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2008/12/08 Mon *詮無いこと / John Lennon

20081208menloveave


詮無いこと。
とは知りながら。
今でも。
心の何処かで。
待っている。
求めている。
新しい便りを。
新しい歌を。

詮無いこと。
ではあるけれど。
今でも。
心の何処かが。
拒んでいる。
受入れない。
その不在を。
その空白を。

『Menlove Ave.』'86年リリース。
アンディ・ウォホールによる印象的なジャケットと共に届けられたジョン・レノンの編集アルバム。
A面が『Rock'N'Roll』に収録されなかった未発表曲、B面が『Walls And Bridges』収録曲の別ヴァージョン。
A面の各曲がもし『Rock'N'Roll』に収められていたらどんなアルバムになっていたんだろうかとか。
その場合の曲順はジョンだったらどんな拘りを見せてくれたんだろうかとか。色々と思いは巡ります。
「Rock And Roll People」とかジョンが自らプロデュースした曲の方がシンプルで歌声が胸に響きます。
B面はおそらくはデモだと思われ。装飾を施される前の素の状態で。そのリアルな肌触りに息を呑んだり。
「Steel And Glass」とか「Nobody Loves You(When You're Down And Out)」の息遣いなどは、もう・・・
『Rock'N'Roll』や『Walls And Bridges』を制作していた頃はご存知の様にジョンが一番ボロボロだった頃で。
ヨーコとは別居するし(追い出されたとも)、フィル・スペクターはマスター・テープを持ったまま消えるし。
ニルソンやキース・ムーン達と毎晩飲んだくれて潰れてと“失われた週末”を数ヶ月に渡り過ごしてと。
そんなボロボロでグダグダの状態でも、状態だからこそ輝いてみせるのがジョンの人間としての凄味です。
この凄味にどれだけ救われてきたか、どれだけ背中を蹴り飛ばされてきたか、どれだけ抱きしめられたか。
だから。詮無いことですが。未発表とか別ヴァージョンでない新しい歌を求めてしまう自分がいるのです。
勿論このアルバムを始めとして。続々と明らかにされる知らなかった歌にも十分に心は震えているのですけどね。

詮無いこと。
とは知りながら。
今でも。
心の何処かで。
待っている。
求めている。
新しい便りを。
新しい歌を。

詮無いこと。
ではあるけれど。
今でも。
心の何処かが。
拒んでいる。
受入れない。
その不在を。
その空白を。

あなたのことを。
共に語れる。
共に思える。
そんな人がまた一人。
旅立ってしまった。
その笑顔が生々しく蘇る。
涙が滲んで眠れない。
そんな夜には尚更。
詮無いこと。
とは知りながら。
あなたに呼びかけたくなる。

ジョン。
歌ってくれないか。
蹴飛ばしてくれないか。
抱きしめてくれないか。
ジョン・・・

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