電。
その寸前。
まだまだ。
溜め込んで。
その時をと。

かなり。
限界に近く。
でも。
解き放つには。
足りないと。

いや。
今のまま。
そのままでも。
十分に。
高まってはいるものの。

どうせなら。
もっと。
もっと。
溜め込んで。
高めて。

その限界で。
一気に。
解き放って。
痺れさせてやるのだと。
そいつが必要なのだと。

だから。
目一杯、弓を引き絞って。
放電。
その寸前。
どこまで耐えられるかと。

『High Voltage』'76年リリース。
そのジャケットも最高なAC/DCの1stアルバム。
本国オーストラリアでの1stアルバムと2ndアルバムから編集された。
そんなこのアルバムで、満を持して世界に打って出ることになったのでした。
実は英国では一足先に同名、同内容で、ジャケットだけ異なる。
そんなアルバムがリリースされていたりしますが。今ではこのジャケットのこのアルバム。
それこそがAC/DCの初めてのアルバムとして世界共通で認識されているかなと。
さてと。アルバム・タイトルはオーストラリアでの1stアルバムと同盟ですが。
内容的にはオーストラリアでの2ndアルバムが基礎になっているこのアルバム。
何と言っても。その勢い、上り調子で、頂点を目指すその溢れんばかりのエネルギー。
それに尽きるかなと。とどのつまり。AC/DCとはそのエネルギーのことだったのかなと。
そう。明らかに原点であり。そして。今も変わることなく、そのままに突っ走っていると。
その旺盛で、猥雑なロックンロールのエネルギー、そして愛情こそがAC/DCの総てだと。
そう言い切ってしまえる程に。AC/DCの本質、それが見事に捉えられ、表されています。
そして。その本質が変わるどころか、揺らぐことさえなく今に至っているのが凄いなと。
「The Jack」「T.N.T.」「High Voltage」など今でもライヴの定番になっているナンバー。
そして「It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock 'N' Roll)」ですからね。
この時点で、AC/DC、アンガス・ヤングにはやるべきこと、目指すべきところ。
そいつが些かの迷いもなく見えていたのだなと。何だか嬉しくなってきてしまいます。
勿論、録音のレベルと言か、音圧とか音質は完璧に満足のいくものとは言えないし。
個々のナンバーや、アルバム全体の構成と言うか。力業での乗せ方も発展途上ではあるかな。
でも。だからこその。放電寸前に溜め込まれた高電圧電流のワクワク、ドキドキ。
そんな魅力に溢れているのですよね。ジャケットでは放電してしまっていますけど・・・(笑)。

放電。
その寸前。
まだまだ。
溜めに溜めて。
その時まで。

かなり。
極限に近く。
でも。
縛めを解くには。
薄いのだと。

いや。
今のまま。
そのままでも。
十分に。
昂ってはいるものの。

どうせなら。
もっと。
もっと。
溜め溜めて。
昂らせて。

その極限で。
一気に。
縛めを解いて。
震わせてやるのだと。
そいつを欲しているのだと。

だから。
目一杯、拳を引き絞って。
放電。
その寸前。
どこまで堪えられるかと。

溜め込んで。
その時を。
解き放つ。
その時を。
迎えようと。

溜めに溜めて。
その時に。
縛めを解く。
その時に。
備えようと。

限界に近く。
でも。
解き放つには。
足りないと。
感じているのだから。

極限に近く。
でも。
縛めを解くには。
薄いのだと。
知っているのだから。

目一杯、弓を引き絞って。
その時が。
訪れたら。
一気に解き放ち。
痺れさせてやるのだ。

目一杯、拳を引き絞って。
その時が。
来たのなら。
一気に縛めを解き。
震わせてやるのだ。

放電。
その寸前。
やるべきこと。
目指すべきところ。
それが見えているのだから。

放電。
その寸前。
溜め込んだ。
溜めに溜めた。
高電圧電流に、血を滾らせているのだ・・・



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2018/12/19 Wed *魔界、魔窟 / Hanoi Rocks

20181219backtomysterycity


魔界、魔窟。
場所は変わっても。
この。
何とも。
澱んだ空気。

知らない者。
見知らぬ者。
そいつを。
愛想笑いで。
迎えながら。

その実は。
身内だけで。
寄り集まっている。
この。
息が詰まる閉鎖性。

形を変えても。
中身までは。
変えられないのだなと。
妙に。
腑に落ちたりもして。

それは。
それで。
好きにしてもらえばいいが。
こっちまで。
囚われない様に。

魔界、魔窟。
その中を。
一人、鼻歌でも。
口ずさみながら。
横断してみせる。

『Back To Mystery City』'83年リリース。
ハノイ・ロックスの3枚目となるオリジナル・アルバム。
ロンドンに本拠地を移して、新たなドラマーとしてラズルが参加して。
いよいよ、世界を視野に入れての活動を本格的に意識しだした頃で。
アルバム・タイトルなんかは、フィンランド出身と言うミステリアスな部分。
それを強調したかったのかなとかも思ったりします。フィンランドですからね。
それこそ。あぁ、ムーミンの国だったかな、くらいの印象しかなかったかな。
このマイケル・モンローのクローズ・アップ、これは確か日本独自のジャケットで。
ここらは例によって、MLとか専科とか。洋楽雑誌の煽りに乗っかった。
そんなロック女子を狙ったものだったのだろうと。そう、洋楽のバンドなのですよね。
さてと。このアルバム。プロデュースがデイル・グリフィンとオヴァレンド・ワッツで。
そう、あのモット・ザ・フープルのリズム隊なのですよね。どんな経緯だったのか。
更には、モーガン・フィッシャーが参加してキーボードを弾いていると言うね。
まぁ、マイケルなんかは。相当にモット・ザ・フープルとか好きだったのだろうなぁ。
で、ガイ・スティーブンスではなくて。グリフィンとワッツに頼む辺りがね。
そこが、クラッシュとの違いと言うか。なんか可愛いと言うか、少しズレがあると言うか。
そう。このズレ。このアルバム、アンディ・マッコイが共作を含めて全曲を書いていて。
なんともハノイ・ロックスらしい、カッコいいロックンロールが満載で。
また、メロディもキャッチーなのだけれど。どこか、微妙で、独特なズレがあって。
それこそが英国が出自ではないバンドならではのもので。そこが魅力的でもあったかなと。
例えば、ショッキング・ブルーとか、フォーカスとかもですが。その距離感かな。
それは日本人にも共通する部分があって。故にハノイ・ロックスも人気を博したのかな。
ミステリアス、未知なるものへの興味を武器にして、颯爽と闊歩している様がいいなと。

魔界、魔窟。
環境は変わっても。
この。
何とも。
排他的な空気は。

馴染まない者。
毛色の異なる者。
そいつを。
素知らぬ顔で。
遠巻きにしながら。

その実は。
強烈に。
拒絶してみせる。
この。
おぞましい程の非寛容。

場を変えても。
正体までは。
隠し通せないのだなと。
妙に。
腹落ちしたりもして。

それは。
それで。
勝手にしてもらえばいいが。
こっちまで。
取り込まれない様に。

魔界、魔窟。
その中で。
一人、ステップでも。
踏みながら。
闊歩してみせる。

その。
独自な。
特異性は。
世の中に。
打って出る為。

その。
独特な。
差別化は。
世の中と。
広く渡り合う為。

それが。
いつの間にか。
独り善がり。
閉じ籠って。
凝り固まって。

それを。
いつの間にか。
唯一のものだと。
勘違いして。
思い上がって。

澱んだ空気の。
その中で。
息が詰まる。
閉鎖性。
それに気づきもせず。

排他的な空気の。
その底で。
おぞましい。
非寛容。
それに馴れきって。

魔界、魔窟。
そこから。
外へと出てかないのなら。
外へとでていけないのなら。
直に崩れ落ちるだけ。

その前に、脱け出そう!



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2017/05/04 Thu *何歩でも / Hanoi Rocks

20170504twostepsfromthemove


そこから。
ここから。
脱け出せ。
飛びだせ。
一歩でも、二歩でも。

そこは。
ここは。
目指す場所ではない。
立ち止まるわけにはいかない。
終着点は未だ先にある。

交わって。
赤くなってはいけない。
染まる。
染められる。
その前に。

沼地を。
抜けて。
荒野を。
渡って。
先んじてしまうのだ。

目指す場所が。
あるのなら。
目指す場所が。
見えているのなら。
群れている暇はない。

そこから。
ここから。
脱け出せ。
飛びだせ。
一歩でも、二歩でも、何歩でも。

『Two Steps From The Move』'84年リリース。
ハノイ・ロックスの4枚目のスタジオ・アルバムにしてラスト・アルバム。
(後に再結成されて。何枚かアルバムを残していますが)
フィンランド出身のハノイ・ロックス。自国で人気を博した後に。
英国に活動拠点を移して。レディング・フェスティヴァル等にも出演して。
日本でもマイケル・モンローがアイドル的な人気を博していたと記憶していますが。
そんな状況下で。いよいよ本格的な米国進出を狙って制作されたのがこのアルバムで。
その為にプロデューサーにあのボブ・エズリンを起用して。
A面の1曲目にはCCRの「Up Around The Bend」のカバーを持ってきています。
この戦略にどこまでマイケル達の意思が反映されていたかは実は微妙だった模様で。
大半の曲作りにまで参加しているボブとの間にはかなりの軋轢があったとも。
まぁ、このアルバム以前のハノイ・ロックスはハッキリ言って上手いバンドではなくて。
殆ど勢いと、ハッタリだけで押し切っている様なバンドだったわけで。
プロフェッショナルなボブとしては、そのままでは駄目だろうと厳しく指導したと。
なにせ、あのキッスでさえも。『Destroyer』でみっちりとしごいたボブですからね。
その甲斐あって。確実に階段を上って。スケール・アップしています。結果は吉だったと。
それでも凡百の産業ロックや、ヘヴィ・メタルに成り下がっていないところ。
それこそがハノイ・ロックスの魅力で。それはもう、持って生まれたチンピラ体質によると。
どこかで。カッコ良ければそれで良しみたいな。開き直りがあるところが最高だなと。
そんなチンピラ感を残しつつも。明らかに一歩も、二歩も先に進んだハノイ・ロックス。
しかし、ドラマーのラズルが件の自動車事故で他界して。解散してしまうのですよね。
これからという時の悲劇。そして決断。何とも悔やまれるところではあるのですが。
実は米国においてもかなりの影響力を持っていたことはガンズ・アンド・ローゼズ等が証明したのでした。

今から。
今日から。
脱け出せ。
飛びだせ。
一歩でも、二歩でも。

今は。
今日は。
通過点に過ぎない。
いつまでも立ち止まってはいられない。
終着点は未だ見えていない。

麻の中の。
蓬であったとしても。
寄って。
寄られる。
その前に。

湖水を
泳いで。
大地を。
駆けて。
先んじてしまうのだ。

目指す姿が。
あるのなら。
目指す姿が。
感じられるのなら。
甘んじている暇はない。

今から。
今日から。
脱け出せ。
飛びだせ。
一歩でも、二歩でも、何歩でも。

来たところ。
拠るもの。
そいつを。
忘れていないのなら。
見失っていないのなら。

そいつが。
そいつだけは。
確かだと。
思えるなら。
信じられるなら。

そこから。
ここから。
今から。
今日から。
脱け出せ。飛びだせ。

通過点は。
どこまでも。
通過点。
躊躇わずに。
恐れずに。

目指す場所へ。
目指す姿へ。
群れずに。
甘んじずに。
先んじる為に。

朱に。
染まらず。
蓬に。
安んじず。
さぁ。

脱け出せ。
飛びだせ。
そこから。ここから。
今から。今日から。
一歩でも、二歩でも、何歩でも。



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2017/05/03 Wed *己の聖杯 / AC/DC

20170503flicoftheswitch


人が。
誰が。
何を言おうと。
何と言おうと。
構いわしない。

己が。
そう。
感じるのであれば。
信じるのであれば。
それでいい。

この世界に。
公正とか。
公平とか。
客観とか。
そんなものは存在しない。

総ては。
誰かの主観。
もしくは。
その鵜呑み。
そんなものだろう。

ならば。
己の主観。
そいつに。
従うまで。
突き動かされるまで。

そうさ。
己は己の。
聖杯。
そいつを。
手にできれば、それでいい。

『Flick Of The Switch』'83年リリース。
AC/DC、インターナショナルでの8枚目となるスタジオ・アルバム。
ブライアン・ジョンストンを迎えて3枚目、そして初のセルフ・プロデュースのアルバム。
『Back In Black』『For Those About To Rock』と超ド級のアルバムを連発した後なので。
新たな取り組みが必要だと感じたのか、それともそれだけの自信を得たのか。
遂にヤング兄弟を中心にプロデュースまでも試みたある意味での冒険作ってところかな。
で、想像するに。最初はあれやこれやと新機軸を練っていたのだとは思うのですが。
曲を作って、スタジオに入って、音を出してみたら。いつものAC/DCでしかなかったと。
結局、出てきたものは金太郎飴のAC/DCのロックンロールでしかなかったと。
それでいい、それがいい。それでこそAC/DCのAC/DCたるところなのですからね。
針を落とした瞬間から、引っ繰り返して、針が上がるまで。徹頭徹尾のロックンロールです。
これ以上の、これ以外の何をAC/DCに求めるのか、求めようと言うのかです。
アンガスのギターとブライアンのヴォーカルが暴れまわり。マルコムとリズム隊が支える。
そして一体となって迷いの無いロックンロールをブチかます、それだけのことなのです。
ところが。このアルバム。セールスも評価も芳しくなくて。その後、暫く迷走すると言う。
芳しくないと言っても。全米で100万枚以上は売れているのですけどね。
ただ『Back In Black』『For Those About To Rock』は何百万枚も売れていますからねぇ。
当時はAC/DCが時代の音に寄りすぎたなんて話でしたが。それは違うのだろうなと。
逆に時代に些かも媚びを売らずに、自らの道を行ったが故に時代遅れだと見做されて。
それで。ファンだけでなく。アンガス始めメンバーまでもが疑心暗鬼に駆られてしまったと。
未だにライヴではこのアルバムからのナンバーはやらないみたいで。言わば黒歴史だと。
あの何があっても揺るぎそうもないAC/DCにも、アンガスにもそんなところがね。
ジャケットにあるみたいに。ロックンロールの聖杯?それだけを信じてればいるものだと。
そう思っていたのですが。まぁ、その数年間の低迷を経て。見事に復活を遂げて。
自らのロックンロールへの自信、忠誠はより強固になったので。失敗作と見做されたこのアルバム。
そこにも意義はあったのだと思います。でもいいアルバムなのですよ。100万枚以上売れているのだしねぇ。

人が。
誰が。
何を思おうと。
何と思おうと。
構いわしない。

己が。
そう。
思えるのであれば。
思い込めるのであれば。
それでいい。

この世界に。
絶対とか。
真理とか。
客観とか。
そんなものは存在しない。

総ては。
誰かの主観。
もしくは。
その盲信。
そんなものだろう。

ならば。
己の主観。
そいつの。
命ずるままに。
突っ走るまで。

そうさ。
己は己の。
聖杯。
そいつを。
掲げられれば、それでいい。

誰でもない。
誰かでもない。
己は。
己自身は。
どうなのかという事。

誰でもない。
誰かでもない。
己は。
己自身は。
どうしたいのかという事。

己が。
感じるのであれば。
信じるのであれば。
思えるのであれば。
思い込めるのであれば。

それでいい。
それがいい。
それこそが。
己にとっての。
聖杯。

公正も。
公平も。
絶対も。
真理も。
ありはしない。

客観と言う名の。
誰かの主観。
鵜呑みにして。
盲信して。
安穏となどしていたくない。

そうさ。
己は己の。
聖杯。
そいつに。
口づけできれば、それでいい。



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2017/01/04 Wed *電圧上げて、電流流して / AC/DC

20170104highvoltageausorg


何事も。
初めが。
肝心かなめ。
そいつで。
決まってしまう。

やるのか。
やらないのか。
貫くのか。
貫かないのか。
どっちなのだと。

躊躇っている。
僅かの間に。
機を逃す。
後の祭り。
そんなもの。

ならば。
無理矢理にでも。
電圧を上げて。
強力な。
電流を流して。

走りだしてしまおう。
飛びだしてしまおう。
結果とやらには。
意味とやらにも。
後から追ってきてもらおう。

ラフでいい。
タフでさえあれば。
そいつだけを。
掌の中に。
握りしめて。さぁ、いこう。

『High Voltage』'75年リリース。
地元オーストラリアのみでリリースされたAC/DCの1stアルバム。
前年にシングル盤をリリースしてデビューするも鳴かず飛ばずで。
ツアーの移動に利用するバンの運転手だったボン・スコットが新たなヴォーカリストに。
アンガス、マルコムのヤング兄弟にボンを中心として僅か三日間で録音されました。
(リズム隊は未だ流動的で。プロデューサーのジョージ・ヤングがベースを弾いています)
このアルバムに収められたナンバーは2曲が全世界での1stアルバムに収録されて。
4曲は『'74 Jailbreak』に収録されて。2曲のみが未だにこのアルバムのみで聴けるのかな。
未だ海のものとも、山のものとも判別のつかない時代のAC/DCです。
ブルース・ロックやグラム・ロックからの影響も色濃く残っているかなと思われて。
それがアンガスとアルコムのギター・ソロが絡むところや、ボンの妙にねちっこい歌声とか。
特に、アンガスとマルコムの役割が明確になっていないところは新鮮に感じられるかな。
ボンの歌声はキュートでもあって。セーラー服でステージに立っていたのもわかるかなと。
ただ。既にリズムが強調されたグイグイと乗せていくスタイルの萌芽は窺えて。
強烈で強靭なビートを武器に押しまくり、只管に突き進むバンドであることの宣言。
そいつは十分に成されているかなと。あのご機嫌なハード・ブギーが鳴り始めているのです。
「Baby Please Don't Go」のカヴァーの尋常ならざる疾走感なんてなんとも堪らないかな。
他にもAC/DCならではのハード・ロックの原型を思わせるナンバーが心地よいなと。
恐らくは。漠然としたビジョンはあっても。明確な勝算は無かったのではないかと。
そう思われるのですが。それでも勝負に打って出て。アンガス、マルコム、ボンに賭けたと。
その機に賭けた力、思いの強さ。その潔さが聴く者にも電流の様に伝わってくるのですね。
このチープで、ダーディなジャケットも。後のAC/DCのイメージを決定づけたかな。

何事も。
最初が。
肝心かなめ。
そいつが。
総てと言ってよい。

いくのか。
いかないのか。
突っ張るのか。
突っ張らないのか。
どっちなのだと。

逡巡している。
僅かの隙に。
機は逃げる。
先に立たず。
そんなもの。

ならば。
無茶を覚悟で。
電圧を上げて。
強力な。
電流に痺れて。

駆けだしてしまおう。
跳びはねてしまおう。
結論とやらには。
意義とやらにも。
後から追ってきてもらおう。

ラフでいい。
タフでさえあれば。
そいつだけを。
胸の奥に。
抱いて。さぁ、いこう。

そう。
結果が同じだと。
結論が同じだと。
言うのであれば。
尚更に。

駄目で元々。
上手くいけば儲けもの。
ならば。
やってしまえばいい。
やらない理由などない。

そう。
意味が無いと。
意義も無いと。
言われるのであれば。
尚更に。

考えなどいらない。
当たればもうけもの。
ならば。
挑んでしまえばいい。
挑まない理由などない。

そう。
女神には。
後ろ髪は無いのだ。
だから。
尚更に。

先手を打つのだ。
機先を制するのだ。
初めの一歩を。
踏み出してしまえばいい。
踏み出さない理由などない。

海のものとも。
山のものとも。
わからない。
ビジョンはあっても。
勝算などありはしない。

それでも。
僅かな希望があるのなら。
電上げて。
電流を流して。
さぁ、ラフに、そしてタフに、いってみよう!



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2015/12/13 Sun *やりたい、それだけのこと / AC/DC

20151213rockorbust


やるか。
やらずに。
破滅を待つか。
二者択一。
だったら。

やる。
やるしかない。
やりたい。
それで躓いても。
いつものこと。

また。
立ち上がって。
やり直す頃には。
傷口も乾き。
躓いたことも忘れている。

それじゃ。
駄目なのだと。
それだから。
駄目なのじゃないかと。
そうだとしても。

やるか。
やらないか。
どちらを選ぶかとなれば。
やる。
それしかない。

同じことの繰り返し。
無限ループ。
そうだとしても。
やる。
やり続ける。それしかないのだ。

『Rock Or Bust』'14年リリース。
6年振りとなったAC/DCの最新オリジナル・アルバム。
ガキの落書きを3D化したかのジャケットのシンプルさ。
ある意味、これが総てを表現しているとも言えるかなと。
ご存知の様に、まるかむマルコム・ヤングが認知症の為に録音に参加できず。
ヤング兄弟の甥(長兄の息子)ショーン・ヤングが代わりに参加していて。
長い歴史の中で。そのリフで屋台骨を支え続けてきたマルコム抜きでの初のアルバム。
それ故に。一層、強固にロックする、今までのスタイルを貫く覚悟を決めて。
録音、制作に挑んだと。それこそ、マルコムを失うのであれば解散との選択肢もあった筈で。
それでも。その道は選ばず。歩みを止めず。ロックし続けることを選んだと。
その決意表明とも言える、やらなきゃ、破滅するしかないのだと。だったらやるぜと。
その覚悟と、決意が漲り、凝縮された全11曲、35分強のロック魂の弾丸。
特に新しいことも、変わったことも、珍しいこともなく。脇目も振らずに。
最強の金太郎飴としてのロックを、ロックンロールを叩き出す様に痺れてしまうのです。
ましてや今回は、メンバーの、特にアンガスには色々と思いもあったと思うのですが。
それを感傷的にも、感情的にもならず。相変わらずの馬鹿な男のロックンロール一直線。
そうであれば。こちらも。それを真正面から受け止めて。共に快哉を叫ぶのみなのです。
リリースと前後してフィル・ラッドまでもが薬物と殺人絡みの容疑で拘束されて。
ワールド・ツアーの開催も危ぶまれましたが、クリス・スレイドを再加入させて旅立って。
今も世界中を駆け巡って、そのロック魂を爆発させているAC/DC。
やらずに破滅するくらいなら、座して死を待つくらいなら、とことん、やってやるぞと。
こんな根性の座ったご機嫌なロック馬鹿な連中のいる時代に生まれてくることができて。
それだけは。本当に良かったなと感謝したくなるのです。ロックするか、破滅するか。
喧嘩上等、勝負上等と。間違いなく奮い立たせられるアルバムなのです。

やるか。
やらずに。
破滅を待つか。
二者択一。
だったら。

やる。
やるしかない。
やりたい。
それで躓いても。
いつものこと。

また。
立ち上がって。
やり直す頃には。
傷口も乾き。
躓いたことも忘れている。

それじゃ。
駄目なのだと。
それだから。
駄目なのじゃないかと。
そうだとしても。

やるか。
やらないか。
どちらを選ぶかとなれば。
やる。
それしかない。

同じことの繰り返し。
無限ループ。
そうだとしても。
やる。
やり続ける。それしかないのだ。

やったところで。
やり続けたところで。
何かが得られるとも。
成功を収められるとも。
限りはしない。

やったところで。
やり続けたところで。
何も得られないことも。
失敗に終わることも。
よくあること。
それどころか。
やり続けた挙句に。
何かを失う破目に落ちるとか。
大失敗で頭を抱えるとか。
それすらもあること。

それでも。
そこに。
望むものが。
手にしたいものが。
ある限り。

やらずに。
指を咥えて。
見過ごすよりは。
やって。
勝負に、賭けにでる。

その結果。
大火傷をしようが。
大怪我をしようが。
何かを失おうが。
また。立ち上がる。

やって。
破滅を招くか。
やらずに。
破滅を待つか。
答えは決まっている。

やりたい。それだけのこと。



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2015/12/12 Sat *偽りのあの頃 / Jane Barkin

20151212exfandessixties


懐かしき。
あの頃。
あの日々。
あの時。
あの瞬間。

いつまでも。
色褪せることなく。
胸の内にあり。
いつでも。
鮮明に蘇らせる。

時には。
今を離れ。
現実を逃れ。
懐かしき。
輝きの日々に遊ぶ。

しかし。
そう。
本当は。
知っている。
そんな輝きの日々など嘘であると。

懐かしき。
あの頃。
あの日々。
あの時。
あの瞬間。

時の経過の中で。
その輝きを。自らの手で。
脚色していると。
否。
最早、創造すらしているのだと。

『Ex Fan Des Sixties』'78年リリース。
ジェーン・バーキンの3枚目のソロ・アルバム。
当時の邦題は『想い出のロックン・ローラー』だったとか。
これはタイトル・ナンバー、「Ex Fan Des Sixties」の歌詞の中に。
ジェーンが好きだったと思われる'60年代のロック・スター達の名前。
ブライアン・ジョーンズ、ジョン・レノン、ドアーズ、ジム・モリソン、T.レックス等々。
その綺羅星の如き名前が織り込まれていたことからの発想だと思われます。
ジェーンにとっては懐かしい、あの頃、スウィンギン・ロンドンを歌っているのかな。
フランス盤しか所持していないので。歌詞の詳細はわからないのですけどね。
ジェーンは歌いこなすのに苦労したみたいで。数十回もテイクを重ねたのだとか。
そんな鬼の如き仕打ちを強いたのは勿論、セルジュ・ゲーンズブルで。
当然と言えば当然ながら。制作から作詞、作曲まで総てセルジュによるものです。
ジェーンにとってセルジュが特別な存在であることはわかっていても。
どうにも。その。密着ぶりと言うか、熱心ではなくて熱烈な歌唱指導とかを想像すると。
その才能は認めつつも。どうしてもセルジュが憎くて、炎がメラメラと燃え盛るのですが。
ジェーンの少し舌足らずな歌声を聴いていると。それは愛しくて、懐かしくもあって。
勝手にタイム・スリップして。あの頃の空気をジェーンと共に味わっている気分で。
そして。ジャケットのジェーンに見惚れてしまうのですが。ふと、ですね。
セルジュの顔が浮かんできて。気分を害されるのですね。邪魔をするなよと。
そうやって妄想の中で、懐かしき輝き日々を愛しく思ってジェーンの歌声に酔いしれて。
でも。その歌声も。その囁きも。自分に向けられたものでは無いのだと。
現実に引き戻される度に。セルジュへの憎悪が、募っていくアルバムでもあります(笑)。

懐かしき。
あの頃の。
あの街角。
あの時の。
あの路地裏。

いつまでも。
消え去ることなく。
胸の内にあり。
ふとした時に。
鮮明に蘇ってみせる。

しばしば。
今を消し去り。
現実から遠く離れ。
懐かしき。
輝きの街角に遊ぶ。

しかし。
そう。
本当は。
知っている。
そんな輝きの街角など嘘であると。

懐かしき。
あの頃の。
あの街角。
あの時の。
あの路地裏。

時の経過の中で。
その輝きを。自らの手で。
脚色していると。
否。
最早、創造すらしているのだと。

懐かしき。
あの頃。
あの日々。
あの時。
あの瞬間。

楽しかった。
毎日が祭りみたいで。
陽気に。
騒いで。
何の心配も無いが如く駆け抜けた。

愛しかった。
毎日が小説みたいで。
熱気に。
浮かれて。
何の恐れも無いが如く誰かと恋に落ちた。

でも。
知ってはいた。
祭りにも。小説にも。
終りはあると。終りが来ると。
共犯者の如く隠している、そんな思いが。

何かの。
弾みで。
弾けてしまえば。
喧嘩もした。殴り合いもした。
傷つけて。傷つけられて。

いい出逢いもあれば。
悲しい別れもあった。
誰かを愛せば。誰かを妬み。
道化師を演じてでも保とうとして。
根性が続かなくて退場もした。

懐かしき。
あの頃の。
あの街角。
あの時の。
あの路地裏。

楽しかった。
毎日が祝われているみたいで。
馬鹿みたいに。
騒ぎながら。
何かに追われるが如くに駆け抜けた。

愛しかった。
毎日が映画みたいで。
活気に。
導かれて。
何の恐れも無いが如く誰かれと議論した。

でも。
知ってはいた。
祝いにも。映画にも。
終りはあると。終りが来ると。
共犯者の如く抱いている、そんな思いが。

何かの。
弾みで。
溢れてしまえば。
喧嘩もした。罵倒もした。
傷つけて。傷つけられて。

出逢いがあれば。
別れも必ずやってくる。
誰かを愛するほど。誰かを妬みほど。
傍観者として客席から観ていようとして。
嫉妬に駆られて退場もした。

そんな。
あの頃が。
あの日々が。
あの場所が。
美しいわけがない。懐かしいわけがない。

それでも。
あの頃の。
あの日々の。
あの思いが。
真剣で、真実であったのなら。

その結果としての。
今を受け止めながら。
脚色した、創造した。
偽りのあの頃に。
思いを馳せるくらいは許してくれないだろうか。



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2014/06/01 Sun *自己崩壊の序曲 / Hanoi Rocks

20140601selfdestructionblues


生まれた時から。
とは流石に言わないが。
おそらくかなり早い段階で。
気づいてしまった・・・感じてしまった。
そうなんだろうな。

ハッキリとした。
記憶もないし。
その瞬間ってのも。
刻まれてはいないけれど。
そうなんだろうなと。

この世界は。
家も。
学校も。
何か違ってるのに。おかしいのに。
誰も何にも言わないんだなと。

気づいても。
感じても。
分かっちゃっても。
言葉にしたり。
行動に移しちゃいけないんだなと。

そうしないと。
大人しくしていないと。
爪はじきにされるんだと。
目をつけられて。
唾うされてしまうんだなと。

気づいた・・・感じた・・・知ってしまったんだよなぁ。

『Self Destruction Blues』'83年リリース。
フィンランド出身のハノイ・ロックスの英国での3rdアルバム。
なんかオリジナル・アルバムって紹介されることもあるけど。
これってそれまでのシングル・ナンバーを編集したベスト・アルバムだよな。
ヴァージョン違いってのも収録はされているみたいだけど。
この辺り、フィンランドでは大スターでも。英国ではどう売ってくんだって。
レコード会社にも迷いがあったのかも知れないな。勿論バンド自身にも。
実は結構、バッド・ボーイズ・ロックは好きなので。このジャケ、佇まいがいいじゃんと。
そこへもってきて。ストーンズやドールズやT.レックスを更に安っぽくしたってか。
もうチンピラ感丸出しで。精一杯突っ張っててと。好きなんだよねぇ。
こうして改めて針を落としてみると。アンディ・マッコイって才能あったんだなと。
まぁ、シングル集めてんだから当然かもしれんけど。メロディーがいいし。
で、2本のギターの絡みとかも聴かせてくれるし。パンク的な疾走感もあるし。
マイケル・モンローのヴォーカルはな。華はあるんだけど。無理に毒々してる感もあって。
そこは好き嫌い別れるのかもね。でも日本では人気あったんだよなぁ。
本格的な全米進出を前にして。ドラマーのラズルが交通事故で亡くなって。
なんか時代の狭間の徒花的な印象が強く残ってたりもして。不謹慎だけど、それはそれでらしいかなと。
このルックス、この面構え、このチープなロックンロール・・・長生きするタイプじゃないよな・・・

生まれた時から。
とは流石に言わないが。
おそらくかなり早い段階で。
気づいちまった・・・感じちまった。
そうなんだとな。

ハッキリとした。
記憶は消したのか。
その瞬間ってのも。
蘇らない様にあいてるんだろうけど。
そうなんだなと。

この世界は。
家も。
学校も。
少なくとも自分には。
何か違ってるんだと。おかしいんだと。

気づいたこと。
感じたこと。
分かったこと。
言葉にしたんだよな。
行動に移したんだよな。普通にさ。

そうしたら。
途端に。見る目が変わって。
待遇も変わって。180度ね。
抑えつけられて。
矯正されてしまうんだなと。

気づかされた・・・感じされた・・・思い知らされてしまったんだよなぁ。

ささやか・・・でもないか。
抵抗もしてみたし。
仕方ないから。合わせる振りしたり。
でも。どれも。もたないんだ。
潰されるし。潰れるし。

この世界に。
この社会に。
家族も含めて。
いかなる集団にも。
居場所はないんだって。

おそらく。
10歳前後には。
知ってしまって。
16歳、17歳で。
明確になって。
まぁ、そういうことだ。

自己崩壊の序曲が。
奏でられ始めて。
そいつは。いつでも。
通奏低音として鳴っている。
耳から離れたことなんかありゃしない。

気づいて。
感じて。
分かって。
思い知らされて。
それからずっとだ。

自己崩壊の序曲が。
自己崩壊のブルースになって。
纏わりついて離れない。
まぁ、振り払う気もなくて。
口ずさんでいたりもする。

何をしていても。
何を感じていても。
冗長なな暇潰し。
緩慢な自殺行為。
そんなもんでしかないんだ。

事項崩壊の序曲を耳にしたあの日からね。



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2014/05/31 Sat *心の中心で / AC/DC

20140531stiffupperrip


心で。
心の中で。
心の中心で。
拳を振り上げる。
揺るがないぞと。

振り上げた。
拳は。
ちょっとやそっとじゃ。
震えたって。
下ろしはしないぞと。

面倒もあっからな。
顔じゃ笑ってとか。
嘘も方便とか。
色々と策は弄すけどな。
心の中心では。

拳を振り上げて。
下ろさずに。
そのまま。
突き付けてやるんだ。
闘いは止めはしないぞと。

『Stiff Upper Lip』'00年リリース。
AC/DCの通算何枚目だかのアルバム(笑)。
まぁ、AC/DCの場合はほんの一部を除いて何枚めかだなんて。
そんなことは子細なことだからね。何の衒いもないロックンロール。
それだけが総てだぜと。拳を振り上げて。御機嫌なブギーをぶちかますと。
まったく。ここまで自分達のやりたいこと、ファンが望むもの。
それを間違いなく正しく理解し、何の疑いもなく信じてる。それがAC/DCなんだよな。
この頃には既に超大物になってたAC/DC。レコード会社移籍の計画があったり。
契約関係で新しく弁護士をやとったりと。周辺は身軽ではなくなってきていて。
前作から5年のインターバルがあるんだけど。そんなこともお構いなしで。
それどころか。ますます身軽になって。実に生き生きとロックンロールしてるもんな。
少しは考えたほうがなんて思ったりは・・・しないな。大きなお世話だし。望んでないし。
ミディアムで腰にくる御機嫌なロックンーロールで。歌ってることはまぁ、“あのこと”ばかりと。
ここまで種も仕掛けもないってのが。流石だよね。ストーンズだってちゃんと考えてるのにさ。
まぁ、細かいところでは色々とくすぐられるネタもあって。完成度は高いんだけどね。
そんな考えないAC/DCが唯一考えてるってか、譲らないところ、ぶれないところ。
それはロックンロールが最高なんだって確信してるところ。その拳だけは下ろさないんだな。
自由気ままに。我侭に。やりたいほうだい。でも確固たる信念があるんだな。カッコいいねぇ。男だねぇ。

心で。
心の中で。
心の中心で。
拳を振り上げる。
ぶれたりしないぞと。

振り上げた。
拳は。
膝小僧が震えるくらいに。
ビビったって。
下ろしはしないぞと。

面倒ばかりだからな。
顔色は変えずに。
煽てたり。へりくだったり。
色々と手は汚すけどな。
心の中心では。

拳を振り上げて。
下ろさずに。
そのまま。
叫び続けてやるんだ。
闘いは止めはしないぞと。

ただの。
酒のみ。
ただの。
女好き。
ただの・・・
ロック馬鹿。

神も。
仏も。
先生も。
カリスマも。
信じません。

でも。
ロックンロールは信じてる。
そこに溢れてる思いと。
そこに満ちてる愛情と。
諦めない、折れない心は。
信じてもいいかなと思ってる。

だから。
心の中心で。
振り上げた。
突き上げた。
拳だけは何があっても下ろさない・・・
たぶんな(笑)。



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2013/08/25 Sun *戻ってみる AC/DC

20130825ballbreaker


暑さ。
疲れ。
年齢。
その他。
諸々。

きてるんだよね。
結構ね。
堪えるんだよね。
それなりに。
隠せないんだな。

混沌として。
混乱して。
ハッキリしてるのも。
モヤモヤしてるのも。
色々あって。

そろそろ。
いい加減。
手の施しようが。
無くなりそうで。
どうにもこうにも。

そんな時は。

『Ballbreaker』'95年リリース。
『The Razors Edge』で'80年代中頃からの低迷期を脱したAC/DC。
そのツアーで収録されたライヴ・アルバムを間に挟んでの5年振りのスタジオ・アルバム。
この頃にはアナログ盤は過去の遺物でしたが。AC/DCは毎回アナログ盤も作っているのです。
流石はアンガス・ヤングです(マルコム・ヤングかな?)。AC/DCの音はねアナログ盤じゃないとね。
中低域がガンガン響いてくる様なぶっとい音で聴かないと。その真価は感じられないんじゃないかと。
さて。このアルバムから'70年代黄金期のメンバーだったフィル・ラッドがドラマーの座に復帰しています。
フィル自身のアルコールや薬の問題だったとも、マルコムと喧嘩したからだとも。諸説ありましたが。
兎にも角にも。およそ12年振りの復帰となったフィルです。その間には農場を経営してたんだとか。
例えばチャーリー・ワッツが脱退したら、それはもうローリング・ストーンズでは無くなるのは明白だったり。
キース・ムーン亡き後のザ・フーにはやはりどうしてもある種の違和感を拭えなかったりってことがあったり。
そのリズム隊が生み出すグルーヴにより特徴づけられてるバンドにとってはドラマーってのは生命線で。
AC/DCもそんなバンドなので。当然フィルの存在ってのは重要だった訳で。低迷したのもその不在が原因かと。
『The Razors Edge』等で叩いてたクリス・スレイドも歴戦のつわものでしたが。それだけじゃない何か。
クリフ・ウィリアムアズとフィルのリズム隊だからこそ生まれる何か。そして・・・
アンガス、マルコム、ブライアン・ジョンソン、クリフ、フィルの5人だからこそ生み出せるものがあるのです。
それこそが自然と首が上下に揺れ、腰にグッときて、足を踏み鳴らしたくなるAC/DCのグルーヴなのです。
不思議ですよね。アルバムの完成度、楽曲の良さでは正直『The Razors Edge』が勝ってると思うんですけど。
このアルバムのが断然AC/DCらしいんですよね。やっぱり5人ならではの魔力みたいなものが働くんだな。
その魔力を一番欲してたのは実はメンバー自身で。だからこのタイミングで原点に戻ってみたんでしょうね。

暑さ。
疲れ。
年齢。
その他。
諸々。

くるんだよね。
かなりね。
堪えるなんて。
もんじゃ無くなりつつあって。
隠しきれやしないんだな。

摩耗して。
疲弊して。
ハッキリ表れるのも。
ボンヤリ滲んでるのも。
色々あって。

そろそろ。
いい加減。
手の打ちようが。
無くなりそうで。
どうにもこうにも。

そんな時は。

そこへ。
その場所へ。
そこしかない。
そこでしかない。
場所へ。

戻ってみる。

戻って。
何も思わず。
感じるままに。
浸って。
震えて。

それが。
そいつが。
それしかない。
それでしかない。
何ものかが。

戻ってくる。

戻って。
何も考えず。
おもむくままに。
手にして。
撃たれて。

その時間が。
そんな時間が。
それだけが。
それのみが。
必要だから。

戻ってみる。

そう。

戻ってみるんだ!



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