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2009/04/24 Fri *綱渡り / Leon Russell

20090424carney


一人。
乗り込み。
躍り出る。
辺りを見回す。
右も。左も。
敵ではない。
敵ではないが。
さてと。

腕の見せ所。
口八丁に手八丁。
その気になって。
その気にさせる。
あっちに目配せ。
こっちに目配せ。
微笑を浮かべて。
ハッタリ効かせて。
演じてみせる。
見てるかな。聞いてるかな。
さて。もう一芝居。

『Carney』'72年リリース。
旅回りの芸人に扮した毒々しい白塗りが強烈な印象を残すレオン・ラッセルの3rdアルバム。
カール・レイドルやドン・プレストンなどなど。シェルター・ピープルと呼ばれる馴染の面々を従えて。
しかしながら。この3枚目のアルバムにしてスワンプ・ロックの範疇に収まりきれない音を奏でています。
まぁ、もともと。スワンプ・ロックなんて聴く側が勝手に言ってるだけで。レオンは与り知らぬところですけど。
多彩な音、ではありますが。その中心となっているのは勿論あのレオンの歌声と力強いピアノで。
それが聴こえるだけで。もういいかなと思わせてしまう。その完成度の高さは相も変わらず見事なまでです。
ドンとの共作1曲を含んで。総てがレオンのオリジナルで。その才能の唯ならないことを証明してもいます。
「Tight Rope」とかカーペンターズやジョージ・ベンソンでも知られる「This Masquerade」とか。
アルバム全体を通じて語られる物語の一節として機能しながら同時にある意味ベタな大衆性も兼ね備えていて。
そこに。したたかな芸人としてのラッセルの表の顔と裏の顔の両方を感じて。溜息が毀れます。

一人。
本を書き。
振付ける。
辺りを見回す。
右も。左も。
見方ではある。
見方ではあるが。
されど。

腕の見せ所。
口八丁に手八丁。
おだてて。すかして。
動かしてみせる。
あっちに見得切って。
こっちにしな作って。
仮面をかぶって。
大向うを張って。
演じてみせる。
見てる。見てる。聞いてる。聞いてる。
さて。もう一芝居。

上手く転ぶか。下手うつか。
大喝采か。嘲笑か。
天国か。地獄か。
危ういバランスとりながら綱渡り。
またもや。
幕が上がってしまった。
幕を上げてしまった。

キツイと知りつつ。
そのスリルが堪らなくて。
止められない。
目立ちたがりなんだな、生来の。
まぁ、落ちない程度に。楽しませてもらいましょう!

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