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2009年3月

2009/03/29 Sun *失われない週末 / John Lennon

20090329wallsandbridges


いつも。
いつでも。
一緒にいる・・・
わけでもない。
仕事だったり。
所用だったり。
お互いの時間。
お互いの行動。
ずれていたり。
重ならなかったり。
不意に。
一人になって。
一人で過ごして。
でも。

『Walls And Bridges』'74年リリース。
所謂“失われた週末”を過ごしていた時期に制作されたジョン・レノンのアルバム。
ヨーコと別れて。酒浸りの毎日を過ごして。色々とトラブルもあってと。荒んだ日々だった。
なんて思われてましたが。自分もそう思っていましたが。事実、飲んだくれてはいたのですが。
ヨーコの代わりにジョンと生活を共にしていたメイ・パンの本を読むとそれだけでも無かった様でで。
息子ジュリアンとの交流があったり、色々と旧交を温めたりと。それなりに楽しくやってもいたと。
まぁ、ヨーコの束縛から逃れて。若い女の娘(メイ・パン)と新しい生活を始めた訳ですから。楽しいよねと。
尤も。日が経つにつれ。ヨーコの不在の大きさに耐えられなくなり。ヨーコでなきゃ駄目なんだと。
そんな思いを。痛々しく、ある意味で情けなく弱い。その本音を曝け出して歌ったアルバムではないかと。
ここまで剥き出しの感情を歌にするのもジョン、そしてそれを素晴しい作品として成立させるのもジョンです。
ジェシ・エド・デイヴィス、ニッキー・ホプキンス等、気の置けないメンバーと生み出したサウンドもいい感じです。
それにしても。結果的には必要だったんだと思われる“失われた週末”ですが・・・やっぱり辛かったんだろうなと。

いつも。
いつでも。
解りあえる・・・
わけでもない。
言葉だったり。
態度だったり。
お互いの思惑。
お互いの思考。
感じられなかったり。
察することができなかったり。
不意に。
一人になって。
一人で過ごして。
でも。

気づくと。
食べて。
飲んで。
笑って。
二人に戻って。
二人で過ごして。
いつもの週末に。

失われない週末。
いつまでも。

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2009/03/27 Fri *地獄の再会 / Kiss

20090327kissalive


You wanted the best, You got the best!
The hardest band in the world...Kiss!!!

あの日。
あの昼下がり。
あの時から。
始ったんだ。
あの時から。
歩み始めたんだ。
そうだった。そうだったんだ。
あの時。
齧りつく様にして。食い入る様にして。
見つめていたブラウン管。
その向こう側には奴等がいた。
地獄からの使者が。
そして極楽への使者が。
火を吹き、血を吐き。
そして御機嫌なロックン・ロールをきめていた。

『Kiss Alive!』'75年リリース。
デビュー以降、なかなか上昇気流に乗れなかったキッスが一気にブレイクを果した2枚組ライブ・アルバム。
何故か局地的に人気に火がついていたデトロイトに乗り込んで急遽収録したのがこのアルバムでした。
(実際にはデトロイト以外の音源も含まれ、スタジオでの録り直しもあったらしいとのことですが)
オリジナル・テイクよりもアップ・テンポで小気味よく次から次へと繰り出されるロックン・ロール。
シャープでソリッドで。そしてキャッチーで。そしてなによりシンプルでストレート。熱く、激しく、楽しく。
これで盛り上がらなかったら、これで熱くなれなかったら、これで楽しくならなかったら・・・嘘だろうと。
それくらいに。ロックン・ロールの魅力が、楽しさがこれでもかと詰め込まれたアルバムかなと思うのです。
ヘヴィ・メタルなビートルズを目指したというジーン・シモンズとポール・スタンレー。なるほどと。
どのナンバーもフックが効いていて、リフがカッコ良くて。実に親しみやすくて。彼等の狙い通りだったのです。

初来日の武道館公演を放送したヤング・ミュージック・ショー。学校から走って帰って。テレビの前で正座して。
度肝を抜かれて。すっかり魅せられて。ビデオなんて無かったので。ラジカセで録音だけして。
何度も何度も繰り返し聴いて。テープ伸びちゃって。その頃にはすっかりロックン・ロールの虜になってしまって。
このアルバムも手に入れて。これまた擦り切れるまで聴いていました。もう本当に大好きで。
年が経って。海賊盤でヤング・ミュージック・ショーの映像は手に入れて。奇跡の再放送も録画して。
そして。そして。武道館公演の完全版が『Kissology』に収録されて。やっと。やっと。日本盤が発売されて。
田舎のガキだった自分は行きたくても行けなかった。その公演の全貌を始めて目にしてちょっと涙ぐんだり。
その日、その会場にいた相方は。特になんの感慨も無く観てるけど。凄く羨ましかったんだぞと(笑)。

あの日。
あの昼下がり。
あの時から。
始ったんだ。
あの時から。
歩み始めたんだ。
そうだった。そうだったんだ。
あの時。
胸の中で何かが変わった。何かが生まれた。
ブラウン管の中へと入り込んで。
奴等を見つめていた。奴等に向って叫んでいた。
地獄からの使者は。
極楽への使者だった。
炎に焦がされ、毒に犯され。
そして御機嫌なロックン・ロールにきめられた。

あの日。
あの昼下がり。
あの時。
あの思い。
ロックン・ロールは最高だって。
一晩中、一日中、一年中、一生。
ロックン・ロールしてやるんだって。
あの思いとの再会。

I wanna rock and roll all nite
And party every day
I wanna rock and roll all mite
And party every day...

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2009/03/26 Thu *ちょっとだけよ / Tommy Bolin

20090326teaser


交わされる言葉の裏で。
弾む会話の影で。
見えかくれするものがある。
探ろうとする視線。
読み取ろうとする気配。
誘おうとする、その甘い罠。

まだまだ。
まだまだ。
見せてはならない。
悟られてはならない。
視線を読んで。
気配を感じて。
罠をすり抜けながら。
さてと。
どこまでなら。
そうだな。
ここまでなら。

笑いながらも張りつめて。

『Teaser』'75年リリース。
夭折した天才ギタリスト、トミー・ボーリンの1stソロ・アルバム。
簡単に天才の一言で済ませてはいけないのかもしれませんが。やっぱり天才だったかなと。
在籍していたディープ・パープルを“子供騙しの音楽”の一言で片付けてしまう様なボーリンですが。
確かに。その有り余るセンスと、漲り弾けまくるテンション。そこから生み出されるサウンドの豊穣さ。
それはハード・ロックの枠には囚われず、収まりきれないものであるのは間違いなくて。
ハードでもあり、ファンキーでもあり。リフを刻んでも、ソロを奏でても。その鋭さに言葉を失います。
天からの声に反応しているのか、その身の内から湧き上がる叫びに呼応しているのか。
次から次へと。反射的に繰り出される、そのギターから弾き出されるフレーズの煌めきはあまりにも眩しくて。
しかも。アルバム・タイトル通りに。まだまだ。これはほんの一部、序の口と感じさせる余裕、奥深さも感じられて。
そのギター同様。自由奔放だったボーリン。僅か1年後にドラッグで命を落とします。享年25歳・・・

交わされる言葉の裏で。
弾む会話の影で。
見えかくれするものがある。
探ろうとする視線。
読み取ろうとする気配。
誘おうとする、その甘い罠。

まだまだ。
まだまだ。
見えてはこない。
読めてはこない。
視線を読んで。
気配を感じて。
罠を張り巡らして。
さてと。
どこまでかな。
そうだな。
ここまでかな。

笑いながらも張りつめて。

まだまだ。
お互いに。
手の内も。胸の内も。
ほんの一部。序の口。
張りつめて。でも楽しくて。

まだまだ。
ちょっとだけよ。

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2009/03/25 Wed *語れよさらば・・・ / The Joe Perry Project

20090325letthemusicdothetalking


提案。交渉。
駆引き。
確認。検証。
根回し。
仮説。立証。
筋書き。

朝から晩まで。
忙しいったらありゃしない。
回さなきゃいけない。
切り替えなきゃならない。
あっちはこれで。
こっちはそれで。
手が動かない。
頭が働かない。

こんな時は。
そう。
とにかく。話す。
話して。話して。話して。
投げて。投げられて。
引き出して。引き出されて。
火がついて・・・

『Let The Music Do The Talking』'80年リリース。
スティーヴン・タイラーとの確執からエアロスミスを脱退したジョー・ペリー。
そのジョーが結成したジョー・ペリー・プロジェクトの1stアルバム。
とにかく。四の五の抜きに。演りたいのはシンプルなロックン・ロールだと。
そのシンプルでストレートなロックン・ロールの中でこそギターが弾きたいんだと。
そんなジョーの思いが反映された、それのみで成り立っているかのアルバムです。
その為に起用したであろう共同プロデューサーのジャック・ダグラスもいい仕事しています。
何でも。総てを6週間で終わらせてしまったそうで。その迷いの無さが見事です。
(ただラルフ・モーマンなるヴォーカルがどうにも乗り切れていないのが残念ですが)
特に後にエアロスミスで再演されるタイトル曲(邦題は「熱く語れ!」)がやっぱりいいかな。
ジョーのギターが、ロックン・ロール魂が熱く語りかけてきます。

提案。交渉。
駆引き。
確認。検証。
根回し。
仮説。立証。
筋書き。

一から十まで。
最初から最後まで。
考えておかなきゃいけない。
見通せなきゃならない。
あれはどうだ。
これはありか。
手が動かない。
頭が働かない。

こんな時は。
そう。
とにかく。話す。
話して。話して。話して。
投げて。投げられて。
引き出して。引き出されて。
火がついて・・・
回りだす。回りだす。
脳細胞が音を立てて回りだす、動き出す。
思考が波のように押し寄せる、溢れ出す。

今だ。
波を捉えて。波に乗って。
語りだす。語りだす。
語れ。語れ。語れ。
その思いを熱く語れ。

語れよさらば開かれん!

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2009/03/23 Mon *職人気質 / Ronnie Montrose

20090323openfire


職人である。

それぞれに。
専門があり。
その領域に関しては。
腕もあり技術もある。
一家言ある。
何よりも。
矜持を持っている。

譲れない誇りを胸に。
事に当たる。場に臨む。
人と対峙する。

その気質が。
頼もしい。好ましい。

『Open Fire』'78年リリース。
モントローズを解散したロニー・モントローズの1stソロ・アルバム。
職人気質のギターの虫、ロニーがその本領を発揮して思うが儘に、自在にプレイしています。
その腕の程は既にモントローズでの活動で存分に知れ渡っていましたが。
(もっと言えばエドガー・ウィンター・グループ時代から既にギター・ヒーローでしたが)
全編インストのこのアルバムでは、そのテクニックとセンスの何たるかが如何なく発揮されています。
モントローズの流れでのハードなサウンドを期待するとやや肩透かしではありますが。
そのポップでいて。細部にまで拘ったサウンドはさながら手作りの万華鏡の様でもあります。
これでプロデューサー的感覚にも優れてるとか、強烈なリーダー・シップの持ち主だったりもすると。
モントローズももっとブレイクしていたのかも知れませんが。でも職人だからこそ魅力的なロニーでもあるのです。

職人である。

それぞれの。
専門においては。
それなりの評価を受けている。
腕や技術で生きている。
その言葉が意味を持つ。
何よりも。
矜持を持っている。

譲れない誇りを胸に。
事に当たる。場に臨む。
人を感動させる。

その気質が。
頼もしい。好ましい。

職人気質。
好きだな。
失いたくないな。
少しだけ。
自慢だな。

でも。
職人ばかり集まってるのも。
そんな気質だけで動いてるのも。
それはそれで。
大変だったりもする。
求む。
職人気質を理解できるプロデューサー。

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2009/03/22 Sun *待っている / ザ・タイガース

20090322waitingforus


待っている。

一人の昼下がり。
相方の帰りを待っている。
昨夜からの。
探し物も見つかったし。
昨夜から決めていた。
ランチの下拵えも終わったし。
お腹が空いたな。
早く帰ってこないかな。

待っている。

ピンポーン。
あっ、帰ってきた!

『世界はボクらを待っている』'68年リリース。
ザ・タイガース初の主演映画となった同名映画のサウンド・トラック・アルバム・・・
と発売当初は謳われていましたが実際は既発表のシングル盤の両面のナンバーを納めていて。
新曲「イエロー・キャッツ」もあったり、劇中の台詞も収められていますが厳密にはサントラとは異なっています。
(その台詞も実際に映画で使われたものとは異なっているものもあったりして)
それはともかく。絶頂期のタイガースですから。ベスト盤として考えれば充実しているかなと思います。
映画そのものはタイガース・・・ジュリー、沢田研二を主役としたアイドル映画の域を出るものではありませんが。
今観ると。そのチープでキッチュな感覚がいいなと。当時の特撮ものの雰囲気も味わえるし。
そして。タイガースの演奏シーンを観ると。その勢いと熱さに惹き込まれてしまいます。
特に。若きジュリーの美しさと。そして若きサリーの渋いカッコ良さ。いいなぁ。生で観たかったな。

待っている。

二人の夕暮れ。
相方言葉を待っている。
昨夜からの。
探していたDVDは堪能したし。
掃除や洗濯も落着いたみたいだし。
ディナーの献立の目処もついてるし。
お腹が空いたな。
早く言い出さないかな。

待っている。

買い物に行こうか。
うん。行こう!

ボクは相方をいつでも待っている(笑)。

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2009/03/20 Fri *大きいことは / Leslie West

20090320mountain


大きいことは。
いいことだ。

なんか。
力がありそうだし。
それに。
優しそうだし。
なぜか。
側にいると温かそうだし。

子供の頃から。
小さかったので。
反発や怯えも感じつつ。
大きいヤツに憧れたり。
だから。
ガキ大将と喧嘩して。
負けるんだけど。
仲良くなって。
守ってもらったり。

大きいヤツは。
いいヤツだ。
たぶん。

『Mountain』'69年リリース。
ロック界の大巨人、レズリー・ウェストのソロ・アルバムにして実質的なマウンテンのデビュー・アルバム。
ウェストに出会い何かを感じたフェリックス・パッパラルディ。ソロ・アルバムのプロデュースを引き受けることに。
あのクリームを手掛けて。自らベースも奏でるパッパラルディ。クリームの続きを自らの手で・・・と思ったか。
それは解りませんが。このアルバム制作時にウェストとの双頭バンドの構想が生まれたのは確かな様で。
既に全編に渡ってベースで参加。後に発揮されるスケールの大きさには欠けますが。
そのサウンドには米国産でありながら、英国的な翳りや泣きが感じられ。やっぱりマウンテンです。
ウェストはその体格通りに。豪快で解放的なギターを鳴り響かせ、意外に味のある歌声も聴かせています。
ザ・バンドのカヴァーを演ってますが。後にストーンズやフリーもカヴァーするウェストの嗜好が覗き見えます。
それにしても。ウェストの写真を見る度に。あの人間山脈、一人民族大移動・・・アンドレを思い出すのですが・・・
なんとなく顔や雰囲気が似てる気が。アンドレ・ザ・ジャイアント、好きだったなぁ、余談でした。

大きいことは。
いいことだ。

やっぱり。
力はあるよな。間違いなく。
それに。
優しそうだし。なんとなく。
それに。
話したら。楽しそうだし。

大人になっても。
大きくなれなかったので。
山椒は小粒でって小兵も好きだけど。
不器用そうだけど力強い巨漢が好きだな。
だから。
ついつい応援してしまう。
負けるなよと。
早く上がって来いよと。
見守ってしまう。

大きいヤツは。
いいヤツだ。
たぶん。

山本山。
日本人最重量関取。
久々に。
楽しみな。楽しめる。
お相撲さんの出現。
入幕2場所目。
西前頭13枚目。
現在5勝1敗。
来場所辺り3役とも当たるかな。
観に行っちゃおうかな。

大きいことは。
いいことだ。
たぶん。

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2009/03/19 Thu *戦闘開始 / The Kinks

20090319lola


余程でなければ。
我慢もするし。
譲りもするし。
引きもするし。
怒らない。争わない。

この世の中に。
耐えられないこととか。
押し通したいこととか。
手放したくないものとか。
それほど。あるわけじゃなく。

頭を使って。
心を働かせて。
体を動かせば。
怒らなくても。争わなくても。
ちゃんと。望む様になるものだから。

でも。
今回は。流石に。
堪忍袋の緒も切れた。
こうも。重ねて。
よくも。無神経に。
蔑ろに。軽んじて。

戦闘開始。

『Kinks Part1 Lola Versus Powerman And The Moneygoround』'70年リリース。
レイ・デイヴィスの自伝的物語ともとれる音楽業界への皮肉が込められたキンクスのアルバム。
ポップ・スターとして扱われることに嫌気がさしたり、アメリカでのトラブルに打ちのめされたりと。
なんとキンクス脱退宣言までしてしまった'66年~'67年頃のレイの心情が描かれているとのこと。
「Lola」とか「Apeman」とか。このアルバムにもレイならではのメロディーが印象的なヒット曲が収められていて。
勿論、そんなヒット曲が象徴するポップ・バンドとしてのキンクスは魅力的で、大好きなのですが。
英国的な社会や伝統への捻くれた愛情や、自己の内面から生まれてくる物語を描くことにのめり込んだレイ。
そんなレイにとっては。旧態依然で。杓子定規で。偽善に満ち溢れて。何より無理解で無神経で。
そんな音楽業界で生きていくことは。相当に耐え難く、ストレスフルだったのだろうなと思います。
それでいてて。声高に威圧的に闘いを挑むのではなく。柔らかいサウンドと美しいメロディーで語ってみせる。
そこに。実に冷静に。そしてしたたかに。生き残ってみせるレイの凄味もまた感じることができるのです。

一線を越えたから。
我慢は止めた。
もう譲らないし。
引いてもやらない。
怒らせたね。火をつけたね。

この世の中に。
耐えられないこととか。
押し通したいこととか。
手放したくないものとか。
それほど。あるわけじゃなく。

頭を使って。
心を働かせて。
体を動かせば。
怒らなくても。争わなくても。
ちゃんと。望む様になるものだけど。

でも。
今回は。流石に。
このままじゃ収まらない。
徹底的に。解るまで。
その。無神経さを。
叩き潰す。ぶっ壊す。

戦闘開始。

いけない。
いけない。
熱くなりすぎた。
声高なのは。
ここまでに。

冷静に。
したたかに。
思い知らせてやろう。

怒るとね、怖いんだからね。知らないよぉ(苦笑)。

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2009/03/18 Wed *見失って / The Who

20090318twosmissing


あらっ。
見失ったんですか。
それで。
行方不明ですか。
まったく。
ここまできてるのに。
ここで決めるはずなのに。
困っちゃうなぁ。
こっちまで。
焦るじゃないですか。
疑うじゃないですか。
ちゃんと。
見てなきゃ駄目ですよ。

『Two's Missing』'87年リリース。
'85年にリリースされた『Who's Missing』に続いて編集されたザ・フーのレア音源を集めたアルバム。
先ずはジャケットのキース・ムーンのターゲット・マークがデザインされたポロ・シャツがいいなと。
作られたモッズだったとは言え。やっぱり世界一ターゲット・マークが似合うバンドだなと思うのです。
アメリカのみのリリースで。アメリカではアルバムに収録されなかったナンバーで構成されているので。
「I'm A Man」「Heat Wave」なんて我々には珍しくないカヴァーも収録されていますが。
「Under My Thumb」「The Last Time」と言ったドラッグ裁判支援をした時のストーンズのカヴァーがあったり。
そして「My Wife」の'71年ライブ・ヴァージョンと「Goin' Down」の'72年ライブ・ヴァージョンが素晴しくて。
この2曲は今でもこのアルバムでしか聴くことができないはずです。いや、本当にカッコ良いライブ・テイクです。
フレディ・キング、ジェフ・ベック・グループ、チキン・シャック等で有名なドン・ニックス作の「Goin' Down」ですが。
ザ・フーも演奏していたとは。このナンバーがとにかく好きな自分にとっては嬉しい驚きでした。
ジャケットのセンスも含めて。行方不明で終わりそうな宝物を見つけて届けてくれたMCAレコードには感謝です。

あれっ。
見失った・・・かな。
これは。
行方不明・・・かな。
まったく。
ここまできてるのに。
ここで決めるはずなのに。
困ったなぁ。
こっちまで。
焦っちゃったかな。
信じきれなかったかな。
ちゃんと。
見てなきゃ駄目だよな。

あっちも。
こっちも。
先が見えたことに。
陽気がいいことに。
浮かれた訳では。
緩んだ訳では。
無いけれど。

見失って。
今日のところは。
行方不明。

明日は。
見つけないとね。

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2009/03/17 Tue *憧れの地 / The Rolling Stones

20090317chesssessions


天気もいいし。
陽気もいいし。
少し余裕もあるし。
悪い話も聞こえてこないし。
嫌な予感もないし。
気持が。心が。
此処から離れていく。
何処かへ飛んでいく。

さてと。
何処へ行こうか。
何処へ飛ぼうか。
呼ぶ声がするところ。
誘われるところ。
なによりも。
己が気持が惹かれるところ。
己が心が求めるところ。
其処へ。

『Chicago Chess Sessions』'83年リリース。
日本のロンドン・レコードが独自に編集したローリング・ストーンズの編集アルバム。
タイトル通りにシカゴのチェス・スタジオで録音されたナンバーを集めて編集されています。
(なんでもありだったロンドン・レコード。ハリウッド・セッション集とか、ロンドン・セッション集もありました)
'64年から'65年にかけての憧れの地での若きストーンズの意気揚々とした姿が捉えられています。
マディ・ウォーターズがスタジオの天井(壁とも)のペンキ塗りをしていてストーンズの面々が驚いたとか。
チャック・ベリーがスタジオに現れてキースのギターを褒めたとか。ハウリン・ウルフがスライドを弾いたとか。
様々な伝説が語られていますが。真偽のほどは別として。胸躍る瞬間の連続だったことは間違いが無くて。
その気持がストレートに表れた「2120 South Micigan Avenue」なんて微笑ましいかぎりです。
憧れの地、憧れの先達。どのナンバーもそんな環境でプレイできる緊張感と喜びが満ち溢れていますが。
その中でも。白眉はやはり「Around And Around」と「Little Red Rooster」でしょうか。
前者におけるキースの、そして後者におけるブライアンの素晴しいギターは今も輝きを失っていません。

天気もいいし。
陽気もいいし。
少し余裕もあるし。
良い話がまとまりつつあるし。
悪くない兆しも感じてるし。
気持を。心を。
此処へ繋ぎ止められない。
何処かへと見送るしかない。

さてと。
其処は何処かな。
其処はあそこかな。
呼ぶ声がしたところ。
誘われたところ。
なによりも。
己が気持が惹かれたところ。
己が心が求めたところ。
其処で。

憧れの地で。
さてと。
先ずはひと眠り(笑)。

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2009/03/16 Mon *おぼろ / Procol Harum

20090316shadeofpale


おぼろ。

ぼうっと。
ぼんやりと。
滲んでいる様な。
霞んでいる様な。
う~ん。
まぁ、いいか。

先週は。
忙しかったし。
今週は。
ゆっくりと。のんびりと。
未だ月曜日だし。
一日少ないけど。
一日少ないから。
う~ん。
まぁ、いいか。

『A Whiter Shade Of Pale』'67年リリース。
稀代の名曲であるタイトル曲(邦題、「青い影」)をフューチャーしたプロコル・ハルムの1stアルバム。
(尤も契約の問題でリリースが予定より遅れた英国オリジナル盤はタイトルも異なり同曲も未収録でした)
なんと言ってもバッハのカンタータとパーシー・スレッジの「When A Man Loves A Woman」を下敷きにした(?)、
タイトル曲につきると思うのですが。とにかくその厳かで、劇的で。そして哀感も漂うメロディーが沁みます。
キース・リードによる歌詞は実のところいか様にも解釈可能で。何を語っているのかはまさにおぼろだったりも。
それでも。ゲイリー・ブルッカーの熱唱もあって。それこそCMからチーク・タイムまで欠かせないナンバーでした。
ブルッカーの歌声。決して叫ぶわけでもなく、漲るわけでもなく。なのにソウルを感じさせるその歌声。
ピアノとオルガンのダブル・キーボードが個性的だったプロコル・ハルムですが。やはりブルッカーの歌声が。
その歌声で歌われる、タイトル曲こそが自分にとってのプロコル・ハルムだったりします。

おぼろ。

ぼうっと。
ぼんやりと。
ほろ酔いなのか。
暁を覚えていないのか。
う~ん。
まぁ、いいか。

来週から。
忙しいかもしれないし。
今週くらいは。
ゆっくりと。のんびりと。
未だ月曜日だから。
一日少ないけど。
一日少ないから。
う~ん。
まぁ、いいか。

おぼろ。

輪郭も。影も。
薄く。滲んで。
霞んだままの春の一日。

まぁ、いいか(苦笑)。

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2009/03/15 Sun *春よ来い / Traffic

20090315mrfantasy


ポカポカと。
ユラユラと。
フワフワと。
そう。
フラフラと。
春よ来い。

ようやくに。
おちつけた日曜日。
ようようと。
陽射し明るい日曜日。
半ば夢見心地。
半ば待ちぼうけ。
ゆっくりと。
足早に。
春よ来い。

『Mr. Fantasy』'67年リリース。
幻想的でドラッギーなジャケットが強烈な印象を残すトラフィックの1stアルバム。
人里離れた田舎の一軒家で合宿をしながらリハーサルを重ねて、曲を作って。
(恐らくは)ドラッグもきめたりしていたであろう、その成果が生々しく反映されています。
サイケデリックな感覚に満ち溢れていて。如何にもあの時代らしい浮遊感が支配しています。
スティーヴ・ウィヌッドの黒さも、デイヴ・メイソンの泥臭さも。その中に紛れ込んでいます。
そもそもメイソンは腰の据わらない性質で。ウィンウッドは弱冠19歳だったりもして。
全世界を席巻していた時代の波をどっぷりと被ってしまうのも致し方ないかと。
それでも。相反する様な要素を詰め込みながらも、アルバム全体の統一感を保ちつつ。
聴く者を惹きつけ、夢見心地にさせてしまう魔力を十分に備えたアルバムであるところに。
特に。ウィンウッドの才能の煌めきを感じてしまうのです。本当にフワフワとフラフラと誘われてしまうのです。

ポカポカと。
ユラユラと。
フワフワと。
そう。
フラフラと。
春よ来い。

ようやくに。
おちついた日曜日。
とくとくと。
暮れていく日曜日。
今だ夢見心地。
今だ待ちぼうけ。
ゆっくりと。
足早に。
春よ来い。

ポカポカと。
ユラユラとと。
浮かびながら。
フワフワと。
フラフラと。
誘われながら。

本当に。
春よ来い。

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2009/03/13 Fri *その手で、その足で / Sutherland Brothers

20090313lifeboat


さてと。
ここまでだ。
いろいろと。
話したし。
聞かせたし。
見せたし。
此処から先は。

誰も助けてはくれない。
誰も守ってはくれない。
助け舟はやってはこない。

それでも。
そんな世界を選んだのだから。
そんな世界で生きていくのだから。
溺れたくなかったら。
その手でしがみつけ。
その手で掴みとれ。

『Life Boat』'72年リリース。
スコットランド出身のイアンとギャヴィンの兄弟デュオ、サザーランド・ブラザーズの2ndアルバム。
トラディショナルな香りも漂うハーモニー、そして美しく切ないメロディー。
このアルバムはマフ・ウィンウッドのプロデュースで。弟であるスティーブ・ウィンウッドも参加。
ラビット等と共に。土の匂いもする様な骨太なサウンドで兄弟を見事にバック・アップしています。
ただのフォーク・デュオで終わらない。力強さとポップさが。このデュオの、このアルバムの魅力です。
この日本盤には英国ではシングルのみでリリースされたあるナンバーが入れ替って収録されています。
それが後に同郷のロッド・スチュワートがカヴァーして大ヒットとなるあの「Sailing」だったりします。
ロッドのヴァージョンも勿論素晴しいのですが。このオリジナルも古い船歌を思わせる重厚感があって。
イントロに鳴り響くドラムの響きからその独特な雰囲気に惹き込まれて聴き入ってしまうのです。
(ロッドのカヴァーにおける選曲とアレンジのセンスの良さを改めて感じたりもしますが)

さてと。
ここまでだ。
いろいろと。
話したし。
聞かせたし。
見せたし。
此処から先は。

誰も教えてはくれない。
誰も示してはくれない。
独りで船出するしかない。

それでも。
そんな世界を選んだのだから。
そんな世界で生きていくのだから。
取り残されたくなかったら。
その足で渡っていけ。
その足で向こう側へと越えていけ。

考えて。考えて。
それでも未だ考えて。
組み立てて。組み立てて。
それでも未だ組み立てて。
見直して。見直して。
他の角度から。他の視点から。
また考えて。組み立てて。
後は。
どれだけ熱くなれるか。
どれだけ楽しくなれるか。
どれだけ感動させられるか。

待ってはやれない。
でも。
いつか。その日が来ることを。

その手で。その足で。
追ってこい。

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2009/03/12 Thu *真夜中の気配 / Ian Maclagan

20090312bumpinthenight


真夜中。

ビルの地下。
警備室。通用口。
夜の街角へ。
背伸びを一つ。
空を仰ぐ。
雨の匂い。
そして。
真夜中の気配。
疲れているはずなのに。
胸が、心が、血が疼く。

物音。囁き。
何かが、誰かが。
呼んでいる。
耳を欹てる。目を凝らす。
何も、誰も。いない。

真夜中。

『Bump In The Night』'81年リリース。
スモール・フェイセズ、フェイセズでの活躍で名を馳せたイアン・マクレガンの2ndソロ・アルバム。
ボニー・レイットとも活動を共にしたバンプ・バンドを率いていつもの華麗な指さばきを披露しています。
ニュー・バーバリアンズで活動を共にしたロン・ウッドやボビー・キーズもゲスト参加しています。
そしてイアンを支える、強靭なリズムを叩き出しているベースはあの小原礼だったりします。
陽気に転がるイアンのピアノと、弾ける小原礼のベース。軽快で、そしてファンキーで。ついついリズムを刻んで。
身体が揺れて。心も揺れて。鼻歌交じりにステップでも踏んでみようか、なんて。そんな気分にさせてくれます。
真夜中に聞こえてくる奇怪な物音(Bump In The Night)の正体を恐る恐る確かめてみたら。
こんな楽しいバンドの演奏だったら、ホッと胸を撫で下ろして。そして一緒に騒げたら楽しいかな、なんて。

真夜中。

ビルの谷間。
タクシー。流れる車窓。
夜の街角を。
シートに凭れて。
目を閉じる。
雨の匂い。
そして。
真夜中の気配。
眠りたいはずなのに。
胸が、心が、血が疼く。

物音。囁き。
何かが、誰かが。
追ってくる。
振り向いて。目を凝らす。
何も、誰も。いない。

真夜中。

真夜中の気配。
聞こえる。伝わる。
誘われる。醒まされる。

でも。今は。
そう。今は。

部屋の明り。
我家の匂い。
誰かの気配。
暖かく。温かく。
包まれる。静まる。

ただいま。

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2009/03/11 Wed *語りかけてくるものを / Rod Stewart

20090311bestofrodstewart
それで。
うんうん。
なんで。
ふむふむ。
どうして。
ほうほう。
ほんとうに。
おやおや。

じゃぁ。
そうでなかったら。
どうなる。
なんでかわからなかったら。
どうする。
どうしてかをしりたかったら。
なにをする。
ほんとうにそれでいいのかな。
                    こらこら。

                    よくみてごらん。

『The Best Of Rod Stewart』'72年リリース。
ピンクを基調にしたジャケットがいやでも目を引く、ロッド・スチュワートの日本独自の編集アルバム。
マーキュリー時代初期の3枚のアルバムから選曲されていて。目玉はやはり「Maggie May」だったのでしょう。
このアルバムでもA面1曲目に収められていて。針を落とすとあの印象的なイントロ、そしてロッドの声が。
やはり。何度耳にしても心奪われて。やっぱりいいなぁと。改めて感じ入ってしまったりもするのです。
その他にも。「(I Know) I'm Loosing You」とか「Country Comforts」とか「Gasoline Aleey」とか。
この頃のロッドの(そして実はフェイセズの)充実振り、素晴しさが。滲み出る、溢れ出るナンバーばかりです。
R&B、ソウルに焦がれながら。英国の香りを色濃く漂わせる歌声とサウンドが胸の内の何かを掴みます。
そしてロックン・ローラーとしてのロッド(とフェイセズ)がご機嫌な「Every Picture Tells A Story」とかも。
何だか突っ走ったり、ヨレてみたり。そして実に楽しげにロックン・ロールしてみせてくれるのです。
英国の香りと、飲んだくれ(?)のロックン・ロール。それが絶妙なバランスで同居していたロッドが大好きでした。
今のロッドはなぁ・・・出来損ないのシナトラみたいで。それでも生で聴いたら泣けるのかなぁ・・・

それで。
うんうん。
なんで。
ふむふむ。
どうして。
ほうほう。
ほんとうに。
おやおや。

なんで。
そうなった。
どうして。
そうなった。
そうならなかったら。
なにをする。
どうする。
ほんとうにそれだけか。
さぁさぁ。

えがいてごらん。

その数値が。
そのグラフが。
その画が。
その物語が。
語りかけてくるものを。
見逃すな。

その数値から。
そのグラフから。
その画が見える様に。
その物語が聞こえてくる様に。
己が頭が、心が。
語りかけてくるものを。
見逃すな。

そこから始り。
そこにつきるのだから。

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2009/03/10 Tue *吉兆 / The Georogia Satellites

20090310salvationandsin


この救出は。
その出現は。
それは吉兆なのか。

あの夜から続いた。
深く長い眠りから目覚め。
暗い川底から奇跡の生還。
その姿には神々しさすら感じられる。

あの都市伝説も。
あの呪いも終わるのか。
これは吉兆なのか。

『In The Land Of Salvation And Sin』'89年リリース。
不毛な'80年代後半に泥臭く、シンプルでストレートなR&Rを鳴り響かせたジョージア・サテライツ。
その短い活動期間の最後を飾った3rdアルバムにしてラスト・アルバム。
わき目も振らず。ひたすらに。軽快で、重心の低いR&Rを弾き出し続ける。その潔さが好きでした。
そうそう。ジョン・レノンを追悼する為にセッションしたのが結成のきっかけになったってのも、グッとくる話でした。
そのルックスは如何にも南部の田舎のお兄さん達なのですが。そのイケてない感じがまた好ましくて。
ストーンズが、ハンブル・パイが、そしてフェセズが大好きなんだろうなって。解り易さもいいなと。
2度目の来日公演。GパンにGジャンで。派手なセットも何も無くて。ただただR&Rを演るだけ。
最高に御機嫌で。最高にカッコ良くて。もう20年以上も前のその夜の興奮と高揚をハッキリと思い出せます。
丁度。社会に出たばかりの頃で。今も先も見えず。ただただ焦って。たただもがいて。何かに潰されそうで。
そんな鬱屈した状態から救い上げてくれた。それがジョージア・サテライツのR&Rだったのです。
何かね。周りは周り。自分は自分でいい。好きなものは好きでいい。そんな素直さを取り戻させてくれたのかな。
この3rdアルバムは商業的にはパッとしなくて。それもあってか翌年には解散してしまったのですが。
勢いだけではなく味わい深さも兼ね備えたR&Rが今聴いても堪りません。アルバム・タイトルも好きだなぁ。

この救出を。
その出現を。
吉兆に。

あの夜から続いた。
深く長い眠りから目覚め。
暗い川底から奇跡の生還。
その姿に歓喜と喝采を。

あの都市伝説も。
あの呪いも終わらせる。
これぞ吉兆だ。

24年振りに。
道頓堀から救出された。
ランディ・バース・・・
じゃなかったカーネル・サンダース。
これは吉兆だ。
今年こそ再び日本一を。
そして再び。
カーネルおじさんの胴上げを!
六甲颪も高らかに!

同じ日に新井の故障が判明したけど・・・
まぁ、なんとかなる・・・なるよね、吉兆を信じよう(笑)。

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2009/03/08 Sun *エア・ポケット / Pete Townshend Ronnie Lane

20090308roughmix


せっかくの週末。
なのに。
お互いに忙しくて。
仕事やら。何やら。
共に過ごせる時間が短くて。
それでも。
どうにか。こうにか。
昼下がり。
ひと時。
いつもの様に。
一緒にブランチを。

ほっ。

『Rough Mix』'77年リリース。
ザ・フーの活動に嫌気を覚えていたピート・タウンゼンドとスリム・チャンスを解散させたロニー・レイン。
かなり真剣に引退を考えてもいたらしいピートと、この後実際に一時期引退状態になるロニーが組んで。
フェイセズ脱退後は自らの好きな音楽を悠々とやっていたロニー。それに惹かれたのがピートだったのか。
カントリーやトラッドをベースにしたサウンドをリラックスして楽しげに、飄々と演奏しています。
チャーリー・ワッツ、イアン・スチュワート、エリック・クラプトン、ラビットなどが参加したセッションを。
その和気藹々とした雰囲気もそのままに。本当にそのままに収めただけの、その感じに和みます。
ピートにとって。そしてロニーにとっても。暫し様々な柵や面倒な諸々を忘れてただただ演ってみた。
そのエア・ポケットにはまったかの様な。暫しの、ひと時の心安らぐ様な。緩い流れがなんともいいのです。

せっかくの週末。
なのに。
お互いに忙しくて。
仕事やら。何やら。
共に過ごせる時間が短くて。
それでも。
どうにか。こうにか。
真夜中。
ひと時。
いつもの様に。
一緒に珈琲を。

ほっ。

忙中。
エア・ポケットにはまったかの様な。
暫しの。
ひと時の。
心安らぐ。
緩い流れが愛しくて。

いいなぁ。
エア・ポケット。

ほっ。

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2009/03/06 Fri *杓子定規 / AC/DC

20090307acdc74jailbreak


決まりですから。
みんな同じですから。
前例がありませんから。
なにかあったら困りますから。
ずっとこれでやってますから。
守らないといけませんから。

なんで?
どうして?
なんのため?

とにかく。
決まりですから。

馬鹿じゃね~の。

『'74 Jailbreak』'84年リリース。
結成10周年を記念してリリースされたAC/DCのミニ・アルバム。
オーストラリア盤の『High Voltage』『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』にのみ収録されていた5曲を収録。
荒削りで。意外にブルージーなデビュー当時のAC/DCの姿が垣間見える貴重な編集盤となっています。
ブルース・クラシック、「Baby Please Don't Go」のカヴァーもあったりして。
このナンバーでは貴重なアンガス・ヤングとマルコム・ヤングによるツイン・リード・ギターも聴けます。
原石のカケラを拾い集めただけのアルバムですが。既に光を放ち始めているのを感じることができます。
アルバム・タイトルの如く。囚われること、縛られることを嫌い、拒絶する。自由奔放なロックン・ロールです。
インナーに印刷されたアンガスとボン・スコットのツー・ショットが涙を誘ったりもします。
アンガスは、一生ボンとロックン・ロールし続けたかったんだろうなと・・・

決まりですから。
みんな同じやり方で。
前例に沿って薦めて下さい。
独自の手法とかは認められませんから。
ずっとこれしかやってませんから。
破ってはいけませんから。

なんで?
どうして?
なんのため?

わかりません。
決まりですから。

馬鹿じゃね~の。

均一。均質。
ただの無機質。
無味乾燥。
同じ顔。同じ声。同じ台詞。

馬鹿じゃね~の。

なんでも。
かんでも。
杓子定規。

そんなものに。
囚われてたまるか。
縛られてたまるか。

そんなもの。
ぶち破ってしまおう。
逃げ出してしまおう。

闘志満々。
闘魂メラメラ(笑)。

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2009/03/05 Thu *いざ狂え / Slade

20090305slayed


もうこれで。
そうこれで。
決まりでしょう。
決まりですよね。

でも。
まだ。

でもも、まだも無い。
ここまでやって。
ここまできて。
駄目だったら。
もう。それだけのこと。
そう。そんなもの。
いまは。
そういまは。
いざ狂え。

後はなるようになる。

『Slayed?』'72年リリース。
全英のキッズ、ローティーンのアイドル(?)だったスレイドの3rdアルバム。
ポップでラウドなサウンド、タイトルや歌詞での言葉遊び、そしてキッチュでアクの強いファッション。
決して子供騙しのバンドではありませんが。そのある意味で芸能に徹しきった潔さが痛快です。
なんと言っても。リリースするシングルが次から次へ大ヒット。連続12作全英TOP5入りしたほどですので。
一緒に歌えて、一緒に騒げて。笑えるんだけど。その実カッコ良かったりもして。そりゃ御機嫌だよなと。
ギンギラのグラムな装飾に目を奪われがちですが。ハードでヘヴィーなサウンドは腰に響く本格派でもあります。
(ポップでキッチュでギンギラでハードでヘヴィー。キッスとかとも共通するかも、否、影響を与えてるかな)
ついつい口ずさんでしまう「Mama Weer All Crazee Now」とか「Gudbuy T'Jane」とか理屈抜きに楽しくて。
ジャニス・ジョプリンのカヴァー、あの「Move Over」なんて理屈抜きにカッコ良くて。
針を落としたら。大音量で。いざ狂え、ただ狂え。それだけの。そんなものの。その素晴しさです。

まだなにも。
そうなにも。
固まってないんだ。
進んでないんだ。

でも。
まだ。

でもも、まだも無い。
ここまで悩んで。
ここまできて。
浮かばないんだったら。
もう。それだけのこと。
そう。そんなもの。
いまは。
そういまは。
いざ狂え。

後はなるようにする。

天命を待つも。
人事を尽すも。
いまひと時。
いざ狂え。
ただ狂え。

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2009/03/04 Wed *生がいい・・・ / Mott The Hoople

20090304mottlive


やっぱり。
生がいい・・・

見てるだけ。
聞いてるだけ。
読んでるだけ。
では。
飽きてくるし。
眠くなるし。
なによりも。
その気になれないし。
だから。
考えてみて。
書いてみて。
話してみて。
やってみないと身につかない。

『Live』'74年リリース。
ロックン・ロールの黄金戦艦、華麗なる扇動者、モット・ザ・フープルの本領発揮のライブ・アルバム。
ロック・バンドとして初となるブロードウェイ公演とロンドンのハマースミス公演とを片面ずつに収録していて。
そのどちらからも。暴力的で華麗で。なによりもドラマティックだったと言う、そのライブの様子が伝わってきます。
実際にハマースミスではこのアルバムに収録された演奏の直後に暴動が起きたのだとか。
イアン・ハンターのハッタリを効かした、芝いっ気たっぷりの歌いっぷりは如何にも扇動者的だったりします。
そしてアリエル・ベンダーのギターがまた。スリリングでかつうねりまくっているのも聴きもので。
そこに華麗な彩を添えてみせるモーガン・フィッシャーのピアノがまた、なんだか妖しくていいなと。
モット・ザ・フープルは勿論、オリジナル・アルバムもいいのですが。このアルバムに針を落としてしまうと。
やっぱり生が、ライブがいいなと。そして出来れば。このライブを生で体験したかったなと詮無き事を思うのです。
特に。ストーンズを思わせるアイランド・レコード時代のナンバーのライブ・ヴァージョンを聴くと。本当に。

やっぱり。
生がいい・・・

電話だけ。
メールだけ。
書類だけ。
では。
見えてこないし。
読み取れないし。
なによりも。
語りかけてこないし。
だから。
会ってみて。
向かい合って。
ぶつかり合って。
やってみないと実にならない。

やっぱり。
生がいい・・・
研修も。
交渉も。
何事も、ね(笑)。

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2009/03/01 Sun *ツー・ショット / David Bowie

20090301pinups


写真撮ろうか。
この料理いいよね。
この器もいい感じだよね。
こういう盛り付けもあるんだね。
こういう彩りを考えるんだね。
撮った?
撮ったよ。
では。
それでは。
いただきます。
いただきます。
ん!
ん!
美味しい!
美味しいね!
おっ、次の料理が。
これも撮ろうか。

『Pinups』'73年リリース。
ジギー・スターダストの仮面を脱いだデヴィッド・ボウイが気分転換に制作したとも言われるアルバム。
ツイギーとのツー・ショットのジャケットが象徴するかのブリティッシュ・ポップのカヴァー・アルバムとなっています。
'60年代には麗しきモッズ少年として有名だったらしいボウイ。その嗜好が素直に反映された選曲で。
フー、キンクス、ヤードバーズ、プリティ・シングス、ゼム、ピンク・フロイド・・・聴き狂っていたビート・ナンバーを。
ジギーの盟友だったスパイダーズ・フロム・マーズのメンバーと共にビシッときめています。
(ドラマーだけはエインズレー・ダンバーに変わっていますが、勿論ミック・ロンソンは参加しています)
ジギー以後も絶えることなく変容を続けたボウイ。それこそがボウイの魅力であるのは確かですが。
故にその素顔を垣間見ることはなかなか出来なくて。R&B好きのモッズなロック小僧だったはずのボウイの。
その大好きなナンバーを嬉々として歌う姿から透けて見える素顔に。ついついこちらも微笑んでしまいます。
「Here Comes The Night」とか「Anyway,Anyhow,Anywhere」なんてもう、凄くカッコ良かったりします。いいなぁ。

写真撮ろうか。
このお寺いいよね。
この庭もいい感じだよね。
こういう梅もあるんだね。
この白、凄く綺麗だよね。
撮った?
撮ったよ。
では。
それでは。
すいません。
お願いできますか?
ありがとうございます。
見てみようか。
いいね!
いいかもね!
あっ、あそこに紅い梅が。
あっちでも撮ろうか。

なかなか機会がなくて。
なんだか恥ずかしくて。
滅多に撮らないツー・ショット。
古都の味を、花を楽しみながら。
久し振りに撮ってもらって。
やっぱり少し恥ずかしくて。
でも。
その写しだされた。
垣間見える。
透けて見える。
想いに。
ついつい微笑んでしまうのです。

偶にはいいかな。
ツー・ショット。

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2009/02/27 Fri *ただのロケンロール / 内田裕也

20090227yuya


頑固。
一徹。
融通が利かない。
それで。
いいじゃないか。
それだから。
いいじゃないか。
好きなもの。
信じるもの。
愛するもの。
それならとことん。
こうなりゃとことん。
たかがロックン・ロール。
されどロックン・ロール。
殉じたっていいじゃないか。

『さらば愛しき女よ Farewell, My Lovely』'82年リリース。
レイモンド・チャンドラーの世界をモチーフにした内田裕也のコンセプト・アルバム。
トルーマン・カポーティ・ロックン・ロール・バンドを率いる裕也さんはさしずめフィリップ・マーロウでしょうか。
沢田研二、井上堯之、大野克夫、ジョニー大倉、BORO等によるナンバーを歌い演ずる裕也さん。
上手い下手とかじゃなく。声量がどうのではなく。ただただその存在感に、そのカッコ良さに圧倒されます。
恐らく。その生き様が。そのままに捉えられていて。その見事さにただただ声を失ってしまいます。
これならなにもマーロウなんか演じなくても。そのままで十分にハード・ボイルドな男の世界です。
この只者ならぬ存在感。そこに唯一無二のロケンローラー、裕也さんを感じて痺れるのです。凄いよ、ほんとに。
(「ローリング・オン・ザ・ロード」はショーケンの『Donjuan』でのショーケン・ヴァージョンもいい感じでした)

今夜。神戸まで追っかけた裕也さんとジュリーのジョイント・ライブ、《きめてやる今夜》・・・最高でした。
あんなにもカッコ良く。そしてあんなにも楽しくロック・・ロールを歌える、演れる、きめられるなんて。
歳を重ねて。死神博士の如き立ち姿の裕也さん。その全身から醸し出される、放たれるオーラは半端じゃなくて。
ロックン・ロールに総てを捧げてきた、ロックン・ロール馬鹿のみが身に纏える凄味がそこにありました。
生で裕也さんを観たのは、その歌声を聴いたのは初めてだったのですが。正直、打ちのめされました。
勿論、大先輩であり恩人である裕也さんを立てていたのでしょうが。流石のジュリーも貫禄負けかなとも。
兎に角。あれほどのオーラを放っている日本人に出会ったのはいつかの山口冨士夫以来でした。
(そのいつかの冨士夫ちゃんとの遭遇はこちらに↓) 
http://jumpintacflash.cocolog-nifty.com/decembers_childrenand_eve/2008/07/20080712_sat_c6b6.html

矜持。
気高く。
譲れないものがある。
それで。
いいじゃないか。
それだから。
いいじゃないか。
好きなもの。
信じるもの。
愛するもの。
それならとことん。
こうなりゃとことん。
たかがロックン・ロール。
されどロックン・ロール。
殉じたっていいじゃないか。

シェキナベイベー。
ロケンロール。

ただのロケンロール。
ただのロケンロール一筋。
ただのロケンロール馬鹿。
ほんと。最高だよ。

まだまだだな。俺も(笑)。
頑張ろうっ!

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2009/02/26 Thu *面子 / Kossoff Kirk Tetsu Rabbit

20090226kktr


面子。
この面子。
最強ではないかもしれない。
最善の組合せではないかもそれない。
それでも。
知恵を出しあえば。
頭を絞って。論を戦わせて。
人心を動かせれば。
それなりの。悪くは無い。
なかなか魅力的な話だって出来なくは・・・ない。

『Kossoff Kirk Tetsu Rabbit』'72年リリース。
ポール・ロジャースとアンディ・フレイザーに生じた亀裂(だけが原因では無いでしょうが)によりフリーが解散。
とばっちりを受けた(?)ポール・コゾフとサイモン・カークが山内テツとラビットに声をかけて結成されたユニット。
メンバー4人の間に漂う緊張感が魅力だったフリーと違い、間に流れるのは大らかな心地良さとも。
クラプトン、デイヴ・メイソン、そしてストーンズ。その例に漏れず彼等も目指すところは土の匂い漂う米国南部で。
その点では米国人であるラビットの奏でる味のあるキーボードがアルバム全体の鍵を握っている様で。
来日時にテツを見初めたらしいカークと、そのテツのリズム隊もアーシーでスワンピーなうねりを生み出していて。
確かに強力なヴォーカリストと、魅力的なソングライターを欠いているのは痛いには痛いのですが。
コゾフのブルージーなギターも相変らず咽び泣いていて。これはこれで。なかなかに捨てがたいアルバムです。
それにしても。コゾフはこの時点で未だ21歳。このギター。そしてその後の運命・・・儚いなぁ、あまりにも。

面子。
この面子。
最強ではないこの面子で。
最善の組合にはならないこの状況で。
それでも。
知恵を尽くして。
思考のかぎり。言葉のかぎりでもって。
人心を動かせれば。
それなりの。悪くは無い。
なかなか魅力的な話だって続かなくは・・・ない。

その為に。
できるかぎり。
力のかぎり。
思いのかぎり。
ナレッジも。
スキルも。
コネクションも。
動かしてみるかな。とりあえず。

この面子も。
嫌いでは無いから・・・ね(笑)。

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