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2009/09/01 Tue *もう静かに眠らせてやれよ / The Rolling Stones

20090901highttideandgreengrass


いまさら。

なんだって言うのだろう。
なにがわかると言うのだろう。
なにを知りたいと言うのだろう。
なにを暴きたいと言うのだろう。

いまさら。

なんの意味。
なんの価値。
なにが目的。

もう。
いいじゃないか。
好奇の目に曝すなよ。
根拠も無い噂を口にさせるなよ。

もう。
静かに眠らせてやれよ。

『Big Hits (High Tide And Green Grass)』'66年リリース。
魚眼レンズで撮影されたスウィンギング・ロンドンなジャケットも美しいローリング・ストーンズのベスト・アルバム。
特に黒地にストライプのスーツで紅いネクタイと紅いチーフ。そして何故か左手に包帯のブライアン・ジョーンズ。
この、この英国の香りを漂わせ、どうじにどこか見るものを不安にさせるブライアンの姿が印象的です。
同名の米国編集盤とは収録曲も異なるこの英国変編集盤。英国でのシングルを中心に14曲が選曲されていて。
最新シングルだった「Have You Senn Your Mother, Baby, Standing In The Shadow?」で勢いよく始まって。
あまりにも渋い「Little Red Rooster」で締め括る曲順もよく考えられていて。見事にツボを押さえています。
そう。この「Little Red Rooster」、'64年に全英1位になってるんですよね。このブルース・ナンバーが。
本当にいい時代だったんだなと。そしてこんなブルースこそがブライアンがストーンズで演りたかったことかなと。
英国オリジナル盤に封入されたブックレットの。ブロンドも輝くブライアンの姿を眺めながら思ってみたり。
他にも「Not Fade Away」とか「Time Is On My Side」とか。そんな渋いセンスが堪らないカヴァーと。
「( I Can't Get No)Satisfaction」とか「Get Off Of My Cloud」なんてヒット曲が違和感なく並んでるのが凄いなと。
以前はCD化されていたのに。何故かここのところCD化の対象から外されて久しいこのアルバム。
是非英国編集盤で、できればアナログ盤で。その選曲と曲順と英国の香りを楽しんで欲しいなと思うのです。

いまさら。

なんだって言うのだろう。
なにかがわかったところで。
なにかが明らかになったところで。
それでどうだと言うのだろう。

いまさら。

誰の為に。
誰の望みで。
誰が求めてるのか。

もう。
いいじゃないか。
例えなにかがわかっても。
彼は何も言わない。応えない。

もう。
静かに眠らせてやれよ。

あの。
最期の日々。
静かで長閑なあの田舎の片隅で。
木漏れ日が差し込むあの森で。
熊のプーさんやクリストファー・ロビンに囲まれたあの庭で。
何を見て。何を聴いて。
何を感じて。何を思い。
それは彼にしかわからない。
幸せだったのか。不幸だったのか。
それは彼にしか決められない。

だから。
遺された、遺してくれた。
奇跡に耳を澄ませ、軌跡を見つめ。
ただただ彼を思う。
それだけでいいじゃないか。

もう。
静かに眠らせてやれよ。

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