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2009/05/10 Sun *シュッ! / The Beatles

20090510abbeyroad


シュッ!

聞こえた。
確かに聞こえた。
頭の中で。
胸の内で。
あの音が。
あの声が。
確かに聞こえた。

いつだったか。
あの夜も。
あの夜にも。
聞こえたあの音が。あの声が。
再び。
火をつける。

シュッ!

『Abbey Road』'69年リリース。
実質的なビートルズのラスト・アルバム。
今更ここで何かを語ってもしかたなくて。
その素晴しさは針を落とせばわかる。それだけ。なんだけど。
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ。4人の異なる才がそれぞれ輝いて。
それでいてギリギリでバンドとしての和を保ち。バンドとしてのビートルズの凄味があって。
それにしてもデビューして数年で。ここまで来てしまう、達してしまう。もうこれ以上先は望めなかったのかも。
ジョージの畢生の名作「Something」そして「Here Comes The Sun」はいつも美しくて。
でも。いまは。今夜は。やっぱり。「I Want You(She's So Heavy)」そして「Come Together」だな。
激しく。荒々しく。なにより剥きだし。このジョンの生々しさが、それだけがいま、今夜はリアルに迫ってくる。
基本的に延々と3つのフレーズが繰返される「I Want You(She's So Heavy)」、意味不明な「Come Toether」...
「Come Together」のジョンのシュッ!は"Shoot Me" らしく。"Come Together Right Now Over Me" だし。
なんだか。やれよ、やってみろよと。いけよ、いってみろよと。そうだよな、それしかないよなと。
で、その行き着く先は・・・そうだよなと。甘美だけど危険で。それでも剥きだしになったら・・・シュッ!

シュッ!

ある。
確かにある。
頭の中に。
胸の内に。
あの音が。
あの声が。
そいつを覚まさせる。

いつだったか。
あの夜も。
あの夜にも。
起きだした。這い出した。
再び。
湧き上がる。

シュッ!

幻だと知っている。
まやかしだと知っている。
気の迷いだと知っている。
危険だと知っている。
でも。
甘美なのも知っている。

剥きだしに・・・

シュッ!

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