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2007/05/09 Wed *手札 / J.Geils Band

20070509livefullhouse


まだまだ。
そう簡単に。
総てを晒すわけにはいかない。
さりとて。
何も示さないわけにもいかない。
見透かされぬ様に。
侮られぬ程度に。
何かあるぞと思わせながら。
思わせ振りに。小出しに。
手札を確認しながら。
時を、機を、逃さぬ様に。

『Live Full House』'72年リリース。
深いR&Bへの傾倒と、潔いR&R馬鹿振りの自然な同居が断然カッコ良かったJ.ガイルズ・バンド。
ラフでタイトで。何よりエモーショナルなステージが目の前に浮かぶ、3rdアルバムにして初のライブ・アルバム。
前2作のスタジオ録音アルバムではその魅力が充分には伝わらないと判断したJ.ガイルズ・バンド。
(いや、充分にカッコ良くて魅力に溢れてると思うのですが・・・そりゃライブは格別ですが)
定評のあったライブでのパワーをそのまま詰め込んで出してしまえと。早くも切札を切ってみせたのでした。
とにかく。キレもコクもあるリズムをバックにして。ブルージーにファンキーにブイブイ吹きまくるマジック・ディック。
マジックとはよく言ったもので。この人のブルース・ハープは聴く者の血沸き肉踊らせる魔力があります。
そしてピーター・ウルフ。巻き舌のMCで煽って煽って、あのしゃがれ声で歌いだす瞬間に痺れてしまいます。
粋で鯔背で気っ風が良くて。なかなかここまで揃って男前なライブ・アルバムもあるものではありません。
尤もあまりに早く手の内を見せて。手札を、ライブ・アルバムと言う切札を切ってしまったが為に。
それ以上の評価をスタジオ録音アルバムで得ることが出来なかったのですが・・・それもらしくていいかなと。

まだまだ。
そう簡単に。
総てを晒すわけにはいかない。
そちらも。
まだまだ一端しか見せてはいないから。
気づかれぬ様に。
見抜かれぬ程度に。
気にも留めてないと思わせながら。
鎌をかけて。顔色を窺って。
手札を推測しながら。
時を、機を、逃さぬ様に。

さぁ、どこで。
さぁ、いつ。
手の内を見せて。
手札を切って。
勝負に出るか。
焦らずに、躊躇わずにね。

その前に。
手の内の手札が。
本当に切札になるかも見極めないとね。

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