カテゴリー「016 沢田研二(ジュリー)」の記事

2016/05/29 Sun* ただ狂え / 沢田研二

20160529operaenlair


どう生きようが。
どうあがこうが。
所詮。
夢、幻。
それも一瞬の内。

ならば。
己が夢に。
己が欲に。
従わずして。
なんとする。

誰かの為。
社会の為。
世界の為。
そんなきれいごとは。
もうたくさんだ。

誰かの為。
社会の為。
世界の為。
そんな力も、時間も。
ありはしない。

この時を。
この一瞬を。
己が為に。
生きずして。
なんとする。

一期は夢よ。
ただ狂え。
狂って。
狂い咲いて。
散る日を迎えよう。

『架空のオペラ』'85年リリース。
沢田研二、ジュリーの大きな転換点となったアルバム。
ナベプロから独立して個人事務所を設立。
レコード会社もポリドールから東芝EMIに移籍。
活動を共にしてきたエキゾティクスも解散。
歌謡界の大スター、大御所から。歌手、アーティストへと。
ジュリーが己の意思を明確にして。大きく舵を切ったアルバムとなったのです。
少し前から、ベスト・テン番組の常連では無くなり。セールスにも影がさしてきて。
たしか、このアルバムが最後のオリコンTOP10に入ったアルバムだったか。
恐らく、ジュリーはこの段階でその目標を、目指すところを変えたのだと思います。
変えたと言うよりは、己が意思を貫くと宣言してみせたってところなのかな。
好きな歌を、好きな様に、好きな時に歌う。それだけ。
見た目だけの、無意味な争いかたは距離を置いて、己が道を歩むのだと。
今に続く、男ジュリーの依怙地なまでの、誇り高き闘いの火蓋が切られたのですね。
しかも。それを。スローな。艶やかで、妖しいナンバーが中心のアルバムで仕掛ける。
そこに。ただならぬ決意と、揺るぎない自信、そしてしたたかな戦略家の顔が見えます。
美麗で妖艶に世間を魅了したジュリー。その内面に存在した阿修羅の容貌。
それを世間はこの時に初めて目にすることになったとも言えるのかな。
そして。御存知の様に。この阿修羅様は、決して闘いを止めぬ荒ぶる神だったのですね。
十代の頃からトップ・アイドル、トップ・スターとして走り続けてきたジュリーです。
もう。十分だと。ここから先は自由に、好き勝手にやらしてもらいますと。
そう思い、それを実行したところで誰が責められるでしょう。それだけの人なのです。
その言わば、狂える様にとことん付き合うこと。それだけが許されることなのでしょう。

どう死のうが。
どう抗おうが。
所詮。
夢、幻。
それも一瞬の内。

ならば。
己が夢に。
己が欲に。
素直にならずして。
なんとする。

誰かの為。
社会の為。
世界の為。
そんなうわべの話は。
もうたくさんだ。

誰かの目も。
社会の決め事も
世界の流れも。
気にかけている、時間など。
ありはしない。

この時を。
この一瞬を。
己が為に。
生きずして。
なんとする。

一期は夢よ。
ただ狂え。
狂って。
狂い咲いて。
そのまま散ってしまおう。

昨日。
生きていたか。
今日。
生きていたのか。
明日はどうするのだ。

昨日。
それが現実なら。
今日。
それも現実なら。
明日もそれを望むのか。

昨日。
生きていた現実。
今日。
生きている現実。
それが望まぬものならば。

明日。
それが。
架空に過ぎなくとも。
夢、幻だとしても。
それを生きよう。

明日。
それすらも。
確実ではない。
ならば。
今日からでも。

一期は夢よ。
ただ狂え。
狂って。
狂い咲いて。
散る日まで。

一期は夢よ。
ただ狂え。
狂って。
狂い咲いて。
そのままに。



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2015/10/03 Sat *絆と別れ / 沢田研二

20151003kenji


兄とも慕い。
弟とも慕われ。
そんな。
友情とも少し異なる。
固い絆もある。

友達。
仲間。
師弟。
どれも。
少し異なる。

同志。
そう同志なのだけれど。
その中でも。
何か特別な絆を。
感じざるを得ない。

そんな関係が。
あるのだ。
まぁ。
信じようが、信じまいが。
それは人ぞれぞれで。

そんなことなど。
こっちの知ったことでもない。
ただ。
魂をぶつけ合って火花を散らしたり。
魂を無言で支えられて涙したり。

そんな関係も。
世の中にはあるのだ。
経験の無い人には。
悪いが、可哀そうにと。
同情さえ。感じてしまう様な。そんな絆がね。

『Kenji』'75年リリース。
ジャケットがあまりにも美しすぎるジュリー、沢田研二の英国盤アルバム。
美しすぎるジュリー。そのイメージを象徴するのが「追憶」のジャケットにも使われた。
このカット。そのフォト・セッションで撮られた一連の写真だと思うのですが。
その中でも。この英国盤はちょっと、別格の美しさ、麗しさが漂ってるかな。
内容はロンドン録音で。アルバム全編、総てのナンバーが英語で歌われています。
そうです。日本盤の『The Fugitive 愛の逃亡者』と同内容の英国盤なのです。
『The Fugitive ~』のジャケットも妖しくて良かったけど。美しさではこっちだなぁ。
ちょっと懐かしいブリティッシュ・ロックの香り漂うナンバーを歌うジュリーです。
その曲調、サウンドには。英国盤ならではの乾きながらも温かみのある音質が合ってると。
40年前はまだまだ。英国と(そして米国とも)録音技術、環境の差は大きかったのです。
聴いていると。ジュリーが加瀬邦彦と組んでやりたかったことが解る気がします。
グラム・ロックとバブルガム・ポップの中間のちょっと怪しくも。
楽しく弾けるロックンロールってとこかな。それを歌う東洋からきた謎めいた美青年。
またジュリーの歌声がね。英語になると。カッコ良くてエロティックで。
相当特訓させられたみたいですけど。ジュリーと、そして加瀬さんは本気だったんですよ。
そう、本気で世界を狙ってたんですよね。時に加瀬さんのが入れ込んでたみたいですけど。
タイガースとワイルド・ワンズ時代から親交があって。兄として、弟して。
そして音楽を愛する同志として、硬い絆で結ばれていた2人の挑戦、奮闘。
その濃密であったであろう時間を想像すると。今は。切なくもあり。悲しくもあり。
この頃の、このアルバムのジュリーは間違いなくロックンロール・スターで。
ここまでやったからこそ。そしてその後も歌謡界のトップに君臨したからこそ。
今の。何も恐れるものなど無いと。自由に歌い、発言する。ジュリーがいるのだと。
でも。恐れるものが無くてもね。そんな自分を生み出してくれた、支えてくれた。
強い絆が突然、断ち切られた。兄貴分を失った。その喪失感は想像するに。あまりにも・・・
それでも。それをも乗り越えて。ジュリーは歌い続けるのだと思います。きっとね。

兄とも慕い。
弟とも慕われ。
そんな。
友情とも少し異なる。
固い絆もある。

友達。
仲間。
師弟。
どれも。
少し異なる。

同志。
そう同志なのだけれど。
その中でも。
何か特別な絆を。
感じざるを得ない。

そんな関係が。
あるのだ。
まぁ。
信じようが、信じまいが。
それは人ぞれぞれで。

そんなことなど。
こっちの知ったことでもない。
ただ。
魂をぶつけ合って火花を散らしたり。
魂を無言で支えられて涙したり。

そんな関係も。
世の中にはあるのだ。
経験の無い人には。
悪いが、可哀そうにと。
同情さえ。感じてしまう様な。そんな絆がね。

そんな絆が。
ある日。
突然。
一方的に断ち切られる。
それも本人の意思によって。

共に。
あるはずの。
共に。
歩んでいるはずの。
魂が消えてしまう。

自らの手で。
その絆を。
断ち切り。
その命をも。
絶ってしまった。

兄とも。
慕っていた。
同志は。
突然。何も告げずに。
旅だってしまった。

その。
絆が強ければ、強いほど。
その。
魂の邂逅が深ければ、深いほど。
遺された者は、深く暗い絶望の中で罰せられる。

辛く。
悲しく。
そして。
悔しくて。
傷口が塞がらないまま。

流れだす血に。
その血だまりに。
足をとられ。
血だまりの中に倒れ込み。
血で染まった両手で顔を覆い。

血の涙を流す。
血の思いを叫ぶ。
それが。
何年も。何年も。
十年を超え様が続いているのだ。

強かった筈の兄。
先を行っていた筈の兄。
支えていてくれた筈の兄。
逢魔が時に魅入られたのか。
丑三つ時に出会ってしまったのか。

止まらない血の涙。
止まらない血の叫び。
両手を。顔を。魂を。
血で汚しながら。それでも。
遺された自分は。

今日も。
何とか生き抜いた。
明日も。
何とか生き抜いてみせる。
それ以外に。この絆を誇れる道はもう無いのだから。



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2015/06/25 Thu *どんな時代も / 沢田研二

20150625juliefiverecital


その時代。
どの時代。
あの時代。
過ぎ去り。
忘れ去り。

その時。
どの時。
あの時。
過ごした事を。
忘れようと封じ込め。

もう二度と。
戻らない。
戻りたくない。
戻れない。
そうなのだけど。

その時代も。
あの時代も。
どの時代も。
否応なしに。
今へと続いていて。

その時の。
あの時の。
どの時のも。
出来事や。
思い。

どんなに。
否定したところで。
今の自分の。
一部になっている。
そのことは。

今の自分の姿が証明している。

『Julie Ⅴ 沢田研二 日生リサイタル』’72年リリース。
タイトル通りに沢田研二、ジュリーの5枚目のアルバムとなる2枚組ライヴ・アルバム。
恒例となっていた日生劇場でのリサイタルの模様を収録したアルバムで。
バックには井上堯之バンドも参加していて。ベースは勿論、岸部一徳(当時は修三)です。
ジュリーにとっては2枚目となるライヴ・アルバム。
特徴的なのはロックンロールメドレーも含めて洋楽のカヴァーの多いこと。
今でもライヴでカヴァーをやることもありますが。ここまで多いのはこの時代ならではで。
時代と言えば安井かずみ、ZUZUによる訳詩が。またあの時代ならではの雰囲気でね・・・
この選曲には裕也さんも絡んでたのかな。まぁ、まだヒット曲もそれ程多くはないし。
それ以外のオリジナルもちちょっと暗い青春を思わせるものがおおかったりするので。
シングル・ナンバーで収録されているのが「あなただけでいい」「死んでもいい」ですから。
何か。自分は夢を見ない人間で。周りの言うままにやってきただけだなんて。
そんなことを数年前のジュリー祭りで言ってましたが。このリサイタルは・・・
アルバムを聴く限り楽しそうだなと。タイガースでは歌わせて貰えなかったであろうカヴァーもあるし。
「湯屋さん」なる裕也さんをからかった曲なんて実に楽しそうに歌ってます。本当に。
まぁ、その後の華やかで華麗な時代に比べれば人呼んでジュリーの暗黒時代(?)。
それでも歌う楽しさ、そして音楽に対する真摯な気持ちがジュリー自らが訳詩を手がけている2曲。
「I Believe In Music」と「Without You」このオープニングとラストの2曲に表れてるかな。
「Without You」は。バッドフィンガー、ピート・ハムの描いた心象風景とは若干ニュアンスが異なる気もしますが。

その時代。
どの時代。
あの時代。
過ぎ去りされど。
消え去りはしなくて。

その時を。
どの時も。
あの時も。
やってきた事も。
封じ込めても。ふと蘇る。

もう二度と。
戻らない。
戻れない。
戻りたくない。
そうなのかなと。

その時代も。
あの時代も。
どの時代も。
有形無形に。
今、この時へと続いていて。

その時の。
あの時の。
どの時のも。
出会いや。
行動。

どんなに。
隠したところで。
今の自分の。
根底に流れている。
そのことは。

今の自分の心象が証明している。

その時。
どの時。
あの時。
そうしていれば。
異なっていたかも。

その時。
どの時。
あの時。
何故。
そうしなかった。そうできなかった。

そんな。
思い。
反省。
空想。
美化も含めて。

どの時も。
どの時代も。
あったからこそ。
過ごしてきたからこそ。
今の自分がここにある。

その事実と。
向き合いながら。
前向きに受け止めながら。
日々を過ごしながら。
偶にはどこかの時へと。何処かの時代へと。

思いを馳せて。
思いに耽って。
異なる自分を想像してみる。
そんな夜も。
偶にはあってもいい。あっていい。



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2014/07/13 Sun *宴はそのままに / 沢田研二

20140713koyoiwakareinautagenidouzo


遠くで。
聞えてた。
足音が。
まじかに。
迫ってきている。

空の。
端に。
沸き上がった。
黒雲が。
空全体を覆おうとしている。

不気味で。
不快で。
理不尽で。
腹が立って。
悲しくて。

手はないのか。
足も出ないのか。
もう。
何もかも。
間に合わないのか。

いやいや。
そうはいくかよ。
そう簡単に。
思惑通りに。
させてやるかったんだ。

宴はそのままに。

『今度は華麗な宴にどうぞ。』'78年リリース。
沢田研二、ジュリーの11枚目のオリジナル・ソロ・アルバム。
作詞、阿久悠。作曲、大野克夫。このコンビが全曲を手掛けた2枚目のアルバムかな。
'78年、昭和53年のジュリーです。歌謡界、芸能界のトップで光り輝いていたジュリーです。
その輝きは、存在感は断トツの一等賞でしたからね。このアルバムにも如実に反映されていて。
アルバム全体に渡って。何とも言えない力が漲っています。元気です。駆け抜けています。
A面1曲目に「ダーリング」、B面1曲目に「ヤマトより愛をこめて」と2曲の大ヒット曲を配して。
もう。それだけで十分。後は埋め草的な曲でってのが。恐らく当時の歌謡曲のアルバムには多かったのかな。
しかし。そこはジュリーです(そして阿久さんと克夫さんです)。そんな安易なことは当然しません。
当時の状況を考えると殺人的なスケジュールだったと思うのですが。その中でよくぞここまでって感じで。
どの曲もクオリティが高く。とにかく聴いてると楽しくて、元気が出てきて、ついつい笑顔になってしまいます。
お代の分は、いやそれ以上に、倍返しで楽しませまっせと。見事なものです。これがプロの仕事だよなと。
当時は当然、「ダーリング」と「ヤマトより愛をこめて」目当てに買ったんですけどね。恐れ入りましたと。
認識を改めたのですが。特にこの頃から数年間のジュリーのソロ・アルバムの充実度は素晴らしいのです。
しかしなぁ。まぁ、当然ジュリーが歌うことを前提に書いているから当然なんでしょうけど。
阿久さんの描く物語、世界は。とびっきり気障でカッコ良くて。これねぇ、ジュリー以外は歌えないでしょう。
日本芸能界史上、最も美しく妖しい男だったジュリー。凄いよなぁ。この華麗な男の色気はね。
やはり。唯一無比の存在ですね。そうこの時代が美し過ぎたからね。今の体型と容姿が余計ね・・・
いいんです。これだけ登り詰めたんですから。そこに安穏とせず好き勝手に今も毅然と歌い続けてる。
いつか舞台で歌を枕に死にたい。そう思ってるらしいジュリーです。いいじゃないですか。つき合いましょう。
誰にも、何ものにも屈せず、負けず。その華麗な宴はそのままに。続けて下さい。とことんついてきますので。

昔。
辿った。
道を。
またも。
行こうとしている。

心の。
隅に。
押し込めていた。
不安が。
全身を覆おうとしている。

不気味で。
不快で。
理不尽で。
腹立たしくて。
情けなくて。

手はないのか。
足も出ないのか。
もう。
何をしても。
手遅れなのか。

いやいや。
そうはいかせるか。
そう簡単に。
諦めたら。
奴等の思うつぼじゃないか。

宴はそのままに。

そうさ。
何があっても。
何かがきても。
いつもの様に。
今まで通りに。

元気に。
笑顔で。
歌って。
踊って。
この宴を続けてやろう。

そうさ。
簡単に。
俺達から。
何かを、
奪えると思うなよと。

あかんべーして。
笑い飛ばして。
歌って。
踊って。
この宴を続けてやろう。

宴はそのままに・・・ね!



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2013/12/03 Tue *銀河を超えて / ザ・タイガース

20131203thetigers20history


銀河を超えて。
何光年。
何千光年。
何万光年。
ものともせずに。

距離とか。
時間とか。
そんなものを。
ものともせずに。
続いていく。

そんなものなど。
あるものかと。
そんなものになぞ。
興味はないよと。
そうだったんだけど。

なんかね。
そうでも。
ないかなとか。
それも。
悪くないかなとかね。

『The Tigers 20 History』'82年リリース。
タイガースが選んだベスト20との副題がついたタイガーズの2枚組ベスト・アルバム。
'82年の同窓会でのシングルやアルバムの制作、そしてツアーと。
11年振りの活動の締めくくりとしてメンバー自らの選曲を目玉として企画されたアルバム。
「銀河のロマンス」「花の首飾り」「モナリザの微笑」「青い鳥」等のヒット曲から。
『ヒューマン・ルネッサンス』からのナンバーと'60年代の音源から始まって。
「十年ロマンス」「色つきの女でいてくれよ」「銀河旅行」と同窓会でのシングル。
『1982』からのナンバー。そして同窓会でのライヴである『A-Live』からのナンバーまで。
多彩な選曲でタイガースの歴史を一気に総括してしまったと言う。う~ん、些か乱暴ではありますね。
ライナーにメンバーのコメントが記載されていますが。選曲に苦労したことが忍ばれます。
ピーが参加しなかったことで。再結成ではなく同窓会と言うことで。別物みたいな扱いもありましたが。
自分は'60年代のタイガースには間に合わなくて。ソロになってからのジュリーのファンになって。
後追いでタイガースを聴いた世代なので。同窓会で初めてタイガースをリアル・タイムで聴けたので。
あまり区別はなく。自然にタイガースとして聴いていたので。このアルバムにも違和感も無くて。
時代を超えて大好きなタイガースのナンバーが聴けるから便利でいいよなと。
キャッチーなメロディーと美しいハーモニー。時を経ても、時代が変わっても。いいものはいいし。続くんだなと。
そんなことを感じさせてくれるアルバムでもあります。'60年代も'80年代もどっちも好きなんですよね。
そして。まさか。同窓会から、このアルバムから30年余りの時を経て。再結成されるとはね。
しかも「十年ロマンス」「色つきの女でいてくれよ」をね。ピーを含むオリジナル・メンバーで披露してくれるとはね。
あぁ、ジュリーを初めメンバーの中でも区別されること無く続いているんだなと。なんか嬉しかったなぁ。

銀河の彼方から。
何光年。
何千光年。
何万光年。
飛び越えてくる。

距離とか。
時間とか。
そんなものは。
存在しないかの如く。
繋がっていく。

そんなものなど。
あるはずないと。
そんなものなぞ。
信用できるかと。
そうだったんだけど。

なんかね。
そうでも。
ないんだなとか。
それも。
なかなかいいもんだなとね。

そうなんだよね。
ほんのここ数年だけど。
ちょっとね。
そんなことを。
思ったりもして。

距離とか。
時間とか。
関係なく。
いいものはいいし。
好きなものは好きだし。

それでいいんだなと。
それがいいんだなと。
そう感じさせてくれる。
出会いがあって。
縁が続いて。輪が広がって。

笑顔。
笑い声。
共感。
楽しい時間。
それっていいなとね。

それこそ。
銀河を超えて。
それでも。
続いていきそうな。
そんな絆もいいかもとね。

銀河を超えて。



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2013/06/28 Fri *このひと時を / 沢田研二

20130628awonderfultime


このひと時を。

この心弾む。
楽しく。
明るく。
笑顔はじける。
この時間を。

今夜も。
また。
いつもの様に。
迎えてる。
過ごしてる。

それがいい。
それでいい。
この時間が。
あること。
それがなにより素晴らしい。

『A Wonderful Time』'82年リリース。
沢田研二、ジュリーの17枚目となるオリジナル・スタジオ・アルバム。
前作の『ス・ト・リ・ッ・パ・-』に続いてバックはエキゾティクス、プロデュースは加瀬邦彦で。
ロックな、ロックンロールなジュリーの魅力が溢れてる、全開になってるアルバムです。好きなんですよねぇ。
どの時代のジュリーも、どのアルバムも好きですけど。この頃のアルバムのロック濃度の高さに惹かれます。
今夜、幕を開けた“沢田研二 LIVE 2013 『Pray』”でも歌われた「お前にチェックイン」で始まって。
「素肌に星を散りばめて」で終わるまでの全10曲。捨て曲無し。実に御機嫌です。実に素晴らしいのです。
リアル・タイムで手に入れて。テープにダビングして。ウォーク・マンで毎日聴いていたので思い入れも強いし。
今でもこのアルバムに針を落とすと。その頃の風景とか、空気とか匂いとか、その他もろもろすぐに蘇るし。
ろくでもない日々だったので。思い出したくもないことも多いんですけどね。まぁ、そこは記憶は加工できるので。
数少ない。心ときめく様な時間、瞬間だけが蘇る様になってるかな。このアルバムとの出会いも心ときめいたし。
ジュリーの歌声が無かったら、ろくでもないじゃ済まない日々になってたかもですので。感謝の気持ちもあって。
針を落とすと。ウキウキワクワクするアルバムなのです。殆ど全曲一緒に歌えるんじゃないかな。たぶんですが。
そうそう。ロックンロールなナンバーもいいんですけど。「パフューム」なんてスローなナンバーも素晴らしくて。
ドキドキゾクゾクして。最後は切なくなると。このナンバーには個人的な思いでの残り香もあるから尚更か・・・
ジュリー自身、加瀬さんに加えて。佐野元春とか、大沢誉志幸が書いたナンバーもあるのですが。
それがジュリーの歌声にあってるんですよね。ここらもジュリーがロックンローラーたる証左かなとも思います。

このひと時を。

この心安らぐ。
柔らかく。
優しく。
笑顔こぼれる。
この時間が。

今夜も。
また。
ごく自然に。
訪れる。
楽しんでいる。

それがいい。
それでいい。
この時間が。
あること。
それがなにより素敵だなと。

このひと時を。

楽しく。
柔らかく。
過ぎる。
流れる。
この時間。

ごく自然に。
笑顔が。
はじける。
こぼれる。
この時間。

このひと時を。

楽しもう。
愛しもう。
沈んでいよう。
それがいい。
それでいい。

このひと時を。



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2013/05/18 Sat *ずれててもいい / 沢田研二

20130518badtuning_4


ずれてるほうがいい。
とは思わないけれど。
ずれててもいい。
ちょっとやそっと。
ずれてても。
どうってことはないと。
そう言い切れるのだから。

なにからなにまで。
同じでなどあるはずがない。
同じでなどと求めるつもりもない。
少しばかり。
異なってる、違ってる。
それだからこそ好きになれる。
それだからこそ楽しんでいられる。

別々なんだよ。
一人と一人なんだよ。
どんなに頑張ったってね。
せいぜい。
ひと時を共に過ごせる。
ひと時、並んで歩ける。
それくらいのものだと知ってるから。

ずれててもいい。

『Bad Tuning』'80年リリース。
「恋のバッド・チューニング」をフューチャーした沢田研二、ジュリーのアルバム。
確かオリジナルとしては14枚目になるアルバムで。ジュリーのアルバムの中でもロックしてる1枚。
『TOKIO』、このアルバム、『G.S.I Love You』、『S/T/R/I/P/P/E/R』、『A Wonderful Time』と。
ロックなジュリーです。歌謡ロックの頂点を極めた華やかさとカッコ良さがあります。いま聴いてもゾクゾクします。
このアルバムでは数曲がライヴ録音されていて。そのラフさがまたスリリングでいいんですよね。
そのライヴでは吉田建が率いるオールウェイズがバックを務めていて。柴山和彦も名を連ねています。
バンドに、バンドのヴォーカリストであることへのジュリーの拘りが表れていて。一体となってロックしています。
スタジオ録音のナンバーも、その空気感などライヴを意識した感じがあって。
収録されているナンバーもどれも華があり親しみやすくもあり。ライヴ向けかなと思わされて。
毎年ツアーを行うことにも、ライヴにも拘っているジュリーです。狙いはそこにあったんだろうなと。バッチリだねと。
レコードで聴いてて。これだけ臨場感があって高揚するんだから。ライヴなら尚更だった筈で。
観たかった、聴きたかったなと。この頃のライヴ音源、いつか陽の目を見ませんかね。無理だろうなぁ・・・
歌詞もですね。「どうして朝」とか「アンドロメダ」とか「みんないい娘」とか。いい塩梅にいい加減で思わせぶりで。
そんな世界がジュリーには憎らしい程似合うんですよねこれがまた。憧れたなぁ、遥か遠かったですけどね。
昔も、今も。これからもそんなジュリーは自分にとって永遠の憧れのロック・スターなんだなぁ。
ところで。毎朝、「どうして朝」って気分にだけはなって。出だしの歌詞を口ずさんだりしてはいます(苦笑)。

ずれてるほうがいい。
とまでは言わないけれど。
ずれててもいい。
ちょっとやそっと。
ずれてても。
どうってことはないと。
確信していられるのだから。

なにからなにまで。
一緒でなどあるはずがない。
一緒でなどと求めるつもりもない。
少しばかり。
異なることもある、違ってることもある。
それだからこそ好きになれる。
それだからこそ信じていられる。

別々なんだよ。
一人と一人なんだよ。
どんなに願ったってね。
せいぜい。
ひと時を共に過ごせる。
ひと時、肩寄せ合って歩ける。
それくらいのものだと知ってるから。

ずれててもいい。

ずれててもいいんだ。
出勤時間も。
帰宅時間も。
時には休みまでも。
ずれてしまって。
平日共に過ごす時間が少なくなっても。
折角の休日に共に過ごせない時間があっても。
それでもいいんだ。
どうってことはないと。
言い切れるから。
確信してるから。
我慢できるんだ・・・するんだ。

ずれててもいい。

だから。
せめて。
ランチくらいはね。
いつもの店で。
一緒に食べよう!



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2013/03/31 Sun *ありのまま / PYG

20130331pygorg


ありのまま。
そのまま。
そのはずで。
そのつもりで。
だけど。そいつが難しい。

あるがまま。
そのまま。
そう思って。
そう信じて。
だけど。そいつが困りもの。

ありのまま。
あるがまま。
そのまま。
思うほどに。
信じるほどに。
そうはいかなかったりする。

『オリジナル・ファースト・アルバム』'71年リリース。
ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・スパイダーズのメンバーによって結成されたピッグの1stアルバム。
沢田研二、ジュリーと萩原健一、ショーケンのツイン・ボーカルと言う、夢の様な二枚看板を誇ったピッグです。
そして岸部修三、サリーに大口広司、井上堯之、大野克夫とまさにGS界のスーパー・スターが顔を揃えていて。
日本初のスーパー・グループと言っても過言じゃないバンドだったんですよね。改めて凄いメンバーだなと。
元々はジュリーを除くメンバーが'70年の後半くらいから脱GS、ニュー・ロックのバンドを構想していて。
事務所の意向に反してバンド志向が強かったジュリーにサリーが声をかけてジュリーも参加したとの事です。
既にザ・タイガースのライヴでもロック・ナンバーのカヴァーとかやってた様なので。当然の流れだったのかなとも。
サリーはかなりのハード・ロック好きだったみたいですしね。自分達のありのまま、あるがままにやってみたと。
そんなメンバー達の思いが昇華された素晴らしい、捨て曲の1曲も見当たらないアルバムなのです。
ですが。だけど。当時は殆ど評価されず、受け容れても貰えなかったと。後追いで聴いた身では不思議だなと。
なんでもロックは反体制だと思われていたので。GS出身、大手芸能事務所所属ってだけで不評を買ったとか。
別にねぇ出自なんてどうでもいい。そのやっている音楽だけが総てだと思うんですが。そうもいかなかったと。
更にジュリーのファンとショーケンのファンが仲が悪くて贔屓の引き倒し状態になっちゃったとか・・・やれやれと。
プログレ的な感覚もある多彩なサウンドに、幻想的だったり情緒的だったりと表情豊かな詩の世界と。
それも殆どがメンバー自身の手によるもので。その才能の豊かさに今更ながら驚かされる思いがします。
特にサリーは、あのジョン・ポール・ジョーンズをも感心させたと言うベースに、印象的な詩作にと。
地味ながらも八面六臂で縁の下からバンドを支えています。カッコ良いのです。何故に評価されなかったのかと。
時代が悪かったと言えばそれまでですが。ありのまま、あるがままが受け容れられない時もあるんですよね・・・
あっ、この初回盤のジャケット、鼻を押すと豚の鳴き声の様な音がします。その遊び心も好きです。

ありのまま。
そのまま。
そのはずが。
そのつもりが。
それが。そいつが楽じゃない。

あるがまま。
そのまま。
そう思ってた。
そう信じてた。
それが。そいつが簡単じゃない。

ありのまま。
あるがまま。
そのまま。
思うほどには。
信じるほどには。
そうでもなかったりする。

いままでやってきた。
ここまでやってきた。
そのままで。
その延長で。
そのまま続いていく。
そのまま乗り越えていく。
いける。
そう思ってた。
そう信じてた。
それがなかなかその通りにはいかなくて。

ありのまま。
あるがまま。
そのまま。

ありのまま。

なかなかに難しい・・・



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2013/01/12 Sat *思いきり・・・ / 沢田研二

20130112omoikirikizana


結局。
色々な。
ものや。
ことを。
決めるのは。

楽しんだり。
面白がったり。
ジタバタしながらでも。
続けられるか。
続けていけるか。

いつまでも。
楽しめるか。
面白くできるか。
それも。これも。
結局。

『思いきり気障な人生』'77年リリース。
沢田研二、ジュリーの10枚目のオリジナル(スタジオ録音)・アルバム。
全曲、阿久悠と大野克夫の手によるナンバーでしめられた初のアルバムで。
確かこの路線が3枚ほど続いたんでしたっけね。妙に湿っぽい演歌なナンバーもあって。
なんだかなぁって感じもあるのですが。それもまたジュリーの世界にはなっています。
なんたって'77年のジュリーですからねぇ。何をやっても許せてしまう輝きと勢いがあるのです。
歌謡界のトップを走り続けて、ついに独走態勢に入ろうかとしていた頃のジュリーですからね。
歌謡曲としての完成度、パワーがやっぱり桁違いな感じに溢れているんですよね。
「あなたに今夜はワインをふりかけ」「さよならをいう気も無い」「憎みきれないろくでなし」「サムライ」・・・
そして「勝手にしやがれ」ですからね。もう何と言うか、何と言っても、何を言っても無敵状態ですね。
ジュリー自身は夢を見ない人間だなんて語ってましたが。その分だけ、他人には夢を見せてくれるんだよねと。
それは。それだけジュリーに夢を見たくなる人達が多いってことでもあり。それは恐らく“業界人”も同じで。
誤解を恐れずに言えば。そんな人達の“玩具”になって遊ばれること、遊ぶことを一切厭わなかったんだろうなと。
その思いきりの良さこそが、ジュリーがジュリーたる、ジュリーがスーパー・スターたる所以なんだろうなと。
その半端ない吹っ切れ方で道を、世界を切り拓いてきたきたんだろうなと。やっぱりカッコいいんですよね。
そこで。やりきったからこそ。今は自分のペースで、自分のやりたい様にやってられると。
そこにも。また迷いはなく。とびっきりの思いきりの良さがあるんですよね。結局、そこなんだよなぁ。
そこに惹かれて。そこが好きで。今夜のライヴも。一緒に歌って、笑って、楽しんでいると。そして。これからもね。

結局。
どんな。
ものも。
ことも。
決めるのは。

楽しめるのも。
面白ががれるのも。
ジタバタしながらでも。
続けられるのも。
続けていけるのも。

いつまでも。
楽しんでやろうと。
面白くしてやろうと。
そうさ。そうなんだ。
結局。

どこまでも。
楽しんでやろうと。
面白くしてやろうと。
そうさ。そうなんだ。
結局。

思いきり。
やれるか。
吹っ切れるか。
半端なく。
思いきり。
いつまでも。どこまでも。
思いきり・・・ね!



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2012/12/29 Sat *逃げ出せ / 沢田研二

20121229thefugitive


逃げ出せ。

さぁ。
もう。
終わりだ。
お終いだ。
止めにするんだ。

なんだかんだも。
あれやこれやも。
済んでいようがいまいが。
一先ず終わり、お終い。
止めてしまおう。

心残りなど。
気がかりなど。
無くなりはしない。
消えはしない。
止めるにこしたことはない。

日常から。
非日常へ。

逃げ出せ。

『The Fugitive 愛の逃亡者』'74年リリース。
沢田研二、ジュリーのオリジナル・アルバムの中でも異色な一枚となったアルバム。
何が異色・・・特徴的かと言うと。全曲が英語で歌われていること。そしてそのまま日本でも発売されたと。
全曲ロンドン録音ってのはこれ以前にもあったのですが。全曲英語ってのはヨーロッパ進出を狙ったからで。
このアルバムも、タイトル・ナンバーである「愛の逃亡者 The Fugitive」もヨーロッパで発売されました。
で、日本でもそのまま、英語のままで。これ、時代を考えるとかなり挑戦的だったんだろうなと思います。
ガキだった頃は、へー、ジュリーって英語とかでも歌えるんだぁ、凄いなぁと単純に吃驚してましたが(笑)。
ジュリーも、そしてブレインだった加瀬邦彦も本気だったんですよね。しかもそのまま日本でも勝負しちゃうと。
それを許したナベプロとポリドールも度量が大きかったんでしょうね。だって、ジュリーはアイドルでしたからね。
勿論、その枠に収まらずに挑戦し続けるところがジュリーらしくて、カッコ良いんですけど。それにしてもねぇ。
一応、歌謡曲の世界にいたわけですからね。こけたらどうすんのよとか・・・思わなかったんでしょうね。
それだけの勢いもあったんでしょうし。「愛の逃亡者 The Fugitive」、オリコンで最高12位を記録してるんだとか。
当時のジュリーのシングルにしては低調かなって・・・でも英語で歌ってもこのチャート・アクション、流石だなと。
プロデューサーもイギリス人なので。サウンドは完全にブリティッシュ・ロックで。時代かな、グラムしてるなと。
スウィートとか、スレイドとかね。ちょっとオールディーズ的な感じもするなと思ってたら。このプロデューサーが。
あのルーベッツの「Sugar Baby Love」を仕掛けた人だったりするらしいです。なるほどねと。どうりでねと。
「Sugar Baby Love」大好きなんです。初めから妙にツボにはまったのは。ジュリーで聴いたサウンドだったんだと。
今も変わらずに挑戦し続けてるジュリーです。毎年恒例のお正月のライヴも今から楽しみなのです。

逃げ出せ。

さぁ。
もう。
終わったんだ。
お終いったらお終いだ。
止めにしたんだ。

なんだかんだも。
あれやこれやも。
済んでいなくても構わないんだ。
一先ず終わった、お終いだ。
止めてしまったんだ。

心残りなど。
気がかりなど。
どうせ何処かに残るし。
消え去らないで片隅に。
それでも止めるにこしたことはないんだ。

日常から。
非日常へ。

逃げ出せ。

さぁ。
この一杯を飲んだら。
さぁ。
この眠りから覚めたら。
新しい。
初めての。
試みで。
非日常へと旅立つんだ。

逃げ出せ。

暫し、逃亡者になろう!



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