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2007/03/14 Wed *ただ愛だけが / Neil Young

20070314afterthegoldrush

穏かで。
長閑で。
明るくて。
そんな。
春の一日。
そんな。
何だか訳も無く。
微笑んでしまう。
心が温かくなる。
このささやかな幸せを。
乱すものがあるとしたら。
ただ愛だけかもしれない。

『After The Gold Rush』'70年リリース。
誰もが熱病にとりつかれた様に変化を求めた'60年代後半が過ぎ去って。
誰もが変わらない現実を目にして立ちすくんだ’70年代の始まりにリリースされたニール・ヤングのアルバム。
時代の空気を象徴するかの如く、ヒリヒリする緊張感とザラザラした孤独感に包まれたアルバム。
そして故にニールの感情の昂ぶりから、震えから。情感に溢れたメロディーが次々と奏でられています。
盟友スティーブン・スティルスとのギター・バトルも凄まじい「Southern Man」に込められた激しさ。
それは他の穏かに思えるナンバーにも潜んでいて。その声高ではない切実さに胸が締め付けられます。
そんな虚しさ、やりきれなさを。それでも温かく、前向きに聴かせる。そこにニールならではの凄味を感じます。
タイトル曲、そして「Only Love Can Break Your Heart」と続く美しさには究極の破壊力が込められています。

穏かで。
長閑で。
暖かくて。
そんな。
春の午後。
そんな。
無抵抗で。
欠伸をしてしまう。
眠気に身を任せてしまう。
このささやかな幸せを。
乱すものがあるとしたら。
ただ愛だけかもしれない。

そう。
ただ愛だけが。
景色を。空気を。
一変させる力を持っている。

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