« 2006/11/28 Tue *森の中 / Buddy Guy | トップページ | 2006/11/30 Thu *こんな夜だから / Sonny Boy Williamson Ⅱ »

2006/11/29 Wed *縁の下 / Otis Spann

20061129istheblues


主役を張る柄ではない。
眩い光には目が眩む。
だから。
脇に回って。陰に潜んで。
誰かが光る様に。
誰かの光で皆が輝く様に。
それでいい。
縁の下から。
支えていられれば。
それでいい。

『Otis Spann Is The Blues』'60年リリース。
マディ・ウォーターズ・バンドの番頭格としてシカゴ・ブルース・シーンを支えていたオーティス・スパン。
ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルにそのマディ・ウォーターズ・バンドの一員として出演して歌も披露して。
その姿を見初められて。熱烈なアプローチを受けて制作された初のソロ・アルバムです。
スパン自身はバンドの一員である方が心地良かったらしく、あまりフロントに立つことは望まなかった様ですが。
ぶっきらぼうでいて哀感の滲む歌声。そして何と言ってもそのあまりに見事に鍵盤を転がる指先に酔わされます。
力強く、そして華麗に。スパンの指先では天使が舞踊り、悪魔が囁くのです。
縁の下の力持ちだったスパンの。その実力が初めて浴びるスポット・ライトの下で遺憾なく発揮されています。
そしてスパンをサポートするロバート・ジュニア・ロックウッドのギターも見事な縁の下の力もち振りだったりします。

主役だけでは成り立たない。
影が無ければ眩さもわからない。
だから。
脇に回って。陰に潜んで。
誰かが光る様に。
誰かの光で皆が輝く様に。
それでいい。
縁の下で。
舞っていられれば。
それでいい。

そう。
縁の下の力持ちで。
縁の下の舞で。
それで構わない。
それが分相応と。
そう思っているのだけれど。
時々。
これでいいのかなと。
このままでいいのかなと。
そんな疑念が浮かんでくる。

ひょっとして。
縁の下の鍬使いなんじゃないかとか。
多分思い違いなんだけど(苦笑)。

|

« 2006/11/28 Tue *森の中 / Buddy Guy | トップページ | 2006/11/30 Thu *こんな夜だから / Sonny Boy Williamson Ⅱ »

003 Blues,Rhythm & Blues」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/12884349

この記事へのトラックバック一覧です: 2006/11/29 Wed *縁の下 / Otis Spann:

« 2006/11/28 Tue *森の中 / Buddy Guy | トップページ | 2006/11/30 Thu *こんな夜だから / Sonny Boy Williamson Ⅱ »