2009/10/08 Thu *覗いてみたい・・・ / Humble Pie
どうせまた。
こちらの早とちり。
大した話でもなく。
甘い話でもなく。
大山鳴動鼠一匹。
捕らぬ狸の何とやら。
まぁ。
顔を立てて。
話だけでも聞いとけば。
適当に相槌でもうって。
流しとけばいいんでしょ。
ところが。
どっこい。
おやおや。ふむふむ。
ほうほう。うんうん。
いや、それならば。
面白いかも。
『Thunderbox』'74年リリース。
ハンブル・パイの8thアルバムにして実質的なラスト・アルバム。
小型原子炉・・・かって大貫憲章さんがそう称した、あまりにも熱き男スティーヴ・マリオット。
腰をグッと落として。大きく股を開いて。ギターを握り締めて。力の限りシャウトするマリオット。
ハンブル・パイの魅力と言えば、何と言ってもそんなマリオットのあまりにも黒く熱い歌声に尽きます。
一瞬も気を抜かずに。ひたすらに。ただひたすらに。黒く、熱く歌い続ける、叫び続けるマリオットです。
あまりにも黒人音楽に入れ込み過ぎて。トゥー・マッチに、マニアックになり過ぎたのかも知れませんが。
それの何が悪いんだと。好きなものは好きだと。全身全霊を傾けてしまう。不器用なマリオットが堪りません。
「I Can't Stand The Rain」とか「Ninety-Nine Pounds」とか。黒く粘っこいカヴァーが御機嫌なのは勿論のこと。
「No Way」とか「Rally With Ali」なんてオリジナルのファンキーさなんて、そりゃもうカッコ良すぎでしょうと。
マリオットだけじゃないぞと。「Drift Away」ではグレッグ・リドリーが渋い歌声を聴かせてくれてもいます。
ハンブル・パイの諸作の中でもあまり評価されていないアルバムですが。とんでもない。ちゃんと聴きましょう。
そして。この思わず除いてみたくなるエロティックなジャケットがいいじゃないですか。堪りませんね。
確かにまぁ。
それほど美味しくなく。
勝ち目も薄いけれど。
当たれば儲けもの。
当たるも八卦当たらぬも八卦。
駄目で元々。
まぁ。
万に一つでも。
話だけでも聞けたりしたら。
土俵に上がれたりでもしたら。
それだけでも話の種にはね。
いやはや。
なんとも。
まぁまぁ。そうそう。
それそれ。ほらほら。
いや、そうなれば。
面白いかも。
ひょんなところで。
ひっかかってきた。
面白そうなお話し。
マニアックではあるけれど。
マニアックではあるゆえに。
覗いてみたい・・・是非(笑)。
| 固定リンク
「001 British Rock」カテゴリの記事
- 2018/04/10 Tue *描き直して / Joe Jackson(2018.04.11)
- 2018/04/09 Mon *不埒、不遜、大胆不敵 / Lew Lewis(2018.04.10)
- 2018/04/06 Fri *当てずっぽうも / The Inmates(2018.04.07)
- 2018/04/05 Thu *拘ろう、執着しよう / Graham Parker & The Rumour(2018.04.06)
- 2018/04/04 Wed *稼ぎ方 / Dire Straits(2018.04.05)
コメント