« 2009/01/02 Fri *愛しくて / The Allman Brothers Band | トップページ | 2009/01/06 Tue *自分の足で / The Rolling Stones »

2009/01/05 Mon *やっぱりさ / 沢田研二

20090105tokio_2


青空を背景に。
浮かび上がるその姿。
横断歩道の上で。
暫し足を止めて。
ため息をつく。
やっぱりさ。そうだよな。
この下で。この街で。
じゃないと落着かないんだな。
クラクションの音。
慌てて駆け出す。
未だ眠たげな街も動き出す。
その匂いを胸いっぱいに吸い込む。
タワーの下の。この街。
東京が好きなんだな。

『TOKIO』'79年リリース。
沢田研二、ジュリーの'70年代にリリースされた最後のアルバム。
それまでの阿久悠、大野克夫コンビによる楽曲は1曲のみで。多彩な作家陣を迎えて。
バックも井上堯之バンドが解散したのでそれまでとは異なるミュージシャンが担当しています。
言ってみれば歌謡曲の枠からはみ出し始めた最初のアルバムだったのかもしれません。
当時の先端をいっていたニュー・ウェーヴの色彩を取り入れつつロックしています。
どこか「気になるお前」を思わせる「Knock Turn」や歌詞が沁みる「ロンリー・ウルフ」とかもいいのですが。
やはりタイトル曲でしょう。実はこのアルバムのナンバーとして収録されたのが最初で。
その後にシングルとしてカットされたのですが。あの電飾ギラギラの衣装とパラシュートは鮮烈でした。
その歌詞とも相まって。田舎の子供だった自分にとって憧れの街だった東京、トキオを象徴していたのでした。
今でも。いつでも。あのイントロのギターを耳にするだけで。その憧れが、胸のトキメキが蘇ります。
そして。ジュリーもまた自分にとっては未だに憧れのロック・スターなのです。

夜空を背景に。
煌めき輝くその姿。
信号待ちの歩道で。
暫し我を忘れて。
見つめてしまう。
やっぱりさ。そうだよな。
この下で。この街で。
だから落着くんだよな。
赤から青へ。
ゆっくりと歩き出す。
やっと目覚めた街は眠らない。
その吐息を胸いっぱいに吸い込む。
タワーの下の。この街。
東京が好きなんだな。

やっぱりさ。
この街へ帰ってきて。
この日常が始って。
やっと。やっとね。

好きなんだな。

|

« 2009/01/02 Fri *愛しくて / The Allman Brothers Band | トップページ | 2009/01/06 Tue *自分の足で / The Rolling Stones »

005 Japanese」カテゴリの記事

016 沢田研二(ジュリー)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2009/01/05 Mon *やっぱりさ / 沢田研二:

« 2009/01/02 Fri *愛しくて / The Allman Brothers Band | トップページ | 2009/01/06 Tue *自分の足で / The Rolling Stones »