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2007年1月

2007/01/30 Tue *色褪せる前に / Neil Young

20070130timefadesaway


気づくと。
いつの間にか。
片隅に押しやられて。
辺土に埋もれてしまって。
あんなに楽しかったのに。
あんなに哀しかったのに。
どんな思いも。
日々に紛れて。
時に晒されて。
色褪せてしまったりする。

『Time Fades Away』'73年リリース。
観客が投げ込んだのか、ステージ上の色褪せた薔薇を写したジャケットが印象的なニール・ヤングのアルバム。
『Harvest』による商業的な成功。それによる重圧や喧騒から逃れたのか、敢えて逆らってみせたのか。
世間の高まる期待を逸らすかの様に、この新曲だけを収録したライブ・アルバムをリリースしてしまいました。
同年の全米ツアーから弾き語りからバンドを従えての演奏まで万遍無く収められていて。聴き応えは充分です。
しかしまぁ。普通であれば『Harvest』の路線で少なくとも1枚ぐらいはアルバムをリリースしそうなものですが。
どこまでも信じるところを、我が道を進んでしまう。この偏屈なまでの反骨心が如何にもニールだったりします。
そしてまた。絶え間無く変化を求めるところに。色褪せることを拒絶する、恐れるニールの姿も見えてくるのです。
後の『Rust Never Sleeps』にも見られる、錆びるよりは燃え尽きることを選んでしまうニールがここにいます。
あまりにも馬鹿正直で、あまりにも不器用。でもだからこそ。自分はニールの歌声に惹かれ、信じるのかなと。

気づくと。
いつの間にか。
日々に紛れてしまって。
時に晒されてしまって。
どんなに楽しかったことも。
どんなに哀しかったことも。
そんな思いも。
色褪せていってしまう。
そのことが。
悔しくて。怖くて。逆らいたくて。

消え去る時に抗って。
色褪せない思いをと。
昨日と違う今日を求めて。
昨日と異なる自分を探して。

まぁ、そんな今日も。自分も。
褪せることからは。
逃れられないんだけれども。

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2007/01/28 Sun *普段着 / Leon Russell

20070128leonlive


どうにも。
こうにも。
肩がこっていけない。
なんだか。
なんとも。
落着かなくていけない。
ネクタイを外して。
ワイシャツも脱いで。
Tシャツに着替えて。
Gジャンを羽織って。
ふぅ~。
やっと肩が軽くなった。
これで落着いた。
さぁ、いつもの様に。

『Leon Live !! At The Long Beach Arena』'73年リリース。
'72年8月28日、カリフォルニアのロング・ビーチ・アリーナで収録されたレオン・ラッセルのライブ・アルバム。
元々は3枚組の大作なのですが、来日記念盤として日本独自に大胆にも1枚に編集してしまったアルバムです。
(正規の3枚組も確か、日本でもリリースされていたはずですが・・・まぁ、当時は何でもありだった様です)
「Jumpin' Jack Flash/Youngblood(Medley)」とか。美味しいところは押さえていますが。それにしても大胆かな。
でもアナログを引っ繰り返して6面を聴き通すのは大変と言えば大変なので。これはこれでいいのかも。
で、思いっきり凝縮、濃縮されたレオンのライブですが。これがひたすらに熱く走って転がって、だったりします。
スタジオ・アルバムだと例えば「A Song For You」に聴かれるような叙情溢れるところもレオンの魅力ですが。
ライブだとその辺りは抜きにして。全編ゴスペル臭の強いR&Rでグイグイと聴く者を巻き込んでしまいます。
勿論、叙情溢れるレオンも好きですが。シンプルな、素を感じさせる。R&R全開の普段着なレオンもいいなと。
で、結局何度も繰り返して聴いたりしているので。いつか3枚組も手に入れたいなと思っていたりします。

どうにも。
こうにも。
調子が狂っていけない。
なんだか。
なんとも。
心もとなくてしかたがない。
ネクタイを外して。
ワイシャツも脱いで。
Tシャツに着替えた。
Gジャンも羽織った。
さてと。
徐々に調子が戻ってきた。
心にもゆとりが出てきた。
さぁ、いつもの様に。

いつもの街で。
いつもの店で。
いつもの様に。
やっぱり。
普段着で過ごす。
普段着な夜がね。
一番なんだと。
そうしみじみ思ってしまう。

何故って。
今夜は。
普段着に一番必要な。
何かが。誰かが。貴女が。
隣にいないから・・・

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2007/01/27 Sat *そこもまた / Elvin Bishop

20070127hometownboy


その街へ。
一ヶ月か二ヶ月か。
そのくらいの間隔で。
足を運んでいる。
ホームも。駅舎も。
駅前の街並も。
あまり急ぎ足では。
装いを変えない。
その街を。
訪れると。
ふっと心持ちが軽くなったりする。

『Hometown Boy Makes Good !』'76年リリース。
カプリコーンに移籍して。脂の乗った演奏を聴かせていたエルヴィン・ビショップの通算7枚目となるアルバム。
タワー・オブ・パワーのホーン・セクションが参加した曲もあったりして。跳ねまくるリズムが実に軽快です。
かの「Twist & Shout」を何とも見事なレゲエにアレンジしていて。そのセンスの冴えに微笑んでしまいます。
ブルースもスワンプもサザン・ロックも。そんなジャンル分け等意味は無いよと。垣根を取り払ってしまって。
ただただ御機嫌でファンキーなサウンドを聴かせてくれるエルヴィン。肩の力を抜いて身を任せてしまえば。
ふっと心持ちが軽くなる。そんなアルバムなのです。しかし本当にこの頃のエルヴィンは水を得た魚状態です。

その街の。
かって二年弱ほどの時を。
ただただ時間だけはあったあの頃を。
過ごした街にある。
店構えも。雰囲気も。
何一つ変わっていないその店で。
いつもの様に。
短いけれど温かな一時を。
互いに歳は重ねたけれど。
眼差しも。やりとりも。あの頃のまま。
そのままに扱ってくれる。受入れてくれる。
二十数年の時間を飛び越えて。
ふっと心持ちが軽くなったりする。

その街も。
その店も。
そこもまた。
自分にとっての。
“故郷”だったりする。

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2007/01/26 Fri *タフに / The Fabulous Thunderbirds

20070126tuffenuff


タフに行こう。
ちょっとやそっとで。
へこんでちゃ。
ニ三発くらったくらいで。
退いてちゃ。
ちょっと躓いたからって。
俯いてちゃ。
らしくないじゃない。
そんなのカッコ悪いじゃない。

『Tuff Enuff』'86年リリース。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンの兄、ジミー・ヴォーンが率いていたファビュラス・サンダーバーズ(T-Birds)。
結成以来、苦節十数年。なかなか商業的な成功に恵まれなかったT-Birdsがやっとブレイクしたアルバム。
ザディコやカントリーの匂いもふんだんに漂わせながら展開される軽快なR&Rがもう、実に御機嫌で。
全10曲、30分強というコンパクトさも小気味良くて。一緒になって口ずさんで。もう一度頭からと引っ繰り返して。
特に両面の1曲目、タイトル曲とサム&デイヴのカヴァー「Wrap It Up」のいなたさなんて。実に粋だったりします。
ここら辺りは、ブルースに根差しながらもソロを弾くよりバンドの一員として燻し銀のギターを聴かせるジミーと。
見るからにちょっと妖しげで如何わしくて。そんな風貌通りの一癖ある歌とハープを聴かせるキム・ウィルソンと。
地道で絶え間ないツアーで鍛え上げられた、そんな2人のタフなカッコ良さが存分に発揮されているのです。

タフに行こう。
ちょっとやそっとで。
へこんだからって。
ニ三発くらったくらいで。
退いたからって。
ちょっと躓いたからって。
俯いてしまって。
それが癪だからって。
それが情けないからって。

だからって。
誰かを信じられない。
誰かに優しくできない。
誰かが穏やかでいられないなんて。
らしくないじゃない。
そんなのカッコ悪いじゃない。

だから。
タフに行こう。
タフで。
ついでに。
いなたく。
もう一つついでに。
粋に。
これでもかってくらいにね。

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2007/01/25 Thu *そんな時も / Stevie Ray Vaughan & Double Trouble

20070125livealive_1


そんな時も。

疲れたな。
困ったな。
参ったな。
窮まったな。
それでもね。
腹は減るし。
眠くもなるし。
あれもしたくなるし。
これも欲しくなるし。

『Live Alive』'86年リリース。
兄ジミー・ヴォーンとの共演も含むスティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブルの2枚組ライブ・アルバム。
キーボードを加え4人編成となったダブル・トラブルを率いて全編に渡って弾きまくるレイ・ヴォーン。
実はこのアルバムがリリースされた頃にはレイ・ヴォーンはアルコール中毒と麻薬中毒のリハビリ中で。
スタジオ録音の新作を創れない。そのブランクを埋める為の苦肉の策でリリースした側面もあるらしく。
実際にレイ・ヴォーン自身もこのアルバムに収録されている'86年のライブの出来には不満だったとか。
どうなんでしょう。個人的には充分に楽しめるし、いつでも聴き惚れてしまうのですが。
特にスティヴィー・ワンダーのカヴァー「Superstition」は、もうとにかく、ひたすらにカッコ良かったたりします。
アルコールと麻薬に溺れて。ボロボロで。フラフラで。そんな時も・・・
ギターを弾かずにはいられない。ブルースを演らずにはいられない。そんなレイ・ヴォーンの姿こそ。
タイトル通りに。生きているんだと。そんな時も、時でも。生きていくんだとの。そんな存在証明に感じるのですが。

そんな時も。

疲れたな。
困ったな。
参ったな。
窮まったな。
それでもね。
腹は減るし。
眠くもなるし。
あれもしたくなるし。
これも欲しくなるし。

そんな時も。

あの娘に会いたいし。
御機嫌なギターが聴きたいし。

そんな時も。

こうして生きている。
こうして生きていく。

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2007/01/24 Wed *杓子定規 / Johnny Winter

20070124seriousbusiness


そうだよ。
決まりは必要だよ。
そんなことは。
百も承知だよ。
だからって。
何でもかんでも。
杓子定規に。
規則だからと。
規定だからと。
それってさ。
何か大切なことを。
お忘れじゃないですか。

『Serious Business』'85年リリース。
新興のブルース・レーベルだったアリゲーターへ移籍してから2枚目となったジョニー・ウィンターのアルバム。
一般的に求められるブルースのイメージを御仕着せられた感もあったりするアリゲーターでのジョニーですが。
このアルバムではそんなレーベルの要求(?)も満たしながらジョニーならではのカラーを滲ませています。
バックとも馴染んできたのか。一体となってバンドとして走り始めています。そのスピード感がジョニーです。
ブルースなんだけどR&Rにも通じる軽やかさも兼ね備えて駆け抜けるジョニーの姿が爽快に感じられます。
やるべきことはやる。答えは出す。でも杓子定規では測れない、収まらない。そんなジョニーのブルースです。
それにしても。とにもかくにも。このアルバムでも弾きまくるジョニー。そのギターにやっぱり痺れてしまいます。

そうだよ。
決まりは必要だよ。
そんなことは。
百も承知だよ。
だからこそ。
何でもかんでも。
杓子定規に。
規則だからと。
規定だからと。
縛ってたら。
とても大切なものを。
手に入れる機会を失うんじゃないかと。
失ってしまうんじゃないかなと。

測れない。収まらない。
何かを感じて。
何かに痺れて。
そこから始るものを。
そこから生み出される答えを。
見ようともしないでいいほど。
事を成すってのは甘くはないんじゃないかな。

その決まり。
その規則。
その規定。
それがいつでも。
それがどこでも。
通用はしないと思うんだけどね。

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2007/01/23 Tue *古いアルバムの中に / Joan Jett & The Blackhearts

20070123iloverandr


久し振りに開いた。
古いアルバムの中に。
褪色が始った写真が一枚。
目にした瞬間に。
思い出が鮮やかに蘇る。
引越が決まって。
友達を集めて開いたお別れ会。
小学生の自分がいる。
懐かしい友達の顔、顔、顔。
記憶の奥底から名前を手繰り寄せる。
やれやれ。
男の子の名前はあやふやなのに。
女の子の名前はちゃんと憶えてるや(笑)。

『I Love Rock 'N Roll』'82年リリース。
ソロになって2枚目、ブラック・ハーツを従えての1枚目となるジョーン・ジェットのアルバム。
ジョーンと言えば、勿論ランナウェイズのメンバーだったわけで。
世代的にはリアル・タイムでランナウェイズを聴いてるし。アルバムだって買ったし。
でも、正直言って。音なんかどうでもよくて。アルバムだってピンナップが目当てだったりして(苦笑)。
当然、何とも刺激的だったシェリー・カーリーや笑顔が可愛かったサンディ・ウエストは憶えてたけど。
ジョーンはねぇ、何だか気の強そうな姉ちゃんだなぁぐらいで。まぁ、そんなもんだったから。
このアルバムのタイトル曲でブレイクした時は懐かしさよりも、吃驚して。
で、タイトルにも惹かれてアルバムを聴いてみたら、シンプルでハードなR&Rをビシッと決めてて。
そのカッコ良さに痺れてしまって。姉御お見逸れしましたって感じでした。
振り返って聴いてみればランナウェイズもそこそこカッコ良いR&Rを演ってたりして。
多分、その頃からジョーンはR&Rがずっと好きだったんだろうなと。改めてその心意気を感じたりもしました。

久し振りに開いた。
古いアルバムの中の。
褪色が始った一枚の写真。
目にした瞬間に。
思い出が鮮やかに蘇る。
この子のこと好きだったんだよな。
引越して別れるのが悲しかったな。
今見ても可愛いよな。
でも。
今見ると気になるのは。
あの頃は気にも留めなかった。
あの子だったりするんだな。
じゃれてる皆から少し離れて笑ってる。
その姿が、表情が何だか大人びてて。
あの子、こんなに綺麗だったんだ。
あの子からお別れに手紙をもらったんだっけ。
なのに返事も出さなかったんだ。

きっと素敵な娘になって。
きっと魅力的な女性になって。
あっ、しまったな。もったいないことしたかな(笑)。
今はどこで何をしてるのかな。
彼女の古いアルバムの中にも。
同じ写真はあるのかな。
偶にはあの頃を思い出すのかな。
偶には俺のこと・・・そんなわけないよな(苦笑)。

偶には。
古いアルバムの中に。
一枚の写真の中に。
その想いの中に。
浸ってしまいたい夜もあるのです。

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2007/01/22 Mon *また・・・ / The Rolling Stones

20070122comindownagain


また・・・
しかたない。
なんて思えなくても。
そう思うしかないよな。
それにしても。
また・・・
見送らなきゃならないなんて。
また・・・
こんな気分に陥るなんて。
もう・・・
何だか泣くことも出来やしない。

『Goats Head Soup』'73年リリース。
ジャマイカで録音されロンドンで仕上げられたローリング・ストーンズのアルバム。
プロデューサー、ジミー・ミラーにとっては最後のストーンズ作品ともなったアルバム。
あの「Angie」が収録されていることもあってイギリスでもアメリカでも1位になっています。
ただアルバムとしてはどことなくまとまりに欠ける・・・何だかふわふわと漂っている様な感じで。
R&Rも、ミディアムも、バラードも。いい曲が揃っているのですが。どうも“音”には迷いがあるかなと。
『Exile~』で米国南部への憧憬を突き詰めて。さてと、と。“次”を探している気配が漂っている気がするのです。
だからこそ『Beggar's Banquet』以来貢献大だったジミー・ミラーもここでお役御免だったのかなと。
そうは言っても「Doo Doo Doo Doo Doo(Heartbreaker)」とか「Silver Train」とか大好きだったりしますが(笑)。
そしてキースの歌う「Coming Down Again」・・・どうにもやりきれない、そんな時は本当に心に沁みるのです。
で、「Star Star」・・・こんなシンプルなR&Rがやはり、いつでも。今も。また・・・本当に効くのです。いいなぁ。

また・・・
やりきれない。
思ってもどうしようもない。
それでも思ってしまう。
それにしても。
また・・・
お別れしなきゃならないなんて。
また・・・
こんな気分に沈んでいくなんて。
もう・・・
何が悲しいのかも解りゃしない。

だから。
いつもの様に。
R&Rを聴きながら。
そう。
いつもと同じで。
R&Rに溺れながら。
また・・・
何も変わらない振りをして。
何かをやり過ごそう。
何かを噛締めていよう。

また・・・
歩き始めるその時まで。

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2007/01/19 Fri *広く浅からず / The Clash

20070119londoncalling


あっちもこっちも。
あれもこれも。
あの手もこの手も。
少ないよりは多いほうが。
狭いよりも広いほうが。
いいっちゃいいんだろうし。
なんとかなるっちゃなるんだけど。
どうもね。どうにもね。
一つ一つの手応えが浅くなってさ。
それはいけないんじゃないかとね。

『London Calling』'79年リリース。
かのプレスリーの1stアルバムを意識したジャケットも最高にカッコ良い、クラッシュの3rdアルバム。
2枚組のアルバムですが1枚ものと同様の価格でリリースされました(日本盤は3,000円だったかな?)。
パンクの範疇に収まらず、レゲエ、ロカビリー、ソウル、スカ、カリプソ・・・幅広いサウンドを披露しています。
クラッシュは勿論、セックス・ピストルズと並んで。ロンドン・パンクを代表するバンドではありますが。
元々ジョー・ストラマーもミック・ジョーンズも。ハード・ロックやグラム・ロック。そしてソウルも好きだった訳で。
バンドとしての実力が身に付いてくるに連れて。自分達の演りたかった、演りたいものを演ってみたのだろうと。
ミックが大ファンだったモット・ザ・フープルのプロデューサー、ガイ・スティーヴンスとの相性も良かったのか。
幅広いサウンドを見事に消化して総てをクラッシュのサウンドとしていて。その懐の深さが素晴しいなと。
とにかく2枚組を一気に聴きとおせて。しかも何度聴いても飽きることが無いのです。それがカッコ良いのです。
あまりに幅広くポップで。もはやパンクでは無いとの声もあるようですが。それはサウンドだけのことで。
個人的には2枚組のアルバムを1枚ものと同様の価格でリリースさせた姿勢こそパンクなのだと。
そして何より当時他のどのバンドより絵になった、ジョー、ミック、そしてポール・シムノンの剃刀の如き立ち姿。
そのカッコ良さ、それこそがパンク、そしてR&Rなんだと。そんなところが今でも大好きだったりするのです。

あっちもこっちもと。
あれもこれもと。
あの手もこの手もと。
少しばかり多くを求めすぎたかな。
少しばかり手を広げすぎたかな。
いいとばかりは言えないし。
なんとかならないこともあるんだし。
どうもね。どうやらね。
一つ一つの手応えを求めないと。
そろそろいけないんじゃないかと。

多くを求める気持ちを。
幅を広げる心持ちを。
捨てるつもりは無いけれど。
先ずは少しずつ。一つずつ。
掘り下げていこうかな。

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2007/01/18 Thu *訊き給うな / Graham Parker & The Rumour

20070118parkarilla


いやもう。
だから。
どうしてとか。
なんでとか。
なにがどうしてどうなってとか。
自分でも解らないんだ。
だからさ。
もう訊かないでほしいんだ。

『Parkarilla』'78年リリース。
幾多のパブ・ロック・アーティストの中でも特に“歌心”を感じさせてくれたグラハム・パーカー。
その熱くソウルフルなヴォーカルと、パーカーを支えるルーモアの面々の燻し銀の如きサウンド。
絶妙なコンビネーションがもたらす勢いに満ち、心に沁みる味わいが溢れる2枚組ライブ・アルバム。
但しライブはC面までで。D面は名曲「Hey Lord Don't Ask Me Questions」の新録ヴァージョンとなっています。
この新録ヴァージョンがまたカッコ良かったりもするのですが。やはり圧巻なのは全12曲からなるライブです。
美声でも無く。格別に歌が巧い訳でも無く。ただただ熱く、ソウルフルに。その勢いだけで引っ張るパーカー。
その歌に込められた勢いが、その熱が魂が、胸の内の何かを騒がせ、立ち上がらせ、背中を押すのです。
そして歩き始めたら、R&RでもR&Bでもレゲエでも。好みのビートをルーモアが奏でてくれるのです。
何故かは解りませんが。そうこのアルバムに針を落とすととにかく何処かへと歩き出したくなってしまうのです。
このアルバムのリリースと同じ年には初来日も果したパーカーとルーモア。生では観れなかったのですが。
かの《ヤング・ミュージック・ショー》でスタジオで収録されたライブの模様が放送されました。
今でもそれを目にした時に無性に感じられた胸の高鳴りを覚えていたりします。あれは凄かったなぁ。

いやもう。
だから。
どうしてとか。
なんでとか。
なにがどうしてどうなってとか。
自分には答えられないんだ。
だからさ。
もう訊かないでほしいんだ。

とにかく今は。
胸の内で騒いでる。
胸を高鳴らせている。
その何かのままに。
歩き始めようと思うんだ。

だからさ。
もう訊かないでほしいんだ。
それに。
理由や答えなんて。
それぞれが。
それぞれで。
見つければいいんだから。
そうだろう?

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2007/01/17 Wed *ウインクで / Sweet

20070117awink


まぁまぁ。
そう四角四面に。
しゃっちょこばらなくても。
頑なにならなくても。
いいじゃない。
偶には。
見て見ぬ振りでも。
してればいいんじゃないの。

『Give Us A Wink』'76年リリース。
ウインクする変形ジャケットも印象的なスウィートのアルバム。
キャッチーなメロディーをハードなサウンドで奏でるスウィート。
特徴的で美しいハーモニーも存分に聴くことが出来ます。
元来がバブル・ガムなポップ・バンドとして“つくられた”バンドだったのですが。
“つくりもの”のままで終わることをよしとせずに。自立して歩み始めて。
グラムの香りを留めたハード・ロック・バンドとしての地位を見事に確立しました。
「Action」や「Fox On The Run」なんて実にカッコ良くて。もう何だか走り出したくなります(?)。
改めて聴くとハーモニーのせいかクイーンと通ずる部分があるのですが。
そこまでの完成度は無くて。どこか抜けてる感じがして。謂わばB級っぽくはあるのですが。
まぁ、それもスウィートらしさ、スウィートならではの味わいなので。それを楽しめればと思います。

まぁまぁ。
そう力み返って。
肩肘張らなくても。
意固地にならなくても。
いいじゃない。
偶には。
見て見ぬ振りでも。
してればいいんじゃないの。

体が。心が。
凝り固まってしまいそうな。
そんな時は。
誰かのことも。自分のことにも。
目くじらなんかたてたりせずに。
見て見ぬ振りで。
ウインクで。
見送ってみるのもいいんじゃないの。

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2007/01/14 Sun *ずれてるほうがいい / 沢田研二

20070114badtuning


一から十まで。
分かり合えるといいねと。
上から下まで。
解ってもらえるといいなと。
何から何まで。
一緒がいいんじゃないかと。
ずっとね。
そんなふうに思ってた。
そうじゃないと心が安らがないとね。

『Bad Tuning』'80年リリース。
常に時代の一歩先、先端をいき。ヒット・チャートを駆け抜けていた沢田研二、ジュリー。
斬新で奇抜なスタイルでも世間に刺激を与え続けていた、そんな時代のアルバム。
このアルバムの冒頭を飾る「恋のバッド・チューニング」ではカラー・コンタクトを入れて歌ってました。
ヒット曲だけではなくて。アルバムでもその魅力を存分に発揮しているジュリーですが。
特にこのアルバムを挟んで前後数枚はそれぞれに色があって、しかもロックしてて。それがいいなと。
またバンドとしての活動に、バンドのシンガーであることに常に拘り続けていたジュリー。
このアルバムでもオールウェイズなるバンドを率いて、一体感のあるサウンドを共に創りあげています。
そうそう「どうして朝」なる、とにかく朝に弱い自分には大いに共感できるナンバーがあって。好きです(笑)。

一から十まで。
分かり合えなくても。
上から下まで。
解ってもらえなくても。
何から何まで。
一緒じゃなくても。
そのほうが。
いいんだなと。
それだから誰かを想うんだなと。

ちょっと異なるから。
ちょっと違うから。
ちょっとずれてるから。
それだから分かりたくて。
それだから解ってほしくて。
それだから一緒にいたくて。
誰かのことを大切に想うんだなと。

その想いだけは。
ずれていないんだなと。
やっとね。
そんなふうに思えるんだ。
それでこうして心安らかにいられるんだ。

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2007/01/13 Sat *On Air してください / RCサクセション

20070113please


電波障害解消とかで。
マンション全体でケーブルTVに加入したので。
この際だから地上デジタルだけでなくCATVもね。
で、観てみたらこれがなかなか面白いんだよね。
音楽から、ドラマから、格闘技から、ニュースから、ドキュメンタリーまで。
オモシロイのやってるんだよね。

『Please』'80年リリース。
CHABOや新井田耕造やG2が加わった新生RCサクセションの初めてのスタジオ・アルバム。
『Rhapsody』を聴いて。何だかついにこの退屈な日本にも凄いバンドが出てきたぜってドキドキしてさ。
ワクワクしながら待ちわびてたアルバムで。そりゃもう凄く期待を膨らませて針を落としたら。
期待以上に凄くて。それこそ「ミスター・TVプロデューサー」の《カッコイイ》《スゲェ》って感じたのでした。
それから20年以上経ってる訳だけど。今でもこのアルバムを聴くとやっぱり《カッコイイ》《スゲェ》と思うので。
うん、あくまでも願望だけど。清志郎が復活する時にはCHABOが側にいて一発決めて欲しいなと。
で、勿論生で観られれば最高だけどさ。それが駄目だったらテレビ局のプロデュサーにお願いしなきゃね。
On Air してくださいってね。それでTVの前で呟きたいんだ《カッコイイ》《スゲェ》ってね。

最近はTVなんかあまり観てなかったけど。
工事費も掛からずにケーブルTVに加入出来たんだから。
この際だから久し振りに色々観てみようかなと。
で、観てみたらこれが暫くは嵌りそうなんだよね。
音楽も、ドラマも、格闘技も。子供の頃に観てたのや、観たかったのも。
オモシロイのやってるんだよね。

だからもっともっとって。
オモシロイのやって欲しいなって。
テレビ局のプロデューサーにお願いしなきゃね。
On Air してくださいってね。
でさ、一番楽しみなのは。
鬼平犯科帳、剣客商売、必殺仕事人、座頭市、大江戸捜査網・・・
時代劇チャンネルだったりするんだよね(笑)。

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2007/01/12 Fri *愚か者 / Foghat

20070112foolforthecity


愚か者である。
およそ常識とか。
普通であるとか。
そういったものから程遠く。
そういったものに疎く。
気の向くまま。
心の赴くまま。
好きなものにしか動かない。
好きなものにしか動けない。
そんな愚か者だったりする。

『Fool For The City』'75年リリース。
初めてのメンバー・チェンジを経て。より洗練されたサウンドを聴かせるフォガットの5thアルバム。
まぁ、洗練されたと言っても。そこはフォガット。ハードにブギーをぶちかますスタイルは変わらずに。
そんなブギーにキャッチャーなメロディが相俟って。ますますパワー・アップした感じがあります。
タイトル曲や「Slow Ride」と言った代表作のカッコ良さは特に格別だったりします。問答無用かな。
更にはロバート・ジョンソンのカヴァーをスライドもバリバリに決めていたりするのがまたいいかなと。
結局はブギーやブルース。そんな自分達の大好きなものをカッコ良く演る、決める・・・
それだけを考えている様な。それだけを求めている様な。ある意味での愚か者らしさが好きだったりします。

愚か者である。
およそ常識とか。
普通であるとか。
そういったものから程遠く。
そういったものに疎く。
気の向くまま。
心の赴くまま。
好きなものにしか動かない。
好きなものにしか動けない。
そんな愚か者だったりする。

そんな愚か者は。
いつか罰を受けるかも。
いつか裁かれるかも。
それでも。
好きなものだけを好きで。
好きなものだけに総てを。
そんな死んでも治らない。
愚か者であり続けたいと。

それはそれで。
傍から見てるよりは。
色々あるんだけど。
それをどこかで楽しんでしまってる。
やっぱり愚か者でしかいられないんだな。

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2007/01/11 Thu *一撃必殺・・・ / Status Quo

20070111pildriver


一撃必殺・・・
のはずだったんだけど。
どうやら。
未だ息があるようで。
止めをさすには至らなかったようで。
仕方ないなぁ。
次の一撃を繰出すしかないみたいで。
でもねぇ、その次ってのが難しいんだよね。

『Pildriver』'72年リリース。
ヴァーティゴへの移籍第一弾。タイトルにもジャケットにも。
その意気込みが感じられるステイタス・クォーのアルバム。
いよいよクォーならではのブギーが全開になって。そのシンプルな響きが心地良く。
このアルバムから英国の国民的バンドとも言われるようになる快進撃が始ったのです。
唯ひたすらブギー、R&R。でもそこに親しみ易いメロディーや緩急自在なうねりもあって。
ついつい首や腰を振りながら、口ずさみながら。ズブズブ嵌ってしまうのです。

タイトルは杭打ち機の意味でしょうが。イメージ的には勿論、プロレスのパイルドライバーですね。
かっては一撃必殺の技で。キラー・バディ・オースチンなんてレスラーはこの技で2人殺してるし。
ダイナマイト・キッドや初代ブラック・タイガーのツームストン・パイルドライバーなんてのも衝撃的でした。
初代タイガー・マスクの首がね、折れちゃうんじゃないかって。TVの前で真剣に心配してたりして。
ステイタス・クォーのパイルドライバーも負けないくらい衝撃的で。そうこちらも首にきます。
しかも今では単なる痛め技になったプロレスのパイルドライバーと異なり。まだまだ現役だったりするし。

一撃必殺・・・
のはずだったんだけど。
どうやら。
痛め技でしかなかった様で。
動きを完全には封じられなかったみたいで。
仕方ないなぁ。
新たな必殺技を編出すしかないみたいで。
でもねぇ、そう簡単には出来るもんじゃないんだよね。

それでも。
そろそろ。
止めをささなきゃならないんだな。

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2007/01/10 Wed *心ここにあらず / The Mamas & The Papas

20070110mamaandpapa


心ここにあらず。

陽は射しているけれど。
肌寒いね。
街も人も。
何だか眠ってるみたいだし。
それはそれで。
長閑でいいんだけど。
でも何か物足りないよな。

心ここにあらず。

『If You Can Believe Your Eyes And Ears』'66年リリース。
フラワー・ムーブメントの申し子とも言える、ママス&パパスの全米1位となった1stアルバム。
とにもかくにも。ママ達とパパ達、男女四人のハーモニーの美しさに心奪われてしまいます。
その美しさは正にあの時代のフラワー・ムーブメントにおいては理想的な、自由で平等で平和で。
そんなヒッピー達の思い描く疑似ファミリー的なイメージと相まって支持されていたのかなと。
(実際は色恋の縺れもあったりで。確執や嫉みやらでまぁ、かなりドロドロだったようですが)
まぁ、フラワー・ムーブメントが、ヒッピー達が目指したものが幻想に過ぎなかったことは事実ではありますが。
幻想なら幻想で。とびきり美しい、心奪われてしまう様な幻想に酔いたいものなので。
その意味ではママス&パパスは極上の幻想世界を提供してくれたのだと。それに酔いしれてしまいたいなと。
「California Dreamin'」、この稀代の名曲を耳にする度に。切なく、儚く、懐かしく。
その夢幻の如き美しさに。心奪われて。此処ではない何処かの幻想に酔いしれ。心ここにあらずなのです。
で、このジャケットのミッシェル・フィリップスの美脚にもまた心奪われたりするのですが(笑)。

心ここにあらず。

呼吸はしているけれど。
心寒いね。
想いも志しも。
何だか置き忘れてきたみたいだし。
それはそれで。
平和でいいんだけど。
でも何か物足りないよな。

心ここにあらず。

此処ではない何処かで。
溢れる想い。湧き起る志し。
目が耳が感じてる。
それが幻想に過ぎなくても。
その美しさを信じてしまったら。

心ここにあらず。

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2007/01/09 Tue *あ~した / Little Feat

20070109sailinshoes


明日が。
明後日が。
来週が。
来月が。
その先が。
どうなるかなんて。
見通せたら。
そりゃいいかもしれないけど。
それはそれでつまらないかも。
でもまぁ。
こうあってほしいってのは。
少しだけ願ってみたかったりもして。
あ~した、天気にしておくれってね。

『Sailin' Shoes』'72年リリース。
この後トレード・マークとなるネオン・パークのイラストが初めてジャケットを飾ったリトル・フィートの2ndアルバム。
この頃はまだまだブルースやカントリーの直接的な影響がそこかしこから窺えたりもして。
フィートならではの、あのファンキーなうねりが迫ってくる瞬間は少なかったりするのですが。それでも。
一度針を落としてしまうと抜け出せなくなる、抜け出したくなる。あの奇妙なダルい軽快さ(?)は既にあって。
一筋縄ではいかない、癖のあるフィートの魔力は確かに醸成され始めているのがわかってゾクゾクします。
「Willin'」とかタイトル曲とか。ロウエル・ジョージの手による代表作とも言えるナンバーもいい塩梅です。
それにしても。やっぱり奇妙と言えば奇妙な世界で。パークのイラストは正に“はまった”んだろうなと思うのです。

明日が。
明後日が。
来週が。
来月が。
その先が。
どうなるかなんて。
見通せないけれど。
そりゃ不透明かもしれないけど。
それはそれでしかたないけれど。
でもまぁ。
今日と同じ明日なんて退屈だし。
少しだけ今日よりはいい日だといいかなとか。
あ~した、なんとかしておくれってね。

明日の為に。
靴を飛ばして。
少しだけ。
何かを感じたら。
明日の為に。
靴紐を結び直して。
明日の為に。
踵は踏まずにね。

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2007/01/08 Mon *それでも / Lynyrd Skynyrd

20070108onemorefromtheroad


そう。
ちょっとした遠出が。
ニ三日の小旅行とかが。
好きだったりする。
荷物を詰め込んで。
お気に入りの歌を供にして。
例えば西へ。
もう何度も訪れている街で。
初めての路地を散策したり。
馴染になった店で一息ついたり。
そんな旅の空の下で過ごす。
そんな一時がとても好きだったりする。

『One More From The Road』'76年リリース。
ジョージア州アトランタでのライブを収録したレーナード・スキナードの2枚組ライブ・アルバム。
スティーヴ・ゲインズを迎えて再びトリプル・ギター編成となったレーナード・スキナード。
その豪快で懐かしく温かく。そして何よりも熱く魂を揺さぶるライブを余すところ無く捉えています。
旅から旅へのツアーで鍛え抜かれたバンドとしての底力、そして芽生えたであろう郷愁。
地元である南部の観客を前にして。如何なくその何たるかを誇示し、そして訴えているのです。
並ぶものなど無いほど痛快でいて。そしてまた琴線を刺激する。そんな畢生の傑作たるアルバムなのです。
「Sweet Home Alabama」「Free Bird」・・・わかっていても涙が滲むそんな泣かせてくれるアルバムなのです。
言っても詮無い事ながら。このアルバムをリリースした翌年の悲劇さへ起きなければとね。そう、本当にね。

そう。
ちょっとした遠出は。
ニ三日の小旅行とかは。
好きなんだけど。
荷物を引き摺りながら。
お気に入りの歌を口ずさみながら。
例えば西で。
もう何度も訪れている街で。
初めての店を除いてみたり。
馴染になった誰かと笑ってみたり。
そんな旅の空の下で過ごす。
そんな一時がとても好きだったりする。

するけれど。
それでも。
いつもどこかに。
体の端々に。
心の片隅に。
残っているものがある。

どこにいても。
それでも。
いつも。
この体を。
この心を。
呼ぶ声が聴こえる。

そう。
あの街も。
あの空の下も。
好きだけど。
それでも。
この街の。
空気を吸うと。
灯りが見えると。
ほっとするのです。

ただいま。
Sweet Home Tokyo...

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2007/01/05 Fri *そんなもの / Steve Marriott

20070105packetofthree


所詮。
生きてくなんてことは。
どこかで。
一か八かだったりして。
どうにかなるもので。
なるようにしかならなくて。
なるようになってたりして。
そんなものだったりする。

『Packet Of Three』'84年リリース。
タイトルにもなっている3人編成のバンドを率いたスティーヴ・マリオットのライブ・アルバム。
再結成ハンブル・パイ消滅後、メジャーとの契約を失って。数年のブランクを経てインディーからのリリースで。
かってのスタジアムでの大観衆を相手ではなく、ロンドンのパブでのこじんまりとしたライブだったりしますが。
そんなことは何処吹く風で。何も気にせずに。スモール・フェイセスやハンブル・パイのナンバーを。
そして大好きなブルースなどをあの変わるはずも無い“黒い”喉で歌うマリオットがここにいます。
恐らく同時期のものと思われる映像を観たことがあるのですが。実に楽しそうなマリオットの姿が印象的で。
歌えさえすれば、演奏さえできれば。それで総て良しだったんだろうなと。そんなものだったりしたのだろうなと。
そこが限界だった。それが惜しかったと思いつつも。それこそが自分がマリオットに惹かれる理由かなとも。
そう思って聴く「All Or Nothing」のマリオットの歌声にはなんとも言えないものがあったりするのです。

所詮。
生きてくうえで。
欲しいもの。
失いたくないものなんて。
熱い音楽と。
旨い肴と美味しい酒と。
大好きなあの娘だけ。
そんなものだったりする。

それさえも。
どこかで。
一か八かだったりして。
どうにかなるもので。
なるようにしかならなくて。
なるようになってたりして。
そんなものだったりする。

まぁ、そんなもので。
ちょうどいいいんじゃないかなと。
そう思ったりする。

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2007/01/04 Thu *好きなものは / The Rolling Stones

20070104rolling


好きなものは好き。
いいものはいい。
それだけのことでしかない。
それだけは譲ることはできない。
いままでも。これからも。
そう。変わることなどありはしない。

『Rolling Berry's』'83年リリース。
チャック・ベリーの自作曲やレパートリーをカヴァーしたローリング・ストーンズのナンバーを集めた編集盤。
当時デッカ音源の権利を持っていた日本のロンドン・レコードが乱発していた日本独自編集盤の一枚です。
とにかく何でもありって感じで。企画意図の解らないものも結構ありましたが。今となってはまぁ貴重かも。
このアルバムは勿論、徹頭徹尾チャック・ベリーで。これだけ纏めて聴けるのは他には無いので便利ですが。
聴いてて思うのはとにかくストーンズは、キースはチャックが大好きなんだなぁってことですが。
そして。そんなストーンズが、キースが自分は大好きなんだなぁってことも改めてしみじみ思うのです。
好きなものは好き。いいものはいい。そんな単純で。でもとても大切なことを年の初めに再認識したりしています。
ところで裏ジャケットにチャックに対するミックのコメントが載ってるのはいいとしても・・・
何でジョン・レノンやジョージ・ハリスンのコメントが載っているんだと。キースのコメントは載っていないのに。
この辺りのセンスの欠如が折角獲得したRCサクセション(清志郎)にも愛想を尽かされて。
あっという間に消えてなくなってしまった。トホホなロンドン・レコードらしさではありますが。やれやれ(苦笑)。

好きなものは好き。
いいものはいい。
それだけのことでしかないのなら。
それだけは譲ることはできないのなら。
いままでよりも。これからはもっと。
そう。変わることなどありはしないのだから。

好きなものはもっともっと好きに。
いいものをもっともっと抱きしめて。
そう単純に。そう大切に。
そうやって転がり続けようと思うのです。

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