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2009/06/10 Wed *切れそうで切れない / Otis Clay

20090610tryingtolivemylifewithoutyo


おや。
あれ。
あらら。
おいおい。

忘れてた・・・
わけではないけれど。
たぶん何処か片隅には・・・
引っ掛ってたけど。
それにしても。
今頃。こんなところで。
再び会うなんて。
やっぱり。少しは。
何かの縁があるのかな。

『Trying To Live My Life Without You』'73年リリース。
黄金のハイ・サウンドを従えて渾身の歌声を聴かせるオーティス・クレイの一世一代の傑作アルバム。
ゴスペル出身らしい熱い、汗と唾が飛び散る様なダイナミックな歌声が胸に迫ってきます。
ウェイン・ジャクソン、アンドルー・ラブといったメンフィス・ホーンズも加わったハイ・サウンドの切れ味も抜群です。
そんな極上のサウンドに乗ったダイナミックな、力強い歌声が歌い上げるのが総てなんとも切ない世界で。
総てのナンバーが、失恋の歌ややるせない思いの歌で。実になんとも未練がましかったりするのです。
タイトル・ナンバーからして。貴女のいない世界でなんか生きていけやしない・・・ですから。
そんな女々しい思いをクレイが実に男らしい声で歌い上げていると言う、それが実に堪らなかったりするのです。
男なんてね。カッコつけて、見得張って。強気を装っても。実は臆病で弱くてね。色々と引き摺ってたりして。
そんな実は隠しておきたい胸の内を、こうしてさらけ出されると。何だか聴いてるこちらも吹っ切れたり。
切れそうで切れなかったり。忘れたくても忘れられなかったり。そんな思いはね。皆あるんだなと思うのです。

おや。
あれ。
あらら。
おいおい。

忘れてた・・・
はずなんだけど。
たぶん何片隅にも・・・
引っ掛ってもいなかったのに。
そんなものに限って。
今更。こんなところで。
再び出くわすなんて。
やっぱり。どこかで。
何かが巡っているのかな。

記憶の。心の。
辺土に葬り去ったはずなのに。
切れそうで切れない。
忘れたはずなのに忘れられない。
忘れたくても忘れられない。
もの、人、思い。

無かったことにして。そのままで。
なのに。再び現れて。
何処かに残っていたのかも。
何処かで望んでいたのかも。

切れそうで切れない。
そんな何かの気配を感じて。
微笑んだり。苦笑したり。

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