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2009/02/21 Sat *誇り高き / Beck,Bogert&Appice

20090221bbalive


風は冷たいけど。
明るい陽射しに誘われて。
ふらふらと散歩に出かける。
目指すのは。
澄んだ青空を背にそそり立つ。
美しきその姿。
東京タワー。
梅園の。紅や白の。その向こう。
誇り高きその姿。
足を止め。目を留め。
暫く立ち尽くす。
綺麗だな。素敵だな。

『Beck,Bogert&Appice Live』'73年リリース。
ジェフ・ベック自身の初来日ともなったベック、ボガート&アピスの来日公演を収録した2枚組ライブ・アルバム。
大阪厚生年金ホールでの2日間の演奏から編集されていて、現在に至るまで日本でのみのリリースです。
ベックの交通事故により当初の構想より3年ほど遅れて結成されたベック、ボガート&アピスです。
その鬱積を晴らそうとしているのか、落とし前をつけようとしているのか。ひたすらに、壮絶に。
なんでもありで。ガチンコで。セメントで。どつきあい、しばきあい、極めまくるそんな格闘技の如き迫力です。
聴くほうも。覚悟を決めて。気合を入れて望まないとなりません。それでも2枚通して聴くとそれなりにきます。
勿論、それは心地良い疲労ではあるのですが。「Sweet Sweet Surrender」とか「I'm So Proud」とか。
そんな心安らぐ様なナンバーがもう少しあっても良かったかななんて、そんな贅沢も言いたくなったりします。
(贅沢と言えば、この3人にマックス・ミドルトンとボビー・テンチを加えた幻の編成の音も聴いてみたかったかな)
確かに。ソウルフルでファンキーで。そしてスリリングだった第2期ジェフ・ベック・グループと比較すると。
時代遅れだった感もありますが。この壮絶なハード・ロック・バンドとしてのベック、ボガート&アピスの。
そして伸び伸びとハードにグルーヴィーに弾きまくる、誇り高き永遠のギター小僧ベックの姿を見事に捉えた、
このアルバムが日本で収録され、日本でのみリリースされていることを誇りに思ってもいいかなと思うのです。

日が暮れかけて。
少し歩き疲れてもきたし。
お茶でも飲もうと腰を落着ける。
窓の外には。
暮れなずむ空をを背にそそり立つ。
美しきその姿。
東京タワー。
徐々に夕闇に溶け込む風景の中。
徐々に明りを灯していき。
終には光り輝き浮かび上がる。
誇り高きその姿。
手を止め。目を留め。
暫し言葉を無くす。
綺麗だな。素敵だな。落着くな。

誇り高きその姿。
東京タワーを。
その勇姿を目にすることができる。
その勇姿を感じることができる。
そのことがなんだか。
少しだけ誇らしく思えたりする午後でした。

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