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2009/02/03 Tue *鬼は内 / 萩原健一

20090703nekkyolive


これでいい・・・のか?

なんか落着いて。
理由も無く。
胸が騒いだり。
体が熱くなったり。
心が乱れたり。
そんなことも無くなって。
なんか遠くて。

なんか静かで。
見えないもの。
聞こえないもの。
手に入らないもの。
そんなものが気にならなくなって。
なんか諦めてて。

これでよかった・・・のか?

鬼は内。

『熱狂雷舞』'79年リリース。
'78年と'79年のツアーで収録された萩原健一、ショーケンの2枚組ライブ・アルバム。
柳ジョージ&レイニー・ウッドをバックにして。熱く狂おしく。雷に撃たれかの如く唄い舞い踊るショーケン。
決して巧くはなくて。ある意味不器用で。故に誰にも真似できない色気が漂う唄がここにあります。
16頁にも及ぶ付録の写真集に収められたモノクロの写真からもそのえも言われぬ匂いが漂ってきます。
いつも何かに飢えて。いつも何かに怯えて。そんなあれやこれやを胸の内に抱えて。
なにをしても。なにを思っても。過剰になってしまう、ならざるを得ない。でないと潰されてしまう。
そんなヒリヒリとする様な焦燥と言葉に出来ない苛立ち。それがショーケンの唄に熱と色気を与えているのかと。
それは実は誰もが抱えていて。誰もが感じているもの。でも気づかない振りをして。いつの間にか忘れて。
なぜなら。そうしないと生き辛くて。そうしないと生きていけないから。
ショーケンにはそれが出来なくて。だからこの唄。あの芝居。あの生き方・・・などと言ったら感傷に過ぎるかも。
それでも。やはりこの傷だらけのアニキには。ふとした瞬間に胸倉を掴まれ、背中を蹴飛ばされるのです。
余談ですが。このツアーの名古屋公演にジュリーが飛び入りして「自由に歩いて愛して」で共演したんですよね。
残念ながらそのテイクは含まれていません(当然か)。聴きたかったな。観たかったな。

これでいい・・・わけないよな。

そうさ今だって。
理由も無く。
胸が騒いだり。
体が熱くなったり。
心が乱れたり。
そんなこともあるのに。
気づかない振りをしてる。

そうさ今でも。
隠されてるもの。
塞がれてるもの。
取り上げられたもの。
そんなものが気になってるのに。
忘れたと思い込んでいる。

これでよかった・・・わけないよな。

鬼は内。

落着いて静かに。
遠くから眺めてる。
でも。まだ。
胸の内に抱えてる。感じてる。
ヒリヒリと。ギラギラと。
死に損なってる。
だから。また。

鬼は内。
これでいいんだろう。

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