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2008年12月

2008/12/28 Sun *涙を拭いて / The Pretenders

20081228pretenders


涙を拭いて。

憶えていよう。
忘れないでおこう。
辛かったことも。
悲しかったことも。
そう。
突き刺さるほどの痛みを。
引き裂かれるほどの痛みを。
この身体に。この精神に。
刻み込んでおこう。

そして。
立ち上がろう。
歩き出そう。
泣くだけ泣いたなら。
叫ぶだけ叫んだなら。
めそめそするのはもう終り。
くよくよするのももう終り。

涙を拭いて。

『Pretenders』'80年リリース。
クリッシー・ハインド率いるプリテンダーズの1stアルバム。
勿論今でも現役で。殿堂入りまでして貫禄十分で今でも十分にカッコいい姉御、クリッシーですが。
やっぱりこのアルバムの、このジャケットの紅い革ジャンを目にした時のインパクトは忘れられません。
カッコよくて、セクシーで。もう針を落とす前から確信してました。きっと御機嫌なR&Rを演ってるって。
そう所謂ジャケ買いをしてしまったのですが。その確信が裏切られることはご存知の様にありませんでした。
(ベースのピート・ファーンドンの革ジャンにつけられたトライアンフのエンブレムもジャケ買いの一因かな)
「Space Invader」なんて。今ではそのタイトルも含めて古臭く感じられるインストがあるのはご愛嬌。
「Precious」「Kid」「Brass In Pocket」と。そのタイトでキャッチーでもあるR&Rナンバーに笑みが毀れます。
そして。デヴュー・シングルでもあった「Stop Your Sobbing」のなんとも軽快なカッコ良さ。
キンクスのこのナンバーを選んだクリッシーのセンスにプロデューサーのニック・ロウが見事に応えていて。
なんとも心躍る魅力的なナンバーになっています。タイトル通り、渇を入れられて涙も止まってしまいます。
(ニックはこの1曲のみの担当で。それ以外手掛けているクリス・トーマスの手腕も見事です)
革ジャンを羽織って。スニーカーの紐を結んで。さぁ、街へ繰出そうかって気分にさせてくれるのです。

涙を拭いて。

憶えていよう。
忘れないでおこう。
辛かったことも。
悲しかったことも。
そう。
突き刺さるほどの痛みを。
引き裂かれるほどの痛みを。
この身体に。この精神に。
刻み込んでおこう。

そして。
立ち上がろう。
歩き出そう。
泣くだけ泣いたなら。
叫ぶだけ叫んだなら。
めそめそするのはもう終り。
くよくよするのももう終り。

涙を拭いて。

お気に入りの革ジャンを羽織って。
お気に入りのスニーカーの紐を結んで。
御機嫌なR&Rを口ずさみながら。
ステップを踏んで真夜中の街へと。

来ることは。
それだけ。
それだけだから。
さぁ、いこう。

涙を拭いて。
明日へ。

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2008/12/26 Fri *また逢おう / 萩原健一

20081226angelgate


年の瀬。
押詰って。
やっと時間を作って。
やっと時間を合わせて。
数ヵ月越しの。
打ち上げを。

待ち合わせて。
挨拶・・・なんかいらなくて。
早く飲もう。
早く食べよう。
早く・・・話そう。

懐かしくて。
でも。
とても自然で。
変わらない。
その視線。
その言葉。
その空気。
そうだった。
この三人で。
過ごした時間が。
築き上げたものが。
好きだったんだ。

『Angel Gate』'79年リリース。
萩原健一、ショーケンのソロ・アルアム“Nadja”シリーズの3枚目となるアルバム。
柳ジョージ&レイニー・ウッドや井上尭之、大野克夫、そして速水清司等をバックにして。
その後に繋がるショーケンの歌が、ロックがこのアルバムから誕生したのではないかと思われて。
あの「大阪で生まれた女」とか柳ジョージによる「本牧綺談」とか。
いしだあゆみとデュエットした「ア・ブランニューデイ」そして速水清司による名曲「さよなら」と。
その後ツアーでも定番となったナンバーも収められていて。ショーケンの歌にもあの色香が漂ってます。
そのツアーで収録された2枚組ライブ・アルバム『熱狂雷舞』はもうまごうことなき傑作だったりして。
どうしても。ショーケンの魅力はその圧倒的なライブにあり、ライブが勝っているのですが。
このアルバムは「さよなら」のオリジナル・ヴァージョンが聴ける。その一点だけで価値があるかなと。
誰かと一緒に過ごす時間の親愛さと、別れる時の寂しさ、再会を約す切なさを見事に描き歌っています。
数あるショーケンの名唱の中でも個人的には一二を争う素晴しさだと思います。胸に迫ります。
PYGの盟友ジュリーがまだまだ走り続けているのですから、ショーケンにもまた歌ってほしいなと思うのです。

年の瀬。
押詰って。
仕事はさっさと納めて。
他のお誘いは後回しにして。
数ヵ月振りの。
再会の時を。

落ち合ったばかりなのに。
時間が駆け抜けていく。
あんな話も。こんな話も。
あんな思いも。そんな思いも。
いっぱい・・・話そう。

もどかしくて。
でも。
とても愛しくて。
揺るがない。
その視線。
その言葉。
その空気。
そうだよね。
この三人にしか。
過ごせなかった時間が。
築き上げられなかったものが。
かけがえがなかったんだ。

それがあるから。
それをわかってるから。
それを信じてるから。
これからも。
その視線で。言葉で。空気で。
共に。時間を過ごし。何かを築き。

今夜は。
これでお別れだね。
逢えて良かったです。
この三人でしめられて良かったね。
また逢えるさ。
そう。話も残ってるし。
きっとね。
では。
良いお年を。


別れる時が来たよ
でもすぐにまた逢えるさ
そんなに 長いあいだじゃない
そうさ 話も残ってるしね
また逢おう きっとだよ
おぼえておいて

僕の可愛い娘よ
さよなら
僕の可愛い娘よ
さよなら

「さよなら」

歳の離れた。
息子と娘の様な。
そんな二人と時を過ごして。
そんな二人と思いを確かめて。
そんな二人と再会を約して。
そんな仕事納めの夜も。
そんな誕生日も(笑)。
悪くはないねと。

また逢おう。きっとだよ。

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2008/12/25 Thu *定番 /Bing Crosby

20081225whitechristmas


リースを飾って。
それらしき彩りの料理を作って。
シャンパンなんか開けて。
プレゼントを交換して。
なんか。ベタだけど。
こういうのも。悪くはないかな。
素直じゃないね(苦笑)。
こういうのも。いいよね。

『Merry Chirstmas』'49年リリース。
ビング・クロスビーによるクリスマス・ソングを集めてリリースされたアルバム。
我が家にあるアルバムは'50年代に録音されたナンバーも追加して後年リリースされた日本独自盤です。
世界中で最も親しまれている定番中の定番である「White Christmas」も当然収められています。
(一説によると世界中の累計では億単位の売上枚数だとか・・・)
世の中には星の数ほどクリスマス・ソングがありますが。やっぱりなんと言ってもこの曲がしっくりくるかな。
(勿論、ジョン・レノンの「Happy Xmas(War Is Over)」も忘れることは出来ませんが)
あるきっかけで。久し振りに聴きたくなって。それもどうしてもクリスマスの夜に聴きたくなって。
自分としては珍しくも。レコ屋でジャズ・ヴォーカルのコーナーで足を止めて。きっちり間に合せました(笑)。
そして。きっちり今夜ささやかなクリスマス・ディナーをしながら針を落としたのですが。
その滑らかで深い歌声に心地良く酔ったのでした。ベタですけど。やっぱりいいですね。クリスマスですね。
そう言えば。昔はこの時期の深夜にクロスビー主演で「White Christmas」が主題歌の映画、
《スイング・ホテル》がよく放送されていました。今はもうやらないんだろうなぁ。久し振りに観たかったな。

リースを飾って。
それらしき彩りの料理を作って。
シャンパンなんか開けて。
プレゼントを交換して。
なんか。ベタだけど。
こういうのも。悪くはないかな。
素直じゃないね(苦笑)。
こういうのも。いいよね。

昔は。
クリスマスなんて関係ねぇ。
そもそもキリスト教徒でもないし。
なんて。
そんなことばかり口にしてたのだけど。
まぁ、いいか。

定番すぎて。
ベタだけど。
大切で。
大好きな人と。
二人で。我が家で。
過ごすクリスマス。
まぁ、いいか。
素直じゃないね(苦笑)。

いいもんだね。とってもね!

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2008/12/23 Tue *のまま / Bonnie Raitt

20081223takinmytime


祝日。
心のまま。
体のまま。
その命ずるままに。
そのゆくままに。
偶には。
そんな一日も。
あっていい。
昨日も遅かったし。
昨日は重かったし。

なんにもしない。
なにかする。
それも。
のままに。

『Takin My Time』'73年リリース。
いまやすっかり大姉御と言うか大御所になってしまったボニー・レイット。
ブルース、R&Bをベースにして。名うてのギタリストとしても名を馳せていた若き日の3rdアルバム。
なんと言ってもあのフレッド・マクダウェルに師事していたボニーですから。
そのブルーズへの愛情の深さと共に奏でられるスライド・ギターの音色にもただならぬものがあります。
そこがボニーの魅力であり、信頼の置けるところで。1stアルバムなんかはブルース・アルバムとも言えます。
で、このアルバムではベースは変えずに。より自由に色彩豊になった感じがあって。
邦題『心ゆくまま』の如く、ボニーの心のままに様々な表情を見せるサウンドを楽しんでいるかのようです。
時にラフに陽気に。時にブルージィーに。時にはラテンの香りまで。伸びやかな歌声も楽しめます。
ブルース・ウーマンとしてのボニーも好きですが。この軽やかに漂ってみせるボニーもいいなと。
ここでの一歩が'80年代後半になってからのブレイクに繋がったのではないかとも思っています。

祝日。
心のまま。
体のまま。
その命ずるままに。
そのゆくままに。
偶には。
そんな一日も。
あっていい。
昨日も遅かったし。
昨日は重かったし。

なんにもしない。
なにかする。
それも。
のままに。

のままの一日。
ゆったりと。
のんびりと。
音が流れる。
香りが漂う。
時も。風も。空気も。
のまま。

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2008/12/21 Sun *いい仕事 / Cream

20081221bestofcream


日曜日。
いつもと違う日曜日。
今日は。
とても大切で。
とても愛しい人達が。
初めて我が家にやってくる。

嬉しくて。
でもちょっと緊張。
気に入ってくれるかな。
寛いで過ごしてもらえるかな。
慌てて片付けて。掃除して。
さぁ。
キッチンに立って。
今日は飲まずに。
野菜を刻もう。お湯を沸かそう。
いつもより細かく。いつもより柔らかく。
味付けも薄めにしようかな。
トントン。コトコト。グツグツ。

どうだろう?
笑顔が応えてくれる。
あぁ、良かった。

『Best Of Cream』'69年リリース。
お野菜ジャケットも楽しい(?)解散後初めてリリースされたクリームのベスト・アルバム。
改めて。クリームって僅か2年半しか実質的には活動していなかったのだと。
その短くも恐ろしく濃密な活動期間に残された代表的なナンバーが1枚のアルバムにほぼ集められています。
壮絶な鬩ぎ合いが魅力的だったライブ・テイクは「Crossroads」しか収められていませんが。
クリームのもう一方の魅力、タイトでキャッチーなスタジオ・テイクの数々の素晴しさにやはり耳を奪われます。
エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーのメンバー3人のみならず。
プロデューサーのフェリックス・パッパラルディ、詩人のピート・ブラウン等の関係者を巻きこんで。
一気に駆け抜け、登りつめていったクリームならではの“いい仕事”が集められているのです。
クラプトンを始めとして、メンバーには当然この時代の呪縛が後々まであったのでしょうが。パッパラルディも。
クリームとの仕事が忘れられずにあのマウンテン結成に向ったわけで。如何に濃密で充実した時間だったかと。

日曜日。
いつもと違う日曜日。
今日は。
とても大切で。
とても愛しい人達を。
初めて我が家にお招きして。

嬉しくて。
でもちょっとお疲れ。
気に入ってくれたね。
寛いで過ごしてもらえたね。
一息ついて。落着いて。
さぁ。
リビングで腰掛けて。
珈琲を飲みながら。
コルクを集めて。デコレーションも用意して。
蝋を溶かしながら。バランスを考えながら。
ベルもつけるのかな。リボンもかけるのかな。
コツコツ。グルグル。ギュッ。

どうですか?
笑顔が問いかける。
うん。素敵だね。

おもてなしのランチと。
クリスマスのリース。
今日はお互いに“いい仕事”したね。
うん。良かったね。
うん。素敵だね。

あっという間の。
でも充実した日曜日になりました。

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2008/12/19 Fri *終われない / The Rolling Stones

20081219rolledgold


何も変わらない。
人も。風も。匂いも。
ただひとつ。
あなたが。
そこにいるはずの。
あなたの。
笑顔に会えないことを除けば。
あなたの。
声が聞こえてこないことを除けば。

回してもいいかな。
いいんじゃない。
回しなよ。
ステージに立つ。
ターン・テーブルの前。
涙が溢れる。膝が崩れる。
ごめん。ごめん。こんなはずじゃないのに。
でも。でも。ごめん。

駆け寄ってくれる姿が。
ハンカチを差し出してくれる手が。
頑張ろうの声が。
背中を押してくれる。

そうだよね。
始めようか。

『Rolled Gold』'75年リリース。
英国でのシングルA面曲15曲に米国でのシングル曲や他の代表曲を集めてデッカ時代を凝縮してみせた、
ローリング・ストーンズの英国編集の2枚組ベスト・アルバム(昨年拡張版のCDもリリースされました)。
特に珍しいナンバーがある訳でもなく。曲順もほぼ年代順に並んでいて。実にオーソドックスな印象です。
勿論、このアルバムだけでストーンズの総てが解るわけでもなく。面白みも無いと言えば無いのですが。
何にも考えずに。ただただ。'60年代のストーンズの代表曲の渦に沈みたい、酔ってしまいたい。
そんな気分の時に針を落とすレコードとしては最良の選択かもしれません。
「Come On」から始って「Gimme Shelter」まで。「Tell Me」と「Heart Of Stone」が未収録なのは惜しいけど。
今夜も。このアルバムにも収められているナンバーを何曲も回しましたが。ストーンズはやっぱり最高です。
「Honky Tonk Women」「Sympathy For The Devil」「Street Fighting Man」「Midnight Rambler」...
そして「Gimme Shelter」へと続くD面なんてそのまんま回してもベタではあるけどいい選曲だなぁ、なんて。
もう40年以上前のナンバーが今でも輝きを放っているところがストーンズの凄いところだと改めて実感します。
そんなストーンズを聴くと。まだまだ終われないよなと。まだまだ転がっていかなきゃと思い新たにするのです。

何も変わらない。
人も。風も。匂いも。
ただひとつ。
あなたが。
そこにいるはずの。
あなたの。
笑顔に会えないことを除けば。
あなたの。
声が聞こえてこないことを除けば。

朝まで回しちゃおうか。
いいんじゃない。
やっちゃえ、やっちゃえ。
ヘッドフォンを耳にあてながら。
いつもの癖でカウンターの中に姿を探す。
涙が滲む。唇を噛み締める。
ごめん。ごめん。まだまだだね。
さぁ。次は何を回そうか。

飛んでくるリクエストが。
差し入れられるジャックが。
歓声が。踊る姿が。
背中を押してくれる。

そうだよね。
終われないよね。
まだまだ。
今夜は。

聴こえてるかな。
届いてるかな。
聴こえてるさ。
届いてるさ。
そうかな。
そうさ。いい供養になるさ。
笑ってるさ。
だといいな。

何も変わらない。
人も。風も。匂いも。
何ひとつ。
あなたが。
遺してくれたもの。
あなたが。
与えてくれたもの。
あなたが。
渡してくれたもの。

そうだよね。
終われないよね。
まだまだ。
これからも。

あなたから受け取った宝物。
熱く温かい。
仲間達。
その心と思い。
抱きしめて。噛締めて。
これからも。
終われない。
終わらせない。

あなたに。
ありがとう。
ほんとうに。
ありがとう。

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2008/12/18 Thu *信じよう / The Rolling Stones

20081218notfadeaway_2


幾つになったんだっけ。
65歳?65歳!
65歳かぁ・・・凄いよな。
他に言葉が見つからない。
なんであんなに。
今でも。
愉しげで。
いかしてて。
カッコよくて。
粋で。
いられるんだろう。

あなたに出会った頃。
未だ10代のガキだった。
20歳以上の奴等なんて信じられなかった。
それが。
いつのまにか。あたり前だけど。
20代、30代、40代・・・
何だかなって思うけど。

追いかけ続けた。
その背中は。
その大きな背中は。
まだ歩みを止めない。
まだ転がりつづけてる。

『Not Fade Away』'64年リリース。
もう。このジャケットだけで。このキースの佇まいだけで。それだけで素晴しいローリング・ストーンズのアルバム。
英国盤のEP『The Rolling Stones』と『Five By Five』からのナンバーを核にして編集されたフランス盤です。
このジャケットに何も感じないのなら、キースの佇まいからR&Rやブルースの匂いを嗅ぎわけられないのなら。
ロックなんか聴くのを止めてしまえばなんて。すいません。ストーンズ、ことキースに関しては冷静でいられなくて。
とか言いながら。このアルバムに収められたナンバーの魅力に気づいたのはここ10年くらいのことだったりして。
「Around And Around」「Good Times,Bad Times」「It's All Over Now」「Empty Heart」「Confessin' The Blues」
「Not Fade Away」「Bye Bye Johnny」「You Better Move On」「I Wanna Be Your Man」
「2120 South Michigan Avenue」「If You Need Me」「Poison Ivy」・・・渋い、渋すぎる・・・ってほどではないけど。
やはりもっと派手に弾けるストーンズが好きだったりして。でもこのアルバムに針を落として聴きこむほどに。
そこに。今も変わらない。消え去らない。R&Rやブルースの血脈をヒシヒシと感じる様になって。
好きなものを信じ続ける、演り続ける、転がり続けることの大切さを改めて教えられて。痺れてしまったのです。
キースは今も変わらずに。R&Rやブルースが大好きで。そんなキースを自分も変わらずに大好きなのです。

幾つになっても。
65歳、65歳になっても。
65歳かぁ・・・凄いよな。
他に言葉が見つからない。
あんなにも。誰よりも。
今でも。
愉しげで。
いかしてて。
カッコよくて。
粋で。
いられるんだから。

あなたに出会った頃から。
未だ10代のガキだった頃から。
R&Rやブルースが大好きで。
いつか飽きるぞとか。ガキの音楽だとか。
言われ続けて。後ろ指差し続けられて。
そのまま。
いつのまにか。あたり前の様に。
20代、30代、40代・・・
ロック馬鹿のまま。
ざまぁみろと思うけど。

追いかけ続けた。
その背中が。
その大きな背中が。
まだ歩みを止めない。
まだ転がりつづけてる。

だから。
こっちも。
まだまだ。
ストーンズが、キースが。
教えてくれた、出会わせてくれた。
ものを、人を。
好きでいよう。
信じよう。

その背中を。
追いかけ続けよう。
信じよう。
まだまだ。
これからも。

Happy Birthday Keef !
Keef Riff Hard !!

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2008/12/17 Wed *忙中楽あり / The Beatles

20081217aharddaysnightjp


師走。
例年ほどではないにしろ。
公私ともバタバタと忙しい。
とてもじゃないけど。
総てをこなせそうにはない。
だから。当然。
私を優先させることとする。
忙中に無理矢理にでも閑を作って。
忙中に楽しいひと時を過ごす。
そうでなくっちゃ。そうこなくっちゃ。
一年が終わらない。しめられない。

集まってくれる。
駆けつけてくれる。
近くから。遠くから。
よく会うよね~。
久し振りだね~。
はじめまして・・・じゃないか。
笑顔が会して。宴が始る。

『A Hard Day's Night』'64年リリース。
同名タイトルの映画に使用されたナンバーを核としたビートルズの3rdアルバム。
このジャケットは劇中で「I'm Happy Just To Dance With You」を歌うシーンを使った日本盤独自のものです。
A面に映画で使われたナンバー、B面にはこのアルバム用に作られたナンバー、全13曲が収められています。
そしてその総てがレノン/マッカートニーによるもので。これはこのアルバムが初めてにして唯一となりました。
とにもかくにも。アルバム冒頭のタイトル曲の12弦ギターによる“ジャーン”の響き。これ一発でやられます。
後はもう。一気にトータルで30分強の間、初期ビートルズの熱気溢れる世界に惹きこまれたまま。そのまま。
言ってみれば寄せ集めの急造アルバムに近いのにも関わらず一気に聴き通してしまう統一感。
そして。ライブ盤ではないのにとても身近に感じられる臨場感。この勢いと熱さはどこから生まれてきたのか。
恐らくはライブにレコーディングにTVやラジオへの出演、そして映画制作と。その正にアルバム・タイトル通りの。
過酷な日常から生まれたエネルギー。特にライブで鍛え抜かれ十二分に燃え滾ったバンドとしての魂かなと。
それを牽引していたのがアルバムの大半の曲を手掛けリード・ヴォーカルをとっているジョンなのは明らかで。
そのジョンを中心としてポール、ジョージ、リンゴが絡んで一体となっていく様にどうにも抗えないのです。
「Anytime At All」「You Can't Do That」「Can't Buy Me Love」・・・いいなぁ、好きだなぁ。

師走。
今年も残すところ僅か。
またもや色々あって。ありすぎて。
とてもじゃないけど。
総てを消化できそうはない。
だから。今年も。
あの顔にも。この顔にも会いたくなって。
忙中に無理矢理にでも閑を作って。
忙中に楽しいひと時を過ごす。
そうでなくっちゃ。そうこなくっちゃ。
一年が終わらない。しめられない。

集まってくれた。
駆けつけてくれた。
近くから。遠くから。
色々あったよね。
でも。だからこそ。
楽しまなきゃね。
そう。だからこそ。
これからもね。
笑顔が弾けて。宴は続く。

きっと。
ロックが好きで。
人が好きで。
そうでなかったら出会っていない。
どこでどうして出会ったかも定かではない(?)。
そんな御機嫌な仲間達。
その笑顔。いいなぁ、好きだなぁ。
きっと。
あいつらも。
空の上で笑ってるかな。

忙中楽あり。
こんなひと時も。こんな夜も。
あってもいいよね。

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2008/12/14 Sun *だけど やっぱり / The Rolling Stones

20081214outofourheadsjp


凄い。
凄いよ。本当に。
カッコいい。
カッコいいよ。本当に。
なんなんだよ。こいつらは。
思わず微笑む。
おかしいんじゃねぇの。
いくつなんだよ。こいつらは。
なんであんなに動けるんだよ。
なんであんなにキレがあるんだよ。
なんであんなにコクもあるんだよ。
なんでこんなに弾けてるんだよ。

スクリーンに向って。
拍手して。拳を突き上げて。
歌って。叫んでしまう。
最高だぜ。

だけど。やっぱり。

『Out Of Our Heads』'65年リリース。
米国盤の同名アルバムと同内容のローリング・ストーンズの日本盤。
但し曲順が大幅に異なっていて。なんと大胆にもA面とB面を入れ換えたりしています。何故か。
「(I Can't Get No) Satisfaction」をA面の頭にもってきたかったからに違いありません。
(他にもB面の頭に「Mercy,Mercy」と入れ換えで「The Last Time」をもってきています)
中学生の時に買って聴き狂ったアルバムがこの曲順だったので。未だに米国盤の曲順には馴染めなくて。
このキースが主役のジャケットを見るだけで。頭の中では「(I Can't Get No) Satisfaction」が鳴り響きます。
オリジナルの米国盤の曲順もいいなとは思います。だけど。やっぱり。針を落としたら、あれが聴こえてこないと。
そう物足りない。満足できない体になってしまったのです。勿論、このアルバムの魅力は他にもありますが。
O.V.ライトのカヴァー「That's How Storong My Love Is」なんかこの時期のカヴァーとしては最高で。
日本盤のB面のみの「Mercy,Mercy」「Hitch Hike」「That's How~」「Good Times」ソウル4連発は御機嫌で。
だけど。やっぱり。「(I Can't Get No) Satisfaction」でしょ。カッコいいでしょ。最高に。
映画《Shine A Light》でも。この曲で。腰を落として。顔面皺だらけでカッティングするキース。ゾクゾクするもの。
余談ですが「You Got The Silver」でギターを持ってもいないの。あれは駄目だろう。あれは・・・余談でした。

凄い。
凄いよ。本当に。
カッコいい。
カッコいいよ。本当に。
なんなんだよ。こいつらは。
思わず涙ぐむ。
おかしいんじゃねぇの。
こいつらはこんなに元気なのに。
あんなに動いてるのに。
あんなにキレがあるのに。
あんなにコクもあるのに。
こんなに弾けてるのに。
こんなにロックしてるのに。

スクリーンに向って。
拍手して。拳を突き上げて。
歌って。叫んでしまう。
最高だぜ。

だけど。やっぱり。

あなたと観たかった。
あいつと観たかった。
あいつとも観たかった。
あなたと語りたかった。
あいつと語りたかった。
あいつとも語りたかった。

ストーンズの映画観た?
観たよ。観たよ。
凄いじゃん。カッコいいじゃん。
最高だよね。御機嫌だね。
ミックさぁ、化け物だよね~。
キースのあの台詞がいいんだよなぁ・・・

声が聞こえる。
顔が思い浮かぶ。
空気が。空気が・・・さ。

《Shine A Light》凄かったんだ。
だけど。やっぱり。
物足りない。

皆揃ってれば最強だったのにって・・・ね。

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2008/12/13 Sat *けだるい昼下がり / The Kinks

20081213kindakinks


休日。
相方はお仕事で。
家に一人。
特に用事も無い。
欠伸をひとつ。
珈琲を淹れて。
新聞をパラパラ。
また欠伸をひとつ。
頭が回らない。
回したくもない。

お腹が空いたな。
なにか作ろうか。
なにがあったかな。
先ずはレコードに針を落として。
キッチンに立つ。
けだるい昼下がり。

『Kinda Kinks』'65年リリース。
ヒット曲「Tiered Of Waiting For You」をフューチャーしたキンクスの2ndアルバム。
1stアルバムから僅か数ヵ月後のリリース。ここらは当時のキンクスの人気を物語っているのかも。
そしてその1stアルバムではカヴァー曲が半数を占めていたのに。このアルバムでは2曲だけ。
残りの10曲はレイ・デイヴィスのオリジナル(1曲は弟デイブとの共作です)って辺りが実にらしいなと。
なんてたって。そのオリジナルに早くもキンクスならではの気だる~い感じがたっぷりと漂っていて。
ブリティッシュ・ビートの範疇から逸脱してフォーク・ロック等の多彩な色彩を帯び始めています。
「Dancing In The Street」のカヴァーも、さぁ飛び出して踊ろうぜってより、かったるいなぁて感じに聴こえるし。
まぁ、「Tiered Of~」がして。もう待ち草臥れて待ち草臥れて。お願いだからもう待たせないでって歌だしね。
このキンクスの(レイの)気だるく捻くれた幸福感(?)に満ちた世界がね、好きなんです。
(勿論、キンキー・ビート炸裂で弾けまくるキンクスも大好きですけどね)
気だるい昼下がりに似合いそうなキンクスのアルバムは他にもありますが。このアルバムもね、いけるんです。

休日。
相方はお仕事で。
家に一人。
とりあえず。
レコードを聴きながら。
ギネスを飲みながら。
鼻歌交じりに。
包丁片手に。
野菜を刻む。
そろそろお湯も沸いたかな。

お腹も膨れたな。
なにかしようかな。
なにがあったかな。
先ずはレコードを裏返して。
また欠伸をひとつ。
けだるい昼下がり。

早く帰ってこないかな。
未だ帰ってこないかな。
待ち草臥れたかな。
また欠伸をひとつ。

休日。
けだるい昼下がり。

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2008/12/12 Fri *やさしくできない / Them

20081212them


ごめん。

メールが素っ気無いかも。
言葉がぶっきら棒かも。
相槌が上の空かも。
表情が態度が刺々しいかも。
どこか別のところを見てるかも。
ここじゃないどこかに行ってるかも。

ごめん。

やさしくできないんだ。

いまは。

『The "Angry" Young Them』'65年リリース。
'50年代英国の若き反体制作家達を指す《Angry Young Men》を捩ったタイトルが秀逸なゼムの1stアルバム。
北アイルランドのベルファストから現れたヴァン・モリスンを擁するグループの音楽性を端的に表しています。
荒々しく、激しく。そして熱く。やり場のない怒りを時に剥き出し、時に内に秘めて突っ走っています。
なんと言っても。ヴァンの熱く粘っこいヴォーカルが魅力的で。ソロ転向後の味わい深さは望めないものの。
今に続くどこか求道的、と言うよりも。目に見えない敵に闘いを挑み、どうしようもない怒りに突き動かされている。
そんなヴァンの長い道程はにここから始っていたのだと思わせるものが既に宿っています。
そして。この荒削りで性急で。とてつもなく熱いビートを叩き出しているバンドの一体感にも心揺さぶられます。
「Mystic Eyes」「Just A Little Bit」「Gloria」...音の塊がぶっ飛んでくる様なモノラル盤で聴いて欲しい1枚です。

ごめん。

文字には意味はなく。
言葉にも意味なんかなくて。
人の話なんてどうでもよくて。
ただただささくれ立った心を持て余して。
どこか別のところを見ていないと。
ここじゃないどこかに行ってないと。
そうしないと・・・

ごめん。

やさしくできないんだ。

いまは。

どうしようもない。
どうにもならない。
わかってる。
わかってるけど。

いまは。
やり場がなくて。
叫びだしたいのを堪えるので。
それで。
精一杯なんだ。

やさしくできないんだ・・・

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2008/12/11 Thu *突き刺さる / The Spencer Davis Group

20081211sdgfirst


突き刺さる。

きっと。
些細なことなんだ。
仕方のないことなんだ。
よくあることなんだ。
そう思おうとしても。
目にするもの。
耳にするもの。
頭の中を過ぎるもの。
瞼の裏に浮かぶもの。
ひとつ。
ひとつが。

突き刺さる。

『There First LP』'65年リリース。
バーミンガム出身のブリティッシュ・R&Bグループ、スペンサー・デイヴィス・グループ。
リーダーのデイヴィスよりもスティーヴ・ウィンウッドが在籍していたことで名を残していますが。
既にこの1stアルバムからして主役はウィンウッドのあまりにも“黒く”ソウルフルなヴォーカルです。
このアルバムの制作時には弱冠16歳~17歳だったのですから。正しく恐るべき天才少年だったわけです。
(何だかその天才少年のイメージが良くも悪くも現在までウィンウッドにつきまとっている感もありますが)
ジョン・リー・フッカーの「Dimples」など大半を占めるカヴァー曲でその素晴しさを如何なく発揮しています。
特に「Every Little Bit Hurts」におけるゴスペルの香りも漂うスロー・ナンバーに込められた情感の深さには。
えも言われぬものがあって。その一節、一節が。その吐息までが胸に突き刺さるが如きです。
その逆に。デイヴィスが1曲のみ歌う自作のブルース・ナンバーが如何にも凡庸で。ある意味残酷です。
この後のアルバムにもデイヴィスの歌う曲が収録されることになるのですが。気づかなかったのかなとね。

突き刺さる。

きっと。
些細なことなんだ。
仕方のないことなんだ。
過敏になり過ぎているんだ。
そう言い聞かせても。
目に入る。
耳に入る。
頭の中から出ていかない。
瞼の裏から消え去らない。
ひとつ。
ひとつが。

突き刺さる。

どこまで。
いつまで。
突き刺さる。

今は未だ。
そうさ未だ。
痛いんだ。
乾いていないんだ。

いつか。
いつの日か。
この痛みをも。
愛せるのかな?

突き刺さる。

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2008/12/10 Wed *至福と悲劇 / Pete Townshend

20081210anotherscoop


その目に何を映しているのか。
その耳に何が響いているのか。
明らかに異なる光を宿し。
明らかに異なる気を纏い。
周囲のなにものとも交わらぬ。
周囲のなにものにも侵されず。
その輝きの眩さに目を奪われ。
その彩りの禍々しさに目を逸らし。
天賦の才か。狂気の業か。
その胸のうちぞ誰が知る。

『Another Scoop』'87年リリース。
『Scoop』の好評を受けて再びデモや未発表曲を集めて編集されたピート・タウンゼンドの2枚組アルバム。

(『Scoop』に関してはこちらの日記もご覧下さい↓)
http://jumpintacflash.cocolog-nifty.com/decembers_childrenand_eve/2008/10/20081017-fri-fd.html

『Scoop』にも驚かされましたが。今回もまたザ・フーの原石とも呼べる作品群の煌めきに圧倒されます。
初期のデモは弾き語り、後期は完成度の高いもの。その違いはあれどどれも正にザ・フーの世界そのものです。
個人的にはやはり「The Kids Are Arlight」「Pinball Wizard」「Substitute」「Long Live Rock」が興味深くて。
ピートの頭の中で、その視界に映し出されたものに音と言う色彩を与えることでその世界が創造されて行く。
その過程をザ・フーとしての完成ヴァージョンと比較しながら聴くことで想像できたりもするのです。
以前にも書きましたがザ・フーには捨て曲や駄作が殆ど無く。そこにやはりピートの圧倒的な才能を感じます。
そして時にあまりにも美しく、あまりにも狂おしいその世界には狂気の影も過ぎって見えるのですが。
ピートの凄さはその狂気を冷静に対象化して普遍的な作品に昇華できるところではないかと。
そしてその凄さ故に。同じく狂気を宿したキース・ムーンやジョン・エントウィッスルの様に破滅することも出来ず。
生き残った意味を見つめつつ、重みを背負いつつ、演りつづけるしかないと、生き続けるしかないと。
その覚悟を宿した目に。その覚悟を纏った姿に。天才であるが故の至福と裏腹な宿命的な悲劇があるのだと。
映画《Amazing Journey》を観て、改めてこのアルバムに針を落として。そんな思いに囚われてしまいました。

その目に映るものに。
その耳に鳴り響くものに。
新たな眩い光を与え。
新たな凛たる気を与え。
周囲のなにものとも交わらす。
周囲のなにものにも侵されず。
眩い輝きを放つその世界。
禍々しい彩りを纏うその世界。
天賦の才か。狂気の業か。
その胸のうちぞ誰が知る。

唯一無比であること。
孤高の才であること。
そこにある。
至福と悲劇。
それを思う。

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2008/12/09 Tue *まぁ、とりあえず / The Rolling Stones

20081209rocknstones


立ち止まったまま。
膝を抱えて蹲ったまま。
いつまでも・・・ってわけにはいかない。
今日も。明日も。明後日も。
時は立ち止まってはくれないし。
食って。飲んで。寝なきゃならないし。
過ぎ去った時が大切な様に。
過ぎ去った時に理由がある様に。
これから訪れる時もかけがえがなく。
これから訪れる時もやがて理由を持つ。

だから。まぁ、とりあえず。

『Rock'N' Rolling Stones』'72年リリース。
ローリング・ストーンズとの契約終了後に英国デッカがリリースした4枚目の編集アルバム。
タイトル通りにストーンズのR&Rナンバーに焦点を当てて編集されています。
デヴュー・シングル「Come On」から『Get Yer Ya-Ya's Out』の「Little Queenie」と「Carol」まで。
まぁ、安直といえば安直な企画で。契約は切れたけどストーンズ人気あるから売れるだろうみたいな。
毎年独自のベスト盤をリリースし続けた日本のキング・レコードには負けますが、デッカも商魂たくましいなと。
それでも。そりゃ、ストーンズのR&Rナンバーを集められたら買っちゃうよな、聴いちゃうよなと。
のっけから「Route66」ですから。いきなりケツを蹴り上げられて気合も入りますってところです。
久し振りに針を落として。今回しみじみ感じたのが「I Just Wanna Make Love To You」のカッコ良さ。
このナンバーを選んで。R&Rにアレンジしてしまった。このセンスこそがストーンズなんだなと感じ入りました。
『Get Yer Ya-Ya's Out』からの2曲が浮いて聴こえるのと、やっつけ仕事っぽいジャケットが減点材料ですが。
まぁ、とりあえず。気合が入って。歩き出そう、駆け出そうって気分にはなれますかね。

もういいかな。
もう止めようかなって。
いつまでも・・・考えててもしかたない。
今日も。明日も。明後日も。
時は待ってはくれないし。
止められる時はいつか問答無用でやってくるし。
過ぎ去った時を噛締めながら。
過ぎ去った時の意味を考えながら。
これから訪れる時も味わってやろう。
これから訪れる時に意味を与えてやろう。

だから。まぁ、とりあえず。

ケツを蹴り上げられてでも。
歩き出そうかな。駆け出そうかな。
今日も何処かからR&Rが聴こえてくるしね。

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2008/12/08 Mon *詮無いこと / John Lennon

20081208menloveave


詮無いこと。
とは知りながら。
今でも。
心の何処かで。
待っている。
求めている。
新しい便りを。
新しい歌を。

詮無いこと。
ではあるけれど。
今でも。
心の何処かが。
拒んでいる。
受入れない。
その不在を。
その空白を。

『Menlove Ave.』'86年リリース。
アンディ・ウォホールによる印象的なジャケットと共に届けられたジョン・レノンの編集アルバム。
A面が『Rock'N'Roll』に収録されなかった未発表曲、B面が『Walls And Bridges』収録曲の別ヴァージョン。
A面の各曲がもし『Rock'N'Roll』に収められていたらどんなアルバムになっていたんだろうかとか。
その場合の曲順はジョンだったらどんな拘りを見せてくれたんだろうかとか。色々と思いは巡ります。
「Rock And Roll People」とかジョンが自らプロデュースした曲の方がシンプルで歌声が胸に響きます。
B面はおそらくはデモだと思われ。装飾を施される前の素の状態で。そのリアルな肌触りに息を呑んだり。
「Steel And Glass」とか「Nobody Loves You(When You're Down And Out)」の息遣いなどは、もう・・・
『Rock'N'Roll』や『Walls And Bridges』を制作していた頃はご存知の様にジョンが一番ボロボロだった頃で。
ヨーコとは別居するし(追い出されたとも)、フィル・スペクターはマスター・テープを持ったまま消えるし。
ニルソンやキース・ムーン達と毎晩飲んだくれて潰れてと“失われた週末”を数ヶ月に渡り過ごしてと。
そんなボロボロでグダグダの状態でも、状態だからこそ輝いてみせるのがジョンの人間としての凄味です。
この凄味にどれだけ救われてきたか、どれだけ背中を蹴り飛ばされてきたか、どれだけ抱きしめられたか。
だから。詮無いことですが。未発表とか別ヴァージョンでない新しい歌を求めてしまう自分がいるのです。
勿論このアルバムを始めとして。続々と明らかにされる知らなかった歌にも十分に心は震えているのですけどね。

詮無いこと。
とは知りながら。
今でも。
心の何処かで。
待っている。
求めている。
新しい便りを。
新しい歌を。

詮無いこと。
ではあるけれど。
今でも。
心の何処かが。
拒んでいる。
受入れない。
その不在を。
その空白を。

あなたのことを。
共に語れる。
共に思える。
そんな人がまた一人。
旅立ってしまった。
その笑顔が生々しく蘇る。
涙が滲んで眠れない。
そんな夜には尚更。
詮無いこと。
とは知りながら。
あなたに呼びかけたくなる。

ジョン。
歌ってくれないか。
蹴飛ばしてくれないか。
抱きしめてくれないか。
ジョン・・・

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2008/12/06 Sat *いまは・・・ / Otis Redding

20081207bestofotisredding


いまは。
ただ。
時の過ぎゆくままに。
そのままに。
誰かの歌声に身を任せ。
グラスを傾けながら酔いに身を任せ。
ただ。
それだけで。

一昨日届いた。
信じられなかった報せ。
昨日目にした。
信じたくなかった現実。

ヴォリュームを上げて。
グラスに酒を注ぎ足して。
いまは。
ただ。

『The Best Of Otis Redding』'72年リリース。
偉大なる“ビッグ・オー”、オーティス・レディングの軌跡を2枚のレコードに凝縮させたベスト・アルバム。
「These Arms Of Mine」や「Pain In My Heart」等の最初期のナンバーから、
死後リリースされ大ヒットしたかの「(Sittin' On) The Dock Of The Bay」まで主要なナンバーが網羅されていて。
(「These Arms~」や「Pain In~」には“ダック”・ダンやアル・ジャクソンがオーヴァー・ダブを行っています)
アップ・テンポのジャンプ・ナンバーでは鮮やかにリズムに乗って力強い歌声で聴く者を圧倒し。
スローなソウル・バラードでは切なく悲しげに。そしてまるで祈るかの様な歌声で聴く者の胸を鷲掴みにする。
オーティスのレコードに針を落とすと。いつも。圧倒され、胸を掴まれ。ただただ身を任せることができる。
その歌声から滲み出る、溢れでる、熱く温かいものに包まれて泣いたり、笑ったり。それだけで幸せなのです。
その歌声に身を任せながら自らの感情に素直に向き合い、解放してしまえる。そんな魅力がここにあります。
それにしてもこのオーティスの歌声が21歳から26歳のものであること。ただただ言葉を失います。
盟友たるスティーヴ・クロッパーは今でも時々、レコーディングやライブの場にオーティスの存在を感じるのだとか。
この12月10日で亡くなってから41年の歳月が経つ訳ですが。今でもその存在は唯一無比なのです。

いまは。
ただ。
時の過ぎゆくままに。
そのままに。
誰かの歌声に身を任せ。
グラスを傾けながら酔いに身を任せ。
ただ。
それだけで。

一昨日届いた。
信じられなかった報せ。
昨日目にした。
信じたくなかった現実。

ヴォリュームを上げて。
グラスに酒を注ぎ足して。
いまは。
ただ。

あの声が。
あの笑顔が。
あの姿が。
あの手の温もりが。
蘇るから。
まだそこに感じられるから。

いまは。
ただ。
素直に向き合い。
解き放って。
歌声の中に。
酒の中に。
埋もれてしまおう。

いまは。
ただ。
まだ。
受止められないんだ。

悲しい別れが。
悔しい別れが。
多すぎるんだよ・・・

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2008/12/04 Thu *ともに / Kris Kristofferson & Rita Coolidge

20081204krisandrita


ともに。

語って。
歩いて。
笑って。
泣いて。
背負って。
祈って。
そして。
夢見て。
一歩、一歩。
ともにね。

『Full Monn』'73年リリース。
クリス・クリストファーソンとリタ・クーリッジの初めての連名によるアルバム。
お互いのアルバムに参加したり、ステージで共演したりでその親密さは知れわたっていた二人ですが。
この年についに正式に結婚。そしてリリースされたのがタイトルからして幸せに満ちたこのアルバムです。
日本盤ではリタ・クーリッジ&クリス・クリストファーソン名義でのリリースで、リタのポスター・カレンダー付きで。
チェロキー・インディアンの血を引く黒髪も美しい“デルタ・レディ”リタの日本での人気の程がうかがわれます。
(私の持っているサンプル盤にはリタのバイオグラフィー・ブックまで封入されていました)
ゴスペルを思わせるソウルフルな歌声が持ち味だったリタですが、クリスの影響を当然受けていて。
カントリー&ウエスタン的な色や世界を感じさせる様になっていてクリスの埃っぽい歌声との相性も良く。
特に。お互いにおぎないあいながら、助けあいながら、相手の為だけにともに生きていきたいと歌われる・・・
「Part Of Your Life」での息の合ったデュエットからはこのナンバー、アルバムに込めた想いが伝わってきます。

このナンバーは高校生バンドの物語を描いた漫画《気分はグルービー》でその存在をしりました。
バンドのラスト・コンサートで主人公である憲二と寿子の二人がアコギの弾き語りでデュエットするシーン。
初めて読んでから。そのシーンが目に焼きついて。聴こえないはずの歌が頭の中で聴こえてきて。
以来二十数年。そのナンバー、「Part Of Your Life」が聴きたくて、聴きたくて、探し続けて、探し続けて。
諦めかけていた頃、今年の夏についに渋谷のレコ屋のエサ箱の片隅で出会ったのでした。嬉しかったなぁ。
余談ですが。《気分はグルービー》、バンドを組んだことがある人なら、そしてバンド・マンに恋した人なら。
笑えること、泣けること必須の傑作です。もう絶版とは思いますが、是非探して読んでみて下さい。

ともに。

食べて。
飲んで。
喜んで。
怒って。
躓いて。
立ち上がって。
そして。
夢見て。
手と手を携えて。
ともにね。

ともに。
生きていこうと。
そう思える。
生きていける。
貴女が生まれた。
今日という日を。
ともに。
祝おう。
今日も。
来年も。再来年も。
これから先も。
ずっと。ずっと。

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2008/12/03 Wed *まだまだ青春 / 沢田研二

20081203juliesix


まだまだ。
まだまだ。
終われない。
いや。
終わらない。
若き日に抱いた思い。
若き日に焦がれた思い。
胸に秘めたまま。
いや。
高らかに歌い上げて。

『Julie Ⅵ ある青春』'73年リリース。
ロンドンで録音された沢田研二、ジュリーのオリジナルとしては4枚目となるアルバム。
安井かずみと加瀬邦彦のコンビの作品と山上路夫と森田公一がちょうど半分ずつ、6曲ずつ収められています。
森田公一がトップギャランで「青春時代」を歌ったのはこのアルバムより後のことだったと思いますが。
やはり青春を思わせるナンバーをとのことでの起用だったのでしょうか?違うか。
とにかく。個人的にはあまりジュリーには森田公一は似合わないかなと思ってしまって。
やっぱり。安井かずみと加瀬邦彦の作品にある蒼さと艶やかさの危うく絶妙なバランスこそが似合うよなと。
そんな作品を歌う若きジュリーにこそ青春って言葉が相応しいよなと思ってしまうのです。
特にシングルとしてリリースされた「胸いっぱいの悲しみ」とそのB面「気になるお前」が胸に迫ります。
そう今夜の東京ドームでも熱く歌われた「気になるお前」なんて。その蒼さがね、やっぱり最高だねと。
今でもこの曲を歌い続けるジュリー、こっちも一緒に歌い続けるしかないなぁと嬉しくなってしまいます。

まだまだ。
これから。
始るものもある。
いや。
始めなきゃいけない。
今だからこそ抱いた思い。
今だからこそ焦がれる思い。
胸に秘めて。
いや。
高らかに歌い上げて。

その気骨に。
新たな息吹を感じて。
その気骨を。
共に示していこうと。

まだまだ。
蒼く。
今だから。
熱く。

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2008/12/02 Tue *序の口 / Cold Blood

20081202firsttasteofsin


まだまだ。
序の口。

駆引き。
綱引き。
主導権を握って。
手の内は明かさずに。
使えるものは使って。
搾れるものは搾って。

どう転んでも。
流れが変わっても。
巧く立ち回る。
絶対に泳ぎきる。

その為なら。
手八丁口八丁。
あらゆる手を尽くす。
大風呂敷も広げてみる。

『First Taste Of Sin』'72年リリース。
リディア・ペンスを擁するベイ・エリア・ファンク・バンド、コールド・ブラッド。
ビル・グラハムの下を離れてレーベルを移籍、ダニー・ハザウェイのプロデュースによる3rdアルバム。
ダニーの影響(手腕)か前作までにあったブルースの匂いは影を潜めて。
ある意味で都会的な洗練されたソウルの匂いが漂って。実にアルバムの流れが自然に感じられます。
特にA面の2曲目から3曲目、そして4曲目の流れはなんとも心地良いものがあります。
その流れに乗ってかリディアのヴォーカルも熱く伸びやかに、そしてソウルフルに迫ってきます。
ジャケットでも判るように実に小柄で可愛らしいルックスからはとても想像できない力強いヴォーカルです。
この夏に行われた来日公演でもその力強さは変わらずに。特に最終日の2ndショーは鳥肌ものでした。

(当夜のリディアとの出逢いと、コールド・ブラッドを教えてくれた今は無きロック・バーの思い出は↓)
http://jumpintacflash.cocolog-nifty.com/decembers_childrenand_eve/2008/08/20080823_sat_eb4a.html

そしてコールド・ブラッドと言えばリディアのヴォーカルと共に魅力的なのがそのホーン・セクション。
タワー・オブ・パワーのそれと比較すると迫力の面においてはやや部が悪い気もするのですが。
なんだろう。緩急自在と言うか、変幻自在と言うか。実に絶妙にリディアをサポートしていて。
一体となって。ソウルフルにファンキーに。こちらの腰を動かしてくれるのです。
リディア・ペンス、そしてコールド・ブラッド。その魅力を味わってしまったらどんどん深みにはまってしまいます。

まだまだ。
序の口。

駆引き。
綱引き。
主導権を握ったら。
手の内を明かす振りをして。
掌で踊らせてみせる。
隠し玉は最後までとっておく。

どう転んでも。
流れが変わっても。
巧く立ち回る。
絶対に泳ぎきる。

その為なら。
手八丁口八丁。
正攻法だけとは限らない。
ハッタリもかませてみせる。

少しばかり。
苦いけど。
甘いばかりじゃ。
物足りない。
それに。
どこか甘美で。
まだまだ。
味わい尽くしたい。

まだまだ。
序の口。

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2008/12/01 Mon *一粒の涙 / Mavis Staples

20081201onlyforthelonley


届けられた一枚の葉書。
心の何処かで覚悟はしていた。
でも目にしたくはなかった報せが届く。

目を瞑る。
煙草の匂い。
柔和な笑顔。
温かな声。
温かな思い。

旅立たれたんですね。
空を仰ぐ。
雲の上から。月の影から。
見えますか。
瞼の裏で。
小さな赤い明りが点滅している。

『Only For The Lonley』'70年リリース。
ステイプル・シンガーズでの活動で知られるメイヴィス・ステイプルスの2ndアルバム。
ステイプル・シンガーズでも中心となってもっとも多くリード・ヴォーカルを担当していたメイヴィスですから。
そのゴスペルで鍛えられた実力は折り紙つきで。このアルバムでも実に素晴しい歌を聴かせてくれています。
熱く、太く、なによりも力強く。それでいて決して必要以上に力んで叫ぶようなことはなく。
聴く者の懐に自然に入って、胸の内を掴んでしまう。そんな温かみのある歌声でもあります。
このアルバムでは本拠地であるスタックス以外にもマスル・ショールズへ出向いての録音も含まれていて。
そのマスル・ショールズで録られたと思われるソウル・バラードの出来が特に素晴しく。
メイヴィスの歌声とマスル・ショールズ・サウンドの相性の良さが後にステイプル・シンガーズの傑作、
『Be Altitude: Respect Yourself』での成功にも繋がったのではないかと思ったりもします。

(以前に書いた『Be Altitude: Respect Yourself』に関する日記はこちらから↓)
http://jumpintacflash.cocolog-nifty.com/decembers_childrenand_eve/2007/02/20070209_fri_5596.html

アレサ・フランクリン等と比較してあまりに知名度の低いメイヴィスですが、是非耳を傾けてほしいなと思います。
そしてこのジャケット。素晴しいジャケットの数多いソウル・アルバムの中でも秀逸な1枚だと思うのです。

一枚の葉書を握り締めて。
覚悟を決めてその扉を開ける。
懐かしい空気の中へ。でも何かが違う。

目を瞑る。
煙草の匂い。
柔和な笑顔。
温かな声。
温かな思い。

本当だったんですね。
辺りを見回す。
レコード棚の影から。カウンターの後ろから。
見てますか。
瞼の裏で。
小さな堤が崩れそうになる。

レコード棚の前に立つ。
几帳面に整理された膨大なレコード。
一枚、一枚ゆっくりと。
眺めていく。
愛情の籠ったディスプレイ。
目に馴染んだ手書きの値札。

あのアルバムも。
あのアルバムにも。
ここで出会ったんだ。
ここで呼ばれたんだ。
そして。
今日もまた。
でも。
カウンターには。
あの笑顔はない。
あの声は響かない。
あの思いは届かない。

一枚のアルバムを抱きしめて。
扉を開けて店の外へ。
堪え切れずに蹲る。
今日も思わぬ出会いがあったのに。
今日も素敵な出会いがあったのに。
そこにはもう。
あなたはいないのだ。

レコードを愛することを。
そこに込められた音楽を愛することを。
そんな思いを共有できることの喜びを。
あなたに。
あなたのお店に。
教えてもらいました。
数え切れない出会いがありました。

ねぇ。
ご主人、親爺さん。
今日もね。
あなたが出会わせてくれたんだね。
ありがとう。
ほんとうに。
今まで。
ありがとう。

大好きだった。
レコード屋さんのご主人、親爺さんとの別れに。
一粒の涙。

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2008/11/30 Sun *風の中に / Jimi Hendrix

20081130inthewest


西の地で。
澄んだ空気の中で。
青い空を見上げて。
風の中に。
浮かぶ顔がある。
聞こえる声がある。

西の地で。
冷たい空気の中で。
青い空の下で。
風の中で。
過ごしてきた時がある。
語ってきた物語がある。

『In The West』'72年リリース。
その死後に各種リリースされたジミ・ヘンドリックスのライブ・アルバムの中でも特に印象的な1枚。
ワイト島やバークレー、ロンドンなど数箇所のライブから編集され、フェイド・アウトするナンバーもあって。
なのに。なぜか1枚のライブ・アルバムとして違和感なく聴きとおせてしまます。なぜか・・・
A面1曲目の「Johnny B. Goode」が。もうこいつが凄まじくて。とてつもないパワーとスピードでぶっ飛ばされて。
もうそのまま。その勢いのままに惹き込まれて。もうそのまま。ノック・アウトされて最後までいってしまいます。
「Johnny B. Goode」のカヴァーなんて。それこそ星の数ほどあるのですが。このジミのヴァージョンが最強です。
(まぁ、強いて言えば。ジョニー・ウィンターの『Johnny Winter And Live』でのヴァージョンが対抗できるかな)
軽く弾いている様にも聴こえるのに。軽々と我々の手の届かない高みへと飛翔してしまっています。
「Blue Suede Shoes」「Voodoo Chile」「Little Wing」も素晴しいのですが。やっぱり「Johnny B. Goode」ですね。
実は個人的に。「Johnny B. Goode」ってナンバーの存在をこのアルバムで知ったと言うのも大きいかな。
(更に言えば「Sergeant Pepper's Lonley Hearts Club Band」を知ったのもこのアルバムだったりします)

そして・・・4年前に旅立ってしまった大切な友人もこのアルバムが大好きでした。
我が家でこのアルバムのCDを見つけて大喜びでダビングしてお店で何度もかけていました。
お店でかける音源を探しに来て何枚ものCDをダビングしたのですが。このアルバムに一番反応してました。
今、我が家にはその彼の手書きのインデックスとラベルが貼付されたこのアルバムのカセットがあります。
学生時代から何度も繰り返し聴いていたであろうそのカセットを見ながらこのアルバムに針を落とします。
流石にそのカセットは聴けないよな、なんてしんみりしながら。でも「Johnny B. Goode」が流れてくると。
いつも。それだけで。弾けてしまうのですが。まぁ、それだからいいのかなと。うん。それでいいか。

西の地で。
澄んだ空気の中で。
青い空を見上げて。
風の中に。
形にならない想いが溶けて行く。
声にならない声が流れ出す。

西の地で。
冷たい空気の中で。
青い空の下で。
風の中で。
過ごしてきた時が巡って行く。
語ってきた物語が過ぎって行く。

西の地で。
同じ時間を過ごした人達。
同じ思いを抱いてきた人達。
西の地での。
熱い時間を伝えた人達。
熱い思いを届けた人達。

西の地で。
風の中に。
その姿を見た。
その声を聞いた。

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2008/11/29 Sat *昔も、今も、これからも / 沢田研二

20081129julieathieizan


昔も。
今も。
いつも。
ずっと。
こうして。
走り続けているんだな。
歌い続けているんだな。

そして。
昔も。
今も。
いつも。
ずっと。
こうして。
アイドルなんだな。
スターなんだな。

やっぱり。
凄いな。
カッコいいな。
あぁ!
ジュリーーー!!!

『沢田研二 比叡山 フリーコンサート』'75年リリース。
蛇ヶ池人口スキー場に無料でファンを招待して行われたコンサートの模様を収録した2枚組ライブ・アルバム。
今夜の京セラドーム大阪の客席にはきっとこのフリーコンサートに参加されたって方も大勢いらしたことでしょう。
自分は残念ながら当時はまだ小学生だったので、そんなコンサートがあったことすら知らなかったので。
見開きジャケット内のインサートを見ながら、井上バンドだけじゃなくてミッキー吉野バンドも出てたんだとか。
内田裕也や、サリーやタロー、そして先日惜しくも亡くなられたデイヴ平尾さんがゲストだったんだなとか。
そして何よりもジュリーは、なんと麗しく、なんとカッコいいんだろうと思いながら聴いていたりするのですが。
なんでも無理矢理2枚組に収めるためにピッチを上げてしまったらしくて・・・かなり音が高くなってて(苦笑)。
正直ジュリーの声も、どこから出してるんだよって感じで違和感があって落着かないんですけど。
でもまぁ。デイヴさんのMCや裕也の歌も含めて疑似体験できるからそれはそれでいいかなとか思ったり。
そしてやはり「花、太陽、雨」「自由に歩いて愛して」「気になるお前」「叫び」と好きなナンバーが多いのと。
「To Love Somebody」「You are So Beautifulそしてメドレーの中の「Move Over」とかのカヴァーも好きで。
あぁ、この頃のジュリーのライブに行きたかったなぁと、ため息を吐いてしまうのです・・・
今のジュリーも大好きなのですが。まぁ、この頃のストーンズのライブに行きたかったなぁってのと同じかな(笑)。

昔も。
今も。
いつも。
ずっと。
こうして。
走り続けているんだな。
歌い続けているんだな。

そして。
昔も。
今も。
いつも。
ずっと。
こうして。
アイドルなんだな。
スターなんだな。

やっぱり。
凄いな。
カッコいいな。
あぁ!
ジュリーーー!!!

6時間半。
80曲。
歌い続けて。
歌えば歌うほど。
輝きを増して。

あぁ!
ジュリーーー!!!

昔も。
今も。
いつも。
ずっと。
これからも・・・
そう。
これからも。

あぁ!
ジュリーーー!!!

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