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2008/08/05 Tue *嵐の前 / Lou Reed

20080805randranimal


静かに。
密やかに。
確実に。
やがて。
高らかに。
その時は告げられる。
その気配が。
鼓動に変わる時。

嵐の前の静けさが。
そう。
まもなく。
ほら。
破られる。

『Rock 'N' Roll Animal』'74年リリース。
前年のニューヨークでのライブを収録したルー・リード、ソロ転向後初となるライブ・アルバム。
もっとも全5曲のうち4曲がヴェルヴェット・アンダーグラウンドのナンバーで。
何でもヴェルヴェットのナンバーを世に知らしめたいと言うルーの意向があったとか。
『Transformer』『Berlin』と傑作をリリースした後だけにこの選曲には疑問の声もあった様です。
(それに応えてか同日のライブからソロのナンバーを中心とした続編が1年後にリリースされました)
ディック・ワグナーとスティーブ・ハンターの硬質なギターに導かれて歌いだすルーのヴォーカルが。
2本のギターの絡みに煽られて徐々に熱を帯びていって。バンド全体が登りつめていく様が実にカッコ良くて。
決してルーの熱心な聴き手ではないのですが。このアルバムは昔から結構好きだったりします。
学生時代に友達の部屋で初めて聴いた時の空気や匂いを今でも覚えているくらいです。
特に。アルバムに針を落とした瞬間から始る、嵐の前の静けさが今まさに破られていく様な。
「Intro~Sweet Jane」でのゾクゾクする展開はもう、いつ聴いてもため息が出るほどに痺れてしまいます。

鮮やかに。
明らかに。
確実に。
たった今。
高らかに。
その時は告げられた。
その気配が。
鼓動に支配された時。

嵐の前の静けさが。
そう。
今。
たった今。
破られた。

戻れない。
帰れない。
進むだけ。
返るだけ。

嵐の前には。
もう二度と・・・

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