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2007/12/03 Mon *瞳の陰で / The Who

20071203next


その瞳の陰で。
何を考えているのか。
何に思いを巡らせているのか。
微かな波紋が過ぎる。
その瞳の陰に。
潜んでいるものを。
秘められているものを。
覗いてみたくなる。
暴き出してみたくなる。

『Who's Next』'71年リリース。
スタジオ録音としては5枚目となるフーのアルバム。
今ではよく知られていることですが。元々は『Tommy』に続くロック・オペラ『Lifehouse』として制作に着手して。
ところがピート・タウンゼンドの構想が膨らみすぎて破綻をきたして。制作も膠着して頓挫してしまって。
まぁ、いささか頭でっかちになってしまったピートと。肉体派(?)の他のメンバーとの軋轢もあったのでしょう。
結局は完成していたナンバーから選んで。ジョン・エントウィッスルのナンバーも加えてと。
実はそんな妥協の産物とも言えるアルバムだったりするのですが。それがかえって幸いしたのか。
緊張感に満ち溢れた、そして捨て曲が1曲も存在しない。そんな素晴しいアルバムとなっています。
生き急ぐような、やせ我慢しながら巨大な何かに立ち向かっていくような。そんな性急で劇的な世界観。
そんな従来からあったピートの世界観に、更にふてぶてしさと透き通った諦念のようなものが加わって。
他のなにものとも比べようの無い。そんなフーだけが、ピートだけが創り出せる孤高の世界へ辿り着いています。
「Baba O'Riley」「Won't Get Foooled Again」そして「Behind Blue Eyes」・・・背筋を電流が駆け抜けます。

その瞳の陰で。
何を企んでいるのか。
何に狙いを定めているのか。
密やかな張力を湛えた。
その瞳の陰に。
潜んでいるものを。
秘められているものを。
覗いてみたくなる。
暴き出してみたくなる。

その瞳の陰で。
何を。
その瞳の陰に。
何が。
笑っていない。
その瞳が語りかけるものが。
気になるのです。

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