2007/11/19 Mon *涙あふれてしまったら / Bob Marley & The Wailers

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あまりにも。
空が青くて、高くて。
空気が冷たくて、澄んでいて。
わけも無く。
不意に。
生きてることの喜びと。
生きていくことの切なさに。
涙あふれてしまったら。
自分に言いきかせるんだ。
いいよ。泣いても。今はね。
いいよ。泣いても。今だけはね。
でも。きっと。大丈夫。
だから。さぁ。涙を拭おう。

『Live!』'75年リリース。
ロンドンのライシアム・ホールで収録されたボブ・マーリー&ウェイラーズのライブ盤。
バニー・ウェイラーもピーター・トッシュも脱退して。マーリーのカリスマ性がバンドを牽引し始めた時期のライブで。
恐らくはここら辺りが世界へ向けてのマーリーの出発点であり。そしてある意味では到達点だったかも。
とにもかくにも。バレット兄弟による強靭で柔軟なリズム隊が生み出すうねりをバックに。
バンドを、コーラス隊を。そして聴衆を。自在に操り。一体となって高みへと導いていくマーリーに痺れます。
しなやかに。そしてしたたかに。まさに司祭の如く。何かが乗り移ったかの如く。揺れながら登りつめるのです。
特に会場が一体となったさまが手に取る様に伝わってくる「No Woman,No Cry」にはえも言われぬものがあって。
オリジナルよりテンポを落としたその波動に身も心も任せていると。不意に涙があふれてしまったり。
そして涙を拭うと。自然と笑顔でいられたり。そんな不思議な力を感じてしまうのです。
だからかな。実はこの曲から始るB面が圧倒的に好きで。ついつい何度も繰り返し針を落としてしまうのです。

あまりにも。
光が穏かで、柔らかくて。
風のざわめきが密やかで、温かくて。
わけも無く。
不意に。
誰かがどこかで流している。
悲しみと喜びの糾える。
あふれる涙を思ってしまったら。
誰かに囁きかけるんだ。
いいよ。泣いても。今はね。
いいよ。泣いても。今だけはね。
でも。きっと。大丈夫。
だから。さぁ。涙を拭おう。

今日も空を見れた。
今日も風を感じた。
今日も泣けてきた。
でも。
今日も笑えた。

涙あふれてしまったら。
明日を思おう。
誰かを思おう。
自分を思おう。
きっと。大丈夫。
さぁ、涙を拭おう。

No Woman,No Cry
Everything's Gonna Be All Right...

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2007/10/27 Sat *ちんぴら / Orgjinal Soundtrack

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人にも。
組織にも。
いろいろあるけれど。
まぁ、大別すれば。
型にはまるか、はまらないか。
多勢を好むか、一人を好むか。
そのどちらかだったりする。
で、自分がどちらかと言えば。
そりゃぁ、もう、ねぇ。
はまるどころか。
型なんてはなから意に介してないし。
嫌いではないけど。
そもそも一人だと思ってるし。

『The Harder They Come』'72年リリース。
ジミー・クリフが主演した映画のオリジナル・サウンド・トラック・アルバム。
タイトル曲を始めとするジミーのナンバーをを中心にメイタルズ等のナンバーも収められています。
確かジャマイカ版イージー・ライダーとか言われていたこの映画をレイト・ショーで観たのは20年程前ですが。
とにもかくにもジミー演じるシンガー志望の言ってみればチンピラ青年のギラギラした目つきが印象的で。
裏切られ、抑圧されて。ようやく希望を掴みかけたと思ったら・・・無常で無残な死が待っていて。
それでもその死の瞬間まで。ひたすらに走り続けていたりして。確かにニュー・シネマ的だったかなとも。
「You Can't Get It If You Really Want」にしても「Many Rivers To Cross」にしても。
厳しく、辛い現実を目の前にしても乗り越えていこうという、ある意味で悲壮な決意が感じられたりしますが。
それをあくまでも。独特のリズムの成せるところかも知れませんが。明るく力強く聴かせるところがいいなと。
キースも大好きなタイトル曲でも、誰かの操り人形や奴隷になるくらいなら、自由な人間として死にたいぜと。
あっけらかんと。自由でいることの難しさと、それでもそれを希求する意志の強さを歌っています。
そうだよな。死んだ様に生きるなら。生きてる意味なんて無いよなと。そう思って。今も変わっていないのが。
幾つになっても成長してない証で。だから未だに。あっちへふらふら。こっちへふらふらなのかも(苦笑)。
それにしても。改めて。ジミー・クリフの声の艶やかなことと歌の上手さには惹かれてしまいました。

人にも。
組織にも。
いろいろあるけれど。
まぁ、大別すれば。
集団優先で軍隊式でいくか。
個性優先でプロフェッショナルでいくか。
そのどちらかだったりする。
で、自分がどちらを好むかと言えば。
そりゃぁ、もう、ねぇ。
集団どころか。
軍隊なんてまっぴら御免で。
ろくでなくても。
自分の鼻だけを信じてるし。

答えは明らかなんだよね。
だから。もし。
はめれれそうになったら。
入隊させられそうになったら。
息苦しくなったら。
自由でいられなくなったら。
もう。
己が腕を頼りに。
さっさと別の場所を目指そう。

で。
あっちへふらふら。
こっちへふらふら。
これじゃ。
プロフェッショナルじゃなくて。
ちんぴらどまりだけど。
それが、好きだったりもするんだな(苦笑)。

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2007/06/15 Fri *渡ろう / Jimmy Cliff

20070615clifflive


久し振りだね。
なんだよ。元気ないなぁ。
さぁ、ほら。
美味いもの食べに行こうぜ。
昼間から飲むわけにいかないのは残念だけど。
俺かい?
俺は元気だよ。
忙しいけど。そう。楽しんでるからね。
で、どうなの。やってるの。
そうか。なかなか。結果はでないか。
でも。やりたいことは。見えてるんだろ?はっきりしてるんだろ?
だったら。頑張ろうよ。進もうよ。
渡ろうよ。

『In Concert The Best Of』'76年リリース。
タイトル通りに。その代表曲を網羅して、熱唱する姿を見事に捉えているジミー・クリフのライブ・アルバム。
ボブ・マーリー達に先駆けて。レゲエのスーパー・スターとして第一線で活躍していたクリフです。
このライブの時点で既にそのキャリアは十数年に及んでいて。その歌の巧さ、素晴しさは特筆ものです。
そして。社会への怒り、世界との闘いを歌いながらも。その歌声が常に明るく澄んでいる。それがクリフです。
どんなに苦しくても。ここまで悲しくても。それでも。前を向ける。信じられる。渡っていけるよと。
「You Can't Get If You Really Want」「Under The Sun,Moon And Stars」「The Harder They Come」・・・
そして、そして「Many Rivers To Cross」・・・歌いだす瞬間のクリフの。その声の美しさに震えが走ります。
この透き通った明るさが、美しさが。聴く者の。僕の、あなたの。誰かの背中を優しく押してくれるのです。

致し方ないよね。
元気出せなんて。難しいよな。
ねぇ、ほら。
今日は凄くいい天気なんだよ。
この青空をさ。一瞬でもいいから見上げたかなぁ。
俺かい?
俺は平気だよ。
色々あるけど。そう。楽しんでるからね。
うん。食事もできないかな。笑えないかな。
そうか。そうだな。無理もないかな。
でも。願うことは。見えてるよね?はっきりしてるよね?
だったら。頑張ろうよ。進もうよ。
渡ろうよ。

やりたいことがあるのに。
やれない。できない。
願うことはただ一つなのに。
届きそうもない。叶いそうもない。
苦しくて。悲しくて。
目の前に横たわる無数の川の。
どれを渡ればいいのだろう。どこまで渡ればいいのだろう。
でも。だから。
渡ろう。渡ってみよう。
渡って。渡って。渡って。また渡って。

諦めたくなったら。
泣きたくなったら。
こっちを見てごらん。
楽しいぜって笑ってやるから。
笑いながらこっちへこいよと。
手招きしてやるから。
さぁ、渡ろう。

何にもできない。
何にもしてやれない。
だから。
向こう岸で笑ってやるんだ。
これしかできないから。
こっちへおいでと笑い続けてやるんだ・・・

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2007/06/14 Thu *心の灯火 / The Wailers

20070614catchafire


怒ればいい。
人間なんだから。
我慢できないこともあるだろう。
堪忍袋の緒が切れる時もあるだろう。
それでいいじゃないか。
正しくないことに。許せないことに。馬鹿馬鹿しいことに。
慣れてしまえない。鈍感になれない。
未だ心が生きてる証だろ。
その心の灯火を消しては駄目なんだ。

『Catch A Fire』'73年リリース。
ライターの蓋を開けると炎が現れて。ついでに(?)レコードも現れる。
そんな変形ジャケットも楽しい、ウェイラーズの全世界へ向けて届けられた1stアルバム。
ヴォーカルとベーシックなリズム・トラックをジャマイカで録音して。イギリスで仕上げを行ったとか。
たぶんに荒削りな逞しさに溢れた世界と、洗練された感覚に溢れた世界が見事に融合されて。
新たな音の世界がここに誕生しています。ここから今に繋がる形でのレゲエが始ったのではないかと。
ウェイラーズ名義であることからも解るように。ボブ・マーリー、バニー・ウェイラー、ピーター・トッシュ揃い踏みで。
その歌声の豊かさとコーラスの美しさに。先ず何よりも心を奪われ。そしてそのリズムに体を委ねたくなって。
戦いの歌であれ、現実の厳しさを見つめた歌であれ。それらにもラブ・ソングと同等の明るさがあるのは。
その歌声とコーラスと。そしてリズムによるものだと。そしてどんな時も滲み出てくる明るさを失わない。
そこに。小さな炎でも。灯火でも。消さない、絶やさない。そんなしたたかな生命力をも感じて。
力づけられ。勇気づけられ。何よりも。明るく、楽しくと。そんな一番大切なことを教えられたりもするのです。

愚痴ればいい。
人間なんだから。
やりきれないこともあるだろう。
溢れ出るものを抑えきれない時もあるだろう。
それでいいじゃないか。
虚しさに。切なさに。悲しさに。
震えることができる。敏感に感じとれる。
未だ心が生きてる証だろ。
その心の灯火を消しては駄目なんだ。

怒れる。
愚痴れる。
鈍感になれない。
敏感に感じ取ってしまう。
その心の灯火を。
消させない。絶やさせない。

さぁ。
したたかにいこう。
明るく、楽しくね。

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