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2008年8月

2008/08/23 Sat *逢いたくて逢いたくて / Cold Blood

20080823lydia


これ誰?
知りませんか?
知らないなぁ。
珍しいですね。
で、誰なの?
これですよ。
おっ、可愛いじゃん。
で、歌もいいでしょ。
艶っぽくて・・・
迫力あって。
コールド・ブラッドってんだ。
彼女はリディアって言うんですよ。
このまま続けて聴かせてよ。
やむをえんでしょう(笑)。

『Lydia』'74年リリース。
ベイエリアの歌姫リディア・ペンスを擁するコールド・ブラッドの5thアルバム。
タワー・オブ・パワーと並んでベイエリア・ファンクを代表するバンドだったコールド・ブラッド。
このアルバムではプロデューサーにあのスティーブ・クロッパーを迎えてよりソウルフルなサウンドを志向して。
そしてこの麗しいジャケットが象徴する様にリディアのヴォーカルを前面に押し出してきています。
それに応えるが如く。リディアも小柄な身体全体から漲る気迫と共に熱いヴォーカルを聴かせてくれます。
ファンク濃度はやや薄めで、リディアのシャウトも抑え気味に。だからこそより艶やかで色っぽくもあって。
好みの分かれるところかもしれませんが。個人的にはコールド・ブラッドのアルバムの中でも好きな1枚です。
尤も、他のアルバムも甲乙つけ難くどれも好きなんですけどね。ジャケットでこのアルバムが一番かな(笑)。

今夜、昔と変わらぬ熱い歌声を聴かせてくれたリディアにサインをもらいました。
このジャケットを見るなり《おぁ、スティーブ・クロッパー・・・》と一言。印象に残っているのでしょう。
このアルバムはとてもソウルフルでと語りかけると微笑んで。
貴女の今夜の歌声は私の心を震わせましたと思いの丈を伝えると・・・目を丸くしてとっても喜んでくれました。
また逢えますよね?の問いかけには笑顔と力強い握手で応えてくれました。逢えて良かった、本当に。

ほらこれ。
おぉ。
見つけたよ。
よくありましたね。
LPの大きさだとさ。
いいですね。綺麗だなぁ。
ここに飾ろうよ。
やむをえんでしょう(笑)。
艶っぽくて・・・
迫力あって。
いいねぇ。一緒に飲もうよ。
すいませんな。いただきます。
リディアに。
リディアに。
日本に来ないかねぇ・・・
来ませんかね・・・
逢いたいよね。
逢いたいですね。

あれから何年。
ねぇ。信じられるかい。
コールド・ブラッドを観たんだよ。
リディアに逢ったんだぜ。
艶っぽくて。迫力あって。
綺麗で。可愛くてさ。
サインもらって。握手してさ・・・
なぁ、聞いてる?聞こえてる?なぁ・・・

逢いたくて。逢いたくて。
逢えたのに。逢えたのに。
なぁ、会いたいな。会いたいよ・・・

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2008/08/22 Fri *ひとり / Billy Joel

20080822stranger


ひとり。
でいることが。
になることが。
好きなわけではない。
怖くないわけではない。
ただ。
譲れないものがあるし。
受入れられないものもあるし。
ならば。
ひとり。
でもいいのではないかと。
であるべきではないかと。
譲ってしまったら。
受入れてしまったら。
どんなに。
惨めになるかを。
歪んでしまうかを。
知っているから。

『The Stranger』'77年リリース。
日本でも大いに売れたビリー・ジョエルのアルバム。
勿論アメリカでもこのアルバムを契機に大ブレークを果しているのですが。
実は日本であれだけ売れたタイトル曲は日本のみのヒット曲で。アメリカではライブでもあまり歌われないとか。
確かにタイトル曲に漂う切なさをこれでもかと強調するベタなアレンジは日本的、歌謡曲的ではありますが。
そこがいいんだよなと。それほど熱心な聴き手では無いのですが。たまに口ずさんでいたりします。
そして「Just The Way You Are」この曲は全米でもヒットしています。これもベタと言えばベタですが。
でもあの美しくも儚く。なによりも切ないメロディー。それだけでいいんじゃないkと思ったりもして。
そして。切なさを歌いながら。どこか決しておもねることの無いビリーの歌声。その筋の通り方が好きです。
ニューヨークの街角を雨に打たれながらひとりで。俯き加減に。でも前を見据えて凛として歩いていくビリーです。

ひとり。
でいることを。
になることを。
好むわけではないけれど。
必要以上に恐れたりもしない。
そう。
押し付けようとするものがるから。
なにかを折ろうとするものがあるから。
ならば。
ひとり。
でもいいのではないかと。
であるべきではないかと。
認めてしまったら。
塞いでしまったら。
どんなに。
惨めになるかを。
歪んでしまうかを。
知っているから。

ひとり。
片隅に立ち止まって。
流れから外れてしまうのも。
いいのだと。

ひとり。
俯き加減でも。
自分の目が。
自分の心が。
そのままでいられるのなら。
いいのだと。

ひとり。

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2008/08/19 Tue *どっち? / Sheena & The Rockkets

20080819gathered


集まったのか。
集められたのか。
どっち?
お互いの個性を尊重して。
夫々の強みを生かして。
一つの目的の為に・・・
それはいいとして。
どっちなんだろう・・・

『Gathered』'86年リリース。
山口冨士夫をゲストに迎えて制作されたシーナ&ザ・ロケッツのアルバム。
冨士夫ちゃんはA面で4曲、B面で1曲。全部で5曲でギターを弾いています。
アルバムのリリースに伴うツアーにも冨士夫ちゃんは参加していて後にライブ・アルバムにもなりましたが。
このアルバムでもライブで使うPAをスタジオに持込んでのほぼ一発録りだったとかで。とても生々しくて。
それこそライブ・ハウスで直ぐ目の前で聴いている様な感覚に陥ることがあります。
ライブ・インとかリキッド・ルームとかクアトロとかオン・エアーとか。実際にそんなハコで観たりしていましたし。
ツアーを続けているうちには色々と軋轢なんかも生じてしまったようですが。
このアルバムで聴ける誠ちゃんと冨士夫ちゃんのギターのコンビネーションは緊張感もあって絶妙で。
認めあって。信頼しあって。一体となって。少しライバル心もあって。ギターで会話をしています。いいなぁ。
ベースの浅田さんは冨士夫ちゃんが怖くてツアー終盤までまともにしゃべれなかったそうですが(笑)。
まぁ、こんな生き生きとした化学反応を呼び起こすのであればこの共演の為に集まったのは正解だったのではと。

集まらないのか。
集まれないのか。
どっち?
お互いの立場だけを主張しあって。
夫々の視点からでしかものが言えなくて。
目的は一つだよな・・・
それは解っているのに。
どっちなんだろう・・・

どっちでもいいけど。
どっちにしても。
それがなにかって話だけど。

どうせなら。
生き生きと。楽しく。
なにかを生み出さなきゃ・・・って思うのですけどね。

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2008/08/15 Fri *コットン気分で / James Cotton Band

20080815onehundredpercentcotton


昼下がり。
お陽様は遠慮なく。
照返しも容赦なく。
ビルの谷間。
逃げ場を失った熱気が。
こもってる。
澱んでる。
嫌だな。嫌だね。
囚われない様に。
沈んでしまわない様に。
シャツの襟元を広げて。
風を感じて。流れを感じて。
さぁ、歩き出そう。

『100% Cotton』'74年リリース。
'50年代から活躍するシカゴ・ブルース・マン、ジェイムズ・コットン。
そのコットンがマット・マーフィー等と組んだジェイムズ・コットン・バンドの1stアルバム。
あのマディ・ウォーターズのバンドで10年近くレギュラー・ハーピストとして活躍していたコットンですが。
このアルバムではビートに乗りまくったファンク・ブルースを見事に決めてくれています。
とにかく頭の2曲、「Boogie Thing」「One More Mile」のカッコ良さ、それでもう勝負ありです。
勿論コットンのハープの弾け具合も素晴しいのですが、マーフィーのギターも切れまくりで。
そのアレンジのセンスも含めて実質的なバンマスだったマーフィーの感覚の鋭さにはただただ脱帽です。
流石はこの後にブルース・ブラザーズ・バンドでもバンマスを務めただけのことはあります(笑)。
今聴いても充分に刺激的なのですが。リリースされた当時はそれこそ本当に革命的なブルースだったとか。
確かに演ってることはブルースで。でも明らかにブルースの枠から飛び出していて。
ジャケとの正にコットン100%な(?)コットンの会心の笑顔も頷ける傑作アルバムなのです。

昼下がり。
やるせなさは遠慮なく。
眠気も容赦なく。
人も疎らなオフィス。
行き場を失った情熱が。
こもってる。
澱んでる。
嫌だな。嫌だね。
囚われない様に。
沈んでしまわない様に。
洗い晒しのシャツの肌触りに。
風を感じて。流れを感じて。
さぁ、歩き出そう。

コットン気分で。
まっ更に。
さぁ、歩き出そう。

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2008/08/13 Wed *誰かのバラッド / The Rolling Stones

20080813ballads


僕には僕の。
誰かには誰かの。
物語があり。
僕の物語には僕の物語の。
誰かの物語には誰かの物語の。
通奏音がある。
僕は僕でしかなく。
誰かは誰かでしかなく。
それでも。
時に共鳴し。
時に反響し。
時に・・・

『Heartbreakers 14 Love Ballads』'81年リリース。
ドイツで編集されたアルバム『Heartbreakers 19 Love Songs』のジャケット・デザインを拝借して、
日本独自の選曲によるミディアムからスローのバラッドを収めたローリング・ストーンズの編集アルバム。
当時デッカ音源の権利を持っていた日本のロンドン・レコードは何でもあり状態で。
今では考えられない日本独自の編集アルバムを乱発していました。このアルバムもそんな1枚です。
一応ベースとなったドイツ盤の選曲に準じつつも、外したナンバーもあれば加えられたナンバーもあって。
「Take It Or Leave It」が加えられてるのも渋いですが「Love In Vain」をラスト・ナンバーに選んでいるのが。
如何にも日本的と言うか。この1曲だけがやや浮いている感じもあるのですが。
このブルーズこそが日本のファンにとってのストーンズのバラッドだったのかもしれません。
まぁ、単に選曲者の趣味だっただけなんでしょうけど。個人的には結構いいセンスだと思いますが。

僕には僕の。
誰かには誰かの。
物語があり。
僕の物語には僕の物語の。
誰かの物語には誰かの物語の。
通奏音がある。
僕は僕でしかなく。
誰かは誰かでしかなく。
それでも。
時に共鳴し。
時に反響し。
時に・・・

僕のバラッドは。
誰かの心を震わせただろうか。
誰かのバラッドは。
僕の心を捉えただろうか。
例え。
一時でも。
例え。
一瞬でも。

誰かのバラッドが。
もう聴こえないはずのバラッドが。
今も。
微かに。密かに。
何処かから。
そう。確かに。
誰かのバラッドが・・・

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2008/08/12 Tue *我が心にも / John Cougar Mellencamp

20080812scarecrow


雨だ。
雨が降っている。
他の誰にも見えなくても。
僕には見える。
君の髪を。
君の肩を。
遠ざかるその背中を。
そぼ降る雨が濡らしている。
冷たい雨だ。
でも・・・

『Scarecrow』'85年リリース。
最近はあまりその名前も耳にしなくなってしまったジョン・クーガー^・メレンキャンプ。
ジャケットからも窺い知れる様に。大地に根差した人々の逞しさと悲しさを唄にするメレンキャンプ。
泥臭く、そして軽快に。腰を、そして心を揺さぶります。アコギでも十分にR&R出来るんだと。
そんなことを今更ながらに教えてくれたアルバムでもありました。
少し切ない「Rain On The Scarecrow」も、陽気な「Rock In The U.S.A.(A Salute To '60's Rock)」も。
その歌声に、そしてサウンドに。いい意味での生真面目さ、青臭さがあって。そこが好きでした。
まぁ、今となっては流行らないタイプではあるのでしょうが。でも、今聴いてもいいなぁと思うのですが。
だってね、R&Rなんて。所詮青臭いものじゃないかと。そう思ってるし、だから大好きなので。

雨だ。
雨が降っている。
いい天気だけど。
僕には見える。
君の髪を。
君の肩を。
遠ざかるその想いを。
そぼ降る雨が濡らしている。
冷たい雨だ。
でも・・・

その雨が。
何かを洗い流してくれる。
何かを溶かしてくれる。
何かを。

そして。
我が心にも雨ぞ降る。
その雨が・・・

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2008/08/10 Sun *狂気 / Queen

20080810game


狂気。

胸に宿ったら。
心に巣食ったら。
体に憑りついたら。

理屈も。
理由も。
理性も。
何も抗えはしない。

どんなに。
小さくても。
ささやかでも。
取るに足らなく思えても。
支配されてしまう。

狂気。

『The Game』'80年リリース。
久々に姿を現したジャケットで('74年の『Sheer Heart Attack』以来)大胆な変貌を遂げていたクイーン。
サウンドにおいても初期は使用していないことを売りにしていたシンセサイザーを大幅に導入していて。
前作が2枚組ライブ・アルバム『Live Killers』だったので。そこで一区切り。このアルバムから再出発と。
恐らくはメンバー各自にも明確にそんな意識があって。楽曲もサウンドも一層多様になったのかなとも。
勿論、従来からのクイーン・サウンドを継承している「Save Me」なんて美しいナンバーもあるのですが。
なんと言ってもファンキーな「Another One Bites The Dust」と、そしてプレスリーかよとツッコミたくなる、
ロカビリーな「Crazy Little Thing Called Love」と。この2曲の徹底振りが余りにも強烈に印象に残ります。
この狂気とも言える徹底振りが、クイーンの魅力の源泉たる過剰さも生み出している気もするのですが。
その「Crazy Little~」に溢れるR&Rの狂気が主夫だったジョン・レノンにも火をつけたってのも当然かなとも。
やっぱり、何かに狂うこと、狂ったと思い込めること、狂気だけが持ちえる魅力、魔力ってのがあるのです。
(今夜、映画館のスクリーンで目にした在りし日のフレディ・マーキュリーに宿る狂気に殺られました。
  『Queen Rock Montreal cine sound Ver.』凄い迫力でした。生で観たかったなぁ・・・)

狂気。

胸に宿らせて。
心に巣食わせて。
体に憑りつかせて。

理屈にも。
理由にも。
理性にも。
何も言わせはしない。

どんなに。
小さくても。
ささやかでも。
取るに足らなく思えても。
手にしてしまえば。
信じてしまえば。
思い込んでしまえば。

狂気。

狂気よ。
我に。

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2008/08/09 Sat *土曜の夜 / 泉谷しげる

20080809eighty


風が騒ぐ。
胸が騒ぐ。
街が騒ぐ。
血が騒ぐ。
呼ぶ声の。
する方へ。
誘う匂いの。
漂う場所へ。
土曜の夜だから。
じっとなんてしていられない。

『'80のバラッド』'78年リリース。
加藤和彦をプロデューサーに迎えてグァムでレコーディングされた泉谷しげるのアルバム。
ある意味洗練されたサウンドをバックに、ヴォーカリストとしての泉谷の魅力が十二分に発揮されています。
じっとなんてしていられない。なにものかの呼ぶ声に感応して。自分の内のなにものかが動き出す。
目を覚ましてしまったなにものかを止めることなど、眠りにつかせることなど出来はしない。
愛しきものが。大切なものが。かけがえのないものが。あればあるほど。手が届けば届くほど。
目に見えない。言葉にならない。形を描けない。苛立ちを、焦りを感じずにはいられない。
抑え切れないものと、隠し切れないものとを抱いたまま走り続ける。その漠然とした不安と幸福の狭間で。
揺れ動きながら。彷徨いながら。だから。今日も。今夜も。泣いて。笑って。切なくて。楽しくて。
そんな。胸を騒がす、血を騒がす想いを歌う。風が騒ぐ街の唄を歌い、叫ぶ泉谷が大好きなのです。

風が騒ぐ。
胸が騒ぐ。
街が騒ぐ。
血が騒ぐ。
呼ぶ声の。
する方へ。
誘う匂いの。
漂う場所へ。
土曜の夜だから。
じっとなんてしていられない。

俺たちには。
翼なんてきっとないんだろう。
俺たちには。
テーブルを蹴飛ばすぐらいが関の山だろう。

それでも。
同じ風に。同じ街に。
騒がずにいられない。
同じ声の。同じ匂いの。
あいつ等が。
待ってるから。
転がっているから。

だから。
そうさ。
土曜の夜は。
じっとなんてしていられないんだ。
切なさと楽しさと。
不安と幸福と。
その狭間で。
同じ時を過ごしていたいんだ。

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2008/08/08 Fri *武士は食わねど / AC/DC

20080808dirtydeeds


そりゃね。
食わなきゃならないから。
ある程度はね。
我慢もするし。
妥協もしよう。
だけどさ。
ものには限度があるんだな。
どんなことでも。
なんでも。
請負うと思ったら大間違い。
筋が通ってないだろう。
理に適ってないだろう。
なにより。
意思に反しているだろう。
悪いけど。
断らせてもらうよ。

『Dirty Dees Done Dirt Cheap』'76年リリース。
ヒプノシスが手掛けたジャケットが少しばかり不似合いなAC/DCの欧米での2ndアルバム。
いや、ヒプノシスは嫌いじゃないんですがAC/DCにはアート感覚なんていらないんじゃないかと(笑)。
タフでラフで。そしてワイルドでシンプルなR&R。これこそが我等のAC/DCですから。それだけですから。
とにかくワイルドでダーティなボン・スコットのヴォーカルが最高で。やっぱりこうでなきゃと。
マルコム・ヤングがこれでもかと刻むリフとの相性も抜群で。やっぱりAC/DCはボン時代に限るかなと。
ロック・スターを夢見て下積みを重ねた遅咲きの野生児だったボン。その思いの丈が、意志が熱くて。
数年後に泥酔した結果、夭折してしまったことも含めて。R&Rに殉じた気高さを感じてしまったりもするのです。
諦めず。媚びず。屈せず。吠えて。噛みついて。走り続けて。笑い飛ばして。そのままに・・・カッコ良いなぁ。

そうさ。
食っていくだけだったら。
どうにでも。
なるんだ。
できるんだ。
だけどさ。
心に嘘はつけないからね。
どんなことでも。
なんでも。
請負うと思ったら大間違い。
筋を通そう。
理を守ろう。
なにより。
意思の指し示すままに。
悪いけど。
進ませてもらうよ。

武士は食わねど高楊枝。
なんて。
勿論、ちゃんと食いはするけどね。
この胸のうちにある。
矜持だけは。
譲りはしない。
譲れはしない。

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2008/08/06 Wed *夏のお嬢さん / It's A Beautiful Day

20080806itsabeautifulday


夏だから。
眩しい陽光の中。
あの娘も。
あの娘も。
あの娘も。
輝いている。煌めいている。
いいね。
いい季節だね。
でも・・・
こう毎日暑いと。
流石に疲れるよね。
そうだ。
とびっきりの。
あの娘に会いに行こう。

『It's A Beautiful Day』'69年リリース。
この印象的なジャケットが総てを象徴している様なイッツ・ア・ビューティフル・デイのデビュー・アルバム。
サンフランシスコから現れて。フラワー・ムーブメントやサイケデリック、ドラッグ・カルチャーの。
その爛熟期であったが故の忍び寄る終焉の影を感じさせる。そんな儚く、脆く、浮遊する様な感覚。
真夏のある日の蜃気楼の如く、そして夢幻の如くに。一瞬で消え去ってしまうが故の美しさと切なさ。
それこそがイッツ・ア・ビューティフル・デイのサウンドであり、存在であったと思うのです。
眩しいの陽光の中で。自分だけの真夏の夢を見ている時。頭の中に「White Bird」が流れ出します。
目を閉じても。紅く、白く明滅する幻を追いながら。その翼に乗って浮遊してしまうのです。
それにしても。このジャケット。好きだなぁ。こんな夏のお嬢さんに出会ったら。出会ってしまったら。
間違いなく。恋に落ちてしまうだろうと。勿論。それこそ幻にしかすぎないのですけどね。
ところで。「Bombay Calling」ってディープ・パープルの「Child In Time」の基ネタかなって思うのですが・・・

夏だから。
眩しい陽光の中。
あの娘も。
あの娘も。
あの娘も。
輝いている。煌めいている。
いいね。
いい季節だね。
でも・・・
こう毎日暑いと。
流石に疲れるよね。
そうだ。
とびっきりの。
あの娘に会いに行こう。

いいね。
今日もいい感じだね。
えっ?
明日誕生日なんだ?
で?
それまでに彼氏が欲しい?
後、2時間半か・・・
大丈夫。願いは叶うさ・・・多分ね・・・
ところで。
名前を聞いたことなかったね。
えっ?
それってさ。
で?
お父さんが彼女のファンだったんだ。
そうか。
それでその名前になったんだ。
そうか。そうだったんだ。
お父さん・・・同世代かな(苦笑)。

素敵な彼氏が見つかるといいね。
夏のお嬢さん。

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2008/08/05 Tue *嵐の前 / Lou Reed

20080805randranimal


静かに。
密やかに。
確実に。
やがて。
高らかに。
その時は告げられる。
その気配が。
鼓動に変わる時。

嵐の前の静けさが。
そう。
まもなく。
ほら。
破られる。

『Rock 'N' Roll Animal』'74年リリース。
前年のニューヨークでのライブを収録したルー・リード、ソロ転向後初となるライブ・アルバム。
もっとも全5曲のうち4曲がヴェルヴェット・アンダーグラウンドのナンバーで。
何でもヴェルヴェットのナンバーを世に知らしめたいと言うルーの意向があったとか。
『Transformer』『Berlin』と傑作をリリースした後だけにこの選曲には疑問の声もあった様です。
(それに応えてか同日のライブからソロのナンバーを中心とした続編が1年後にリリースされました)
ディック・ワグナーとスティーブ・ハンターの硬質なギターに導かれて歌いだすルーのヴォーカルが。
2本のギターの絡みに煽られて徐々に熱を帯びていって。バンド全体が登りつめていく様が実にカッコ良くて。
決してルーの熱心な聴き手ではないのですが。このアルバムは昔から結構好きだったりします。
学生時代に友達の部屋で初めて聴いた時の空気や匂いを今でも覚えているくらいです。
特に。アルバムに針を落とした瞬間から始る、嵐の前の静けさが今まさに破られていく様な。
「Intro~Sweet Jane」でのゾクゾクする展開はもう、いつ聴いてもため息が出るほどに痺れてしまいます。

鮮やかに。
明らかに。
確実に。
たった今。
高らかに。
その時は告げられた。
その気配が。
鼓動に支配された時。

嵐の前の静けさが。
そう。
今。
たった今。
破られた。

戻れない。
帰れない。
進むだけ。
返るだけ。

嵐の前には。
もう二度と・・・

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2008/07/31 Thu *A Pint Of Guinness Please! / Thin Lizzy

20080731blackrose


暑いですね。
暑いですねぇ。
軽くですね。
軽くですよねぇ。
いきますか?
いきましょうか。
なに食べます?
なんでもいいですけど。
けど?
最初の一杯はやっぱり。
やっぱり?
ギネスでしょう。
ギネスですね。

『Black Rose A Rock Legend』'79年リリース。
ギネス・ビールの母国でもあるアイルランドが生んだイギリスの国民的バンド、シン・リジィ。
ツインリードの片翼にゲイリー・ムーアを迎えて制作された最初の、そして唯一のアルバム。
シン・リジィの最大の魅力であるメロディアスでドラマティックなツイン・リードが奏でるハーモニーが。
豪腕ムーアの加入でより一層スリリングにパワフルに展開される様が実になんともカッコ良いです。
「Waiting For An Alibi」なんてイントロからサビまで完璧で。もう。これぞシン・リジィです。
勿論、独特の色気を感じさせるフィル・リノットのヴォーカルにも脂が乗っていて。いいなぁと。
夏の暑い夜に。冷えたギネスを飲みながら聴くと。またこれが実に爽快だったりするのです。
それにしても。このアルバムに伴うツアー中にムーアが疾走してしまって。このラインナップは崩壊するのですが。
本当に。もう少し続いていたならと。あと1枚だけでもと。未だに思ってしまうのです。

暑かったですね。
暑かったねぇ。
最初はあれですね。
あれでしょう。
お連れ様も?
それでしょう。
かしこまりました。
この琥珀色がね。
なんとも言えませんね。
この泡の口当たりも。
やっぱり。
ギネスでしょう。
ギネスしかないでしょう。

A Pint Of Guinness Please!

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