カテゴリー「006 Raggae」の記事

2017/09/07 Thu *生き延びよう / Bob Marley & The Waillers

20170907survival


生き抜け。
生き延びろ。
何が何でも。
どうしても。
何がどうでも。

相も変わらず。
難儀なことだらけ。
それどころか。
状況は。
悪化の一途を辿っている。

表面は。
綺麗に。
無味無臭に。
装われたその裏で。
悪い奴等が蠢いていやがる。

断ち切られて。
切り離されて。
不安に襲われそうになる。
その隙をついて。
止めを刺そうと狙っている。

騙されるな。
誤魔化されるな。
取り込まれちゃ駄目だ。
忘れてしまっては駄目だ。
目を覚ますのだ。

生き抜こう。
生き延びよう。
何がどうなっても。
どうであろうと。
何をどうしても。

『Survival』'79年リリース。
ボブ・マーリー&ウェイラーズのアイランドでの8枚目のスタジオ・アルバム。
(厳密には初めの2枚はウェイラーズ名義なので6枚目と言うことですが)
コンスタントにアルバムを制作、リリースしていたボブですが。
このアルバムは久し振りにジャマイカで録音されたアルバムだったのだと思います。
政治的な争いに巻き込まれ。暴漢に襲われて負傷してジャマイカを離れていたボブ。
恐らくは、その離れている間に初めてアフリカを訪れたことで心境に変化が生じたのかと。
アフリカと言うのはラスタファリズムではザイオン、理想郷と呼ばれている土地です。
ジャマイカ、そして世界の体制や仕組みに異論を唱え、抵抗の声を上げ。
ザイオン、理想郷への回帰を説き、歌ってきたボブにとってはエポック・メイキングで。
勿論、大きな喜びもあったでしょうが。同時に現実を突き付けられたのだとも思われて。
まだまだ植民地時代の呪縛から解き放たれていないその土地、大地をも開放しなければと。
そう。アフリカの人々、同胞に向けて歌い、鼓舞することを決意したのではないかと。
故に敢えて。ジャマイカに戻り。危険に身を晒しながらも原点回帰して取り組んだと。
「Wake Up And Live」「Babylon System」「So Much Trouble In The World」等と並んで。
「Zimbabwe」「Africa Unite」と。明らかにアフリカに向けて歌われたナンバーがあって。
サウンド的にも、リズムの変化、そしてブラスの多用と。アフリカン・ミュージックに接近。
言わば、アフリカン・レゲエとでも言うべきサウンドに乗って歌い、鼓舞しているのです。
そのボブの思いが届いたのか。アフリカを訪れたと言う事実も影響してか。
一説ではこのアルバムはアフリカで最も愛されているボブのアルバムなのだとか。
そしてこのアルバムの影響が、後のアフリカン・ミュージックにも感じられるとのことで。
厳しい現実を目の当たりにしながらも。諦めることなく覚醒と開放を呼び掛けたボブの。
そんなアフリカ、同胞に向けた強い愛情を感じることのできるアルバムとなっています。

生き抜け。
生き延びろ。
何が何でも。
どうしても。
何がどうでも。

相も変わらず。
難儀なことだらけ。
それどころか。
状況は。
悪化の一途を辿っている。

表面は。
綺麗に。
無味無臭に。
装われたその裏で。
悪い奴等が蠢いていやがる。

断ち切られて。
切り離されて。
不安に襲われそうになる。
その隙をついて。
止めを刺そうと狙っている。

騙されるな。
誤魔化されるな。
取り込まれちゃ駄目だ。
忘れてしまっては駄目だ。
目を覚ますのだ。

生き抜こう。
生き延びよう。
何がどうなっても。
どうであろうと。
何をどうしても。

理不尽で。
頑迷で。
強固な。
仕組みが支配する。
そんな世の中で。

立ち回りの巧い。
そんな奴等が。
手も汚さずに。
甘い汁を吸っている。
そんな世の中で。

生きていくのは。
生き抜くのは。
生き延びるのは。
想像を絶するほど。
難しいけれど。

巧妙で。
陰湿な。
罠が張り巡らされて。
逃れられない。
そんな世の中で。

止まらない。
止められない。
血を吐き続けるマラソンを。
走らされている。
そんな世の中で。

生きていくのは。
生き抜こうとするのは。
生き延びようとするのは。
想像など及ばないほど。
難しいけれど。

生き抜こう。
生き延びよう。
何がどうなっても。
どうであろうと。
何をどうしても。

そうさ。共に。生き抜こう。



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2017/09/06 Wed *駄目なものは駄目 / Steel Pulse

20170906handsworthrevolution


駄目なものは駄目。
大概のことは。
よっぽどのことでなければ。
どうでもいいけれど。
許されないものと言うのはある。

別に。
文化であろうが。
なかろうが。
そんなことは。
どうでもいいし。

別に。
一線を越えていようが。
一戦を交えていようが。
そんなことも。
どうでもいいし。

下種だろうと。
何だろうと。
その覚悟があるのなら。
好きにすればいいし。
そんなものだし。

でも。
どうしたって。
越えてはいけない。
やってはいけない。
そんなものもある。

だから。
駄目なものは駄目と。
許せないものは許せないと。
恐れずに。
口にしなければならない時もある。

『Handsworth Revolution』'78年リリース。
ブリティッシュ・レゲエの先駆者、スティール・パルス。
アルバム・タイトルにあるハンズワースと言うのはバーミンガムにあるゲットーで。
ジャマイカからの移民も多い地区で、スティール・パルスの出身地でもあります。
そのゲットーから革命を宣言して勇躍シーンに現れたスティール・パルス。
クラプトンの件の発言に端を発したロック・アゲインスト・ザ・レイシズムにも呼応して。
クラッシュやストラングラーズを始めとするパンク・バンドとも連携して。
多くのパンクスの支持を集めて。精力的に活動し、メッセージを発信することとなります。
英国で生まれて。英国に暮らして。英国でレゲエをやる。そこにある、起こるもの。
ジャマイカ産のレゲエとはまた異なる、そして根は同質の厳しさ。
人種であったり、信仰であったり。もっと言えば単に肌の色や、髪型であるとか。
そんな些細で下らない。もっと言えば謂れのない理由による差別や抑圧。
それらへの、激しく、鋭く、揺らぐことの無い異議、抗議、抵抗が歌われているのです。
それもあってか。このアルバムに漂う張り詰めた緊張感はかなりのものがあります。
何しろ「Ku Klux Klan」なるナンバーを正面から歌ってしまうその度胸と言うか覚悟。
想像するに。かなりのリスクもあったかと思われるのですが。それでも毅然と立ち向かう。
そのスティール・パルスの姿勢が、クールとも思われる硬質なビートにも反映しているかと。
そこが硬すぎるとの評価、批評もある様ですが。その硬さ、ビート、サウンドの硬さは。
スティール・パルスの意思の固さ、決意の固さの表れなのだろうなと。そこに惹かれるかな。
別に。怒ればいいとも思いませんし、常に難しい顔で、強面でいるのがいいとも思わないし。
でも。だから。どうしても許せないもの、絶対に駄目なもの。そんなものに直面した時には。
毅然として。恐れずに。表現しなければいけないのだと。そんな筋の通し方を教えてくれるアルバムなのです。

駄目なものは駄目。
大抵のことは。
よっぽどのことでもなければ。
どうでもいいけれど。
許されないものと言うのもある。

別に。
純粋であろうが。
なかろうが。
そんなことは。
どうでもいいし。

別に。
法に触れようが触れまいが。
倫理的に問題があろうが無かろうが。
そんなことも。
どうでもいいし。

先生だろうと。
何様だろうと。
その覚悟があるのなら。
好きにすればいいし。
そんなものだし。

でも。
どうしたって。
越えてはいけない。
やってはいけない。
そんなものもある。

だから。
駄目なものは駄目と。
許せないものは許せないと。
曖昧にしないで。
口にしなければならない時もある。

理不尽に。
無理矢理に。
誰かを。
踏みにじる。
それは駄目だろう。

強制して。
抑圧して。
誰かを。
排除する。
それは許されないだろう。

謂れもなく。
差別して。
誰かを。
貶める。
それは駄目だろう。

尻馬に乗って。
付和雷同して。
誰かを。
追い詰める。
それは許されないだろう。

駄目だと。
許されないと。
気づいているのに。
気づかない振りをしている。
それは駄目だろう。

駄目だと。
許されないと。
わかっているのに。
己をごまかして口を閉ざしている。
それは許されないだろう。

駄目なものは駄目。
許されないものと言うのはある。
気づいている。
わかっている。
ならば・・・今のままでは駄目だろう・・・



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2017/09/05 Tue *生命の使い方 / Jimmy Cliff

20170905iamtheliving


生命の使い方。
なんて言うと。
些か。
大袈裟に過ぎると。
そんなところだが。

誰と。
何処で。
何を食べるか。
何を飲むか。
例えばそう言うこと。

何を見て。
何を聞いて。
何を読んで。
何を感じるか。
例えばそう言うこと。

そうして。
何を思い。
何を抱き。
どう表すのか。
例えればそう言うこと。

だから。
そう。
些細に思えても。
小事に思えても。
歩き方一つで。

生命に。
何を感じ。
何を思い。
ここまできたのかが。
見えてきたりもする。

『I Am The Living』'80年リリース。
ジミー・クリフの14枚目(?)のスタジオ・アルバム。
当時の邦題は『生命の躍動』なる些か大仰なものでした。
ジミーはジャマイカが独立した時からシンガーとして活動を始めたので。
言わば、レゲエの歴史よりもキャリアが長いくらいのベテランなのですが。
その印象としてはとにかく、若い、瑞々しい、躍動感に溢れていると言ったところ。
その明るさ、その陽気さ。それがあまりにも洗練され過ぎているとして。
泥臭さを求めるレゲエ・ファンからは敬遠されることもある様ですが。
(国内盤のライナーもその文脈で次作に期待したいとか書かれているし・・・)
確かに何を歌っても感動的なソウル・バラードに近づいてしまう様なところもあって。
それがジミーと言うシンガーの魅力でもあり、限界でもあるのかもですが。
元々、カリブ海を渡ってきたR&Bやソウルに影響されてレゲエが生まれたことを思えば。
先駆者たるジミーが、よりソウル・シンガーに近い立ち位置で表現するのは自然なことかと。
直接的なメッセージソングや発言が少ない(伝わらない)せいか。
どうにもノンポリにも見られがちな様ですが。それは明らかに感じ方が偏狭に過ぎるかと。
全身全霊で、生きること、生命の踊ること、その喜びを歌うジミー。
その姿勢こそが、ポジティブで、そしてラディカルなメッセージそのものなのですよね。
実はこのアルバムを伴ってジミーは南アフリカ共和国でツアーを行っているのです。
当然のことながら批判の嵐に晒されることになったそうなのですが。
既にスターであったジミーはそれも承知の上、ソウェトの虐げられた民衆の前で歌い。
ツアーの合間にはネルソン・マンデラが収監されている監獄に近い丘の上でも歌ったと。
リスクを背負っても。己が信じるままに、己を待っている人達の為に歌う。
その後、アパルトヘイトが廃止された南アフリカには一度も訪れていないと言うジミー。
歌うこと、その歌で何をどう伝えるのかと言うこと。生命の使い方を知っているのだと思うのです。

生命の使い方。
なんて言うと。
確かに。
肩に力が入り過ぎ。
それはそうなのだが。

誰と。
何処で。
何を食べたいのか。
何を飲みたいのか。
例えばそう言うこと。

何を見ようとするのか。
何を聞こうとするのか。
何を読もうとするのか。
何を感じとろうとするのか。
例えばそう言うこと。

そうして。
何かを思い。
何かを抱き。
何をどう表していこうとするのか。
例えればそう言うこと。

だから。
そう。
些末に思えても。
細事に思えても。
佇まい一つで。

生命に。
何を感じ。
何を思い。
どこへ向かおうとするのかが。
感じられたりもする。

日々。
追われて。
毎日。
流されて。
その繰り返し。

何年も。
何十年も。
繰り返し。
積み重ね。
そうだとしても。

その中で。
迷い。
悩み。
考え。
選択してきたのだ。

その中で。
目にして。
耳にして。
触れて。
選び取ってきたのだ。

何を。
感じたのか。
そして。
何を。
思い、抱いたのか。

どう。
表したいのか。
そして。
誰と。
共有、共感したいのか。

歩き方一つ。
佇まい一つ。
そこに。
己の生命の使い方。
そんなものがある。



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2017/09/04 Mon *夏の終わりに / Various Artists

20170904frombambamtocherryohbaby


夏の終わりに。
祭りがある。
明るく。
朗らかに。
何よりも楽しく。

海に繋がる。
運河の畔で。
潮風を感じながら。
楽しめる。
そんな祭りがある。

飲み物。
食べ物。
色んな屋台がある。
何を飲もうか。
何を食べようか。

古着や。
アンティークも。
売られている。
何か見つかるかも。
何を手に取ろうか。

ワークショップや。
足湯もある。
何にチャレンジしようか。
ゆったり、のんびり。
疲れを癒そうか。

おや。
あの角の奥から。
賑やかな音楽が。
弾む音楽が。
聴こえてくる・・・祭りがある。

『From Bam Bam To Cherry Oh ! Baby』'72年リリース。
ジャマイカで毎年行われていた(行われている?)ソング・フェスティヴァル。
その入賞曲を集めたオムニバス・アルバムで、全部で10曲が収録されています。
時期的には'66年~'72年の間に入賞したナンバーから選ばれたアルバムなのかな。
レゲエの前身とも言われるロックステディからアーリー・レゲエの時代ですかね。
レゲエの勃興期、緩やかに揺れながら、弾みながら熱く上り詰めていく。
そんな時代の空気が詰め込まれた様なアルバムで。ある種の、いなたさ・・・も魅力です。
ジャケットに写っているのは競技場?こんな会場でフェスティヴァルが行われていたのか。
ジャケットの右上には何とジャマイカ航空のマークが入っていたりもして。
このフェスティヴァル、このアルバムに対する力の入れ様が感じられたりもします。
まだまだ洗練とは無縁な。むしろ原始的とも思える大らかなエネルギーを感じて。
それ故に。そこに可能性を見出して。盛り上げていこうとの姿勢が好ましいのですよね。
トゥーツ&ザ・メイタルズやデスモンド・デッカーと言う大物も収録されていて。
特にメイタルズは3曲も選ばれているところが貫禄と言うか。流石だよなと。
ロックステディの時代からシーンをリードし続けているメイタルズならでは、かなと。
そして。日本で一番知られているのがエリック・ドナルドスンの「Cherry Oh! Baby」で。
そう。ストーンズが『Black And Blue』でカヴァーしたことで知られていて。
そのオリジナル・ヴァージョンが聴けるという事で。このアルバムは重宝されていた様な。
キースの選曲だったとも言われていますが。キースもミックも大好きだったのだろうなと。
それくらいに完コピに近いかな。エリックの癖のある歌い方まで真似していますからね。
このアルバム。原盤は英国盤ですから。キースもミックもこのアルバムを聴いていたかも。
その「Cherry Oh! Baby」も含めて。揺れて、弾む感じが横溢なのが、何とも堪らないアルバムなのです。

夏の終わりに。
祭りがあった。
明るく。
朗らかに。
何よりも楽しくと。

海に繋がる。
運河の畔で。
潮風を感じながら。
楽しめた。
そんな祭りがあった。

飲み物。
食べ物。
色んな屋台もあって。
あれも飲んだ、これも飲んだ。
あれも食べた、これも食べた。

古着や。
アンティークも。
あれもこれも買った。
手に取ってみたら。
あれもこれも欲しくなった。

ワークショップや。
足湯にもチャレンジした。
ゆったり、のんびり。
時を過ごした。
疲れも癒された。

そう。
あの角の奥から。
賑やかな音楽が。
弾む音楽が。
聴こえてきて・・・祭りがあった。

夏の終わりに。
青い空の下。
明るい陽気の中。
心地よい風に吹かれて。
祭りがあった。

ふわふわと。
ゆらゆらと。
皆の気持ちが。
皆の思いが。
揺れて。弾んで。

何か。
いいねと。
心地いいねと。
楽しいねと。
滲んで。溢れて。

食べて。
飲んで。
遊んで。
癒されて。
笑って。

歩いて。
寝転んで。
見上げて。
安らいで。
落ちて。

音楽が。
リズムが。
ビートが。
響いてきて。
踊りだしてしまう。

夏の終わりに。
青い空の下。
明るい陽気の中。
心地よい音楽に吹かれて。
祭りがあった。

揺れて。
弾んで。
楽しさが横溢な。
夏の終わりに。
祭りがあった。



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2017/09/02 Sat *ルールブック / Original Soundtruck

20170902rockers


俺が。
ルールブックだ。
そうだ。
そう言うことだ。
決めるのは俺だ。

他の。
誰でもない。
他の。
何ものでもない。
俺が決めるのだ。

意志があり。
矜持があり。
覚悟があり。
自信があれば。
それでいい。

見た目とか。
形とか。
やり方とか。
決まりとか。
そんなものには依らないのだ。

口にする以上。
言い切る以上。
伴う。
危険も、結果も。
自分自身が背負うのだ。

そうだ。
そう言うことだ。
決めるのは俺だ。
俺が。
ルールブックだ。

『Rockers』'79年リリース。
今や伝説とも言えるレゲエ・ムービーのサウンドトラック・アルバム。
多くのアーティストが本人役で出演していましたが。
このアルバムにもその殆どが何らかの形で参加、収録されています。
本国、ジャマイカで公開されたのが'78年で。米国や日本では'80年公開かな。
日本ではボブ・マーリーの来日とこの映画の公開でレゲエが市民権を得た・・・
そこまではいかなくても。その知名度を上げるのに貢献したのは間違いないかなと。
ジャマイカでも、ルーツ・ロック、レゲエが一番元気だった、勢いのあった時代であり。
その空気を、匂いをそのままに、生々しく描いた映画であり、そのサントラですから。
この映画、このアルバムでレゲエに一気にはまってしまった人も多かっただろうなと。
ピーター・トッシュに、バニー・ウェイラーに、バーニング・スピアに・・・
ジュニア・マーヴィンもいれば、サード・ワールドもと。もうクラクラしてきますが。
このアルバムで歌声を知って。個別のアルバムを探したアーティストも多いのですよね。
ジャマイカの日常を風刺とユーモアを交えながら、鋭くも生き生きと描いた映画。
そこで歌われる、奏でられるレゲエの持つ、陽気で逞しい生命力が眩しかったなと。
当時、レゲエが何故パンクと共鳴し合ったのか。その答えはこのアルバムにもあるのです。
そう。何故レゲエなのにロッカーズなのか。世界で一番カッコ良くて、尖がっている。
そんな音楽を欧米ではロックと呼んでいると。ジャマイカではどうなのだと。
ジャマイカで一番カッコ良くて、尖がっているのは自分達がやっている音楽じゃないかと。
だったら、俺達のやっているのはロック、俺達はロッカーズなのだと。そう宣言したのです。
スタイルとか、ジャンルとか、カテゴリーではなくて。思いや、誇りが決めるのだと。
そんな自然で当然なことを気づかせてくれる、ロックなレゲエ・アルバムなのですね。

俺が。
ルールブックだ。
そうだ。
そう言ってしまうのだ。
決めるのは俺だと。

他の。
誰かじゃない。
他の。
何ものでなどない。
俺が決めるのだと。

意志を持ち。
矜持を抱き。
覚悟を決めて。
自信はあるぞと。
それでいい。

格好とか。
形式とか。
手法とか。
規則とか。
そんなものには拠らないのだ。

口にした以上。
言い切った以上。
伴う。
危機も、責任も。
自分自身が背負えばいい。

そうだ。
そう言ってしまうのだ。
決めるのは俺だと。
俺が。
ルールブックだ。

誰かに。
何ものかに。
言われたくない。
言われたくもない。
そうだろう。

誰かに。
何ものかに。
決めさせない。
決められたくもない。
そうだろう。

誰が。
どう見ようと。
誰に。
どう見えようと。
関係ない。

誰が。
どうやろうと。
誰も。
やっていなくても。
関係ない。

格好も。
形式も。
手法も。
規則も。
自分の意思と矜持次第。

何が。
カッコ良くて。
尖がっていて。
それをやるのか、やらないのか。
決めるのは俺なのだ。

ルールブックは俺なのだ。



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2017/07/18 Tue *そんな存在 / Peter Tosh

20170718mysticman


学校とか。
教師とか。
そんなものは。
おそらくは。
何の役にも立たないと。

守ってもくれないし。
指し示してもくれないし。
自由とか。
自主とか。
そんなものの対極にあって。

権威が好きで。
権力に弱くて。
人を縛るとか。
人に命令するとか。
そんなものに喜びを感じている。

総てが。
総てではないだろうけれど。
だいたいが。
そんなものであろうと。
そう気づいた時から。

肩書とか。
年功とか。
権威とか。
そんなものを。
笠に着てしか、ものを言えない。

そんな輩には。
決して屈しないぞと。
とことん。
弄してやろうと。
闘ってやろうと、そうしてきたのだ。

『Mystic Man』'79年リリース。
ピーター・トッシュの5枚目となるソロ・アルバム。
ローリング・ストーンズ・レコードからは2枚目となるのかな。
ステッピング・レザー、歩く剃刀とも称されたトッシュ。
アイランド・レコードにソロ・アルバムのリリースを拒否されて。
ただのバック・コーラス扱いされることを拒否してウェイラーズを脱退。
自らのレーベルを立ち上げて、過激なメッセージを発し続けて。
そして、ローリング・ストーンズ・レコードへと移籍。
キースやミックとの共演も果たして。より広い世界へと出ていくことに成功。
この時代のトッシュに関しては。歌声も、サウンドも。綺麗に、優しくなり過ぎて。
過っての様な切れ味に欠けて、物足りないとの声も多くある様です。
確かに、裏ジャケットで一輪車に興じているトッシュの表情の穏やかさと言ったら・・・
コーラスや、ホーン・セクション。エレピにシンセも聴かれ。聴きやす過ぎるかなとも。
でも。その本質は、その芯は変わっていないのですよね。
優しく歌いかけるトッシュ、そのメッセージは変わらずに鋭く。
それを根底で支えているスライ&ロビーのリズム隊の弾ける迫力は流石の一言です。
タイトル・ソングでもある「Mystic Man」で。自分は自然だけを信じると歌い。
世の中のありとあらゆる権威や、欺瞞に疑問を呈して、従わないぜと宣言するトッシュ。
自然と、その力。それに対する畏敬や畏怖を忘れずに。不自然で理不尽な抑圧を否定する。
誤解を恐れずに言えば。ストーンズの名声や影響力をも利用して。
己が信じるところを、広く世界に問おうとしたトッシュ。なかなかの策士でもあります。
それが嫌味にならないのは。トッシュの自然で、強靭な意思がそこにあるからで。
信じるもの、従うもの。それは自然の声と己が胸の内の声だけ。そこが魅力的で。権力側には脅威だったと。

神様とか。
仏様とか。
そんなものは。
おそらくは。
何処にも存在していなくて。

何処かの誰かが。
ある意図のもとにでっち上げて。
自由とか。
自主とか。
そんなものを抑圧する側にあって。

権威が好きで。
権力に弱くて。
そんな人々を。
恫喝して支配する。
そんなものに喜びを感じている。

総てが。
総てではないだろうけれど。
殆どが。
そんなものに過ぎないと。
それが見えてしまった時から。

教義とか。
金科玉条とか。
威光とか。
そんなものを。
虎の威を借りてしか、人と向き合えない。

そんな輩には。
決して靡かないぞと。
とことん。
馬鹿にしてやろうと。
逆らってやろうと、そうしてきたのだ。

空にも。
風にも。
匂いがある。
声がある。
心がある。

海にも。
山にも。
匂いがある。
声がある。
心がある。

自然は。
遥か昔から。
ただ。
そこにあるだけ。
それだけ。

それだけで。
静かに。
そして。
力強く。
この世の理を示すだけ。

そこには。
肩書も。
年功も。
権威も。
存在しえない。

そこでは。
教義も。
金科玉条も。
威光も。
何の意味も持ちえない。

そこにあるだけ。
それ以外の。
何も、意味もない。
そんな存在だけを信じている。
そんな存在だけを受け容れている。

そんな存在でありたいのだ。



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2017/07/17 Mon *なにもかも / Third World

20170717ninetysixintheshade


なにもかも。

なにもかも。
この夏の。
ここ数日の。
暑さのせいに。
するつもりはないけれど。

ここまでだと。
ここまでくると。
なにもかも。
この暑さのせいだと。
そう思いたくもなる。

これだけ。
眩むほど。
溶けるほど。
忘我に陥るほど。
それほどの熱波。

そいつを。
身にも。
心にも。
浴びているのだ。
おかしくもなるだろうと。

言い訳してみたくもなる。
忖度してみたくもなる。
いい気になるなよと。
いいように。
つかってやりたくもなるのだ。

なにもかも。

『96°In The Shade』'77年リリース。
サード・ワールドの2枚目となるアルバム。
当時の邦題は『華氏96度』だったと記憶していますが。
これは摂氏に読み替えると35度以上、36度未満くらいかな。
日陰でもそんなにあるのか。ジャマイカと言うのは暑い国だなぁと。
そう感じた記憶があるのですが。今や、日本もねぇ・・・やれやれだな。
さて。サード・ワールドと言うと。どんどんそのサウンドがソフトになって。
いつのまにか。特にコアなレゲエ・ファンの間での評価は地に落ちた感もありますが。
このアルバムでは。サウンドは心地よいものの。歌われているのは骨太な内容で。
収録されている6曲、そのうち5曲がメンバーの手によるオリジナルなのですが。
中でも「1865」なるナンバー、こちらも邦題は「華氏96度」だったかな。
1865年に起きたジャマイカ事件。支配者である英国に対する反乱を指導して。
逮捕され、処刑されたポール・ボーグルについて歌われたレベル・ソングであり。
その処刑された暑い日、そして暴動の引き金ともなった旱魃をもたらした暑い日々。
その残酷なまでの暑さと輝きを歌い。またどれだけ暑くても眩しくても倒れはしないと。
暑さと輝きの中に希望を見出そうともする、そんな強い意志の滲む歌なのです。
サウンドも、歌声も。あくまでも穏やかに、優しく。決して暗さは感じさせないものの。
強い芯が一本通った、骨太なもので。そこにこの時代のサード・ワールドの魅力があります。
何でもメンバーの一人がジャマイカの副首相だかの息子だったそうで。
そんなところも、コアな(心の狭い)なファンからは敬遠される一因でもあるのでしょうが。
逆に言うと。そのクールなサウンドと佇まいは。そんな上流階級のメンバーがいることで。
裏打ちされていたと言うか、その覚悟のほどが分かる様な気もするのですけどね。

なにもかも。

なにもかも。
この夜の。
この瞬間の。
熱さのせいに。
するつもりはないけれど。

ここまでだと。
ここまでのものだと。
なにもかも。
この熱さのせいだと。
そう感じたくもなる。

これだけ。
震えるほど。
痺れるほど。
忘我に達するほど。
それほどの熱気。

そいつを。
身にも。
心にも。
浴びているのだ。
叫びだしたくもなるだろうと。

言い訳なんか必要ないぜと。
忖度なんか思いもしないぜと。
もっと、もっと。
いい気になってくれよ、いい気にさせてくれよと。
我が儘もいいたくなるのだ。

なにもかも。

日陰に。
いても。
眩むほど。
溶けるほど。
逃げ場などありはしない。

容赦ない。
暑さに。
我を忘れて。
墜ちてしまう。
その前に。

地下の。
片隅で。
震えるほど。
痺れるほど。
ご機嫌な空気の中に。

容赦ない。
熱さに。
我を忘れて。
達してしまおう。
どこまでも。

この社会の。
この世界の。
あれや。
これや。
そんなものに。

屈さない。
敗けられない。
だから。
こんな。
暑さなんか。

叫ばずに。
拳を突き上げずにいられない。
そんな。
熱さで。
ブッ飛ばしてしまおう。

なにもかも。

俺達の思いひとつなのさ。



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2017/07/16 Sun *歩く姿は・・・ / Judy Mowatt

20170716blackwoman


立てば。
芍薬。
座れば。
牡丹。
歩く姿は、百合の花。

何を。
していても。
どんな。
姿でも。
心、惹かれるのだけれど。

歩く・・・動いている。
その時の。
凛として。
しなやかな。
生命の香りが漂う様な。

そんな時の。
姿は。
仕草は。
何とも魅力的で。
目が離せなくなってしまう。

何かを。
引き受け。
何かに。
向かい。
真摯に歩みながら。

陽性の。
笑顔と。
明るさと。
それを忘れはしない。
その佇まいが、纏う香りが好きだ。

『Black Woman』'79年リリース。
ジュディ・モワットの2枚目となるソロ・アルバム。
ピーター・トッシュとバニー・ウェイラーを失ったウェイラーズ。
そんなボブ・マーリーの窮地を救ったのがアイ・スリーズで。
マーシャ・グリフィス、リタ・マーリー、そしてジュディの3人組で。
その力強く、温かく、優しい。そんなコーラスがマーリーを支えていました。
マーシャや、リタはアイ・スリーズ参加前に既にソロ・アルバムをリリースしていて。
それなりにキャリアを重ねていたのに対して。ジュディはアイ・スリーズがデビューかな。
ソロ活動を始めたのも同時期で。このアルバムのリリース時にはボブは未だ存命だったと。
アイ・スリーズの中でも。最も若く、最も美しく。そして聡明だったと言われるジュディ。
ボブの影響もあったのでしょうが。人種間の問題や、女性の権利の問題にも関心が高く。
「Black Woman」はその歴史を知って衝撃を受けたと言うアフリカ系米国人奴隷の問題。
それを、深い慈愛と共に静かに、しかし鋭く告発し問題提起する歌となっています。
人種、性別、その他あらゆる謂れのないものによる格差や抑圧に毅然と立ち向かう。
そこにはやはりボブの姿が重なり。ボブのナンバーのカバーもあれば。
「Joseph」と言う、ボブに捧げられたジュディによるオリジナルも収録されています。
ジュディは自らプロデュースも手掛けていて。そこに歌声同様の凛とした意思を感じます。
そんなジュディをサポートしているのが公私に渡るパートナー、フレディ・マクレガーで。
楽曲の提供から、各種楽器の演奏と。それこそ八面六臂の活躍をみせています。
ただ。レコード会社の意向なのか。全体にややライトでコンテンポラリーな仕上がりで。
このジャケットも、ブラック・コンテンポラリーのスターに仕立て上げようみたいな。
そんな路線に乗せられることを拒否して。更に力強く自らの道を行くことになるジュディ。
その姿は更に、美しく、強く、温かく、優しく凛として。好きにならずにいられないのです。

立てば。
芍薬。
座れば。
牡丹。
歩く姿は、百合の花。

何を。
していても。
どんな。
姿でも。
心、震えるのだけれど。

歩く・・・振る舞っている。
その時の。
強く。
優しい。
生命の香りが漂う様な。

そんな時の。
姿も。
仕草も。
何とも美しくて。
目を奪われたままになってしまう。

何かを。
決めて。
何かに。
臨み。
真摯に闘いながら。

揺れる。
笑顔と。
明るさと。
それが消えることは無い。
その佇まいが、漂う香りが好きだ。

いたずらに。
声高にならず。
いたずらに。
主張もせず。
それなのに。

その。
存在。
その。
生命力。
その、強さ。

そこから。
生まれる。
温かさ。
優しさ。
そして、美しさ。

そこに。
咲いているだけ。
そこに。
いるだけ。
それだけで。

その。
凛とした。
身と心の。
美しい、
佇まい。

歩き。
動き。
振る舞う。
その度に。
仄かに香る。

目が離せない。
目を奪われたまま。
心、惹かれて。
心、震えて。
その香りを思っている。

その存在が、愛しくて堪らない。



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2017/07/15 Sat *一番大事なもの、大切なもの / Black Uhuru

20170715blacksoundsoffreedom


だって。
一番大事なもの。
それは。
自由、自由。
それ以外に何がある。

だから。
何者にも。
邪魔などさせない。
何事にも。
阻ませなどしない。

別に。
例えば。
形式とか。
ただの手順とか。
そんなものは。

どうにでも。
なるものは。
本質には。
関わらないものは。
好きにすればいい、譲りましょう。

でも。
思いとか。
志しとか。
本質のところは。
好きにはさせない、譲りはしない。

だって。
一番大切なもの。
それは。
己が、己であること。
それ以外に何がある。

『Black Sounds Of Freedom』'81年リリース。
ブラック・ウフルーの代表作の一枚とも呼べるアルバム。
元々は『Love Crisis』として'77年にリリースされた1stアルバムを。
世界進出に向けて新たにリミックスして一部選曲も変えたアルバムとなります。
ブラック・ウフルーが結成されたのは'74年と存外に古くて。
その頃、廃れかかっていたハーモニー・シンギングに拘って活動を続けていたと。
ウフルーと言うのはスワヒリ語で自由を意味するそうなので。
バンド名に、その何があっても自分達の思いを貫こうとする強い意志を感じるかな。
『Love Crisis』は非常にレアなアルバムなので。聴いたことがなくて。
このアルバムでのリミックスがどれほど効果的だったのかはわからないのですが。
あのスライ&ロビーが弾き出す、強靭でかつ柔軟なレゲエ・ビート。
それに乗って、心地よく、優しく、そして真っ直ぐに届いてくるハーモニー。
そのわかりやすさ、伝わる力の強さ。そこにリミックスの力もあるのだろうなと。
ハーモニーへの拘り、そして自由への希求を歌う。その本質は見失うことはなく。
されど。より広い世界へ打って出る為の挑戦は躊躇せず。装いの変化も受け入れる。
このしなやかな強さ。それこそがブラック・ウフルーの最大の武器であり、魅力であり。
それが、ローリング・ストーンズにも評価されツアーに帯同することになったと。
そして、したたかにその機を逃すことなく打って出た。その姿勢がね、好きなのです。
ストーンズのオープニング・アクトを務めたこと。ロック・ファンにも支持されたこと。
それをもってして。ブラック・ウフルーは変質したと。レゲエとは呼べないと。
そんな評価をする人達も少なからず存在した様でが。なんなのだろうなと。
どうでもいいことと、そうじゃないこと。その違いがわからない、わかろうともしない。
それって。自らの可能性や、自由を。自ら放棄しているのと同じだと思うのですけどね。

だって。
一番大切なもの。
それは。
自由、自由。
それ以外には何もいらない。

それを。
邪魔しようとするなら。
何者でも容赦はしない。
阻もうとするなら。
何事でも乗り越えてみせる。

別に。
例えば。
名目とか。
ただの外形とか。
そんなものは。

どうでも。
いいものは。
本質には。
関わらないものは。
好きにしてくれればいい、拘りません。

でも。
願いとか。
誇りとか。
本質のところは。
口出しもさせない、崩しはしない。

だって。
一番大事なもの。
それは。
己が、己でい続けること。
それ以外に何がある。

一番。
大事なもの。
大切なもの。
それさえ。
忘れなければ。

後は。
どうにでもなる。
どうでもいい。
別に。
凝り固まる必要もない。

一番。
大切なもの。
大事なもの。
それが。
伝えられるのであれば。

別に。
形式とか。
名目とか。
別に。
拘る必要もない。

強く。
優しく。
強靭に。
柔軟に。
やるだけのこと。

選ぶのは。
決めるのは。
何者でもない。
何事でもない。
他の誰でもない。

一番。
大事なもの。
大切なもの。
それは。
自分を縛り過ぎないことかもね。



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2017/07/13 Thu *どっちもどっち / Junior Murvin

20170713policeandthieves


どいつも。
こいつも。
どっちも。
どっち。
そうなのだから。

些細なことで。
下らないことで。
いがみ合うとか。
争うとか。
やめたらどうだ。

出し抜こうとか。
足を引っ張ろうとか。
そんな事に。
労力を使うなよ。
時間も使うなよ。

隣の芝生なんて。
見ても仕方がない。
自分を誰かと。
比べても意味がない。
所詮、似たり寄ったり。

誰だって。
腹が立つ時もあれば。
魔がさす時もある。
いちいち目くじらをたてるなよ。
あんたにだってあるだろう。

絶対的な、悪もなければ。
絶対的な、善もありはしないのさ。
どっちもどっち。
どいつも、こいつも.
意味のない争いなど止めてしまえ。

『Police & Thieves』'77年リリース。
ジュニア・マーヴィンの、リー・ペリー制作下での初めてのアルバム。
個性的なファルセットを駆使した歌声が何とも魅力的なマーヴィン。
秀逸なレヴォリューション・ソングで代表作である「Police & Thieves」の素晴らしさ。
クラッシュがカバーしたことで世界的にも知られることになり。
更にはレゲエとパンクの接近、融合を促進したとも言われる「Police & Thieves」です。
権力と、それに抵抗している様で実はただ己の欲望を満たそうとしているだけの輩。
そんなどっちもどっちの奴等が、この社会を、この世界を壊しちまうのだと。
そんな強烈なメッセージを、ファルセットに乗せて軽やかに歌ってしまうマーヴィン。
その軽やかさが、風を巻き起こし、風となって世界中に伝えられたのです。
他のナンバーも含めて、その粒ぞろいな事と、それを引き立てる絶妙なサウンド。
そして奇を衒わずに。真正面から、穏やかに歌いかけるマーヴィン。
この見事なバランスにより、その歌声も、そしてメッセージもストレートに伝わってくる。
ここらはリー・ペリーの手腕によるところも大きかったのだろうなと思います。
レゲエの範疇を越えて、総ての圧力や暴力に屈しない人々のアンセムとなった。
そんな「Police & Thieves」を作り、歌い、世に届けたマーヴィン。その功績の大きさ。
それだけでなく。時を同じくしてボブ・マーレイ&ウェイラーズにも参加して。
後期のウェイラーズをギタリストとしても支えていくのですからね。凄いなと。
遡れば早くから渡英して。キーフ・ハートリー・バンドに新風を吹き込んだりもしていて。
その軽やかな歌声同様に、マーヴィン自身のフットワークも軽やかだったのだなと。
こんな重苦しい時代だからこそ。尚更にその軽やかさに惹かれ、そして後に続きたいと思ったりするのです。

あいつも。
あんたも。
どっちも。
どっち。
そうなのだから。

些末なことで。
どうでもいいことで。
こそこそと。
騙し合いとか。
やめたらどうだ。

蹴落とそうとか。
先回りして嵌めようとか。
そんな事に。
どれだけの労力を。
どれだけの時間を。

絵に描いた餅なんて。
食べられる筈もない。
必要以上に。
欲張っても意味がない。
所詮、似た者同士。

誰だって。
優しい気持ちになる時もあれば。
愛が零れる時もある。
いちいち勘ぐるなよ。
あんたにだってあるだろう。

絶対的な、真もなければ。
絶対的な、偽もありはしないのさ。
どっちもどっち。
どいつも、こいつも.
意味のない争いなど止めてしまえ。

誰かが。
より多くを得れば。
誰かの。
取り分は少なくなる。
そうかもしれない。

でも。
多いからって。
総てを消化できるのか。
少ないからって。
満たされないのか。

でも。
その結果は。
その位置は。
いつまでも同じだとは。
限らない。

そんなもの。
そんなところ。
些細なこと。
些末なこと。
そんなものに囚われるなよ。

隣の芝生の。
その青さは。
あんたの庭の。
芝生には。
似合わないかもしれないぜ。

絵に描きたい。
餅は。
あんたと。
誰かでは。
そもそも異なるかもしれないぜ。

なんにしろ。
どいつも。
こいつも。
どっちもどっち。
そんなものだから。

下らないことで。
どうでもいいことで。
争うとかやめたらどうだ。
本当の敵は他にいる。
本当の夢は他にあるのさ。



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