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2009/06/02 Tue *顔が命 / Little Walter

20090602thebestoflittlewalter


顔が命。
冗談でも洒落でもなく。
顔が命。
この顔を失ったら。
この顔が潰れたら。
成り立たない。
このプロジェクトも。
このビジネスも。
この顔で。
この目で。この口で。
築いてきた。繋ぎとめてきた。
そうなんだよな。
顔で商売してるんだよな。

『The Best Of Little Walter』'57年リリース。
額の傷も伊達じゃない。シカゴ・ブルースの顔役の一人だったに違いないリトル・ウォルター。
その強力なアンプリファイド・ハープによってブルースの歴史を変えてしまったウォルターの初めてのアルバム。
'52年から'55年にかけてのナンバーが収められていて。そのいずれもが黒く光り輝いています。
ウォルターのハープとヴォーカルの粋なカッコ良さも。マディ・バンドや後のエイシズによるタイトなサウンドも。
その総てがシカゴ・ブルースの神髄に満ち溢れていたりします。その神髄に痺れてしまうのです。
収録されているナンバーの大半がR&Bチャート入りして。人気ではマディ・ウォーターズをも凌いでいたのです。
ストーンズもカヴァーした「My Babe」や、R&Bチャート1位に輝いたインスト「Juke」とかの小気味良さったら。
(余談ですが「Juke」は自分が初めてのDJで一番最初に回したナンバーだったりもするのです)
シカゴの街角で。あちらこちらで。ウォルターのハープに合わせて踊り狂ってる姿が目に浮かぶほどです。
額の傷も伊達じゃなかったウォルター。酒と女とギャンブルと喧嘩が大好きだったウォルター。
結局、喧嘩で負った傷が元で亡くなってしまいます。らしいと言えばらしいのですが・・・
それにしても。凄味と、そしてなんと言っても粋を感じさせるこのウォルターの顔、いい顔だなぁと思います。

顔が命。
冗談でも洒落でもなく。
顔が命。
この顔がなかったら。
この顔が利かなくなったら。
成り立たない。
どんな肩書きよりも。
どんな能書きよりも。
この顔で。
この目で。この口で。
口説いてきた。納得させてきた。
そうなんだよな。
顔で商売してきたんだよな。

だけど。
そろそそろ。
顔だけじゃ。
それだけじゃ。
広がっていかない。
継いではもらえない。
だから。
利用してみよう。
組んでみよう。
そう思うのだけど。
思うのだけど。
拠り所は。
最後の止めは・・・

まだまだ。
顔が命ですか(苦笑)。

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003 Blues,Rhythm & Blues」カテゴリの記事

コメント

ブルースが続いてるね!
TACちゃんの裾野の広い、年季の入った音楽愛好家ぷりに感嘆してます。この小ウォルターのベスト盤は僕も愛聴盤です。
シカゴブルースの真髄みたいな感じ。シカゴのJuke Jointが目に浮かぶ(行ったことないけどね(笑)

投稿: イトウ | 2009-06-05 21:59

ブルースを、ブルースを、あいつは今夜も聴くのさ(笑)。

年季も何もたんに好きなだけの大馬鹿野郎なんですけどね(苦笑)。

ウォルターとか、ジミー・ロジャースとか、オーティス・スパンとかの身に纏ってる匂いがシカゴ・ブルースですよねー。
で、みんなマディのバンドの出身だったり。やっぱり特別な時代、地域ってあるんですよね。
'60年代前半のロンドンとか、'67年のシスコとかと同じかな。

投稿: TAC | 2009-06-06 11:49

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