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2009年7月

2009/07/28 Tue *いい感じ / Rita Coolidge

20090728nicefeelin


いい感じ。

ささやかだけど。
小さなことなんだけど。
でも。
だからこそ。
とっても。
愛しくて。大切で。

いい感じ。

思わず。
微笑み。
顔をあわせて。
声に出して笑って。

いい感じ。

『Nice Feelin'』'71年リリース。
スワンプ・ロックの歌姫、“デルタ・レディ”、リタ・クーリッジの2ndアルバム。
牧師の娘として生まれて。幼い頃からゴスペルを聴いて、また自らも歌っていたリタ。
デラニー・ボニーのツアーにコーラスで参加して注目されて。あのジョー・コッカーとレオン・ラッセルの。
『Mad Dogs & Englishmen』で「Superstar」の熱唱で一躍脚光を浴びて、表舞台へと。
情熱的でありながら、堂々とした落ち着きをも感じさせる歌声と、ネイティブ・アメリカンの血をひく美貌で。
瞬く間に。隆盛を極めていたスワンプ・ロック・シーンの一翼を担うことになったのですが。
そんな賑やかな背景とは裏腹な。そんな喧騒からは距離をおいた様な。地味な感じすら与えるアルバムです。
ところが。その地味さが実にいい感じで。そのシンプルなサウンドとリタの歌声の組み合せが御機嫌で。
リタの自然な、生成りの木綿の様な歌声がほんと、いい感じで身体と心を包み込んでくれるのです。
当時の恋人だった(?)マーク・ベノによるタイトル曲なんて。ほんと、いい感じのバラードで和みます。
ベノはギタリストとしても参加していて。その繊細で味わいのあるプレイもまたまたいい感じなのです。
今はすっかりただのポップ・シンガーになってしまったリタですが。この頃の輝きは永遠です。ほんとにね。

いい感じ。

探していたレコードが見つかった。
表紙だけで選んだ漫画が泣けた。
部屋の窓を見上げたら灯りがついていて。
ドアを開けたらいい匂いがして。
いつもの様に美味しくて。ギネスも冷えていて。
同じ漫画を買っていて。泣いていて。

いい感じ。

思わず。
微笑み。
顔をあわせて。
声に出して笑って。

いい感じ。

ささやかだね。
小さいね。
でも。
だからこそ。
とっても。
愛しいね。大切だね。

いい感じ。

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2009/07/27 Mon *白黒 / Queen

20090727blackandwhite_2


やるのか。
やらないのか。
行くのか。
行かないのか。
任せるのか。
任せないのか。
やるなら。行くなら。任せるのなら。
これでいいのか。
ハッキリさせたはずなのに。
ハッキリ決めたはずなのに。
何を。
今頃。今更。
揺らいでいるのか。ぶれているのか。

『Queen Ⅱ』'74年リリース。
ミック・ロックによるジャケットが後々までバンドを象徴することとなったクイーンの2ndアルバム。
(「Bohemian Rhapsody」のプロモーション・フィルムにも流用されてましたっけ)
所謂A面がSide White,B面がSide Blackで。それぞれブライアン(1曲だけロジャー)とフレディのナンバーが。
Side Whiteではブリティッシュ・ハード・ロック・バンドとしてのクイーンが前面に出ていて。
デビュー時に一部でレッド・ツェッペリンの後継としての期待を集めた理由がよく解ったりします。
恐らくはブライアンやロジャーが好きだったのは、演りたかったのはこういう世界だったのだろうなと。
そしてSide Blackではロックの枠組を軽々と超えていってしまったクイーンが屹立しているのです。
フレディならではの過剰で猥雑で、だからこそ神々しくもあるドラマティックな世界がこれでもかと展開されます。
正直言って。これについていくのは他のメンバーはきつかったんじゃないかなとも思ったりしますが。
しかしやはり。これがあってこそ。クイーンは凡百のハード・ロック・バンドと一線を画したんだよなと。
アルバムとしては両面の、白黒の落差、相違がハッキリとしているところが魅力的だったりもするのです。
そして。その両面を内包したままで唯一無比の境地にまで辿り着いてしまったところがクイーンの凄味かなとも。

やるのか。
やらないのか。
行くのか。
行かないのか。
任せるのか。
任せないのか。
やるなら。行くなら。任せるのなら。
これでいいのか。
ハッキリさせませんか。
ハッキリ決めてくれませんか。
何を。
今頃。今更。
なんですけどね。まったくもって。

あれもこれも。
どっちも。
両方なんてあり得ない。
白黒ハッキリつけなくちゃ。
動くものも動かない。
纏るものも纏らない。
両方を内包したままなんて・・・
現実的ではないんだな。残念だけど。

だから。さぁ。
白黒。
どっちなの?

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2009/07/26 Sun *明日は、来週は、その先は / Original Sound Track

20090726performance


さてと。
明日は。
どの顔で。
どの台詞で。
どの振舞いで。
どの小道具で。
なにを演じてみせようか。
どう演じてみせようか。

まもなく。
日付が変わる。
明日の顔を。
創らないとならないんだ。

『Performance』'70年リリース。
ミック・ジャガー、2作目の主演映画(邦題は『青春の罠』)のサウンド・トラック・アルバム。
今日が66歳の誕生日だったミック、約40年前の若き日の姿がなんとも美しかったりします。
この映画。もう20年、30年前にテレビで観た記憶があるのですが・・・内容は覚えてません(苦笑)。
アルバムには「Memo From Turner」なるミックが歌いストーンズ(とライ・クーダー)が演奏しています。
他はライ・クーダーによるインストとか、メリー・クレイトンのヴォーカルが聴けたりとか。
ジャック・ニッチェが全体のプロデュースと編曲をやってたりと。まぁ、ストーンズに関係のある人が集ってます。
正直、「Memo From Turner」以外はね、まぁそれほど興味をひくものでは無いかなと。
「Memo From Turner」はね。ミックの語り口調のヴォーカルも面白くて。なかなかいいかなと思います。
そうだ。この映画でミックが演じたのは引退したロック・スターだったかな。確かそうだよな。
ミック自身は当面、引退なんて言葉とは縁が無さそうで。ツアー毎にパフォーマンスに磨きが掛かってますが。
もう一つ。以前ロンドンを訪れた時、この映画が撮影された建物の前で写真撮ったっけ(余談でした)。

さてと。
明日は。
どの顔で。
どの台詞で。
どの振舞いで。
どの小道具で。
なにを演じてみせようか。
どう演じてみせようか。

まもなく。
日付が変わる。
明日の顔を。
創らないとならないんだ。
来週の台詞を。
考えないといけないんだ。
振舞いを、小道具を考えないといけないんだ。
明日。来週。
なにをどう演じるのか。
その先。
なにをどう演じるのか。

明日は。来週は。その先は。
なにをどう演じて生きていくのか。
いいかげん引退したくなったりしてて(苦笑)。

そう考えると。
凄いよなぁ、やっぱり。
Happy Birthday Mick !

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2009/07/25 Sat *夜の散歩を / The Rolling Stones

20090725midnightrambler


夜の散歩を。
しないかね。

買い物も必要になったし。
流石に少しは涼しいだろうし。
あの店の扉も開けたいし。
あいつの顔も見てみたいし。
懐かしい顔に会えるかもしれないし。

なによりも。
あの道を。
最近二人で歩いていなかったし。

夜の散歩を。
しないかね。

『Midnight Ramblers』'79年リリース。
'69年のサンディエゴと'72年のニュー・ヨークの音源で構成されたローリング・ストーンズの2枚組ブートレッグ。
どちらの音源もマニアにはよく知られた音源で。手を変え品を変えこれでもかってくらいリリースされてますので。
そのどちらも完全収録ではなくて。曲順もバラバラなこのアルバムには今ではあまり価値もないのでしょうが。
まぁ、どちらもミック・テイラーを擁した黄金期のストーンズのライブなのでその演奏が悪いわけもなく。
音質もサンディエゴはオーディエンス、ニュー・ヨークはラインでしょうか。どちらも生々しくっていいかなと。
今更ながらテイラーは本当にいいギターを弾くなと。華麗、流麗。キースとの絡みも絶妙だったりします。
特に'72年のストーンズはいつ聴いても鳥肌ものです。オフィシャルでリリースすればいいのにねぇ。
「Jumpin' Jack Flash」とか「Midnight Rambler」とか。本当にこれこそが世界最強のロックン・ロール・バンドです。
そして。なんと言ってもこのジャケット。世界最強のツー・ショット。これだけでも個人的には価値があるんです。

夜の散歩を。
しないかね。

いい塩梅に酔いも回ってきたし。
酔い覚ましに丁度いい距離だし。
いつもの店のいつもの顔に。
おやすみなさいと別れを告げて。
夜の空気を、風を感じて。

なによりも。
あの道を。
また二人で歩いて帰ろう。

夜の散歩を。
しないかね。

あっちへふらふら。
こっちをぶらぶら。
真夜中の放浪者、二人。

久し振りの。
夜の散歩を楽しんだ夜でした。

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2009/07/24 Fri *妄想 / Montrose

20090724jumponit


金曜日。
昼下り。
ランチも食べた。
打ち合わせも終わった。
一人パソコンに向いながら。
黙々とキーを叩きながら。
眠くならない方が嘘だよね。
駄目だ。駄目だ。
集中。集中。
お腹も満たされてるし。
心も安堵してるし。
どんなにデータを睨んでも。
どんなに指先に集中しても。
ねぇ。
なにか別のことを。
なにか楽しいことでも。
考えてみよう。思ってみよう。
想像。想像。あっ、妄想。

『Jump On It』'76年リリース。
眠気もぶっ飛びそうなジャケットも強烈なモントローズの4thアルバム。
ジャック・ダグラスをプロデューサーに迎えて、ロニー・モントローのギターとの激しいバトルが・・・と思いきや。
存外にポップでメロディアスだったりして。ここらはひとところに留まらないロニーの真骨頂かな。
実はこのアルバムが('80年代の再結成を除いて)モントローズのラスト・アルバムになってしまうのですが。
大傑作だった1stアルバムからこのアルバムまで。常に何らかの変化があって。常に楽しませてくれました。
ややポップに寄り過ぎかなとも思いながら。そこはダグラスのプロダクションが引き締めているかな。
今ではあまり語られることも無いバンドですが。特にロニーの表情豊で伸びやかなプレイはもっと評価されてもね。
それにしてもこのジャケット。ガキの頃はドキドキして。レジに持ってくのも躊躇われたりしたなと。
いや、まぁ。そのレコ屋のレジに立ってたのが綺麗なお姉さんだったてのもあるんですけどね。
今でも多少はドキドキするけど。躊躇いは感じなくなった自分が少し悲しかったり・・・なんてね。

金曜日。
宵の口。
家路について。
今夜のディナーは一人。
何を食べようかなと。
携帯が震える。メールが届く。
なんだよ。そうなんだ。それならさぁ。
駄目だ。駄目だ。
振り払う。振り切る。
もうすぐ駅に着くし。
雨に濡れたくは無いし。
またの機会を待つとしよう。
そんなに遠くない先にあるかも。
ねぇ。
その時の為に。
その楽しい時間でも。
考えてみよう。思ってみよう。
想像。想像。あっ、妄想。

それなりに。
楽しんではいるけれど。
続く日々なんて。
まぁ、それなりだから。
金曜日。
ふと気の緩んだ瞬間に。
思わず妄想。
その誘惑に飛び乗ってみたくなったり。

Jump On It !

あくまで妄想なんだけどさ・・・

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2009/07/23 Thu *笑っちゃう / Kiss

20090723hotterthanhell


もうね。
ここまでくると。
こう毎日続くと。
腹立つとか。
疲れるとか。
そんなの通り越してね。
呆れてね。
諦めてね。
笑っちゃう。
笑っちゃうしかないよね。
それくらいしかないよね。

本当に。
言ってもしかたないけどさ。
暑いんだもん。

『Hotter Than Hell』'74年リリース。
勝手に『地獄のさけび』なんて邦題(?)をつけられたキッスの2ndアルバム。
そう。このジャケットのタイトルとかメンバーの日本語表記はアメリカでリリース時に記載されていたのです。
いち早く日本のマーケットを意識していたのか、それとも単なるジョークだったのか。
そのメイクには歌舞伎の隈取の影響もあったという説もありますから。まぁ、日本を意識はしてたかなと。
ちなみに日本で初めてリリースされたアルバムは次作の『Dressed To Kill(邦題『地獄への接吻』)』でした。
シンプルでストレートでポップ。そんなキッスの本質が顕になったナンバーが昔からのファンには評価が高くて。
確かに。ブリティッシュ・ハードの重心の低さに、アメリカン・ポップの爽快さをブレンドしたサウンドが心地良くて。
他のアルバムと比較すると著名なナンバーは少ないものの、やっぱりいいアルバムだなと思うのです。
このアルバムを聴くと、キッスの方がチープ・トリックよりよっぽどパワー・ポップだよなと。
アルバム・タイトルとは裏腹に蒸し暑い夜に針を落とすと一服の涼風すら感じたりもして・・・それはないか。

そうね。
毎年のことではあるけれど。
今年もそうね。当然ね。
いいなぁとか。
ドキッとするなぁとか。
そんなの通り越してね。
ただただね。
思わずね。
笑っちゃう。
笑っちゃうしかないよね。
そう。それでいいんだよね。

本当に。
言わなくてもわかるさ。
暑いもんね。

暑い夏。
暑い街。
熱い・・・

色んな意味で。
笑っちゃうんだよね!

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2009/07/22 Wed *今朝きた新聞の / Wishbone Ash

20090722frontpagenews


今朝きた新聞の。
一面に。政治面に。
社会面に。片隅に。
あんなこと。こんなこと。
何処へ行こうとしているのか。
何処までいってしまうのか。
どうなるんだ。どうするんだ。
目が離せないことが多いのは。
善いのか。悪いのか。

『Front Page News』'77年リリース。
'70年代のアメリカのB級シネマを彷彿とさせるジャケットがらしくないウィッシュボーン・アッシュのアルバム。
いや。どう見ても2本立ての抱き合わせの方、平日の昼下りにズタズタにカットされて放送されてる感じですが。
中身の方もらしくなくて。ブリティッシュ・ハード・ロックの一翼を担っていたウィッシュボーン・アッシュなのですが。
このアルバムではすっかりアメリカン・ロックのバンドになってしまったかの様です。いや。本当に。
爽やかで。ポップで。如何にもFMとかでオン・エアーされ易い感じで。う~ん。いや。悪くは無いのですが。
これをね、ウィッシュボーン・アッシュが演らなくてもいいかなと。これイーグルスとかだもんなぁと。
まぁ、ブリティッシュ・ブルース・バンドから転向してバカ売れしたフリートウッド・マックを意識したのかな。
確かにね。慌しく朝食を食べながら新聞をめくったりする背景で流れてる分にはいいんだろうけど。
毒にも薬にもならなくて。本当にただ流れていってしまうので。一面トップなんてインパクトは無くて。
やっぱり、ウィッシュ・ボーン・アッシュはブリティッシュな香りが濃厚な初期が良かったよなとしみじみと思ったり。

今朝きた新聞の。
一面の。政治面の。
社会面の。片隅の。
あんなこと。こんなこと。
何処へ行こうとしているのか。
何処までいってしまうのか。
どうなるんだ。どうするんだ。
目が離せないことが多くなってきて。
無関心ではいられなく。あれもこれもと。

慌しく目を通し。
じっくりと読み返す。
解散。政局。政策。
豪雨。水害。日蝕。
人心は何を示す。
自然は何を語る。

そして。そして。
阪神はもう駄目なのか。立ち直れないのか。
山本山の怪我の具合はどうなんだ。来場所は出場できるのか。
今朝きた新聞の。
スポーツ面がやっぱり気にかかるんだよなぁ(笑)。

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2009/07/21 Tue *熱冷まし / Graham Parker & The Rumour

20090721heattreatment


熱気に包まれて。
それが心地良ければ。
それを楽しむことができるなら。
それに乗ってしまえるのなら。
それで踊ってみせられるのなら。
それでいいのかもしれないが。
どうなんだ。
どうなんだろう。

囁いてくる。
過ぎっていく。
ちょっとおかしいんじゃないか。
ちょっと違うんじゃないか。
その熱さは。
本物じゃない。
なによりも。
俺のじゃない。
立ち止まって。立ち止まって。見回して。

『Heat Treatment』'76年リリース。
熱く力強いグラハム・パーカーの歌声と、ガッチリと支える腕達者揃いのルーモア。
彼らの味わい深さと渋さ、そしてその鈍い光を湛えた迫力が一際、際立った2ndアルバム。
勢いや、派手さ、親しみやすさでは1stアルバムや3rdアルバムかなとも思うのですが。
このジャケットからして地味なアルバム、中身もモノトーンの様で。そのシンプルさの中にこそ真髄があるかと。
とにかく。その純粋で誇り高き。その魂の吐露の如きグラハムの歌声が真直ぐに迫ってくるのです。
歌うこと、ロックを演ること。それだけを求めて、拘って。そこに込められた情熱は半端ではないのです。
そして決して熱さの中で自分を見失うことなく。怒り、噛みつきながら自分の愚かしさも認識している。
そんな職人的な冷静さを持ち合わせていて。歌を聴かせる作品として完成させているところに凄味もあったり。
このアルバムを聴くと。背中を蹴られる様で、急きたてられる様で。それでいて。
一方ではとても穏かな気持にさせられて。まぁまぁ、慌てずにゆっくりやってみようぜみたいなね。
そんな囁きにも聴こえたりするのです。まぁ、単にグラハムの歌声がしっくりくる、好きなだけかもしれませんが。

熱気に包まれて。
いつの間にか逆上せ上がって。
楽しんでるつもりになって。
いつの間にか乗せられてたり。
知らない間に踊らされていたり。
気づいているのか。気づけているのか。
どうなんだ。
どうなんだろう。

囁いてみる。
振り返ってみる。
ちょっとおかしいんじゃないか。
ちょっと違うんじゃないか。
その熱さは。
普通じゃない。
なによりも。
嫌な匂いがする。
立ち止まって。振り返って。見回して。

冷まさなきゃ。
醒まさなきゃ。
取り戻さなきゃ。
身体が。精神が。
熱中症になる前に。
熱冷ましを。
さぁ、早く。
この熱に対処を。
この熱を冷ましてくれ。

なんて。
突然の雨に。
打たれて。濡れて。
帰ったんだけど。
流石にずぶ濡れで。
冷えすぎちゃったりして(苦笑)。

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2009/07/19 Sun *なぁ、相棒 / 古井戸

20090719sidebyside


もう何回目だろう。
もう何度目になるのだろう。
君がいなくなってから。
君を失ってしまってから。
この街を訪ねるのは。
この街を歩くのは。
もう。

あのホテルも。
あのすき焼の店も。
あの蕎麦屋も。
勿論、あのレコード屋も。
勿論、あのロック・バーも。
あの店も、あの店も。
そしてあの街並も。
変わらないのに。
見上げる空も。
流れる空気も、時間もね。

なぁ、相棒。
でも君はどこにもいないんだ。

『サイド・バイ・サイド』'78年リリース。
キティ・レコードに移籍してリリースした古井戸のスタジオ録音としては最後のアルバム。
エレック・レコードやCBSレコードでのアルバムはCD化されましたが。このアルバムだけはCD化されてません。
仲井戸麗市、チャボの繊細なギターや歌声、そして詩情溢れる世界は以前のままですが。
時代を反映してか。全体的な佇まいやサウンドが。そのなんと言うか。ニュー・ミュージック的に過ぎて。
あの時代に囚われてしまったかな、あの時代と心中してしまったかなと感じがなくもありませんが。
チャボの相棒、加奈崎芳太郎の歌声はチャボとは対照的に太くて。その対比が面白くもあって。
チャボの世界を加奈崎が歌う、それがまた異なる色彩の融合にもなっていい塩梅だったのだろうとも。
「夜奏曲」とか。チャボも後にセルフ・カヴァーしてますが。このアルバムで聴ける加奈崎ヴァージョンもいいです。
そして。時期的に。チャボは次の相棒、清志郎との交流が益々深まっていった頃でもあったであろうと思われて。
そんなチャボの心情に思いを巡らせてみると。きっと双方に対して真摯であっただろうチャボが切なくもあります。
ジャケット他はチャボの相方、おおくぼさんによるもので。ライナーも含めていい仕事をしていますが。
「Morning Soup」なるナンバーではなんと、おおくぼさんの歌声(?)が聴けたりもするのです。

これからも何回も。
そう何度でも、何度でも。
君の声が聞こえてきそうな。
君がふらっと表れそうな。
この街を訪ねるだろう。
この街を歩くだろう。
そう。

あのホテルも。
あのすき焼の店も。
あの蕎麦屋も。
そうさ、あのレコード屋も。
そうさ、あのロック・バーも。
あの店も、あの店も。
そしてあの街並も。
変わらないから。
見上げる空も。
流れる空気も、時間もね。

なぁ、相棒。
君に語りかけ続けるんだ。

あのホテルはやっぱり便利だよ。
すき焼はやっぱりあの店に限るよ。
あの蕎麦屋で飲る一杯は堪らないね。
君がチャボを見つけた店も、俺が古井戸を見つけた店も。
相変らずいい品揃えだよ。また掘り出し物があったんだ。
あのマスターはますますいい感じでさ酔わせてくれるよ。
そして今。俺の隣には大切な相方がいてさ。
並んで。君も好きだった、空を見上げて、空気を吸い込んで、時に身を任せてるんだ。

なぁ、相棒。
君も今も隣で笑っているのかな。
君も今も並んで歩んでいるのかな。

なぁ、相棒・・・

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2009/07/18 Sat *あの頃から / 沢田研二

20090718gsiloveyou


あの頃から。

歌ってはるからねぇ。
いい曲もいっぱいあるし。
おっちゃんと同世代やけど。
グループ・サウンズの頃からやからねぇ。
そうですか。いまも歌ってはるんやね。
そうですか。いまも人気あるんやね。

運転手さんの声を聞きながら。
タクシーの車窓を流れる街並を眺める。
この街で生まれて。
この街へ帰ってきて。
今夜、年に一回の故郷でのライブ。

あの頃から。

『G.S. I Love You』'80年リリース。
グループ・サウンズ(GS)へのオマージュを込めた沢田研二、ジュリーのアルバム。
(アルバム・タイトルはビートルズのナンバーのもじりにもなっていますが)
確か、このアルバムのリリース後に日劇での最後のウェスタン・カーニヴァルにタイガースとして出演して。
それがきっかけとなってタイガースの同窓会(あくまでも再結成ではない)があったんだと思います。
なにかキャリアを振り返ってみたくなることでもあったのか。'80年代のGSサウンドを目指したそうで。
佐野元春までも巻き込んで、現在進行形でありながらもちょっと懐かしい世界が形作られています。
このちょっと懐かしいが曲者で。その懐かしさが何故だかツボに嵌ったりして。
このアルバムとタイガースの同窓会から遡ってGSとかも聴く様になったのでした。
そうそう。「おまえがパラダイス」をTVで歌う時にギタリストの髪をグシャグシャに掻き毟るのが何故か凄く好きで。
あれは、一度でいいからライブでやってみたかったなと今でも思ったりするくらいです(笑)。

あの頃から。

歌ってるんだもんなぁ。
曲も勿論いいけど。
声だよな。あの歌声。いいよなぁ。
グループ・サウンズの頃からだもんなぁ。
そうだよね。いまも歌い続けているから。
そうだよね。これからも歌い続けるんだもんね。

ジュリーの歌声を聴きながら。
胸の内に様々な思いが過ぎっていく。
初めて聴いたのは小学生の頃だよな。
好きになったきっかけは誰かさんの影響で。
今夜、年に一回の故郷でのライブまで。

あの頃から。

グループ・サウンズの頃から。
歌い続けるジュリーを。
小学生の頃から。
誰かさんの影響で好きになって。
その誰かさんと。
ジュリーの故郷でのライブまで追っかけて。

あの頃から。

なにも変わっていない様で。
これからも変わってほしくはなくて。

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2009/07/17 Fri *もうだいじょうぶ / The Rolling Stones

20090717suckingbero


西へ。
西のあの街へ。
ちゃっちゃと。
仕事を片付けて。
ちゃっちゃと。
旅支度を整えて。
あの灯りを。
再び燈ったという。
あの灯りを探しに。
西へ。
西のあの街へ。

『Sucking In The Seventies』'81年リリース。
米国ではこのベロ・マークのシュリンク付きでリリースされたローリング・ストーンズの編集アルバム。
所謂ベスト・アルバムではなくて。未発表ヴァージョンや編集ヴァージョンが中心となっています。
「Sutterd」のシングルB面だった「Everything Is Turning Is Gold」とか。
当時は完全に未発表曲だった「If I Was Dancer (Dance Pt.2)」とか。
未だに'78年のツアーからは唯一の公式音源となる「Whe The Whip Comes Down」のライブとか。
「Everything~」と「When The Whip~」は今でもこのアルバムでしか聴けないんじゃないかと思います。
他のナンバーも殆どが編集されていて。マニアックではありますが捨てがたい内容となっています。
'70年代のストーンズ名演集と言った趣もあって。『Time Waits For No One』とかと同じ様な狙いだったのかも。
偶にはこんなアルバムに針を落として。通好みのストーンズを味わうのもいいものです。

西へ。
西のあの街へ。
なんとかかんとか。
辿り着いて。
どうにかこうにか。
探して。見つけて。
あの灯りを。
再び燈った。
あの灯りを見つけて。
西で。
西のあの街で。

あの笑顔が。
迎えてくれる。
あの笑顔に。
抱きしめられる。

でっかい音。
うまい酒。
うれしい笑顔。

もうだいじょうぶ。

1年半振りに。
再び燈った。
あの灯り。
あのベロ・マーク。

もうだいじょうぶ。

ふぁにます。
言ったとおりだね。
会えたね。
また会えたね。

もうだいじょうぶ!

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2009/07/15 Wed *所詮 / 山口冨士夫

20090715fujio


所詮。
冗談。
暇つぶし。
そんなもんだろう。

だから。
必要以上に。
力むこともないし。
熱くなることもないし。
むきになることもないし。
微笑みでも浮かべて。
鼻歌混じりで。
気楽にやろうぜ。

所詮。
そんなもんだろう。
そうでなきゃ。
それぐらいでなきゃ。

『ひまつぶし』'74年リリース。
山口冨士夫の1stソロ・アルバム(このジャケットは'86年の再発盤のものです)。
とにかく凄い。傑作、いや傑物。それ以外の言葉なんかいらない。とにかくこれ以上のブツはそうそう無い。
本当にそれだけだな。こんなもの聴いちまっていいのかな。もう後戻りできないよなって。
初めて針を落とした時。もう一撃でやられてしまって。もう引き返せないなって覚悟を決めさせられて。
だってね。これ聴いたら、この世界を知ってしまったら。もう真っ当な人生は歩めないなって。
それくらいの衝撃だったのです。座り小便しちゃいそうなくらいね。もうロック馬鹿になるしかないじゃないってね。
そんなブツなのに。冨士夫ちゃん自身はデモ・テープくらいにしか思ってないそうで。いやはやなんとも。
だから実はこのタイトルも皮肉が込められてるのかも知れませんが。それだからこそ尚更ね。
所詮そんなもんだろうくらいで。力むことも無く笑い飛ばしながらで。唯一無二の圧倒的な存在感。
そこが。勿論されどではあるけれど。たかがロックだってこと。その軽やかな腹の座り具合。
個人的にはキースの『Talk Is Cheap』と同じくらいにね、大好きなんて言葉では片付けられないほどのブツです。
このアルバムを好きじゃないって奴は絶対に信じない、勿論、友達にもなれない。可愛い娘は別だけど(笑)。

所詮。
冗談。
暇つぶし。
そんなもんだろう。

そうさ。
食って。寝て。働いて。
飲んで。遊んで。愛して。
そんななにもかも。
真面目になることもないし。
微笑みでも浮かべて。
鼻歌混じりで。
気楽にやりたいんだ。

所詮。
そんなもんだろう。
そうでなきゃ。
それぐらいでなきゃ。

されどではあるし。
真剣になったり。
本気でむきあったり。
だからこそ。
たかがなんだと。
軽やかに。
笑みを浮かべてる。
そんなふうでいたいなと。

所詮。
冗談。
暇つぶし。
そんなもんだったんだけどな。

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2009/07/14 Tue *歩調整え、足並揃えて / Stevie Ray Vaughan & The Double Trouble

20090714instep


決めること決めて。
いらないもの切り捨てて。
いるものだけ残して。
たらないものを加えて。
計算してみて。割り振ってみて。
これでいいよね。
漏れは無いよね。
バランスも取れてるよね。
後は。
もう一度。
目標を確かめて。
道程を確かめて。
歩調整えて。
足並揃えて。
さぁ、歩き出しますか。

『In Step』'89年リリース。
スタジオ録音としては4年振りのリリースとなったスティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブルのアルバム。
一時期かなりドラッグに蝕まれていたレイ・ヴォーン。スタジオでのレコーディングもままならなくなって。
窮余の策としてリリースされたのが前作に当たる2枚組ライブ・アルバム『Live Alive』だったりしました。
その期間を利用してリハビリを行って。生還してきたレイ・ヴォーン。並々ならぬ気迫に溢れています。
勿論、基本的にはリハビリ前と変わるところは無く。とにかくそのギターが弾けて、歌ってと。
爽快に疾走したかと思えば。実に芳醇に咽び泣いてみたりと。そしてそれらが一段と輝きを増しています。
死の淵から、地獄の一歩手前から生還した喜び、再びブルースを奏でられる喜びに満ち溢れているのです。
肉体的にも精神的にも復調し、タイトル通りに歩調を整えて、再び歩き出そうという意志が表れているのです。
それだけに。このアルバムがレイ・ヴォーン生前最後のアルバムとなってしまったことが悔やまれてなりません。
本当に。あの事故さえおきなかったら。あのヘリコプターにさえ乗らなかったらと。詮無いことですけどね。

決めること決めたし。
いらないものなくなって。
いるものだけ見える様になって。
たらないものも解ったし。
役割も分担も明確になったし。
これでいいよね。
スッキリしたよね。
クリアにもなったしね。
後は。
未だ先は長いけど。
目標を見据えて。
道程を一歩一歩。
歩調整えて。
足並揃えて。
さぁ、歩いていきますか。

こっちは足並揃ったんだけどね。
あっちがどうにも覚束ないんだよなぁ。
こっちに取り込んでしまえればいいのだけれど・・・

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2009/07/13 Mon *ネバネバしたくない / RCサクセション

20090713hearta


暑い。
暑い。
本当に暑い。
もう。
汗いっぱいかいて。
もう。
汗びっしょりで。
ギネスよりも。
晩御飯よりも。
レコードに針を落とすよりも。
先ずは。
シャワーを浴びて。さっぱりと。
ネバネバしたくないんだ。

『Heart Ace』'85年リリース。
ジャケットの“ハート”が妙に可愛らしいRCサクセションのアルバム。
実を言うと個人的には一番RCから、清志郎から遠ざかっていた時期のアルバムだったりして。
前年の武道館のライブで。何だかなんでもかんでも拳突き上げてりゃいいみたいな観客に違和感を感じて。
本当はそういう皆で渡れば的な世界から一番遠いはずのRC,清志郎を取巻く世界が変わっちゃったかなとか。
後は、ほら。ちょうど阪神の21年振りのリーグ優勝と初めての日本一とかで忙しかったし(笑)。
大学のゼミでの活動が忙しかったり、ゼミの女の娘達となんだかんだと、にっちもさっちもだったりで(苦笑)。
このアルバムも買うには買ったんだけど。音がどうにも好きになれなくて。何だかシャリシャリで。
まぁ、RCに限ったことじゃなくて。'80年代はみんなリバーブとかゲート・エコーとかに踊らされてたのですが。
まったく本当に。'80年代の特に中頃は本当に下らない音が流行ってたよなと、思い出しても腹が立ちますが。
で、あまり聴いた記憶が無かったのですが。針を落としたら・・・どの曲も知ってて。いや、あたり前なんだけど。
「Sky Pilot」も「Drive」も「横浜ベイ」も。「海辺のワインディング・ロード」も「山のふもとで犬と暮らしている」も。
そしてそして「Lonely Night(Never Never)」も。ちゃんと届いてたんだなと。好きだったんだなと。
結局、清志郎の歌の力、求心力みたいなものにやられてたんだなと。音なんか関係なくなっちゃうんだなと。
そんなことをしみじみ感じてしまったりしたのでした。勿論、今でもこのアルバムの音は許せないけど。
そして。清志郎の歌詞の素晴しさ。このダブル・ミーニングのエロティックなことったら。大好きです!

暑い。
暑い。
本当に暑い。
いま。
シャワー浴びたばっかりなのに。
もう。
汗びっしょりで。
ギネス飲みながら。
相方と晩御飯。
レコードに針を落として。
あぁ、もう一度。
シャワーを浴びて。さっぱりしようかな。
ネバネバしたくないんだ。

暑い。
暑い。
本当に暑い。
今日も。今夜も。
東京タワーのふもとで暮らしている。

それにしても。
こう暑くちゃ。本当に。
ネバネバしたくないよなぁ(苦笑)。

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2009/07/12 Sun *風向きが / Eric Burdon & The Animals

20090712windsofchange


風向きが。
変わっちまいそうだ。
いいじゃん。いいじゃん。
何だかしらないけど。
何故かはわからないけど。
妙にワクワク、ドキドキ。
そして。
訳も無く、無意味に。
興奮したりしもして。

何かが変わる。
それも。
巨大だったはずのもの。
強かったはずのもの。
あたり前だと思われてたはずのもの。
そんなものが。
崩れ去っていくってのが。
好きなんだなぁ。
いいじゃん。いいじゃん。
風向きが。
このまま変わっちまえばいいのに。

『Winds Of Change』'67年リリース。
エリック・バードンと新生アニマルズの1stアルバム。
ブリティッシュ・ビート勢の中でもその“黒さ”ではストーンズといい勝負だったアニマルズ。
中でもエリックのヴォーカルの迫力、熱さはブライアン・ジョーンズをしてイギリスで一番だと言わせたとか。
(ロック伝説の類でしょうが。そんなこと言ってるからミックに睨まれたんだったりして・・・)
そんなブルースやR&Bに執り憑かれたアニマルズ、バードンの姿はこのアルバムにはなくて。
米国西海岸に渡ったバードン。すっかりサマー・オブ・ラブに、サイケにやられてしまって。
ものの見事にドラッグとインドの香りが立ち込めるサウンドとなっています。新しもの好きと言うかなんと言うか。
まぁ、要は好きになったら一直線。脇目も振らずに入れ込んで入れ込んでって性格なんでしょう。
それほど当時の西海岸、サンフランシスコは刺激的で新しい風が吹いていたとも言えるのでしょうし。
その風向きの変化をうまく捉えて。風に乗ったとも言えるのかな。ちょっと散漫な感じもするのですが。
「Paint It Blac」のカヴァーなんてストーンズよりもラーガ・ロックしてて。これはこれでなかなかのものです。

風向きが。
変わっちまいそうだ。
駄目じゃん。駄目じゃん。
何だかしらないけど。
何故かはわからないけど。
そんな予感はあったけど。
なにも。
ここまで、あっと言う間に。
逆戻りするなんて。

何かが変わった。
それも。
巨大だったはずのもの。
強かったはずのもの。
あたり前だと思われてたはずのもの。
そんなものを。
崩したはずだったのに。
虚しいなぁ。
駄目じゃん。駄目じゃん。
風向きが。
元に戻っちまいそうじゃないか。

東の空に吹いた風は。
変わろうとする風向きは。
少し楽しめそうではあるけれど。
西の空に吹いてた風は。
変わったはずの風向きは。
すっかり鳴りを潜めてしまって。
猛虎になったはずだったのに。
また元のダメ虎に・・・

また風向きが変わっちまえばいいのになぁ・・・変わってくれないかなぁ・・・はぁ・・・

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2009/07/10 Fri *ゲームには / Keith Richards

20090710learningthegame


そうさ。
仕事だって。
言ってみればゲームさ。
ビジネスだ。
プロジェクトだ。
なんだかんだと。
カッコつけたところで。
所詮はただのゲーム。
それでいい。
それだからいい。
でも。
だから。
ゲームにはゲームの。
ルールがあるんだってこと。

『Learning The Game』リリース年不明。
例のハネムーンでの弾き語りとか、アウト・テイクとかを集めたキース・リチャーズのブートレッグ。
キースがギターやピアノを弾きながら、ボソボソっと歌ってる。それだけ、まぁ、本当にそれだけで。
音質だって決してよくは無くて。まぁ、リラックスした素の(?)キースに親しめるってとこでしょうか。
自分みたいなキース大好き人間には勿論、それなりの価値があるのですが、まぁ所詮ブートなので。
おおっぴらに語るものでもなければ。薦めるものでもありません。そうなんですけどね。
ハネムーンでも「Time Is On My Side」とかなかなか味わいがあっていいし。いいんだよなぁ。
「Somewhere Over The Rainbow」とか「We Had It All」とかもね。キースの嗜好も伺えて。ニヤッとね。
正直言えば。もう。このジャケットだけでいいなと。すいません。キース好きなんですよ。本当にそれだけで。

そうさ。
仕事だって。
言ってみればゲームさ。
スケジュールがどうした。
タスクがどうしたと。
なんだかんだと。
気取ってみたところで。
所詮はただのゲーム。
それでいい。
それだからいい。
でも。
だから。
ゲームにはゲームの。
ルールがあるんだってこと。

学んでこなかったのかな。
憶えてこなかったのかな。
楽しんでこなかったのかな。
ゲームにはゲームの。
ルールがあるんだってこと。

やりやすい様にやればいい。
形式に拘る必要も無い。
進め方も自由にすればいい。
楽しめるだけ楽しめばいい。
最低限のルールが守れるならね。
自分の役割には。自分の守備範囲には。
責任と誇りを持つこと。
持てないのなら。
プロでいられないのなら。
さっさとゲームから降りたほうがいい。

ゲームにはゲームの。
ルールがあるんだからさ。

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2009/07/09 Thu *なにかあるとは / Dr. Feelgood

20090709sneakinsuspicion


なにかあるとは。
思ってました。感じてました。
なんでここに。なんでここで。
なんで・・・っておかしくて。怪しくて。
やっぱりそうですか。
そんな事情が。
そんな考えが。
そんな思いがね。
それじゃぁ、しかたない。
それじゃぁ、どうしようもない。
しかしね、参ったね。

『Sneakin' Suspicion』'77年リリース。
リリース直前にウィルコ・ジョンソンが脱退してしまったドクター・フィールグッドの4thアルバム。
ウィルコを擁した最後のアルバムとなってしまった訳ですが。リー・ブリローのヴォーカルとハープは相変らずで。
その慰撫し銀の味と、タイトなリズム・セクションはいつものフィールグッドで、御機嫌です。ですが・・・
製作中からかなり煮詰まっていたらしいウィルコは曲作りでも、そしてそのギターもやや冴を欠いてるかなと。
前作『Stupidity』が全英チャートの首位に立ったことで。相当なプレッシャーを感じてしまったとも。
普段からかなり繊細らしいウィルコなので。たぶんに考え込んでしまたのでしょうか。
見るからにしたたかそうな(失礼)ブリローともすれ違ってしまったのかななんて想像もしてしまいますが。
それでもね。ブリローにウィルコが絡みついていく瞬間にはゾクゾクするものがあって、好きなんですけどね。
まぁ、ウィルコはもう半ばから心ここにあらずだったのでしょうね。もう少しこの面子で続けて欲しかったかな。

なにかあるとは。
思ってました。感じてました。
でもそこまで。なんでそこまで。
なんで・・・って解らなくも。無いけれど。
そりゃそうですね。
そんな事情が。
そんな考えが。
そんな思いがね。
それじゃぁ、しかたない。
それじゃぁ、どうしようもない。
しかしね、参ったね。

なにかあるとは。
思ってた。感じてた。
しかしなぁ。
心ここにあらずの人を相手に。
話を、物事を進めるのは。
ちょいとばかし厳しいよなぁ。

なにかあるとは。
怪しいなとは。
薄々ね。最初からね。
解ってはいたけどね。
まぁ、なんとかなる・・・するしかないけどね。

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2009/07/08 Wed *ブルー・・・ / Otis Redding

20090708otisblue


久し振りの再会。
ランチを一緒に食べながら。
短くても。僅かでも。
時間を共有して。
その姿を。
その瞳を。
その声を。
そして。
その思いを。
感じて。確かめて。
かって。
共に過ごした時が。
共に抱いた思いが。
間違いではなかったと。
改めて。
少しホッとして。

『Otis Blue/Otis Redding Sings Soul』'65年リリース。
オーティス・レディングの3rdアルバムにして最高傑作とも言えるアルバム。
勿論『Live In Europe』も最高だし。他のアルバムにも素晴しいものは多いし、傑作もあるけれど。
オーティスの歌声の素晴しさ、サウンドの完成度、収められている楽曲の充実度・・・総てが揃っているかなと。
アップも、ミディアムも、スローも。オリジナルもカヴァーも。総て乗りこなして、総てものにしてしまうオーティス。
その迫力。その味わい。録音された当時のオーティスは23歳・・・23歳でこの歌声って、もうそれだけで。
オリジナルの「Respect」そしてサム・クックの「Shake」の汗も唾も飛び散る大迫力のシャウトも凄ければ。
これもサムの「Wonderful World」、そしてストーンズの「Satisfaction」では弾ける存外なポップさがあって。
とてつもなくソウルフルでありながらポップでもあるところがソウル・ファン以外にも受けた所以かと。
そしてそして。何よりも。スロー・バラードにおける溢れ出す情感と、滲み出る哀感、その圧倒的な存在感。
オリジナルの「I've Been Loving You To Long」、またまたサムの「Change Is Gonna Come」・・・
何も言うことが無く、否、言葉なんか要らないと。ただただもう。圧倒されて、包まれて。涙が毀れます。

束の間の再会。
食後の珈琲を飲みながら。
短くても。僅かでも。
時間を共有して。
その姿を。
その瞳を。
その声を。
そして。
その思いを。
感じて。確かめて。
かって。
共に過ごした時が。
共に抱いた思いが。
間違いではなかったと。
改めて。
少しホッとして。

でも。
もしかして。
ひょっとして。
これからも。
共に過ごせた時を。
共に抱けた思いを。
失ってしまったのも事実だと。
気づかされて。
少し後悔して。

温かで。
安らかで。
そして。
少し痛んで。
少し切なくて。
少しブルー・・・。
またいつか。
交叉するかもと。
そんな願いを抱きながら。
やっぱり。
少しブルー(苦笑)。

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2009/07/07 Tue *雨よ雨よ / The Temptations

20090707wishitwouldrain


雨よ。
雨よ。
どうか。
振ってきて。
落ちてきて。
織姫と彦星には悪いけど。
年に一度の逢瀬を邪魔するなんて。
無粋の極みだけど。
暑いんだ。
蒸し暑くてたまらないんだ。
だから。
雨よ。
雨よ。

『Wish It Would Rain』'68年リリース。
デヴィッド・ラフィン在籍時の最後のアルバムとなったテンプテーションズの9thアルバム。
これで最後と、デヴィッドが力込めて、魂込めて、思い切り揺れて素晴しい歌声を聴かせてくれます。
この後にノーマン・ホイットフィールドと創り上げる『Cloud Nine』での新しいテンプス像を垣間見せながら。
初期のテンプスらしさも未だ存分に残っていて。その過渡期のバランスがいい塩梅だなと個人的には思います。
「I Could Never Love Another(After Loving You)」とか「Please Return Your Love To Me」とか素晴しく。
そして。何と言っても。タイトル曲におけるデヴィッドのソウルフルなヴォーカルとドラマティックなコーラスが。
その素晴しさが胸に迫ります。思わず胸に手を当てて。空を見上げてみたくなるほどなのです。
ホイットフィールドとバレット・ストロングによる楽曲自体も素晴しくて。フェイセズのカヴァーもいい感じでした。

雨よ。
雨よ。
どうか。
振ってきて。
落ちてきて。
調子に乗ってるあいつには悪いけど。
得意の絶頂で水を差すなんて。
いい気持では無いけれど。
暑いんだ。
暑苦しくてたまらないんだ。
だから。
雨よ。
雨よ。

抜けるような青空も。
照りつける太陽も。
むき出しの野心も。
いらないんだ。
そう。
いらないんだ。

雨よ。
雨よ。
振り出してくれないか。
落ちてきてくれないか。
雨に願いを。

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2009/07/06 Mon *帰ってほしいの / The Jackson 5

20090706iwantyouback


もう3年。
もう3年なんだな。
突然。
そう本当に突然。
君が旅立ってしまってから。
もうそんなに月日が経ってしまったんだな。
まだ。
まだどこかで。
実感できてなくて。
受止められなくて。
ふと。
君のことを考えて。
君と話したくなって。
気づくんだ。
もう・・・ってね。

『Diana Ross Presents The Jackson 5』'69年リリース。
デビュー曲「I Want You Back(邦題「帰ってほしいの」)をフューチャーしたジャクソン・ファイブの1stアルバム。
アルバム・タイトルからもわかる様にダイアナ・ロスが発掘したと言われるジャクソン・ファイブですが。
実は最初にジャクソン・ファイブ、マイケル・ジャクソンを見初めたのはグラディス・ナイトだったと言うのが真相で。
ダイアナの名前を冠したのはモータウンの戦略だったのだそうです。まぁ、さもありなんな話ですが。
しかし。兎にも角にも。そんな大人達の思惑とは関係なく。当時11歳だったマイケルの歌声の素晴しさ。
本当に。輝いて煌めいて。子供らしさを存分に感じさせつつ。その技量は驚くほど高く完成されています。
兄弟グループですが。そして一番年下だったマイケルですが。誰が主役かは針を落とした瞬間に判るのです。
マイケルの歌声を生かすべく作られたポップな楽曲とサウンドも見事の一言に尽きます。
テンプテーションズ、フォー・トップス、スライのカヴァーには背伸び・・・やや無理がありますが。
'80年代半ば以降のマイケルには何の興味も抱けませんでしたが。ジャクソン5のマイケルは今も好きなんです。

まだ3年。
まだ3年なんだな。
突然。
そう本当に突然で。
別れを言うことも出来ずじまいで。
あの夜の報せはまだつい昨日の様で。
だからかな。
まだどこかで。
実感できてなくて。
認めたくなくて。
ふと。
君の声が聞こえる気がしたり。
心の中で君に話しかけたり。
そうなんだ。
まだ・・・駄目だね。

3年前の今日。
突然旅立ってしまった。
空の上へと行ってしまった。
友達を思いながら。

なぁ。
やっぱりさ。
帰ってきてほしいな。
I Want You Back...

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2009/07/05 Sun *痒いところに / The Grease Band

20090705greaseband


実は。
みんな。
それなりの歳で。
それなりに経験もあって。
だから。
こんな言い方は。
相応しくないかもしれないけど。
可愛いのである。
ついつい。
心配したり。からかったり。
まるで歳の離れた弟みたいで。
そんな。
やりとりが。
キャッチボールが楽しくて。

『The Grease Band』'71年リリース。
元々はジョー・コッカーが結成して。コッカーのバック・バンドでもあったグリース・バンド。
コッカーと袂を分かって4人組となってリリースした1stアルバムにして(事実上)唯一のアルバム。
小粒ながらも。地味だけれども味があって。時に跳ね回り、時に哀感漂う、ブリティッシュ・スワンプの名盤です。
ヘンリー・マカラックを始めとするメンバーは皆、知る人ぞ知る的な存在ながら腕に覚えのある職人揃いで。
その奏でるサウンドは小気味良くて、小回りが利いて。そう痒いところに手が届く感じの心地良さがあります。
マカラックの派手さは無くても、どこか引っ掛る、ツボにはまるギターなんかは一度味わったら癖になります。
この後、短期間ながらウィングスにも加入したマカラック。ポールとしては自分には出せない味ですからねぇ。
本当に派手さの欠片も無く。商業的成功とも縁の無かったアルバムですが。実に愛すべき存在なのです。

実は。
みんな。
それなりの歳で。
それなりに経験もあって。
だから。
こんな言い方は。
おこがましいかもしれないけど。
頼もしくもあって。
ついつい。
無理を言ったり。我侭を言ったり。
まるでベテランの執事みたいで。
そんな。
やりとりが。
キャッチボールが楽しくて。

痒いところに手が届く。
そんな技や気配りが心地良くて。
そんなみんなに。感謝を。
そんなみんなと。これからも。

ほんと。
いいバーだし。
いいスタッフだし。
ときどき。
惜しいところもあるんだけど。
まぁ、それはご愛嬌。
これからも。
宜しくね。

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2009/07/04 Sat *扉を開けて/ The Doors

20090704morrisonhotel


扉を開けて。
その場所へ。
空気と匂い。
吸い込んで。
胸の奥に。心の中に。
飛んでしまう。跳んでしまう。
青白い炎。漂う微かな香り。
風が崩れる。表情を変える。
手招きしている。呼んでいる。
誘われるまま。呼ばれるまま。
行ってしまえば。応えてしまえば。
その場所に。留まってしまえば。
もう。それで。

『Morrison Hotel』'70年リリース。
前作『The Soft Parade』でのポップなアプローチに納得のいかなかったジム・モリソン。
そのジムによる揺り戻し、原点への回帰が顕著に感じられるドアーズの5thアルバム。
冒頭の「Roadhouse Blues」からして屹立したジムの硬質な存在感が際立っています。
そして従来からライブでは見せていたホワイト・ブルース・バンドとしての顔を見せてもいます。
硬質で重いサウンド。そして攻撃性と底知れぬ、得体の知れぬ不安感を感じさせる、煽る世界。
そこにはやはり血と死の匂いが色濃くて。そこに足を踏み入れる、身を沈めるか否かを求められるのです。
危うくて、妖しくて。しかしどうしようもなく魅惑的でもあって。ついつい扉を開けてそのホテルの中へと。
1stアルバムや2ndアルバムにあった浮遊感には欠けるものの。逆らい難い磁力に惹かれてしまうのです。
ドアーズ、そしてジム。針を落とす機会が多いかといえばそうでも無く。いつも意識にあるかといえばそうでも無く。
なのに。いつでも。胸の奥に、心の中にあって。時にその世界に留まっていたい、耽溺してしまいたいと。

扉を開けて。
その場所へ。
あの空気と匂い。
吸い込んで。
胸の奥に。心の中に。
沈んでしまう。浸ってしまう。
青白い炎。漂う微かな香り。
風は止んでいる。表情は消えたまま。
背を向ける。消えていく。
追いかけて。その先で。
横たわってしまえば。眠ってしまえば。
その場所に。囚われてしまえば。
もう。それで。

もう。それで。
いいのだと。
もう。それで・・・

真夜中。
ふと。
留まって。囚われて。
扉を開けたくなる。
そのまま。
扉を閉めたくなる。
そのまま・・・

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2009/07/03 Fri *憶えてる / The Rolling Stones

20090703notwo_2


憶えてる。
そう。
憶えてるんだ。

この日を。
そう。
この日だけは。
忘れられずに。
憶えてるんだ。
それはどうなんだろう。
これはなんなんだろう。
忘れてしまうよりは。
憶えていないよりは。
こうして。
思いを巡らせる。語りかけられる。
それだけでも。
いいのかもしれないけれど。

『The Rolling Stones No.2』'65年リリース。
バンド名もアルバム・タイトルもクレジットされていないローリング・ストーンズの英国での2ndアルバム。
米国での2ndアルバム『12×5』もいいけれど。やっぱり渋さで勝るこのアルバムが個人的には好きなのです。
それに。やっぱり英国のバンドですから。本国でリリースされたこのアルバムが正統なんだよなとも。
所謂ヒット曲は含まれてなくて。オリジナルも僅かに3曲。殆どがブルースやR&Bのカヴァーで占められていて。
若き日のストーンズの趣味、志向が剥きだしになったアルバムが首位にたって20週以上もチャート・イン。
そんな幸福な時代の空気や匂い、記憶までもが溝の間から立ち昇ってくる様なアルバムなのです。
特に。「I Can't Be Satisfied」でも素晴しいスライド・ギターを奏でているブライアン・ジョーンズ。
ブライアンにとっては思う存分に。大好きなブルースやR&Bをプレイできて、それをみんなが受入れてくれて。
それだけで良かった。それだけで十分に満足だったんだろうなと。それが続けば良かったんだろうななどと。
そんな幸福の絶頂にあったであろうブライアンの思い、そして匂いが濃厚に感じられる気がしてならないのです。
ロンドンの片隅で手に入れたオリジナルのアナログ盤。ブライアンも聴いたそのモノラル盤に針を落として。
40年前の今日。あのプールに浮かんでいた金髪の天使に思いを巡らせ、一人語りかけるのです。

憶えてる。
そう。
憶えてるんだ。

この日を。
そう。
この日だけは。
忘れられずに。
憶えてるんだ。
それはどうしてではなく。
これはどうしようもなく。
忘れてしまうよりは。
憶えていたいのだと。
こうして。
思いを巡らせる。語りかけられる。
それだけでもと。
いいのだと言い聞かせてでも。

憶えてる。
そう。
憶えてるんだ。

僕の大切な。
僕の大好きな。
僕のかけがえのない。
いまもいつもここにあるもの。
それに名前を与えた。
それを転がし始めた。
それを牽引していた。
だから・・・

憶えてる。
そう。
憶えてるんだ。

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2009/07/02 Thu *まぼろし / Ronnie Lane's Slim Chance

20090702onefortheroad


まぼろし。
そう。まぼろし。
瞼の裏に。
胸の内に。
心の底に。
そこにしかない。
ないはずなのに。
見える。聞こえる。感じる。
触れられる。
確かにここにある。
そんなはずは無いのにね。
そんなこともあるのかな。

『One For The Road』'76年リリース。
フェイセズ脱退後にロニー・レインが結成したスリム・チャンスの3rdアルバムにして最後のアルバム。
生粋のモッズで。大のR&Bフリークで。スモール・フェイセズ、そしてフェイセズのメンバーとして颯爽と。
そう常に飄々としながらも颯爽とスポット・ライトを浴びていたロニーが、スリム・チャンスと共に求めたのは。
なんとも穏かで心休まる様な。カントリーやトラッドの匂い、香りが濃厚なサウンドだったのです。
ウェールズの農場で農作業に明け暮れながら。気儘にバスにテントを積み込んで芸人も引き連れて旅から旅へ。
そんな生活を送りながら。まるで郷愁を求めるが如く。土や陽や、そして風の匂いのするサウンドを求めて。
伸びやかに歌い奏でるロニーの姿は微笑ましくて。でもどこかにほろ苦さを感じてもしまうのです。
そこにあるのは。本物の郷愁ではなく。都会育ちのロニーだから持ちえた、描きえたまぼろしではなかったかと。
まぼろしだから。まぼろしだからこそ。美しくて。優しくて。温かくて。でも切なくて。儚くて。どこにもなくて。
勿論、まぼろし故に求めたであろう、愛したであろうロニーの想いも含めて。とっても好きなんですけどね。
どれくらい好きかって。涙が滲むって解ってても針を落として。解っててもやっぱり・・・ほら、ねってくらいかな。

まぼろし。
そう。まぼろし。
目の前には。
身の周りには。
手の届くところには。
ありはしない。
ないはずなのに。
見える。聞こえる。感じる。
触れられる。
確かにここにある。
そんなはずは無いのにね。
そんなこともあるのかな。

どこかで。
見た。聞いた。感じた。
触れたのか。
かって。
見た。聞いた。感じた。
触れたのか。
それすらも。
あやふやで。あいまいで。
まぼろし。
そう。まぼろし。

だからこそ。
見える。聞こえる。感じる。
触れられる。
愛しくて。儚くて。
まぼろし。
そう。まぼろし。
なのだけど・・・

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2009/07/01 Wed *溶けるほどの / Small Faces

20090701allornothing_2


暑い。
蒸し暑い。
言うてもどうにもならんが。
どうしても口にしてしまうほど。
暑い。
蒸し暑い。
何かをしていても。
何をしていなくても。
溶けそうで。
溶け出しそうで。
あぁ。
なんとかならないか。

『Small Faces』'80年リリース。
溶け出した(?)レコードが印象的なスモール・フェイセズの日本独自の編集アルバム。
'69年にリリースされた2枚組の『The Autmun Stone』から選曲して無理矢理シングル・アルバムにしています。
従って。イミディエイトに移籍後に顕著になった幅広い音楽性はあまり感じられないものになってしまって。
モッズの象徴、憧れだったビート・バンドとしてのスモール・フェイセズに焦点が搾られています。
特に「All Or Nothing」「Tin Aoldier」と。スティーヴ・マリオットの熱いヴォーカルがやはり目立っています。
その熱さが絶頂を極めたのはハンブル・パイ時代だったのかもしれませんが。ここでのマリオットも十分に熱くて。
ポップなナンバーに。ここまで、どこまで魂込めるんだよと。この過剰さこそがマリオットだよなと。
ここまで熱く歌えてしまうのがマリオットの才能で。その才能ゆえに。そこに安住してしまったのかなとも。
なんにしろ。こんな暑い夜には。マリオットの熱いヴォーカルを浴びると。逆に爽快だったりもするのです。

熱い。
煮え滾る。
言うてもどうにもならんが。
どうしても口にしてしまうほど。
熱い。
煮え滾る。
何かをしていなくては。
何をしていても。
溶けそうで。
溶け出しそうで。
あぁ。
なんともならないのか。

暑い夜。
熱い夜。
溶けるほどの。
空気。
思い。
溶けるほどの・・・

それにしても暑い(苦笑)。

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