« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007年10月

2007/10/30 Tue *生きている / Peter Frampton

20071030framptonalive


あっちで。
こっちで。
お呼びがかかる。
はいはい。
なんですか。
ちょっと待っててね。
順番に片付けるからね。
あっちで。
話を聞いて。纏めて。
こっちで。
話をして。進めて。
はい。お次は。
どこですか。なんですか。
忙しいな。
疲れるな。
でも・・・

『Frampton Comes Alive!』'76年リリース。
全世界で1,200万枚(!)以上売れたピーター・フランプトンの2枚組ライブ・アルバム。
ハンブル・パイを脱退して。何枚かアルバムをリリースするも商業的には今ひとつで。
地道なツアーに明け暮れて、全米をくまなく廻って。かっての栄光からは遠くなりつつ。
そんな時に。言ってみればドサ廻りの模様を収めたこのアルバムで起死回生の一発。
一躍かってをしのぐトップ・スターの座へと登りつめたのでした。とにかく売れてたなと。
日本でもFMで毎日の様に「Show Me The Way」がかかっていたのを憶えています。
あまりにもポップで。ハード・ロック小僧だった当時は好きなタイプでは無かったのですが。
鼻歌で歌ってしまうくらい刷り込まれて。後、そう。あのモゴモゴ、ボコボコが印象的で。
トーキング・モジュレーターと言えばジェフ・ベックかフランプトンかってくらいでした。
勿論売れたのにはこのブロンドの、ルックスの良さもあったのでしょう(今はもう。見る影もありませんが)。
実は先日レコ屋の店頭での相方の、フランプトン可愛い、欲しい、の一声でジャケ買いしたのですが(笑)。
今になって改めて聴くと。なんと言うか。精力的に活動している人に特有のテンションの高さがあって。
しかもその高さを本人が楽しんでいるのが感じられて。その昂揚感と幸福感に皆が惹きつけられたのかなと。
忙しくて。苦労もあって。疲れていただろうに。でも。なんとなく解ったりする自分がね。よくないな(苦笑)。

あっちで。
こっちで。
待っている。
はいはい。
なんだって。
ちょっと待ちなさい。
混線した意図をときほぐさないと。
あっちで。
根拠を固めて。着地させ。
こっちで。
仮説を立てて。羽ばたかせ。
はい。お次は。
どこですか。どうしますか。
忙しいな。
疲れるな。
でも・・・

いい加減にしてくれよ。
でも・・・ドキドキ。
でも・・・ワクワク。
生きているんだなぁ。
よくないな(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/28 Sun *探し物は / The Rolling Stones

20071028collectorsonly


なかなか。
そう。なかなか。
ありそうで。なさそうで。
あっちの店から。
こっちの店へと。
探し物は何ですか。
見つけにくいものですか、か。
そろそろ・・・
いやいや。
そう。まだまだ。
あの一枚を。あの一曲を。
手にするまでは。

『Collector's Only』'80年リリース。
デッカ音源の中でも当時としてはレアだった音源を集めたローリング・ストーンズの編集盤。
ストーンズに限らず権利関係が明確でなかった'60年代中頃までは各国でリリース状況もバラバラだったので。
この手のアルバムは手を変え品を変えで。未発表曲を集めて。これまた各国でリリースされたりしています。
このアルバムはフランス盤がオリジナルで。ドイツやオーストラリアでもリリースされた様です。
ここでの一番の珍品は「Con Le Mie Lacrime」でしょうか。そう「As Tears Go By」のイタリア語ヴァージョンです。
他にも「Fortune Teller」と「I've Been Loving You Too Long(Too Stop Now)」の歓声被せ無しヴァージョンとか。
当時の日本でも「Con Le~」とか「I've Been Loving~」とかは未発表だった様な記憶があります。
B面にはEP盤の『Got Live If YouWant It!』がそのまま収録されていて。この辺りは安易だなって気もしますが。
まぁ、レアな音源を捜しているコレクターにはタイトル通りに便利な1枚だったのかもしれません。
ちなみに自分は'60年代初期のブライアンを含んだメンバーが並んでいるショットが好きなので。ジャケ買いです。

なかなか。
そう。なかなか。
なさそうで。ありそうで。
あっちの街角から。
こっちの街角へと。
探し物は何ですか。
見つけにくいものですか、か。
そろそろ・・・
いやいや。
そう。まだまだ。
あの条件を。あの条件も。
満たすまでは。

偶然。必然。
決断。熟考。
探し物はなんですか。
見つけにくいものですか、か。
そろそろ・・・
いやいや。

大丈夫だって。
レコードと同じくらい。
真剣に探してるから・・・たぶん、ね(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/27 Sat *ちんぴら / Orgjinal Soundtrack

20071027hardertheycome_2


人にも。
組織にも。
いろいろあるけれど。
まぁ、大別すれば。
型にはまるか、はまらないか。
多勢を好むか、一人を好むか。
そのどちらかだったりする。
で、自分がどちらかと言えば。
そりゃぁ、もう、ねぇ。
はまるどころか。
型なんてはなから意に介してないし。
嫌いではないけど。
そもそも一人だと思ってるし。

『The Harder They Come』'72年リリース。
ジミー・クリフが主演した映画のオリジナル・サウンド・トラック・アルバム。
タイトル曲を始めとするジミーのナンバーをを中心にメイタルズ等のナンバーも収められています。
確かジャマイカ版イージー・ライダーとか言われていたこの映画をレイト・ショーで観たのは20年程前ですが。
とにもかくにもジミー演じるシンガー志望の言ってみればチンピラ青年のギラギラした目つきが印象的で。
裏切られ、抑圧されて。ようやく希望を掴みかけたと思ったら・・・無常で無残な死が待っていて。
それでもその死の瞬間まで。ひたすらに走り続けていたりして。確かにニュー・シネマ的だったかなとも。
「You Can't Get It If You Really Want」にしても「Many Rivers To Cross」にしても。
厳しく、辛い現実を目の前にしても乗り越えていこうという、ある意味で悲壮な決意が感じられたりしますが。
それをあくまでも。独特のリズムの成せるところかも知れませんが。明るく力強く聴かせるところがいいなと。
キースも大好きなタイトル曲でも、誰かの操り人形や奴隷になるくらいなら、自由な人間として死にたいぜと。
あっけらかんと。自由でいることの難しさと、それでもそれを希求する意志の強さを歌っています。
そうだよな。死んだ様に生きるなら。生きてる意味なんて無いよなと。そう思って。今も変わっていないのが。
幾つになっても成長してない証で。だから未だに。あっちへふらふら。こっちへふらふらなのかも(苦笑)。
それにしても。改めて。ジミー・クリフの声の艶やかなことと歌の上手さには惹かれてしまいました。

人にも。
組織にも。
いろいろあるけれど。
まぁ、大別すれば。
集団優先で軍隊式でいくか。
個性優先でプロフェッショナルでいくか。
そのどちらかだったりする。
で、自分がどちらを好むかと言えば。
そりゃぁ、もう、ねぇ。
集団どころか。
軍隊なんてまっぴら御免で。
ろくでなくても。
自分の鼻だけを信じてるし。

答えは明らかなんだよね。
だから。もし。
はめれれそうになったら。
入隊させられそうになったら。
息苦しくなったら。
自由でいられなくなったら。
もう。
己が腕を頼りに。
さっさと別の場所を目指そう。

で。
あっちへふらふら。
こっちへふらふら。
これじゃ。
プロフェッショナルじゃなくて。
ちんぴらどまりだけど。
それが、好きだったりもするんだな(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/26 Fri *そういうものなんだ / John Lennon

20071026rockandroll_2


そうか。
そうなんだ。
ところで。
それが。
どうかしたかい。
おかしいって?
反してるって?
危ないって?
そうさ。
そんなことは。
言われるまでも無く。
百も承知さ。
それでも。
そうしたいんだ。
そうしてしまうんだ。
言葉になんかできないんだ。
そういうものなんだ。

『Rock 'N Roll』'75年リリース。
全曲がロックン・ロールとR&Bのカヴァーによるジョン・レノンのアルバム。
チャック・ベリー、ジーン・ヴィンセント、リトル・リチャード、ラリー・ウィリアムズ、ベン・E・キング・・・
ジョンが敬愛して止まないロック・・ロールがR&Bがこれでもかとばかりに。
フィル・スペクターが録音済みのテープを持ち逃げしたり等とトラブル続きの環境で制作されて。
だからこそ。ここぞのジョン。土壇場のジョン。いった時のジョン。そのカッコ良さがもう、凄いの一言。
ただのカヴァーで。シンプルでストレートで。それだけで。ここまで胸倉を鷲掴みにされてしまうのだから。
ここにこそ。どんなに頑張ってもポールが絶対に追いつけなかった、解らなかったジョンがいる。
ここにこそ。何もかも放り投げて夢中になった。人生を変えられてしまったロックン・ロールの何たるかがある。
おかしかろうが。理解できなかろうが。言葉には出来なくても。理論的じゃなくても。そういうものなんだ。

そうか。
そうなんだ。
ところで。
それで。
構わないだろう。
変だって?
外れてるって?
情けないって?
そうさ。
そんなことは。
この自分自身が。
誰よりも自覚してるさ。
それでも。
そうしたいんだ。
そうしてしまうんだ。
理論も理屈も関係ないんだ。
そういうものなんだ。

経済よりも。社会よりも。
環境よりも。世間よりも。
明日の仕事よりも。
今日目にした、耳にした。
あの娘のことが。
あいつのことが。
大切なんだ。気に掛かるんだ。
他の人のことは知らない。
ただ。
俺にとっては。
そういうものなんだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/24 Wed *スイッチ / Nilsson

20071024pussycat


カチッと。
音が鳴って。
スイッチが入ってしまった。
不意に。
突然に。
何の前触れも無く。
こうなったら。
どうしようもない。
周りの何もかもが遠のいていく。
色を。匂いを。
意味を。想いを。
失っていく。

『Pussy Cats』'74年リリース。
ジャケットからも解るようにジョン・レノンがプロデュースしたニルソンのアルバム。
選曲からサウンド。そしてヴォーカルまで。ジョンの影響、匂いが濃厚で。ある意味で共作とも言えるかと。
参加メンバーもリンゴ・スターやキース・ムーン、クラウス・ブアマン、そしてジェシ・エド・ディヴィスと。
同時期に制作されたジョンの『Walls And Bridges』や『Rock 'N' Roll』の義兄弟の様なアルバムなのではと。
まぁ、ジョンが自分の好みの曲をファンだったと言うニルソンに歌わせたかった・・・それだけだったりもして。
あの“失われた週末”の仲間だったニルソン相手だから出来たのだろうけど。やはり傍若無人でもあって。
ニルソンの歌声は時に穏かで優しげではあるのですが。滲み出る何とも言えない狂気は隠しようも無く。
スイッチが入ってしまったジョンは。いつもの様に唯我独尊で暴走気味で。他の事は我関せずで。好き放題。
だからこそのジョンであり。他人のアルバムでそれをやってしまうジョンも。応えてしまうニルソンも。
そんな2人の入りっぱなしの世界も大好きなのです。特に自分の中のスイッチが入ってしまった時にはね。

カチッと。
音が鳴って。
スイッチが入ってしまったら。
誰にも。
何にも。
何も感じなくなってしまう。
こうなったら。
どうしようもない。
自分だけの。
色が。匂いが。
意味が。想いが。
現実となる。

そして。
問題は。
再び。
カチッと。
音が鳴って。
スイッチが切れるまでの。
その間が。
自分独りの世界こそが。
一番居心地がいいことなんだな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/23 Tue *上ったり下がったり / Jonny Winter

20071023whitehotandblue


頭に血が。
上ったり。下がったり。
忙しいことではあるけれど。
大人気ないなと思いつつ。
どうにも許せなかったり。
どうにもやるせなかったり。
その度に。
上がったり。下がったり。
隠しておけばいいものを。
赤くなったり。白くなったり。
だって。どうにも。

『White,Hot & Blue』'78年リリース。
正面切ってブルースに回帰した前作『Nothin' But The Blues』から1年。
敬愛するマディ・ウォーターズの2枚のアルバムへの参加とプロデュースを経て。
タイトル通りにホワイト・ブルースの先駆者、第一人者としての自負を感じるジョニー・ウィンターのアルバム。
(タイトルにはジョニーがアルビノであることを敢えて宣言してる感もありますが)
無名の面子を引き連れて。著名なブルース・ナンバーのカヴァーを縦横無尽に演じてみせるジョニー。
時には激しく燃え盛り、時には静かに炎を焦がし。ホワイト・ブルース、ブルース・ロックここにありです。
ストレートなブルースだけで固めるよりも。多彩な表情を見せてくれる方がジョニーらしいかなと思います。
ジミー・ロジャースの「Walkin' By Myself」も。ジュニア・ウェルズの「Messin' With The kid」も。
そんなジョニーならではの痛快な解釈で迫ってきます。巧く、そして旨い・・・本当にいいギターです。

心が天に。
上ったり。下がったり。
忙しいことではあるけれど。
いい歳してなと思いつつ。
どうにも嬉しかったり。
どうにも寂しかったり。
その度に。
上がったり。下がったり。
隠しておけばいいものを。
熱くなったり。冷たくなったり。
だって。どうにも。

時には激しく。
時には静かに。
色んな思いで。
色んな顔で。
上がったり。下がったり。
だから。
組むより。一人の方が。
やりやすいんだよなぁ(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/21 Sun *バルコニーで / Howlin' Wolf

20071021rockinchair


うわぁ。
本当に。
目の前じゃない。
このバルコニーで。
揺り椅子でも置いて。
目の前の。
他に二つと無い。
この風景を眺めながら。
ワインでも飲んだら。
美味しいだろうね。
部屋の中から。
レコードが聴こえてきて。

『Howlin' Wolf』'62年リリース。
'57年から'61年の録音を集めたハウリン・ウルフのチェスでの2ndアルバム。
ウルフ愛用の(?)揺り椅子とギターの秀逸なジャケットから別名『Rocking Chair』としても知られています。
そして名は体を現す・・・ではありませんがこの別名が実に巧みにこのアルバムの中身を表しています。
南部出身の豪快な泥臭さが身上のウルフと、都会の洗練されたシカゴ・ブルースが触発しあって融合して。
他のブルースマンでは出しえない、他に二つとないウルフならではの魅力に溢れたブルースが生まれています。
これでもかと吠えるウルフ、モダンでノリのいい(ロックする)バック、如何わしくも洒落たサウンド。
芸名からも強面な印象の強いウルフですが。身も心も自然と揺れてしまうある種の軽快さが魅力的です。
ここらはウルフの灰汁を抜くことなく、見事に調理してみせたウィリー・ディクスンならではの才覚でしょう。
このアルバムでもディクスンはライター、ベーシスト、そして(実質的に)プロデューサーとして八面六臂です。

そう。
本当に。
目の前だから。
このバルコニーで。
揺り椅子でも置いて。
目の前の。
他に二つと無い。
この風景を眺めながら。
ワインでもと思うだけで。
堪らないけれど。
部屋の中から。
聴こえてくるレコードも想像できるけど。

人は。
バルコニーのみにて生きるにあらずだからね(苦笑)。
これだけでは決められないよね。
でも。
いつかは。
こんなバルコニーで。
揺り椅子に腰掛けて。
この風景を眺めながら。
貴女にワインと狼を(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/20 Sat *受け継がれていく / Various Artists

20071020fatherandsons


古いビルの半地下にある。
まさに秘密基地の様な。
そのレコード屋で。
時の経つのも忘れて。
綺麗に丁寧に。
愛情を込めて並べられた、収められた。
レコードを1枚、1枚手にとって。
探し物がある様で無い様で。
そんな時間を過ごすのが。
そんな空気を吸い込むのが。
大好きで。
そんな。ささやかだけど。
御機嫌で温かくて。
大切な空間が再び開かれたことを。
大切な空間を創り上げた人が還ってきたことを。
ただただ嬉しく思う。

『Father And Sons』'69年リリース。
マイケル・ブルームフィールドの発案に端を発して制作された2枚組アルバム。
1枚目はスタジオ録音で。マディ・ウォーターズ、オーティス・スパン、サム・レイ等の歴戦のブルース・マンと。
ブルームフィールドやポール・バターフィールド、ドナルド・“ダック”・ダン等の後進が一堂に会して。
中にはマディ自身も忘れていたナンバーもあったらしい'50年代のブルースをオーソドックスに演っています。
あくまでも中心に座っているのはマディで。座長として堂々と歌い、うねり、吠えています。
ブルームフィールドのギターも、バターフィールドのハープも。あくまでもマディを立てて、支える側に回っています。
だからこそ。あのジミー・ロジャースやリトル・ウォルターを擁した頃の、あのシカゴ・ブルースが蘇っています。
マディもこのセッションには手応えがあったらしく。自分でこのアルバムを10枚は買うと言っていたとか。
セッション後に行われたライブが2枚目に収められていますが。マディがまるでニューポートだと言った。
その熱気と凄まじさはマディの一節一節に対する観客の反応からも容易に窺い知ることが出来ます。
ここでもブルームフィールド、バターフィールド、“ダック”・ダンが見事にそして手堅く支えていて。
これもブルームフィールドの発案らしいタイトル(マディもいたく気に入っていたとか)通りに、
親父さんと息子達の間には目には見えない繋がりが生まれ。確実に何かが受け継がれていったのが解ります。

古いビルの半地下にある。
まさに秘密基地の様な。
そのレコード屋で。
時を超えて輝き続ける。
綺麗に丁寧に。
愛情を込めて並べられた、収められた。
レコードの1枚、1枚に。
秘められた想いが語りかけてくる様で。
そんな囁きに耳を傾けるのが。
そんな物語を想像するのが。
大好きで。
そんな。ささやかだけど。
御機嫌で温かくて。
大切な空間がそこにあることを。
大切な空間が受け継がれていくことを。
ただただ嬉しく思う。

カウンターの向こう側で。
並んで腰掛けて。
お互いの好きなレコードに耳を傾けて。
お互いの好きな音楽を語り合って。
並んで接客して。レジを打って。
親父さんの笑顔を。息子さんの気遣いを。
ただただ嬉しく思う。

確実に受け継がれていくものが。
そこにもある。

そして。
レコードを。音楽を。
こよなく愛する。その気持は。
この胸の内にも受け継がれていくのだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/19 Fri *もう一枚の / Eric Clapton

20071019anotherticket


胸の内にある。
握り締めている。
そのチケットと。
違う行き先の。
異なる道の。
そのもう一枚の。
チケットを。
手にしてみたくなる。
思いもしなかった行き先へ。
心のどこかで描いていた道へ。
運んでくれる。
そのもう一枚の。
チケットに。
手が伸びそうになる。

『Another Ticket』'81年リリース。
前作にあたるライブ・アルバム『Just One Night』でバック・メンバーを一新したエリック・クラプトン。
そのメンバーに加えて新たに元プロコル・ハルムのゲイリーブルッカーを迎えて制作されたアルバム。
クラプトンも含めて全員が英国人で。しかも皆が米国音楽に傾倒していたりして。
まぁ、クラプトンは憧れのザ・バンドを自分なりにやってみたかったのかも知れません。
個人的には何も息の合っていたカール・レイドルら所謂タルサ・トップスと袂を別ってまで演るかと。
しかし。まぁ、長かったからなと。もう一枚のチケットに手を出したクラプトンの気持もなんとなく解ったり。
で結果として。米国南部風味に英国の香りが絶妙に交じり合って。実にいい感じのサウンドになっています。
渋いと言えばあまりにも渋いので。ジャケットも地味で。あまり語られないアルバムですが。いいなと思います。
ところが。次のアルバムではまたもやギターのアルバート・リーを除いてメンバー一新してしまいます。
その落ち着きの無さ。その移り気の速さ。それもまたクラプトンらしくはありますが。もったいなかったかな。

胸の内にある。
握り締めている。
そのチケットと。
違う筋書きの。
異なる物語の。
そのもう一枚の。
チケットを。
手にしてみたくなる。
考えもしなかった筋書きを。
心のどこかで望んでいた物語を。
見せてくれる。
そのもう一枚の。
チケットに。
手が伸びそうになる。

そのもう一枚の。
チケット。
手にしちゃいけない。
渡しちゃいけない。
それは解っているけれど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/18 Thu *ひとつ / Queen

20071018livemagic


ひとつ。
そう。
たったひとつ。
それぞれの想いがあっていい。
いろいろなやり方があっていい。
どの道を選んでも構わない。
でも。
目指すものとして。
辿り着くところとして。
描かれるべきは。
ひとつ。

『Live Magic』'86年リリース。
'86年のツアーから3箇所での公演から選ばれて編集されたクイーンの2枚目のライブ・アルバム。
フレディ・マーキュリーの最後のライブとなったネブワース公演が大半を占めているらしいです。
オリジナル・アルバムでは圧倒的に『Jazz』までが。もっと言えば『A Day At The Races』までが。
自分にとっては真にクイーンだったりするのですが(『The Miracle』は好きですが)。
ことライブに関しては。この後期の。有無をも言わせずにスタジアム全体を掌中にしてしまう。
そんなクイーンの、フレディの圧倒的な存在感と。それを支えるバンドとしての底力に痺れてしまうのです。
とにもかくにも。ここまで一体感と高揚感を感じさせてくれる。率いられてしまうライブはなかなかありません。
「One Vision」「Another One Bites The Dust」「I Want To Break Free」「Radio Ga Ga」・・・
そうです。後期クイーンのナンバーは指揮者フレディが総ての観客に同じ世界を共有させてしまう。
その神憑り的な力技が如何なく発揮されるライブでこそ光り輝くのです。ほんとに皆ひとつになってますから。

ひとつ。
そう。
たったひとつ。
それぞれの想いがぶつかり合って。
いろいろなやり方でしのぎを削って。
この道とあの道が交差して別れて。
でも。
目指すものとして。
辿り着くところとして。
示されるべきは。
ひとつ。

存在感。
底力。
神憑り。
ハッタリ・・・
ひとつに出来るかな。
お手並み拝見。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/17 Wed *繋がって / Trapeze

20071017wearejusttheband


繋がってる。
触れ合ってる。
伝わってくる。
蠢いている。
遠いけど。
側にいて。
別々だけど。
共にいる。
そうなんだ。そうだよね。
だから。僕等は。
一つで。そう。一つのね。

『You Are The Music...We Are Just The Band』'73年リリース。
ライブ盤かと見間違うジャケットも印象に残るトラピーズの3rdアルバム。
その実。ジャケットから伝わってくる躍動感が見事にそのサウンドを象徴していて。
グレン・ヒューズのソウルフル且つパワフルなヴォーカルが実に生き生きと冴え渡り。
そのファンキー志向がバンド全体を実に伸び伸びと弾ませ・・・弾けさせています。
トリオ編成ならではの一体感と。トリオとは思えない迫力とで。正に目の前へと迫ってきて。
その熱さが伝わってきて。その思いに触発されて。聴く者も繋がって。一つになって。動き出すのです。
本当にいいアルバムで。何でヒューズは脱退してディープ・パープルに加入したのかな、なんて。
まぁ、ヒューズがいなかったら「Burn」は生まれなかったかも知れないし。それはそれでいいけれど。

繋がった。
触れ合った。
伝わってきた。
蠢きだした。
遠いから。
側に感じて。
別々だけど。
共にいられる。
そうなんだ。そうだったよね。
だから。僕等は。
一つで。そう。一つにね。

久し振りの。
電話で。メールで。
繋がって。
触れ合って。
伝わって。
思い出して。
思い重ねて。
さぁ。
動き出す。
動き出そう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/16 Tue *路の上で / Van Morrison

20071016intothemusic


我家を出て。
路の上で。
ふっと一息。
待ち受ける。
あんなこと。こんなこと。
なんとかしなくちゃ。
なんとかなるだろう。
陽の射すほうへと。
一歩を踏み出す。
頭の中で。胸の内で。
鳴り始める。響き合う。奏でられる。
さぁ、その中へと。

『Into The Music』'79年リリース。
数あるヴァン・モリソンのアルバムの中でも一際明るく異彩を放っているアルバム。
いつもの様にテーマは重かったり、難解だったりするのだけれど。
それらが。なんとも明るく。そして前向きに描かれ。歌われているのが。なんだか嬉しくて。
A面の頭2曲「Bright Side On The Road」「Full Force Gale」と。いきなり。
実に軽快に。ステップでも踏むかの如く。陽気に歌いかけるヴァンがいます。
陽のあたる場所へ駆け出そう。どこにいても帰り道は見つかるよ。そう歌いかけるヴァンがいます。
ヴァンの。その歌声は勿論大好きで。素晴しいアルバムは他にもあるのですが。
ともすれば。その完成度の高さに。ついつい身構えてしまって。あらたまってしまったりするので。
ただただ。その歌声に。その音楽に。包まれることのできる。足取りも軽くその中へと入っていける。
このアルバムが、実はそう。一番親しみ易くて。針を落とす機会は多いかもしれません。

会社を出て。
路の上で。
ほっと一息。
やり残した。
あんなこと。こんなこと。
なんとかしなくちゃ。
なんとかなるだろう。
灯りの招くほうへと。
一歩を踏み出す。
頭の中で。胸の内で。
鳴り始める。響き合う。奏でられる。
さぁ、その中へと。

朝も。夜も。
行きも。帰りも。
道の上で。
息をついて。
踏み出して。
流れ出す。
その中へと。その中へと。

音楽の中で。
音楽に包まれて。
今日も。明日も。
進むべきところが。
帰るべき場所が。
そこに現れる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/15 Mon *俄芝居 / サンハウス

20071015niwaka_4


考えて。考えて。
悩んで。悩んで。
未だこれも。未だあれも。
時間が無い。手も足りない。
こうなりゃ。
腹を決めて。開き直って。
ハッタリきかせて。
出たとこ勝負。
俄芝居の幕が開く。

『仁輪加』'76年リリース。
(一時的な再結成のライブ盤等を除いて)実は3枚しかオリジナル・アルバムを遺していないサンハウス。
2枚目にあたるこのアルバムではジャケットからも解る様に俄(仁輪加)芝居に自らの存在を準えているのかと。
謂わばコピーでありフェイクである俄芝居。それを堂々と宣言するあたりにサンハウスならではの意気があると。
誰かに似てるなと思ってるんだろう、言ってるんだろうと。だったらこっちから名乗りを上げてやるぜと。
ブルースの。ソウルの。R&Rの。ストーンズやヤードバーズの二番煎じだぜと。それで何が悪いのだと。
ブルースが。ソウルが。R&Rが。好きで好きで。大好きで。カッコ良く演れればいいと。決められればいいと。
そこまで狙っていたのかは解りませんが。でも確かにサンハウスの俄芝居はカッコ良くて。決まっていて。
好きなものは好きと言っていいんだと。菊の様に歌いたいなと。誠ちゃんの様に弾きたいなと。そう思わされて。
実際にマイクを握り締めたりしたのですから(笑)。俄芝居も極めれば本物以上に魅力的だったりするのです。
(収録曲の作曲クレジットが総て鮎川誠ってのは流石に・・・と思いますが。あっ、言っちゃった;苦笑)。

考えて。考えて。
思い出して。思い出して。
これは誰かの手で。あれは昔の台詞で。
借り物や昔とった杵柄だけど。
こうなりゃ。
腹を決めて。開き直って。
ハッタリきかせて。
出たとこ勝負。
俄芝居の幕が開く。

誰かの仕草の。
指先の角度を少し変えて。
使い古しの常套句の。
表現を少し新しくして。
誰かの視線の。
その見つめる先を少し変えて。
錆びついた台詞の。
言い回しに鑢をかけて。
でも。
そこに自分の思いを込めれば。
それを自分の言葉で語れば。

出たとこ勝負の。
俄芝居でも。
カッコがつくものだ。
笑いがとれるものだ。
決められるものだ。
心を掴めるものなのだ。

そろそろ。
新ネタを仕入れないといけないけどね(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/14 Sun *ここを最後に / Otis Redding

20071014dockofthebay


ここを最後に。
そう。ここを。
光り輝く塔のふもとの。
心安らぐ。
心地良い風の吹き抜ける。
この街を。
最後と決めよう。
流れ流れて。
辿り着いた。
ここを最後に。

『The Dock Of The Bay』'68年リリース。
その。あまりにも突然で。あまりにも悲しすぎる。その死後にリリースされ大ヒット曲となった。
その。タイトル曲(「(Sittin' On)The Dock Of The Bay」)を目玉に編集されたオーティス・レディングのアルバム。
喉の手術を経て。以前よりも掠れたその声を生かして。なんとも切なく、哀感に溢れるタイトル曲。
それまでのオーティスの世界とは明らかに一線を画して。ともすれば軽さも感じさせるのですが。
それでも。だからこそ。胸に迫る。胸を打つ。この曲。この声。それだけで。それだけで。いいのです。
故郷ジョージアを遠く離れて。サンフランシスコに辿り着き。ここを最後の地にしよう・・・
まるで来る運命の時を知っていたかの様な、その歌詞に。胸の奥の何かを掴まれる思いがして。
いつかの日。降り注ぐ陽光の下で眺めたサンフランシスコの港の穏かな波の煌めきに思いを馳せるのです。

I left my home in Georgia
Headed for the Frisco Bay
I had nothin' to leave for
Looled like nothin' gonna come that way
So I'm just gonna sit on the dock of the bay
Watchin' the tide roll in
Sittin' on the dock of the bay
Wastin' time...

ここを最後に。
そう。ここを。
光り輝く塔のふもとの。
心安らぐ。
心地良い風の吹き抜ける。
この街を。
最後と決めよう。
流れ流れて。
辿り着いた。
ここを最後に。

あの故郷でもなく。
あの心躍る街角でもなく。
住めば都と言うけれど。
他のどこでもなく。
いま。ここにある。ここにいる。
ここを最後に。
そう。ここを。
この街を。
最後と決めよう。

握った手に力を込めて。
立ち止まって語りかける。
肩越しに。
光り輝く塔が微笑んでいる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/03 Wed *可愛い顔して / Cold Blood

20071003coldblood


可愛い顔して。
結構きついんですよ。
上から見てるんですよ。
若いのに。
醒めてるんですよ。
熱くならないんですよ。

ふ~ん。
そうなんだ。
確かにさ。
可愛いだけじゃなくて。
どこか。
凛としたところはありそうだけど。

『Cold Blood』'69年リリース。
可愛い顔して。艶やかで。情感溢れて。迫力に満ちた歌声を聴かせてくれるリディア・ペンス。
そんなリディアを擁してファンキーなサウンドがうねりまくる、コールド・ブラッドの1stアルバム。
サンフランシスコ出身のコールド・ブラッド。あのビル・グラハムに気に入られて。
フィルモア・ウエストの常連となって。さらにビルのレーベルの契約第一号となってこのアルバムをリリース。
辣腕で強かなビルの何かを掴んで。そこまで揺すぶったのだから。大したものだと。
当然、ジャニス・ジョプリンがブレイクしていた影響もあっただろうことは想像に難くないのですが。
それにしても。(未だ垢抜けてない感じもあるけれど)このルックスで。この歌声ですから。
可愛い顔を歪めながら。ソウルフルに。セクシーに。この魅力には兵でも抗しきれないだろうなと。
サム&デイブの「You Got Me Hummin'」も。そして。あの「I Just Want To Make Love To You」も。
実に。なんとも魅力的で。兵でもなんでもありませんが。やはり自分もあっさりと落ちてしまいました。
映画《Filmore:The Last Days》では動くリディアが拝めますが。そりゃぁ、もう。堪らないものがあります。

可愛い顔して。
根性あるよね。
広い視野で見れるよね。
若いのに。
冷静に考えて。
整理して話せるよね。

うん。
そうだね。
確かにさ。
顔に出さなくて。
どこか。
引いてる様なところはあるけれど。

責任感を持って。
粘り強く頑張って。
一生懸命周りを見て。耳を傾けて。
じっくり考えて。考えて。
自分の言葉で話して。自分の手でやってみて。
そうやって。答えが出た時の。
引き結んだ口元が綻んだ。
瞳に驚きと喜びが浮かんだ。
そんな可愛い顔して。
一日一日成長してるんだね。

まるで。
娘を見守る父親の様な。
そんな思いを抱かせる。
メンバーと組むなんてね。
もう。すっかり・・・
歳はとりたくないねぇ(苦笑)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/10/02 Tue *出会いは / The Beatles

20071002beatles20


悪しきにつけ。
良きにつけ。
心が千路に乱れた時は。
怒りに震えて。
優しさに痺れて。
思いが定まらない時は。
そんな時は。
ただただ。
何も考えずにいられる様に。
ただただ。
胸に過ぎるものだけを抱きしめられる様に。

『20 Greatest Hits』'82年リリース。
ビートルズの奇跡をアルバム1枚で、僅か20曲で振り返ってしまおうとした(?)無謀な編集盤。
リリースの時期になんら意味があったとも思われず、ジャケットもあまりにシンプルすぎて。
年代順に代表的なシングルA面曲を適当に抜き出して、並べただけの様な面白みの無い選曲で。
勿論、当然、あたり前だけど。これだけがビートルズではないけれど。これだけで語れはしないけれど。
ただただ。その。遺された軌跡の、世界の、その音楽の素晴しさに。やはり圧倒されてしまって。
ただただ。何も考えずに。ただただ。胸に過ぎるものだけを抱きしめながら。そう。ただただ。
それにしても。ジョンとポールの出会いのなんと幸福だったことかと。そのことにまた。ただただ。
お互いがお互いを求め。必要とし。そしてまさに。そこしかないタイミングで出会っていたのだとね。

悪しきにつけ。
良きにつけ。
出会った誰かに心乱れて。
口惜しさに唇噛んで。
こみあげて両腕を抱きしめて。
思いが届かない、届けられない。
そんな時は。
ただただ。
何も考えずにいられる様に。
ただただ。
胸に過ぎるものだけを抱きしめられる様に。

出会いは。
タイミング。
お互いが。
お互いを。
求めていても。
必要としていても。
そこじゃない。
ほんの些細なずれなのに。
それだけで・・・

だから。
心乱れて。
今は。
ただただ。
何も考えずに。
ただただ。
胸に過ぎるものだけを抱きしめながら。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/01 Mon *見たこと / The Rolling Stones

20071001haveyouseenmotherlive


見たことがあるって。
本当かな。本当に。
たぶん。おそらく。きっと。間違いなく。
見たことがあるのは。
ほんの一部に過ぎないんじゃないかな。
そう。例えばさ。
陽のあたってるところしか。
見てないんじゃないかな。

『Have You Seen Your Mother Live!』'67年リリース。
ローリング・ストーンズのライブ盤『Got Live If You Want It!』の日本での初回リリース盤。
『Have You~』ってタイトルは元々は『Got Live~』のEU輸出盤のタイトルだった様な記憶があります。
裏ジャケやライナーではロイヤル・アルバート・ホールでのライブと書かれていますが。
実は同じ'66年の英国ツアーでの他の会場での録音だったと言うのはもうご存知の通りで。
しかも全編に渡って(特にミックのヴォーカルが)かなりのオーヴァー・ダビングが行われてもいます。
さらに2曲はスタジオ録音に歓声を被せた疑似ライブだったりもします。
(いくらなんでもこの2曲もライブ録音と書いてる解説の○川○い子先生、当時でも無理があるでしょう;苦笑)
ぐだぐだと書きましたが。決して悪いわけではなくて。とにもかくにも勢い勝負な。八方破れな若きストーンズ。
アルバム・タイトルの元となった「Have You Seen Mother Baby,Standing In The Shadow?」とか
「Get Off Of My Cloud」とか。この性急で危険な顔は今のストーンズのライブでは見れないなと。
(最近のライブは別の意味で危険と言うか、危ないけど・・・)

見たこともないって。
本当だよ。本当さ。
たぶん。おそらく。きっと。間違いなく。
見たこともない、そのなにかを。
ほんの一部でも覗いてみるかい。
そう。例えばさ。
陽のあたらない。影に隠れてる顔を。
見てみるかい。

見たことがある。
一部を総てだと。
信じるのは。思い込むのは。
危ないけれど。危険だけれど。

見たこともない。
一部を除いてみるのも。
隠れているなにものかを。
見てしまうのは。目にしてしまうのは。
それも。また。
危ないよ。危険だよ。

それでも?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/30 Sun *男子厨房に / Elton John

20070930eltongreatest


キッチンに。
立つのは好きなんだよな。
不思議とね。
嫌なことがあったり。
沈んだ気分の時でも。
俎板の前でさ。
包丁を動かしてると。
落着いてきたりするんだよね。
勿論。
ご機嫌なレコードに針を落としながらだけど。

『Greatest Hits』'74年リリース。
エルトン・ジョンのデヴューから5年間のヒット曲をただ集めただけの編集盤。
呆れるほど見事なまでに。何の変哲も無い選曲と曲順。だからこそ。
見事なまでの完璧さで。空気に溶け込んで。自然と耳と心を捉えて放さなかったりします。
この頃のエルトンは本当にいい曲が多いなと。美しく儚げで。煌めいて楽しげで。いつも切なくて。
熱心なファンだったことはないのだけど。いつもどこかで耳にしていた。いつも側にあった。
きっと。小学生の頃の。あのラジオ・デイズから。エルトンの歌声は日常にさり気なく沁み込んでいたのかな。
「Your Song」「Daniel」「Goocbye Yellow Brick Road」「Crocodile Rock」「Saturday Nights Alright For Fighting」
思わず口ずさみ。思わずリズムを刻み。思わず・・・故も言われぬ想いに囚われて、手を止めて・・・

キッチンに。
立つのは好きなんだよな。
当然ね。
誰かを待ちながら。
浮き立つ気持を抑えながら。
包丁を動かしてると。
安らかだったりするんだよね。
勿論。
ご機嫌なレコードに針を落としながらだけど。

牛蒡はささがきにして。
大根は千六本に刻んで。
胡麻油と味噌のいい香りが漂って。
歌声が聴こえてくる。

It's a little bit funny,this feeling inside~

なにかいいことがおきそうだな。
ほら。
チャイムが鳴ったよ。
お帰りなさい。待ってたよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/29 Sat *きく~っ! / Lynyrd Skynyrd

20070929goldandplatinum


遅い夏休みなどを。
とってたりしたのだけれど。
まぁ。例によって。
古都にて。
お堂やお社やお庭を眺めて。
のんびり。まったり。
旨いもの食べて。美味しいお酒を飲んで。
心地の良いお道具を手に入れて。
そして。止めは・・・

『Gold And Platinum』'79年リリース。
如何にもアメリカンなジャケットがいいんだか悪いんだかのレーナード・スキナードの2枚組編集盤。
レーナードはオリジナル・アルバムに針を落とす機会の方が断然多いのだけれど。
時には。もう。必殺のナンバーばかりをこれでもかと。浴びるくらいに纏めて聴きたくもなるんですね。
とにかく豪快で。理屈ぬきにカッコ良い。トリプル・ギターが鳴り捲ってて。
もう。最初から最後まで御機嫌で。まぁ。自然と足はリズムを刻むし。腰だって揺れるわけです。
もちろん。哀感が漂うナンバーもあって。ましてやあの悲劇を知る身としては。思わずしんみりも。
でも。「Free Bird」だって。やっぱりあのイントロから始って。どんどん、どんどん昂ぶってきて。
ラストへと向いながら。何処までも飛んでいきそうなギターに煽られて。やっぱり解放されるんですね。
きく~っ!やっぱりロックはいいよなと。いつかの夜と店を思い出しながら。
そんな土曜日の夜にはぴったりですね。「Saturday Night Special」も勿論入ってるしね。

遅い夏休みなどを。
とってたりしたのだけれど。
まぁ。例によって。
古都にて。
お堂やお社やお庭を眺めて。
のんびり。まったり。
旨いもの食べて。美味しいお酒を飲んで。
心地の良いお道具を手に入れて。
そして。止めは・・・

きたよ。きたよ。
やっぱりいいよね。
この扉を開けて。このカウンターに座って。
ひさしぶりやな。
元気やったん。
まぁね。
そんな会話を交わしながら。
ジャックの杯を重ねながら。
きたよ。きたよ。
きく~っ!
この音。このギター。

Cause I'm as free as bird,now
And this bird you'll never change
And this bird you'll cannot change~

たまらいね。最高だね。
ちょっと湿りかけてたロック心に。
きつい一発をもらった。
そんな。古都の熱い夜も。
そう。そう。土曜日だったんだな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »