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2006年10月

2006/10/29 Sun *やっぱり、これだね / The Rolling Stones

20061029throughthepast


そりゃ。
旅先は旅先で。
楽しいし。面白いし。
美味しいし。旨いし。
ちょっとした。
小旅行なんて好きなんだけど。

でも。
やっぱり。
地元なんて言うのは。
ちょっと口幅ったいけど。
いつもの街に帰ってきて。
いつもの店の扉を開けて。
馴染んだカウンターに腰掛けて。
気の置けない空気の中で。
ジャックを一杯。
やっぱり、これだね(笑)。

『Through The Past,Darkly(Big Hits Vol.2)』'69年リリース。
八角形の変形ジャケットが印象的なローリング・ストーンズのベスト・アルバム。
英国盤と米国盤では選曲も曲数も異なりますが、英国盤がやはりいいかなと。
ヒット曲でもなく、年代的にも外れてる「You Better Move On」が収録されていて。
リリース前に亡くなったブライアン・ジョーンズへの哀悼の意思も感じられるし。
なんと言ってもアルバムの頭が、針を落としたら聴こえてくるのが、あのイントロ。
「Jumpin' Jack Flash」が一発目ってのが最高に御機嫌でいい感じなのです。
デッカ、ロンドン時代のベスト・アルバム、編集アルバムは星の数ほどありますが。
やっぱり、これだねの一枚はこのアルバムだと思うのです。好きです。

そうさ。
ここは負けられないとか。
ちょっと決めなきゃとか。
しんどいけど。きついけど。
いかなきゃって時。
何か聴いて気合入れようと。

そうさ。
やっぱり。
この曲だよな。このバンドだよな。
あまりにもベタだなとは思うけど。
いつもこの曲に励まされて。
いつもこの曲に乗せられて。
腰で膝でリズムを刻んで。
心にパワーを溜め込んで。
さぁ、いこうぜ。
One、Two !
やっぱり、これだね(笑)。

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2006/10/26 Thu *要は・・・ / Sam & Dave

20061026soulmen


知識は必要だ。
読んだこと。調べたこと。
学んだこと。教わったこと。
それは必要だ。

体験も必要だ。
触ったこと。作ったこと。
やったこと。習ったこと。
それも必要だ。

でもそれだけでは足りない。
もっと大切なものがある。

それは・・・

『Soul Men』'67年リリース。
“ダブル・ダイナマイト”、サム&デイブのスタックスにおける3rdアルバム。
ヘイズ&ポーターの手による大ヒット曲「Soul Man」をフューチャーして。
正に爆発するかの如き勢いで弾けまくるナンバーもあれば。
少し抑えた雰囲気で内に秘めた思いが滲み出てくるバラードまで。
緩急自在に硬いも柔らかいも。巧みに使いこなすサム&デイヴです。
そして何よりも。2人の歌声から、掛け合いから感じられる熱き魂が魅力的なのです。
要は・・・かのオーティス・レディングでさえステージでの共演を恐れたと言うその熱さ。
思いのたけを。漲る情熱を。その全身から感じさせる熱さこそがサム&デイヴなのです。

知識は必要だ。
読んだこと。調べたこと。
学んだこと。教わったこと。
それは必要だ。

体験も必要だ。
触ったこと。作ったこと。
やったこと。習ったこと。
それも必要だ。

でもそれだけでは足りない。
もっと大切なものがある。

要は・・・
熱き思い。
やろうとすることに。
やらなければならないことに。
どれほど思いがあるか。
どれほど好きになれるか。
どれほど心を震わせられるか。

そして。
その熱き思いを。
どれほど。
互いに感じられるか。
どれほど。
互いで分かち合えるか。
そこが勝負の分れ目なんだ。

要は・・・
熱き思いを、熱き魂を。
背負った者になれるかどうか。
背負った者同志でいられるかどうかなんだ。

さぁ、覚悟は出来たかな?

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2006/10/25 Wed *まわる、まわる、まわる / The Spinners

20061025spinners


昨日とは。
うって変わって。
青い空に白い雲。
穏やかな陽光に心地良い風。
やっぱりいいな。
心が、気持ちが。
ふわふわと。浮きたつな。
明るい方へ。楽しい方へ。良い方へ。
回りだしていくようで。
回る、回る、回る。

『The Best Of』'78年リリース。
デトロイト出身でありながらフィリー・ソウルを代表するコーラス・グループとなったスピナーズ。
モータウンを離れ、ヒット曲を連発し続けたアトランティック時代のベスト・アルバム。
リード・ヴォーカル、フィリップ・ウィンを中心としたハーモニーの流麗な美しさがいい感じです。
巧みにリズムを刻み、華麗にステップを踏んで。熱く、甘く歌い上げる。そんな勇姿が目に浮かびます。
それになんと言ってもこのジャケット。鮮やかに彩られた指先が優しく針を落とそうとしている・・・
今にもレコードが回りだしそうで。流れ出す音まで聴こえてきそうで。
アナログ盤の大好きな自分の様な人間にとっては堪らなく魅力的だったりします。好きだなぁ。

こんな日は。
不思議なもので。
みんなの心も穏やかで。
あれやこれや。
いろんな物事が。
固まっていたものも。動かなかったものも。
ふわふわと。浮きたつに。
明るい方へ。楽しい方へ。良い方へ。
回りだしていくようで。
回る、回る、回る。

そんな。
穏やかで。
ちょっといい兆しのあった日の。
そんな一日の終りに。
あれやこれや。
様々な思いを廻らせてみる。
お気に入りのレコードが。
回る、回る、回る。
凝り固まっていたはずの思いも。
明るい方へ。楽しい方へ。良い方へ。
回りだしていくようで。
回る、回る、回る・・・

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2006/10/24 Tue *雨にないてる / Ann Peebles

20061024icantstandtherain


雨だ。
雨が降っている。
今夜の雨は。
どんな雨だろう。
どんな顔を見せてくれるだろう。
どんな言葉を囁いてくれるだろう。
どんな・・・

『I Can't Stand The Rain』'74年リリース。
その凛とした横顔も印象的なハイ・サウンドの歌姫、アン・ピープルズの4thアルバム。
切れの良さと、腰にくる重みが同居した。そんな心地良いハイ・サウンドならではのリズム。
そんなリズムを乗りこなして。ミディアムからスローまで。味わい深いアンの歌声が絶品です。
特にこのアルバムでは引き加減が絶妙で。決して声高でも、過剰でもなく、でしゃばらず。
少しだけ距離をおいた。その陰の中から届いてくる様な。密やかな熱さに惹かれてしまいます。
冷たい雨がそぼ降る夜の街角で。何処かから聴こえてくる。妖しく、甘い、啼き声なのです。

雨だ。
雨が降っている。
今夜の雨は。
どんな雨だろう。
どんな顔を見せてくれるだろう。
どんな言葉を囁いてくれるだろう。
どんな・・・

耳を済ませる。
ふと振り返る。
今。そこで。誰かが。
啼いている。
誰だ。そこで。今。
啼いているのは。

危険で。甘美な。
啼き声で誘うのは。
雨音なのか。
それとも・・・

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2006/10/22 Sun *なかよし / Marvin Gaye & Tammi Terell

20061022marvinandtammi


えっ?なになに?
仲がいいって。
うん?なになに?
誰が見ても解るって。
そうだね。
何処に行っても。
誰が見てもね。
間違いないみたいだよ。
そりゃそうだよ。
だって。
本当に仲が良いんだから。
自分達でも不思議なくらい。
理論でも無く。理屈でも無く。
解ってるんだ。感じてるんだ。信じてるんだ。

『Greatest Hits』'70年リリース。
モータウンを代表するデュオ、マーヴィン・ゲイとタミー・テレルのヒット曲を集めたアルバム。
カッコいいボーイ・フレンドと可愛いガール・フレンド。そんなイメージがピッタリの2人。
あくまでもビジネス上のカップルだったのですが。思わず勘繰りたくなるほど息が合っています。
個人的にはマーヴィンとキム・ウエストンのデュオも迫力があって好きなのですが。
2人の掛け合い、息づかいから感じられる甘さ、幸福感、仲の良さ・・・
やはりマーヴィンの隣にはタミーが、タミーの隣にはマーヴィンが一番似合いで。収まりがいい様です。

えっ?なになに?
安心しすぎだって。
うん?なになに?
寛ぎすぎだって。
そうだね。
何処に行っても。
誰が見てもね。
不思議みたいだよ。
そりゃそうだよ。
だって。
他の誰かじゃ駄目だって。
この二人だからいいんだって。
理論でも無く。理屈でも無く。
解ってるんだ。感じてるんだ。信じてるんだ。

たったそれだけのことなんだ。

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2006/10/21 Sat *単純に、簡単に / Andy Fraser Band

20061021andyfraserband


単純に。
そう単純に。
ただ心の赴くままに。
そうすれば。
選ぶべきして選んで。
残るべきして残って。
それだけの。
単純な世界で。
いいんだよな。

『Andy Fraser Band』'75年リリース。
フリー解散後、シャークスを経て自らのバンドを結成したアンディ・フレイザー。
ギター・レスのトリオと言う特異な編成で自らの目指すサウンドを追求しています。
フリー時代から自由に弾むベースを奏でて、独特の色香を醸し出していたフレイザー。
またフリーの幾多の名曲を作ってきたフレイザーでもあるので。
リズムを重視しながらも実に鮮やかでキャッチーなメロディーが耳を奪います。
肝心な事さえ忘れなければ、外さなければ。大袈裟にしなくても、難しくしなくても。
充分に描ける世界があるのだと。そんなことを教えてくれるいいアルバムです。

簡単に。
そう簡単に。
ただ体の求めるままに。
そうすれば。
動くべきして動いて。
向うべきして向って。
それだけの。
簡単な世界で。
いいんだよな。

そこにこそ。
思い描く。
あるがままの。
姿があるのかもしれない。

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2006/10/20 Fri *その一足が / Faces

20061020firststep


さぁ、それでは。
始めましょうか。
歩き出しましょうか。
おっと。
どうにも。
おぼつかないかな。
それでも。
まぁ、笑いながら。
とにかく一足を踏み出しましょか。

『First Step』'70年リリース。
スティーブ・マリオットの抜けたスモール・フェイセズ。残ったメンバーがロン・ウッドに声を掛けて。
ロン・ウッドがロッド・スチュワートを連れてきて。“ビッグ”な2人が加わってフェイセズになりました。
そんなフェイセズとしての1stアルバム。ギターの教則本を手にしたロンの洒落っ気が御機嫌です。
まぁ、ジェフ・ベック・グループではベース弾かされてましたから(?)、本職復帰で気合も入ると。
ロンが持ち込んだ大らかな陽気さと。ロニー・レインが醸し出す仄々とした朗らかさと。
それらが絶妙に融合した空気の中からロッドの蒼くも味わいのあるヴォーカルが聴こえてきます。
未だ混沌としていますが。既に思わず一緒に鼻歌でも口ずさみたくなるフェイセズの“音”が生まれています。
個人的にはロンもロッドもフェイセズ(及び並行していたソロ活動)時代が一番好きかも知れません。

さぁ、とにもかくにも。
始ったからには。
歩き出したからには。
おっと。
そう簡単に。
止まったりしないで。
曲がっても。
間違っても。
まぁ、笑いながら。
寄り道したら何かに出会えるかもしれないし。
戻り道にも何かが落ちてるかもしれないし。

とにかく。
その一足を踏み出して。
また。
次の一足を踏み出して。
その一足が道となり。
その一足が道となる。
迷いはあってもね(苦笑)。

先は長いから。
楽しく。気楽に。
鼻歌でも口ずさみながら。
一足、一足、行きましょう。

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2006/10/19 Thu *そこから先は / John Mayall & The Bluesbreakers

20061019allyourlove


せいぜい。
そこまで。
たぶん、そんなもの。
教科書やマニュアルを作って。
講座やカリキュラムを組んで。
確かに。
それは大事なこと。
でもそれで総てが解ると。
でもそれで何でも出来ると。
そう思ったら大間違い。
正しく読めれば。正しく聴ければ。
60点は取れるかな。
そこから先は。

『John Mayall With Eric Clapton』'66年リリース。
ジャケットでクラプトンが手にしているコミックのタイトルから『Beano』の通称でも知られる、
ジョン・メーオール&ブルースブレイカーズ、クラプトン在籍時唯一のアルバム。
とにもかくにも。このアルバムでのクラプトンのプレイ、それが総ての始りだったりします。
そのキャリアにおいて早くも一つの頂点に達したかの様な熱いギターに心が躍ります。
クラプトン独自の解釈によるブルース(後にそれが自らを追い詰めたりもしますが)と、
それを奏でる為に生み出されたレス・ポールとマーシャルの組合せによるサウンド。
これによりクラプトンは“神”となり、クラプトンに魅せられ、憧れた多くのフォロワーが生まれて。
このアルバムを教科書としながら、このアルバムに学びながらも。このアルバムを超えようとして。
ピーター・グリーン、ミック・テイラー、ポール・コゾフ・・・それぞれが自らの世界を築いていき。
英国におけるブルース・ロックやハード・ロックが大きな流れとなり隆盛を誇ったのだと思います。
(クラプトンに主役の座を奪われた感のあるメイオールの魅力に関してはまた別の機会に)

たかが。
されど。
たぶん、そんなもの。
教科書やマニュアルなんて。
講座やカリキュラムなんて。
確かに。
基本はそこにあるだろう。
でもそれを覚えただけでは。
でもそれを鵜呑みにしていては。
そこから先へは進めない。
行間を読めなければ。応用しなければ。
60点で終わってしまう。
そこから先は。

そこから先がしりたい。
そこから先へ行きたい。
そいつは誰も教えてくれない。
そいつは自分でやるしかない。
一つだけ肝心なのは・・・
おっと。そこから先は、ただでは話せないな(笑)。

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2006/10/18 Wed *これが私の生きる道 / Steppen Wolf

20061018borntobewild


やめた。やめた。
カッコつけてみたところで。
柄じゃないものは柄じゃない。
無理してみたところで。
着こなせないものは着こなせない。
どんなに似せてみたところで。
物真似は所詮物真似にすぎない。
それで。
堅苦しくて。窮屈で。つまらないなんて。
それじゃ。
何にもなりゃしない。何のためだか解らない。

『Steppen Wolf』'68年リリース。
ヘルマン・ヘッセの作品からそのバンド名をとったステッペン・ウルフの1stアルバム。
未だヘヴィ・メタルはおろかハード・ロックなるものの定義も不確かだった時代に。
切り裂かれそうな鋭さと、火傷しそうな熱さで。新たな時代の幕開けを告げた“荒野の狼”。
そのわき目もくれずに我が道をひたすら疾走する様が何とも圧巻で痛快です。
そんなアルバムの中でも際立つのがかの「Born To Be Wild」です。
ヘヴィ・メタルなる言葉が初めて歌いこまれた曲だともいわれるこの曲こそ。
自らが信じるところに従い進む、自らの生きる道を高らかに宣言した狼の叫びなのです。
その叫びを耳にすると。こちらまで。もうとにかく。無性に血が騒いで。胸が掻き毟られるのです。

きめた。きめた。
カッコ悪くてもいいや。
自分らしくやればいいじゃないか。
無理して見栄なんか張らずに。
自分に似合う姿で歩けばいいじゃないか。
誰かの真似が巧くなるよりも。
誰にも真似されない自分になればいいじゃないか。
それで。
気楽に。開放的に。楽しければ。
それこそ。
何でもやれそうじゃないか。理屈なんかいらないじゃないか。

きめた。きめた。
これが自分のやり方だ。
これが自分の生きる道だ。
どうだ。まいったか。
あぁ、気持ちがいいなぁ。

叫んだ後が。
それこそ。
荒野を行くが如く。
大変だったりするんだけど。
まぁ、いいか。
それも自分の生きる道だ(苦笑)。

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2006/10/17 Tue *そこだけが総てでは/ Lynyrd Skynyrd

20061017freebird


よくは解らないけど。
どうにもこうにも。
学校ってのは。
酷いことになってるらしい。
まぁ、昔から。
教師なんてのは。
信用できない奴が多かったし。
同級生なんてのの中にも。
最低な奴等はいたけれど。
それにしてもな。
何だか虚しくなってくるな。哀しくなってくるな。

『Lynyrd Skynyrd』'73年リリース。
豪放磊落でいてどうしようもなく溢れてくる情感が魅力的なレーナード・スキナードの1stアルバム。
米国南部出身らしい大らかな豪快なサウンドと、フリー辺りの影響を感じさせるキャッチャーなメロディー。
この相反するかにも思われる要素が見事に溶け合っているところが他には類を見ない強みです。
あのデュアン・オールマンに捧げたとも言われる「Free Bird」がアルバムを締め括っています。
いつ聴いても鳥肌が立つトリプル・ギターと、涙腺を刺激する歌詞とメロディー。永遠の名曲です。
ロニー・ヴァン・ザントを始めとして。不意に旅立ってしまったメンバーへの鎮魂歌ともなったこの曲。
一方でいつも、今も。不当な抑圧と戦い続ける、真の自由を希求する人々への応援歌にも聴こえるのです。

余談ですがレーナード・スキナードなる奇妙なバンド名の由来は。
ロニー達が通っていた高校にいた、長髪嫌いで保守的で。
ロニー達を目の敵にしていた教師の名前、レオナルド・スキナーをもじったものです。
後に確執は水に流したのか。故郷でのライブにスキナーを招待してステージに上げてファンに紹介したとか。

そりゃ解らないさ。
どれだけ苦しいのか。
どれほど辛いのか。
俺は本人じゃないからな。
多分昔より。
教師なんてのも。
酷いんだろうな。
同級生なんてのも。
最低なんだろうな。
それにしてもな。
何だか嫌になってくるな。悔しくなってくるな。

誰も気にもとめないだろうけど。
とりあえず言っておこう。
今いる場所だけが。
今過ごしている時だけが。
そこだけが総てではないんだけどな。

どんなに傷つこうが。
どんなに惨めな思いをしようが。
膝を折ってでも。
地面を這い蹲ってでも。
生き抜かなきゃ駄目なんだよ。
生き残っていくしかないんだよ。
泣いて。喚いて。唇を噛み締めて。
うちひしがれてもいいんだ。
うちのめされてもいいんだ。
負けてもいい。逃げてもいい。
とにかく生きていてくれないかな。

そこだけが総てではないんだけどな。
ちょっといいことがある場所が。
少しでも笑える時間が。
きっと誰にもあるんだよ。
いつか出会えるその日まで。
いつも。今も。もう少しだけさ。
戦ってみないかな。
求めてみないかな。
未だ諦めるには早くないかな。

大きなお世話だったらご免。
でも俺は。
諦めが悪くてよかったと思ってるからさ。

本当に。
そこだけが総てではないんだけどな。

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2006/10/16 Mon *目の覚める一撃を / J. Geils Band

20061016blowyourfaceout


いや。だから。
ほんとにさ。
気をつけてはいるんだ。
毎度毎度さ。
週の頭からね。
寝惚けてちゃ話にならないから。
昨夜はちゃんと静かに大人しく。
夜遊びなんかしなかったんだ。
だから。すっきりしてるはずなんだけど。
そりゃさ。休みが終わるのが惜しくて。
ちょいとばかり夜更かしはしたけどね。
・・・やっぱり眠いなぁ。

目の覚める一撃を。

『Live-Blow Your Face Out』'76年リリース。
永遠の、そして超A級のB級バンド。黒光りするカッコ良さに満ち溢れていたJ.ガイルズ・バンド。
地元ボストンとデトロイトで収録された、ライブ・アルバムとしては2作目になる2枚組。
初期の疾走感に加えて。渋い味わいも加わって。より熱く、より濃厚に。
細かいことや、理屈は抜きにして。御機嫌で痛快なJ.ガイルズ・バンドのライブが堪能できます。
J.ガイルズのギターは歌ってるし。マジック・ディックのハープは極上だし。
セス・ジャストマンのキーボードはうなるし。で、何と言ってもピーター・ウルフのカッコ良さったら。
あのしゃがれた喉で。時には鋭く。時には渋く。その蒼白く燃える様な歌声に痺れます。
で、元々DJだったりするから。曲間で聴ける巻き舌のMCが歌声以上に(?)いいなと。
邦題『狼から一撃!』に偽りなし。眠気なんかあっという間にぶっ飛んでしまう一撃を喰らわされます。
こんなR&Rがあれば。こんなR&Rが聴けるのなら。それだけでいいんじゃないかななんてね。

いや。だから。
ほんとにさ。
気をつけてはいるんだ。
毎度毎度さ。
週の頭からね。
気が抜けてちゃ仕方ないから。
今朝ははちゃんと早起きして。
今週の予定を頭の中で描いてみて。
だから。きっちりしてるはずなんだけど。
そりゃさ。一週間長いよなって。
今から週末が待ち遠しかったりするけどね。
・・・やっぱり気合が入らないなぁ。

目の覚める一撃を。

だけど。あまりに。
想定外の。予想外の。
一撃を喰らったりすると。
返って眠くなったりするんだよな(苦笑)。

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2006/10/15 Sun *風にふかれて / Jeff Beck

20061015blowbyblow


昔と比べれば。
足取りは遅く。
変化も小さく。
それでもやっと。
それでも確かに。
季節が廻り始めた。
風の温度が。
風の匂いが。
そんな知らせを告げている。
そんな風にふかれてみようか。

『Blow By Blow』'75年リリース。
ヤードバーズ、ジェフ・ベック・グループ、ベック・ボガート&アピスとキャリアを重ねてきて。
どうもバンドの一員としては向いてないことに気づいた(?)ジェフ・ベックの初のソロ・アルバム。
あのジョージ・マーチンをプロデューサーに迎えて。気持ち良さ気なベックのギターが響きます。
歌うのは苦手で。ヴォーカリストとも相性が悪くて。ならばとことんギターを聴かせようと思ったか。
とにもかくにも。全編に渡って鳴り止まないベックのギターが心地良く吹き抜けていくのです。
この雰囲気作りには多分にマックス・ミドルトンの弾けて転がるキーボードも貢献してるかな。
(余談ですがロンドンで観たミック・テイラーのライブ後に少しだけ話すことのできた
 マックスはとても優しげで良い感じの小父さんではありました)
初めて聴いた中学生の頃はインストばかりなのがどうにも馴染めなかったりしたのですが。
今ではベックのギターが歌っているのを感じられる様になりました。歳をとるのも悪くは無いですね。
『ギター殺人者の凱旋』って邦題はどうかなと思いますが、「Cause We've Ended As Lovers」の邦題、
「哀しみの恋人達」はとても素敵な邦題だなと昔から妙に印象に残っていたりもします。

微かに、でも確かに。
足跡は残っていく。
景色も変わっていく。
それを辿りながら。
それを目に焼き付けながら。
世界が動き始める。
風の温度が。
風の匂いが。
そんな知らせを告げている。
そんな風にふかれてみようか。

風にふかれて。
またひとつずつ。
そうすこしずつ。
歩き始めるのです。

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2006/10/14 Sat *翳りゆく部屋 / The Small Faces

20061014intheshade


休日の午後。
やることはすませて。
特に急ぐ用事も無く。
出掛ける予定もあるにはあるが。
未だ誘いの電話もかかってこない。
のんびりと。ゆったりと。
翳りゆく部屋の中で。
自分だけの時間が流れていく。

『78 In The Shade』'78年リリース。
その歴史の中でもあまり語られることの無い“再結成”スモール・フェイセズの2ndアルバム。
“オリジナル”スモール・フェイセズの再評価を背景に再結成されたものの。
結果的にロニー・レインは参加せず。その穴の大きさは埋められなかったかなと思うのですが。
それでも尚、それだからこそ。スティーヴ・マリオットの魅力が全開となって表れています。
黒く熱く魂のおもむくままに。アップなナンバーもスローなバラードも自在に歌いこなすマリオット。
ブルースに、ソウルに。魅せられ続けたマリオットの歌に対する深い愛情が感じられます。
まぁ、それ故にスモール・フェイセズのアルバムである意味があまりにも薄れてしまったのですが。
とにかく未だ未だ元気に歌い続けて欲しかったと。その思いで胸がいっぱいになるマリオットの歌声です。

休日の午後。
珈琲を淹れて。
チョコレートを齧りながら。
好きなこのレコードに。
ここのところ聴いてなかったあのレコードも。
針を落として。裏返して。
翳りゆく部屋の中で。
自分だけの時間が流れていく。

翳りゆく部屋の。
陰の中から。
聴こえてくる声。
陰の中から。
届けられる思い。
それらに身を委ねながら。
自分と彼等の時間が流れていく。

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2006/10/13 Fri *黙ってられない / The Sensational Alex Harvey Band

20061013sahbwithoutalex


う~ん。
あぁ、もう。
だからさぁ。
なんでよ。

だめだ。だめだ。
がまん。がまん。
わかってはいるけど。
けど。けどね。

『Fourplay』'77年リリース。
リーダーにしてフロント・マンのアレックス・ハーヴェイが体調を崩して療養を余儀なくされて。
その間に残りのメンバーで制作されたセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド(SAHB)のアルバム。
正確にはSAHB(without ALEX)名義でのリリースとなっています。
良くも悪くも外連味たっぷりで大向うを張っていたアレックスが不在なので。
いつもよりストレートでタイトで。そしてメロディアスでハードなサウンドが展開されています。
勿論、このアルバムでもキレもあるのにコクもある、ザル・クレミンソンのギターは大活躍していて。
確かに爽快ではあるのですが。やはりどうにも素直過ぎて。味わいに欠けるのはいたしかたないかな。
口をガム・テープで塞がれて、ロープで縛られて裏ジャケットにだけ参加したアレックス。
この洒落の効いた。どんな状況も笑いにしてしまうセンス。そこに(だけ)はいつものSAHBが感じられます。

え~と。
おい、おい。
そうじゃないだろ。
なんなのよ。

だめだ。だめだ。
がまん。がまん。
わかってはいるけど。
けど。けどね。

もう限界。
黙ってられない。
はい。では。
ここからは私が。
さきほどの補足を…

やっちゃった。
またさぁ。
こっちを見ちゃったよ。
またさぁ。
こっちが掴んじゃったよ。

脇役でいいのに。
援護でいいのに。
正面に立っちまった。
黙ってればいいのに。
黙ってられない。因果だね。

仕方ないね。
教えられないこともあるから。
学ぶんじゃなくて。
盗んでおくれ。
そして追い越していくんだな。
もっとも。
そう簡単には譲らないけどね。
いけない。いけない。
また余計な一言が。

黙ってられないんだよなぁ(苦笑)。

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2006/10/12 Thu *刮目して / David Bowie

20061012changesbowie


それはそうさ。
そんなことは。
覚悟しておいてほしいな。
いつもいつも。
同じじゃないさ。
いつまでも。
変わらないわけじゃないさ。
風向きだって変わるんだし。
時だって流れるんだぜ。
だからそんなに。
驚くことでもないだろう。

『Changes One Bowie』'76年リリース。
シングルでヒットした曲のみで編集されたデヴィッド・ボウイのアルバム。
シンガー・ソングライターからグラム・ロック、そしてホワイト・ソウルへと。
メイジャー・トムからジギー・スターダスト、そしてシン・ホワイト・デュークへと。
『魅せられし変容』なる邦題のまま、ボウイの鮮やかな変身の軌跡を辿れます。
時の流れに敏く。己を活かすことに長け。魅力的であり続けたボウイです。
個人的にはやはりグラムなボウイに一番魅かれるのですが。
最近はソウルなボウイもいいなと改めて思っていたりもします。
そして幾つもの顔を持ち、常に変化、成長し続けた。その裏の素顔を覗いてみたくもなります。

それはそうさ。
こんなことは。
朝飯前さ。
いつもいつも。
同じじゃ飽きられるし。
いつまでも。
変わらなきゃ通じなくなるし。
風向きを読んで。
時の流れを利用して。
だからそんなに。
驚くことでもないだろう。

記憶とは違う顔で。
記録とは異なる手段で。
勝負に出ることもあるんだよ。
三日会わざれば刮目してってね。

まぁ、裏で舌を出してる。
素顔は変わってなかったりするんだけど(苦笑)。

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2006/10/11 Wed *原点回帰 / Fleetwood Mac

20061011originalmac


久し振りだな。
この手の作業は。
まぁ昔取った何とかで。
こうしてこうやって。
これはあれでと。
うん?何か違う様な。
これとあれが逆さまかな。
うん?しっくりこないな。
ここをこっちだったかな。
あれれ?あらら?
やばいなぁ。
忘れてるじゃない。
鈍ってるじゃない。

『The Original Fleetwood Mac』'71年リリース。
ピーター・グリーン脱退後に編集されたフリートウッド・マックのアルバム。
ダニー・カーワン加入以前の4人編成時代の未発表曲集です。
曲によってグリーンが主役だったり、ジェレミー・スペンサーが主役だったり。
相反する個性のギタリスト2人が鬩ぎ合っていた、火花を散らしていた。
そんなブルース・ロック・バンドとしてのマックの原点が垣間見える好編集盤です。
グリーンを失い、ポップなバンドへと生れ変わろうとしていた時期に。
敢えてこのタイトルでこの内容のアルバムを編集しリリースした。
そこに制作者のある思い、ブルースと言う原点に拘り続けた時代のマックへの思いを感じるのは。
いささかうがち過ぎで感傷的に過ぎるかもしれませんが。

思い出さなきゃ。
この手の作業は。
何が肝心だったかな。
これは外せないだろ。
あれも無きゃ駄目だよな。
うん?そうだそうだ。
ここで組み合わせるんだよ。
うん?いい感じじゃない。
後はこいつもはめ込んで。
おおっ?おろろ?
来たじゃない。
思い出したじゃない。
錆びてないじゃない。
この調子、この調子。

偶には。
原点を振り返らないと。
原点に戻ってみないと。
駄目な時もあるのです。

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2006/10/10 Tue *こんな朝だから / Badfinger

20061010straightup


空は青く澄んで。
陽射しも風も心地良くて。
こんな朝だから。
いつもよりゆっくりと。
少しだけ遠回りをして。
歩いてみよう。
こんな素敵な朝だから。

『Straight Up』'72年リリース。
前作『No Dice』と並んで代表作とされるバッドフィンガーの3rdアルバム。
どうにもそのキャリアを通じてトラブルの多かったバッドフィンガー。
このアルバムでもジョージ・ハリスンがプロデュースを務めていたものの。
例の“バングラディッシュ”で多忙になり断念。トッド・ラングレンが引継いだり。
それでもその楽曲の素晴しさがそれぞれのプロデューサーに生かされていて。
最大の持ち味である“切なさ”に加えて。ポップな側面も引き出されて。
瑞々しい魅力に溢れた何とも美しく優しいバッドフィンガーの世界が広がっています。
「Baby Blue」「Sweet Tuesday Morning」「Day After Day」…
切なさを描かせたら、歌わせたら。バッドフィンガーが一番だなと。

空は青く澄んで。
陽射しも風も心地良くて。
こんな朝でも。
これから始る一日は。
これから始る一週間は。
いろんなことがあるだろう。
いろんなことが起きるだろう。
そんな気は無いのに。
何かを押し付けたり。押し付けられたり。
そんなつもりは無いのに。
誰かを傷つけたり。傷つけられたり。
そんないつもの光景が繰り返されるのだろう。
仕方ないね。
でも切ないね。

だから。
少しだけ遠回りをして。
歩いてみよう。
こんな素敵な朝だから。
切なさを噛み締めながら。
切なさを感じられることに。
未だ心が震える瞬間があることに。
ささやかな幸福を感じながら。
歩いてみよう。

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2006/10/09 Mon *いつもと違う / The Police

20061009synchronicity


散歩して。
買物して。
馴染の店の扉を開けて。
カウンターに座って。
心地良い空気の中で。
ギネスを一杯。
ジャックを二杯、三杯。
いつもと同じ時の流れ。
いつもと同じ眺め。
でも。
いつもと違う。

『Syncronicity』'83年リリース。
ポリスの結果的にラスト・アルバムとなった5thアルバム。
デビュー当初はパンク・バンドとして扱われ。
現にそのムーブメントに乗ってブレイクしたポリス。
実はメンバーのキャリアやその志向性からも明らかな様に。
かなり計算され、狙いつくした戦略を持った“作られた”バンドだったかなと。
それでもそのサウンドに感じられるヒリヒリとした切迫感が好きだったのですが。
このアルバムではどうにも。計算し尽され完成度が高すぎて。
どうにも息苦しい感じがして。今一歩のめり込めなかったりもします。
「Every Breath You Take」なんて稀代の名曲もあるのですが。
このアルバムが最後になったことにやはりバンドとしての限界を。
このアルバムを最後としたことにバンドとしての潔さを感じたりもします。

会話して。
笑って。
扉の開く音に振り返って。
ため息を吐いて。
グラスの中で氷が鳴って。
また琥珀色の液体が注がれて。
ジャックに溺れて。
いつもと同じ時の流れ。
いつもと同じ眺め。
でも。
いつもと違う。

ほんの数日。
たったそれだけ。
離れているだけで。
吐息が感じられないだけで。
動きを追えないだけで。
姿を捉えられないだけで。
なにもかもが。
いつもと違ってしまう。

貴女がここに。
たったいま現れればと。
そんな思いが。
現になればいいのにと。
そんな思いが募っていく。
後一日。
たったそれだけ。
解ってはいるけれど。

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2006/10/07 Sat *急いてはことを / New York Dolls

20061007toomuchtoosoon


決めたつもりで。
すっかりその気で。
いたのだけれど。
なんだかどうも。
ちょっと急ぎすぎたかなと。
ちょっと忙しすぎて。
何かを忘れていたかなと。

『In Too Much Too Soon』'74年リリース。
ロンドン・ブーツで颯爽と時代を早足で駆け抜けていったニューヨーク・ドールズ。
最近も新たな編成でツアーを行いアルバムもリリースしているドールズですが。
やはりジョニー・サンダース、デヴィッド・ヨハンセンが並び立っていてこそかなと。
そんなオリジナル・メンバーでの2ndにしてラスト・アルバムです。
既にこの頃にはサンダースとヨハンセンの間に確執があったとか、
トッド・ラングレンに替えて起用したプロデューサーが使いものにならなっかたりとか。
問題は色々とあったようですが。そんなことはお構い無しに。
やさぐれたヨハンセンのヴォーカルに安物のナイフの様に危ないサンダースのギター。
それが絡み合うことによって生み出される煌びやかで物悲しいR&Rが鳴り響きます。
生き急ぎ、R&Rに殉じてしまったサンダースと、しぶとく生き残り歌い続けるヨハンセン。
そのどちらにも時代を早足で駆け抜けたが故に背負ってしまった性の様なものを感じたりもします。

決めたつもりで。
すっかりその気で。
いたのだけれど。
なんだかどうも。
ちょっと急ぎすぎたかなと。
ちょっと忙しすぎて。
何かを忘れていたかなと。

いろいろと。
ありすぎて。
詰込みすぎて。
見えるはずのものが。
見えていなかったのかな。
聴こえるはずのものが。
聴こえていなかったのかな。
急ぐには。
あまりにも。
背負いすぎていたのかな。

だから。
忘れていた何かの。
姿が見えてくるまで。
声が聴こえてくるまで。
急ぐのを止めて。
少しだけゆっくりと。
感じてみることにしよう。

そんなことを。
ふと感じさせる。
秋の日の昼下がりだったりする。

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2006/10/05 Thu *ダイナマイトに火をつけろ / Van Halen

20061005vanhalen


もやもや。
じめじめ。
いらいら。
え~いっ、鬱陶しい。
ドカンと一発。
やってしまえばいいんだよ。
さぁ、ダイナマイトに火をつけろ。

『Van Halen』'78年リリース。
新しい世代による、新しい時代のハード・ロックの誕生。
世界を揺るがしたヴァン・ヘイレンのあまりにも鮮烈な1stアルバム。
エディ・ヴァン・ヘイレンのギターから生じる強烈な衝撃波。
それは全く新しいギター・ヒーロー像を瞬く間に作り上げてしまいました。
勿論、従来のハード・ロックを範にしている、そんな影が過ぎる瞬間もありますが。
とにかくデヴィッド・リー・ロスの能天気な華やかさに代表される。
もう馬鹿馬鹿しいほどに、無駄で過剰。そんなサウンドと存在感が圧倒的で。
今までのものは何もかも薙ぎ倒して、爆破して。ただただ前へ前へと。
いくぞヴァン、こいヘイレンってな感じ(どんな感じだ)が最高です。
邦題の『炎の導火線』ってのが実に見事にこのアルバムの何たるかを表しています。

やったことがないなら。
やってしまえ。
例が無いなら。
作ってしまえ。
実績など。
やってしまえば。
後からついてくる。
新しい舟で。
新しい漕ぎ手が。
新しい航跡を作り出そうとしている。

邪魔なものは。
邪魔する奴は。
容赦しない。
ドカンと一発。
やってしまえばいいんだよ。
さぁ、ダイナマイトに火をつけろ。

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2006/10/04 Wed *そうは問屋が Rory Gallagher

20061004blueprint


ここでこうしたら。
あれはこうなってるはずだから。
こうして。ああして。
こうなって。ああなって。
こうなるはずだよね。
ああなるはずだよね。
あれ?なんで?どうして?
そうは問屋が・・・

『Blueprint』'73年リリース。
従来のギター、ベース、ドラムスのトリオ編成にキーボードが加わって。
初めてのカルテット編成で制作されたロリー・ギャラガーのアルバム。
テイスト時代からトリオだったので新機軸を求めたのか、単に飽きたのか。
とにもかくにもサウンド的には広がって。ギターとキーボードの絡みも新鮮に。
どことなく曲調も多彩になって。ここらはロリーの青写真が生きてるかなと。
それでもそんな計画の緻密さよりも相変らずの熱く、素朴な味わいが。
いつものロリーとの変わらなさがやはり最大の魅力だったりしますが。
ロリー、ほんとうにいいギタリストだなぁと。聴くたびに思うのです。

相手がいるわけだから。
誰かの頭と手と。心も介するわけだから。
こうして。ああして。
こうなって。ああなって。
こうなるはずだよね。
ああなるはずだよね。
そんな思惑通りにすすまないこともある。
そうは問屋が・・・

青写真を。
設計図を。
計画書を。
作ってみても。
思惑通りにいくとは限らない。
だから面白いのだけどね。

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2006/10/03 *Tue 違和感 / Led Zeppelin

20061003zepthrid


どこか。
そぐわない。
にあわない。
なじまない。
そんな。
隠し切れない。
漂うかの様な。
同化することの無い。
違和感が。
身を包んでいる。

『Led Zeppelin Ⅲ』'70年リリース。
凝った作りの変型ジャケットも魅力的なレッド・ツェッペリンの3rdアルバム。
(これはやはりアナログ盤で持ってないと…の1枚だと思います)
長期間のツアーと合間を縫ってのレコーディングにいささか疲れて。
ジミー・ペイジとロバート・プラントのコテージに籠っての曲作りから制作が始ったアルバム。
その為かペイジの好きだった英国のトラッドやプラントの好きだった米国のフォーク。
そんなアコースティックな部分が(特にB面では)表面に出ています。
前作までのハードなツェッペリンを求めるファンには不評だった様ですが。
ハードでブルージィーなツェッペリンも(特にA面では)健在で。
その多面性、混沌とした何でもあり感もツェッペリンならではと思うのです。
特に次作以降のあまりにも完成された揺るぎないサウンド(例外もありますが)と比較して。
未だどこか確立されていない、そぐわなさ、にあわなさも漂うかの様なサウンドで。
それはまたどこか「Immigrant Song」を入場テーマにしていた、あの“違和感”を
全身に纏っていたレスラー、ブルーザー・ブロディの佇まいにも通じていて、好きなのです。

どこか。
そぐわない。
にあわない。
なじまない。
そんな。
隠し切れない。
漂うかの様な。
同化することの無い。
違和感が。
身を包んでいる。

違和感ゆえに。
当事者ではなく。
疎外された世界で。
ただ。
眺めているだけ。
虚しく。歯痒く。

違和感ゆえに。
個でいられる。
世界に取り込まれず。
ただ。
流れていくだけ。
満たされ。安らぐ。

違和感が身を包む。
違和感を感じられる。
いつも。いまも。
未だ自分は大丈夫だ。

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2006/10/01 Sun *じたばた / Free

20061001heartbreaker


じたばた。
終わるまで。
散るまで。
カッコ悪くても。
無様でも。
みっともなくても。
どんな形でも。
未だそこに意志が。
何とかしようと。
踏み出そうと。
今よりも先へと。
そんな思いがあるのなら。

『Heartbreaker』'73年リリース。
じたばたと。紆余曲折の結果、再々結成(?)したフリーのラスト・アルバム。
アンディ・フレイザーの姿は既に無く。ポール・コゾフも何曲かで片鱗を見せるも。
既にドラッグに蝕まれていたコゾフはとてもバンド活動には耐えられず。
結果としてメンバーとしてでは無く、ゲスト扱いのクレジットとなっています。
当然ながら僅か数年前の、全盛時代の輝きは失われています。
それでもテツ山内とラビットを加えた新生フリー、以前とは異なるある種の軽やかさ、
そして伸びやかさが煌めく瞬間も確かにあって。
「Wishing Well」の如き傑作には新たな可能性が感じられたりもします。
故に最後の最後まで諦め切れなかったポール・ロジャースとサイモン・カーク。
二人の往生際の悪さにも、何かそれはそれで。共感を感じてしまったりします。

じたばた。
未だ終われない。
最後の一葉まで。
あがいて。
もがいて。
しがみついて。
どんな形でも。
未だ胸に意志が。
諦めない。
止められない。
微かな光を。
僅かな可能性を。
まだやれるとの思いがあるなら。

じたばたと。
往生際なんて悪くてもいいんじゃないかな。

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2006/09/29 Fri *どうにかこうにか / The Rolling Stones

20060929bigabang


気紛れで。
飽きっぽくて。
根気は無いけど。
気が多い。
だから三日坊主で。
何事も続かないのだけど。
どうにかこうにか。

『A Bigger Bang』'05年リリース。
まだまだ転がり続けそうなローリング・ストーンズ、アナログでは2枚組のレイテスト・アルバム。
ここへきて随分とまた。大胆に削ぎ落として、搾って搾って。そして余計な加工はせずに。
シャープに、ストレートに。そしてラフに。ストーンズの何たるかが、その骨格が見えたアルバム。
'40年以上演ってきて。60歳をも超えて。これができる。これを聴かせてしまう。
そして聴いてる時にはそんな時の流れなんて一切感じさせない。やっぱりカッコいいやね。
ストーンズにもかなり辛い厳しい時期もあって。どうにかこうにかの面もあるのだろうけど。
これから先も。俺等の前を。転がり続けて欲しいなと。否、転がり続けてくれるでしょう。

何かあると。
不貞腐れる。
何か起きると。
気が滅入る。
何か言われると。
臍を曲げる。
何か言われても。
素直に受け止めない。
打たれ弱くて。
天邪鬼で。
だから継続する、持続させる。
なんて大の苦手なんだけど。
どうにかこうにか。

このレコード日記を主とした。
サイトだけは2年間続きました。
とりあえず3年目も。
どうにかこうにか。
転がっていこうと思います。

ご贔屓に。

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