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2008/11/30 Sun *風の中に / Jimi Hendrix

20081130inthewest


西の地で。
澄んだ空気の中で。
青い空を見上げて。
風の中に。
浮かぶ顔がある。
聞こえる声がある。

西の地で。
冷たい空気の中で。
青い空の下で。
風の中で。
過ごしてきた時がある。
語ってきた物語がある。

『In The West』'72年リリース。
その死後に各種リリースされたジミ・ヘンドリックスのライブ・アルバムの中でも特に印象的な1枚。
ワイト島やバークレー、ロンドンなど数箇所のライブから編集され、フェイド・アウトするナンバーもあって。
なのに。なぜか1枚のライブ・アルバムとして違和感なく聴きとおせてしまます。なぜか・・・
A面1曲目の「Johnny B. Goode」が。もうこいつが凄まじくて。とてつもないパワーとスピードでぶっ飛ばされて。
もうそのまま。その勢いのままに惹き込まれて。もうそのまま。ノック・アウトされて最後までいってしまいます。
「Johnny B. Goode」のカヴァーなんて。それこそ星の数ほどあるのですが。このジミのヴァージョンが最強です。
(まぁ、強いて言えば。ジョニー・ウィンターの『Johnny Winter And Live』でのヴァージョンが対抗できるかな)
軽く弾いている様にも聴こえるのに。軽々と我々の手の届かない高みへと飛翔してしまっています。
「Blue Suede Shoes」「Voodoo Chile」「Little Wing」も素晴しいのですが。やっぱり「Johnny B. Goode」ですね。
実は個人的に。「Johnny B. Goode」ってナンバーの存在をこのアルバムで知ったと言うのも大きいかな。
(更に言えば「Sergeant Pepper's Lonley Hearts Club Band」を知ったのもこのアルバムだったりします)

そして・・・4年前に旅立ってしまった大切な友人もこのアルバムが大好きでした。
我が家でこのアルバムのCDを見つけて大喜びでダビングしてお店で何度もかけていました。
お店でかける音源を探しに来て何枚ものCDをダビングしたのですが。このアルバムに一番反応してました。
今、我が家にはその彼の手書きのインデックスとラベルが貼付されたこのアルバムのカセットがあります。
学生時代から何度も繰り返し聴いていたであろうそのカセットを見ながらこのアルバムに針を落とします。
流石にそのカセットは聴けないよな、なんてしんみりしながら。でも「Johnny B. Goode」が流れてくると。
いつも。それだけで。弾けてしまうのですが。まぁ、それだからいいのかなと。うん。それでいいか。

西の地で。
澄んだ空気の中で。
青い空を見上げて。
風の中に。
形にならない想いが溶けて行く。
声にならない声が流れ出す。

西の地で。
冷たい空気の中で。
青い空の下で。
風の中で。
過ごしてきた時が巡って行く。
語ってきた物語が過ぎって行く。

西の地で。
同じ時間を過ごした人達。
同じ思いを抱いてきた人達。
西の地での。
熱い時間を伝えた人達。
熱い思いを届けた人達。

西の地で。
風の中に。
その姿を見た。
その声を聞いた。

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