« 2006/10/14 Sat *翳りゆく部屋 / The Small Faces | トップページ | 2006/10/16 Mon *目の覚める一撃を / J. Geils Band »

2006/10/15 Sun *風にふかれて / Jeff Beck

20061015blowbyblow


昔と比べれば。
足取りは遅く。
変化も小さく。
それでもやっと。
それでも確かに。
季節が廻り始めた。
風の温度が。
風の匂いが。
そんな知らせを告げている。
そんな風にふかれてみようか。

『Blow By Blow』'75年リリース。
ヤードバーズ、ジェフ・ベック・グループ、ベック・ボガート&アピスとキャリアを重ねてきて。
どうもバンドの一員としては向いてないことに気づいた(?)ジェフ・ベックの初のソロ・アルバム。
あのジョージ・マーチンをプロデューサーに迎えて。気持ち良さ気なベックのギターが響きます。
歌うのは苦手で。ヴォーカリストとも相性が悪くて。ならばとことんギターを聴かせようと思ったか。
とにもかくにも。全編に渡って鳴り止まないベックのギターが心地良く吹き抜けていくのです。
この雰囲気作りには多分にマックス・ミドルトンの弾けて転がるキーボードも貢献してるかな。
(余談ですがロンドンで観たミック・テイラーのライブ後に少しだけ話すことのできた
 マックスはとても優しげで良い感じの小父さんではありました)
初めて聴いた中学生の頃はインストばかりなのがどうにも馴染めなかったりしたのですが。
今ではベックのギターが歌っているのを感じられる様になりました。歳をとるのも悪くは無いですね。
『ギター殺人者の凱旋』って邦題はどうかなと思いますが、「Cause We've Ended As Lovers」の邦題、
「哀しみの恋人達」はとても素敵な邦題だなと昔から妙に印象に残っていたりもします。

微かに、でも確かに。
足跡は残っていく。
景色も変わっていく。
それを辿りながら。
それを目に焼き付けながら。
世界が動き始める。
風の温度が。
風の匂いが。
そんな知らせを告げている。
そんな風にふかれてみようか。

風にふかれて。
またひとつずつ。
そうすこしずつ。
歩き始めるのです。

|

« 2006/10/14 Sat *翳りゆく部屋 / The Small Faces | トップページ | 2006/10/16 Mon *目の覚める一撃を / J. Geils Band »

001 British Rock」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/12300644

この記事へのトラックバック一覧です: 2006/10/15 Sun *風にふかれて / Jeff Beck:

« 2006/10/14 Sat *翳りゆく部屋 / The Small Faces | トップページ | 2006/10/16 Mon *目の覚める一撃を / J. Geils Band »