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2009/02/24 Tue *熟成 / Roger Tillison

20090224rogertillison


昨夜から。
仕込んで。
煮込んで。
寝かせて。寝かせて。

微かに。
明るい兆しが見えた。
そんな夜には。
熟成した料理と。
熟成されたワインで。
その兆しの行方に。
思いを馳せながら。
期待と不安。
噛締めながら。
長い夜を過ごしてみよう。

『Roger Tillison's Album』'71年リリース。
オクラホマの巨人、ロジャー・ティリソンの1stアルバム。
ジェシ・エド・デイヴィスのプロデュースとバック・アップの下に制作された実に味わい深いアルバムです。
カントリーやブルースをベースにした幅広く実り豊なサウンド。土の香りと風の匂いの漂うヴォーカル。
決して声高なサウンドでもなく、自己主張の過ぎるヴォーカルでもなく。にも関わらず強烈な存在感がそこに。
あくまでもシンプルで。ナチュラルで。それ故に。まごうことなく血の通ったリアリティに温かく包まれるのです。
オリジナルも。ディランやザ・バンドやスティーヴィー・ワンダーや、ドン・ニックスのカヴァーも。区別無く。
ロジャーの血となり、肉となり。その唄と共に生きていることを熱く、切なく感じさせてくれるのです。
(それにしても。ドン・ニックスってのはいい曲をいっぱい書いてるなと。今更ながらに実感しました)
このアルバムに初めて出会ってから10年余り。聴けば聴くほど。その味わいは熟成されていきます。
これからもじっくりと噛締めながら。時に寝かせながら。いつまでも味わい続けたいなと思っているのです。

今夜も。
手を加えて。
煮込んで。
寝かせて。寝かせて。

したたかに。
疲れ果ててしまった。
そんな夜にも。
熟成した料理と。
熟成されたワインで。
その澱みを蕩けさせて。
思いを静めながら。
焦燥と安堵。
噛締めながら。
長い夜を過ごしてみよう。

そんな夜を過ごしながら。
そんな夜を繰返しながら。
熟成されていく思いを。
噛締めながら。
味わいながら。
歩き続けてみよう。

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