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2007/02/27 Tue *出会えたことの幸せを / Bobby Whitlock

20070227bobbywhitrock


いい天気だな。
この青空の下で。
今日もまた。
お別れの時がくる。
仕方ないよね。
いつかは皆に同じ様に。
旅立つ日が来るんだからね。

でもね。やっぱり。
お別れは寂しいよね。悲しいよね。
誰かの旅立ちに立ち会う度に。
胸の奥のどこか柔らかいところが。
少しずつ硬くなって。欠けていってしまうんだ。
今日もまた。
何かを掴まれて。持っていかれてしまうようで。
目の前が霞んでしまう。

『Bobby Whitlock』'72年リリース。
デラニー&ボニー&フレンズ、デレク&ドミノスでの活動で知られるボビー・ウィットロックの1stソロ・アルバム。
ローリング・ストーンズとの仕事でも馴染み深いあのジミー・ミラーが制作に関わっているのですが。
どうやらデラニー・ボニーを始めとして幾つかのセッションでの録音を集めて纏めたと思われて。
エリック・クラプトンやジョージ・ハリスン、ボビー・キーズが名を連ねているナンバーもあったりしますが。
何と言っても。ドミノスでも披露していた温かく力強いボビーの歌声が最大の魅力となっています。
陽と土の匂いに溢れて。吹き抜けていく風の優しさも感じさせるボビー。その歌声に抱かれる心地良さ。
今ではドミノスで競い合っていたデレクことクラプトンとはあまりに立ち位置が、世界が隔たってしまったボビー。
あまりに商業的成功からも世間的名声からも遠く。このアルバムも知る人こそ知る程度なのでしょうが。
だからこそ。手にできた。聴くことができた。出会えたことの幸せを噛締めたくなる。そんなアルバムなのです。

いい天気だな。
この青空の下で。
今日もまた。
お別れの時を迎えて。
仕方ないよね。
また誰かの、そして自分の。
旅立つ日だって来るんだからね。

だから。そうさ。
お別れは寂しいからって。悲しいからって。
誰かの旅立ちに立ち会う度に。
震えていても。屈みこんでしまっても。
どうしようもないんだけど。どうにもならないんだけど。
今日もまた。
何かが欠けてしまって。持っていかれてしまって。
目の前が霞んでしまう。

仕方が無い。
もう諦めて。
涙溢れるままに。
泣いてしまおう。
出会えなかったら。
今日は。
寂しくも無かった。悲しくも無かった。
泣けもしなかった。
だから。
出会えたことの幸せを。
それだけを噛締めて。
涙溢れるままに。
泣いてしまおう。

御免ね。
これくらいしか。
できないんだ。
御免ね。
これだけしか。
できないんだ。

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