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2009/10/16 Fri *金曜日午後8時 / Jeff Beck

20091016thereanaback


金曜日。
午後8時。

何があっても。
何処にいても。
誰といても。
必ずTVの前に座って。
ブラウン管の向こうを。
固唾を呑んで。
膝の上で拳を握りしめて。
熱くなった。

その闘いに。
そのドラマに。
その生き様に。
酔いしれて。
ときに快哉。
ときに落胆。

金曜日。
午後8時。

眩い光の下で。
光り輝いていた。
闘いのワンダー・ランド。

『There & Back』'80年リリース。
『Blow By Blow』『Wired』に続く所謂インスト3部作のトリを飾ったジェフ・ベックのアルバム。
(『Wired』と本作の間にはヤン・ハマー・グループとのライブ・アルバムもリリースされています)
ヤン・ハマーとは3曲をレコーディングして作業は中断。セッションなどを続けながら断続的に制作したらしく。
最終的にはトニー・ハイマス、サイモン・フィリップス、モ・フォスターとがっぷり組んで仕上げられています。
そう言えばこの頃のジェフはスタンリー・クラークとセッションしていて、クラークと共に来日もしていましたが。
何故かこのアルバムにはそのクラークは参加していません。昔からそれが個人的には腑に落ちないのですが。
それにしても。フィリップスとフォスター。若く激しいリズム隊に刺激を受けてかベックのギターも弾けてます。
なのですが。個人的にはこのアルバムはヤン・ハマーの参加した「Star Cycle」に尽きるかなと。
イントロのシンセサイザーのリフが聴こえてくるだけでドキドキ。ジェフのギターが流れ出すともうワクワク。
何故ならばこの曲こそ。あの新日本プロレス中継の次期シリーズ参加選手紹介のBGMだったからなのです。
この曲に乗って。ハンセンが、アンドレが、シンが、バックランドが、マードックが、キッドが・・・
あぁ、こんな凄い奴等を相手にして猪木は、タイガー・マスクは大丈夫なのかよって。心配したりもして。
未だに針を落とすと。ドキドキワクワク。掌に汗をかいたりして。あの金曜日午後8時が蘇るのです。

金曜日。
午後8時。

何があろうと。
何処にいようと。
誰といようと。
ブラウン管の向こうの。
白いマットの上だけが。
そこだけが。
そこで繰り広げられる世界だけが。
総てだった。

その闘いに。
そのドラマに。
その生き様に。
酔いしれて。
ときに叫んで。
ときに涙して。

金曜日。
午後8時。

眩い光の下で。
光り輝いていた。
闘いのワンダー・ランド。

燃える闘魂。
不沈艦。人間山脈。狂虎。超新星、爆弾小僧・・・
猪木vsハンセン。
ハンセンvsアンドレ、ターガー・マスクvsダイナマイト・キッド・・・

正しくなんかなくていい。
認められなくてもいい。
陽の光を浴びなくてもいい。
そんな世界だから。
そんな世界にしか。
語れない。描けない。
闘いが、ドラマが、生き様が。
確かにそこにはあったんだ。

正しいものだけじゃない。
認められるものばかりじゃない。
日陰にしか咲かないものもある。
それを知っているから。
それを愛しているから。
語られる。描かれる。
闘いに、ドラマに、生き様に。
思いを重ねられた。

金曜日。
午後8時。
戻ってこないかな・・・

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