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2007/02/15 Thu *それだけは / Humble Pie

20070215performancemonth


それだけは。
負ける気がしない。
ひけをとりはしない。
それだけは。
いつでも掌中にある。
いつでも自在に操れる。
そんな自分だけの武器を。
たった一つだけど持っている。
どうやら、そろそろ腕の見せどころ。
さぁ、そろそろ鯉口を切っておこう。

『Performanse Rockin' The Fillmore』'71年リリース。
ハンブル・パイの出世作となった5thアルバムでフィルモア・イーストで収録された2枚組ライブ・アルバム。
熱く激しく重く。そして黒く、ひたすら黒く。そんなハンブル・パイの、スティーヴ・マリオットの世界が全開です。
とにもかくにも針を落とした瞬間から、その熱気と情熱に煽られて惹き込まれて。一気に昇りつめてしまいます。
元々はマリオットとピーター・フランプトンの両看板でスタートした双頭のバンドだったのですが・・・
このアルバムは完全にマリオット&ヒズ・バンドと化していて。マリオットの世界一色に染まってしまってます。
それでもマリオットと壮絶なギター・バトルを聴かせるフランプトンですが。このアルバムを最後に脱退しています。
確かにこのアルバムでのマリオットのテンションの高さ、溢れ出すエネルギーの激しさは尋常ではないので。
その常軌を逸したパワーが創りあげる黒い世界についていけなくなってしまってもそれはそれで致し方ないかと。
で、自分はそのマリオットの世界が、黒い世界が大好きなので。いつ聴いても血沸き肉踊って最高なのです。
とにかくマリオットはもう絶好調で。その圧倒的な歌声に。徹底的に酔いしれてしまって。幸せを噛締めるのです。
やがて酒や薬に溺れたり。騙されたりもして。決して長いとは言えない絶頂期から転げ落ちるマリオットですが。
それだけは誰にも負けなかった、ひけをとらなかった。その伝家の宝刀であった歌声の素晴しさは不滅なのです。
この後も、亡くなるまでライブで歌われ続けた「I Don't Need No Doctor」なんてもう本当にね、痺れてしまいます。

それだけは。
手放す気にはなれない。
失うことなど考えられない。
それだけは。
いつでも腕の中で抱きとめて。
いつでも胸の中で抱きしめて。
そんな自分だけの世界を。
ささやかではあるけれど持っている。
譲れない。守りたい。
それだから。
どうやら、そろそろ腕の見せどころ。
さぁ、そろそろ鯉口を切っておこう。

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