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2009/04/19 Sun *何か? / Todd Rundgren

20090419somethinganything


何か?

いい天気。
いい空気。
この時を待っていた。
この風を感じたかった。

昨日と違う道を。
いつもと異なる街角へ。
裏道へ入って。坂道を上って。
互いの。
視線を。呼吸を。思いを。
感じながら。
街の。緑の。
視線も。呼吸も。思いも。
感じながら。

いい天気。
いい空気。
このひと時に心安らいで。
この吹き抜ける風が心地よくて。

何か?

『Something/Anything?』'72年リリース。
奇才トッド・ラングレンの煌く才能がいかんなく発揮された2枚組みアルバム。
A面からC面までは総ての楽器をトッド自身が奏でて録音されたワンマン・バンドで。
D面のみが名うてのスタジオ・ミュージシャンを集めての一発録りとなっています。
それぞれにタイトルがあって。A面が《A Bouquet Of Ear-Catching Melodies》、B面が《The Cerebral Side》で。
C面が《The Kid Gets Heavy》、D面が《Baby Needs A New Pair Of Snakeskin Boots(A Pop Operetta)》と。
多才で、奇才。故になんでもこなしてしまいそうなトッドですが。実は意外に不器用なのかもと思えて。
何故ならば。結局のところ。その魅力が最大限に発揮されるのはその類稀なメロディー・メイカー振りに尽きると。
どうしようもなく切なくて、哀愁が漂って。それでいてただ甘いだけでなく何かが引っ掛るメロディー。
そんなメロディー・メイカー、ポップの魔術師としてのトッドが一番だよなと、まぁ個人的にはそう思うのです。
確かにそこに収まりきらない(収まりきれない)振幅の大きさがトッドならではの味をもたらしてもいるのでしょうが。
でもね。《A Bouquet Of Ear-Catching Melodies》に針を落として。そのメロディーの花束の虜になってしまうと。
もう。何か?と。他に何もいらないじゃないって。心からそう思ってしまうのです。
「If Wouldn't Have Made Any Difference」なんて。あの、Do You Remember~♪って歌いだしだけで・・・

何か?

いい流れ。
いい予感。
この時を待っていた。
この風を感じたかった。

古へと繋がる道の。
今を感じさせる渡り口へ。
扉を閉めて。崖を降りて。
互いの。
視線を。呼吸を。思いを。
感じながら。
何かの。誰かの。
視線に。呼吸に。思いに。
呼ばれながら。

いい流れ。
いい予感。
確信に変わるひと時に心打たれて。
巡り合えた喜びに笑みがこぼれて。

何か?

都会の片隅で。
一面に広がる。
鮮やかな色彩。
一面を覆い尽す艶やかな芝桜。
言葉をなくして。
見上げれば。
青い空と、降り注ぐ陽光。
その美しさに、その優しさに。
包まれたなら。

何か?

他には何もいらないかも。

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