« 2006/12/28 Thu *この宴を / The Rolling Stones | トップページ | 2006/12/31 Sun *おそうじオジチャン / 憂歌団 »

2006/12/30 Sat *今年も暮れるんです /古井戸

20061230shikinouta


今年は何故。
今夜は何故。
この街に残っているんだろう。
何であの。
あの寒い古都にいないんだろう。
あの熱い一瞬を過ごしていないんだろう。

なぁ。やっぱりさ。
あたり前のことが。
あたり前じゃなくなるってことは。
寂しいんだね。
なぁ。とってもさ。
言葉にする必要もない友達と。
言葉すら交わせないってのは。
悲しいんだね。

『fluid vol.4 四季の詩』'74年リリース。
四季の移ろいと、そこにある情景を歌った古井戸の4枚目のアルバム。
加奈崎芳太郎の歌とギターは当然の様にフォークそのものなのですが(それがいいんですけどね)。
CHABOの歌とギターにはもうこの頃からブルースやソウルの香りが漂い始めています。
ポスター大のインナーには“あのポーズ”で黒いレスポールを弾くCHABOの姿もあったりします。
そしてCHABOの作品には今も変わらない“あの世界”が息づいていて。
聴く度に。眩しかったり、温かかったり、懐かしかったり、切なかったりするのです。
そして今年は。針を落とすと・・・寂しさや悲しさも抱いてしまうかな。やっぱり。それでも。まぁ、ね。

毎年恒例、麗蘭の京都は磔磔のライブでも歌われる「年の瀬」のオリジナルはこのアルバムのラストの曲です。
(ソロになってからマキシ・シングルの1曲としてセルフ・カヴァーもしています)
とてもいい曲で大好きなんだけど。今年はちょいとばかり辛いな・・・辛いね。なんだろう。あぁ。
数年前、初めて磔磔での麗蘭を観に行った時。友人が探してきたレコード屋の片隅でこのアルバムを見つけて。
ほらって見せたら。あぁ、さすがですね。これは運命やったんですよって笑ってたっけな。
ホテルに帰って。ジャケットやインナーを飽きもせずに二人で見て。聴けない音に想いを馳せて。
家に帰ったらCDRに焼いて送るよって約束したけど。結局送らないままになっちゃったな。
CHABOは今年も、今夜も。「年の瀬」を歌ってるのかな・・・来年は観に行くだけの強さがもてるかな。

今年も何故。
今夜も何故。
普通に時が過ぎていくのだろう。
何であの。
あの寒い古都にいないのに。
あの熱い一瞬を過ごしていないのに。

なぁ。やっぱりさ。
あたり前のことが。
あたり前じゃなくなるってことは。
寂しいんだね。
なぁ。とってもさ。
言葉にする必要もない友達と。
言葉すら交わせないってのは。
悲しいんだね。

それでも。
時は過ぎていくんだ。
今年も暮れていくんだ。
そこでは。
あたり前のことが。
あたり前のままなんだ。
それは。たぶん。
とってもいいことなんだろうけど。
なぁ。だけどさ・・・


しまい忘れた 風鈴がひとつ
冬の中で泣いています 今年も暮れるんです

短すぎた この春や
悔しすぎた夏が終わりました 今年も暮れるんです

これ以上 やせないように
これ以上 減らないように
これ以上 しゃべりすぎぬように

ジングルベルで 気がついて
あの人達に手紙を書きます 今年も暮れるんです


今年も暮れていくのを。
見届けることが出来ることを。
あたり前のことが。あたり前であることを。
その幸せと。そして切なさを。
あいつの分まで噛み締めながらの。
そんな年の瀬だったりしています。

|

« 2006/12/28 Thu *この宴を / The Rolling Stones | トップページ | 2006/12/31 Sun *おそうじオジチャン / 憂歌団 »

005 Japanese」カテゴリの記事

017 RC サクせション」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/13273286

この記事へのトラックバック一覧です: 2006/12/30 Sat *今年も暮れるんです /古井戸:

« 2006/12/28 Thu *この宴を / The Rolling Stones | トップページ | 2006/12/31 Sun *おそうじオジチャン / 憂歌団 »