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2007/01/30 Tue *色褪せる前に / Neil Young

20070130timefadesaway


気づくと。
いつの間にか。
片隅に押しやられて。
辺土に埋もれてしまって。
あんなに楽しかったのに。
あんなに哀しかったのに。
どんな思いも。
日々に紛れて。
時に晒されて。
色褪せてしまったりする。

『Time Fades Away』'73年リリース。
観客が投げ込んだのか、ステージ上の色褪せた薔薇を写したジャケットが印象的なニール・ヤングのアルバム。
『Harvest』による商業的な成功。それによる重圧や喧騒から逃れたのか、敢えて逆らってみせたのか。
世間の高まる期待を逸らすかの様に、この新曲だけを収録したライブ・アルバムをリリースしてしまいました。
同年の全米ツアーから弾き語りからバンドを従えての演奏まで万遍無く収められていて。聴き応えは充分です。
しかしまぁ。普通であれば『Harvest』の路線で少なくとも1枚ぐらいはアルバムをリリースしそうなものですが。
どこまでも信じるところを、我が道を進んでしまう。この偏屈なまでの反骨心が如何にもニールだったりします。
そしてまた。絶え間無く変化を求めるところに。色褪せることを拒絶する、恐れるニールの姿も見えてくるのです。
後の『Rust Never Sleeps』にも見られる、錆びるよりは燃え尽きることを選んでしまうニールがここにいます。
あまりにも馬鹿正直で、あまりにも不器用。でもだからこそ。自分はニールの歌声に惹かれ、信じるのかなと。

気づくと。
いつの間にか。
日々に紛れてしまって。
時に晒されてしまって。
どんなに楽しかったことも。
どんなに哀しかったことも。
そんな思いも。
色褪せていってしまう。
そのことが。
悔しくて。怖くて。逆らいたくて。

消え去る時に抗って。
色褪せない思いをと。
昨日と違う今日を求めて。
昨日と異なる自分を探して。

まぁ、そんな今日も。自分も。
褪せることからは。
逃れられないんだけれども。

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