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2009/10/21 Wed *そこでしか /The J.Geils Band

20091021stamp


そこでしか。
そこだけでしか。
そこにいたものにしか。
その扉を開けたものにしか。
そこに足を踏み入れたものにしか。

わからないものもある。
わからない空気がある。
わからない時間がある。
わかりえない喜びがある。
わかりえない思いがある。

あるんだよね。

だから。
止められない、止まらない。

『Sanctuary』'78年リリース。
通算10作目にしてEMI移籍第一弾となったJ.ガイルズ・バンドのアルバム。
初めてピーター・ウルフとセス・ジャストマンによるオリジナルで全編が固められたアルバムで。
敬愛するソウルやブルースの香りを色濃く遺しながら。自分たちなりの“黒さ”の表現に挑んだと。
それが効を奏して。従来からのラフでタフなワイルドな感じに。シャープに研ぎ澄まされた感覚も加わって。
街角にたむろするチンピラだったのが、一角の顔役になったと言うか。まぁスケール・アップに伴って。
お洒落になって。氏素性に巧く薄化粧を施したってところでしょうか。その塗り加減が絶妙で。
相変らず。熱く激しく楽しいロックン・ロールを聴かせながらも。汗や体臭は感じさせなくて。
ある種の透明感さえ感じさせるクールなカッコ良さがあって。そこになんとも。えも言われぬ色気を感じます。
特に「One Last Kiss」やタイトル曲、「Teresa」と。このA面には痺れてしまって繰り返し針を落としてしまいます。
移籍を機に。敢えて新たな聖域に挑んだ、足を踏み入れただけのものを手にしたJ.ガイルズ・バンドなのです。
それだけに。後にジャストマンによる厚塗り、厚化粧が度を越えて。ウルフと袂を別ったのが何とも惜しまれます。

そこでしか。
そこだけでしか。
そこにいたものにしか。
その扉を開けたものにしか。
そこに足を踏み入れたものにしか。

手にできないものもある。
味わえない空気がある。
共に過ごせない時間がある。
得ることのできない喜びがある。
感じることすらできない思いがある。

あるんだよね。

だから。
止められない、止まらない。

今夜も。
ここが特別な場所になる様に。
ここで特別な時間を過ごせる様に。
ここで何かを得られる様に、何かを感じられる様に。
思って。願って。

何かが変わって。
何かが崩れて。
流れ出して。溢れ出して。
絵顔が弾けて。心が弾んで。
特別な場所に。
特別な時簡に。

だから。
止められない、止まらない。

DJね、楽しいんです。本当にね。

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002 American Rock」カテゴリの記事

コメント

今夜回したセット・リストです。

001. Your Song/Elton John
002. Top Of The World/Carpenters
003. Joy To The World/Three Dog Night
004. An Old Fashioned Love Song/Paul Williams
005. I Am The Walrus/The Beatles
006. Down On The Corner/Creedence Clearwater Revival
007. Spinning Wheel/Blood,Sweat & Tears
008. Purple Haze/Jimi Hendrix
009. Move Over/Janis Joplin
010. Wild Horses/The Rolling Stones
011. Saturday In The Park/Chicago
012. Morning Has Broken/Cat Stevens
013. For The Peace Of All Mankind/Albert Hammond
014. Alone Again(Naturally)/Gilbert O'Sullivan
015. House At The Pooh Corner/Loggins & Messina
016. Knockin' On Heaven's Door/Eric Clapton
017. Cause We've Ended As Lovers/Jeff Beck
018. Listen To The Music/The Doobie Brothers
019. It Wouldn't Have Made Any Difference/Todd Rundgren
020. Rock And Roll Hoochie Koo/Rick Derringer
021. Show Me The Way/Peter Frampton
022. わかってもらえるさ/RC Succession
023. サイクリング・ブギ/サディスティック・ミカ・バンド
024. タイムマシンにおねがい/サディスティック・ミカ・バンド
025. にがい涙/The Three Degrees
026. 追憶/沢田研二
027. Where Is Someone To Love Me/Cheryl Ladd
028. Sugar Baby Love/The Rubettes
029. I Want You To Want Me/Cheap Trick
030. My Sharona/The Knack
031. I Only Want To Be With You/Bay City Rollers
032. One Last Kiss/The J.Geils Band
033. Can't Get Enough/Bad Company
034. Get It On/T.Rex
035. Suffragette City/David Bowie
036. All The Young Dudes/Mott The Hoople
037. Walk On The Wild Side/Lou Reed
038. Walk This Way/Aerosmith
039. Rock & Roll All Night(Live)/Kiss
040. Somebody To Love/Queen
041. Who Are You/The Who
041. Jumpin'Jack Flash(Live)/The Rolling STones

023.と024.は加藤和彦さんに捧げて。
029.辺りから盛り上がり始めて・・・040.で爆発しました(笑)。

この楽しさは、そこでしか、そこにいないと解りません。
セット・リストをご覧になって想像しているだけのあなた、一度足を踏み入れてみませんか(笑)。
次回は12月16日(水)の予定です。お待ちしています!

投稿: TAC | 2009-10-26 02:03

懐かい曲がいっぱいだね。昔近所の横浜市青年会館みたいなところに無料のジュークボックスがあって、中学生のころ片っ端から聴いてたよ。セットリスト見たらその頃を思い出しました。爺くせぇな俺(笑)

投稿: イトウ | 2009-10-27 21:43

DJって人間ジューク・ボックスに近いかも(笑)。
中学生の頃、ボーリング場にジューク・ボックスがあって。
キッスとかエアロとかかけてました。ストーンズは何故か入って無かったなぁ・・・

投稿: TAC | 2009-10-28 01:01

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