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2008/12/02 Tue *序の口 / Cold Blood

20081202firsttasteofsin


まだまだ。
序の口。

駆引き。
綱引き。
主導権を握って。
手の内は明かさずに。
使えるものは使って。
搾れるものは搾って。

どう転んでも。
流れが変わっても。
巧く立ち回る。
絶対に泳ぎきる。

その為なら。
手八丁口八丁。
あらゆる手を尽くす。
大風呂敷も広げてみる。

『First Taste Of Sin』'72年リリース。
リディア・ペンスを擁するベイ・エリア・ファンク・バンド、コールド・ブラッド。
ビル・グラハムの下を離れてレーベルを移籍、ダニー・ハザウェイのプロデュースによる3rdアルバム。
ダニーの影響(手腕)か前作までにあったブルースの匂いは影を潜めて。
ある意味で都会的な洗練されたソウルの匂いが漂って。実にアルバムの流れが自然に感じられます。
特にA面の2曲目から3曲目、そして4曲目の流れはなんとも心地良いものがあります。
その流れに乗ってかリディアのヴォーカルも熱く伸びやかに、そしてソウルフルに迫ってきます。
ジャケットでも判るように実に小柄で可愛らしいルックスからはとても想像できない力強いヴォーカルです。
この夏に行われた来日公演でもその力強さは変わらずに。特に最終日の2ndショーは鳥肌ものでした。

(当夜のリディアとの出逢いと、コールド・ブラッドを教えてくれた今は無きロック・バーの思い出は↓)
http://jumpintacflash.cocolog-nifty.com/decembers_childrenand_eve/2008/08/20080823_sat_eb4a.html

そしてコールド・ブラッドと言えばリディアのヴォーカルと共に魅力的なのがそのホーン・セクション。
タワー・オブ・パワーのそれと比較すると迫力の面においてはやや部が悪い気もするのですが。
なんだろう。緩急自在と言うか、変幻自在と言うか。実に絶妙にリディアをサポートしていて。
一体となって。ソウルフルにファンキーに。こちらの腰を動かしてくれるのです。
リディア・ペンス、そしてコールド・ブラッド。その魅力を味わってしまったらどんどん深みにはまってしまいます。

まだまだ。
序の口。

駆引き。
綱引き。
主導権を握ったら。
手の内を明かす振りをして。
掌で踊らせてみせる。
隠し玉は最後までとっておく。

どう転んでも。
流れが変わっても。
巧く立ち回る。
絶対に泳ぎきる。

その為なら。
手八丁口八丁。
正攻法だけとは限らない。
ハッタリもかませてみせる。

少しばかり。
苦いけど。
甘いばかりじゃ。
物足りない。
それに。
どこか甘美で。
まだまだ。
味わい尽くしたい。

まだまだ。
序の口。

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