« 2009/10/22 Thu *会う時にはいつでも / The Who | トップページ | 2009/10/25 Sun *それだけでいい / Faces »

2009/10/23 Fri *今日の日は / Marianne Faithfull

20091023mariannefaithfull


今日の日は。
涙溢れるままに。
いつの日にか。
溢れる笑顔で。

いつかその日が。
やってくるのだと。
それは解っていたけれど。
まさかこんなに早く。
今日がその日になるなんて。

むしろ喜ばしいことで。
祝福と共に笑顔で。
送るべき、祝うべき。
それは解っているけれど。
巡る想いが邪魔をする。

言い出せなかった。
訊ねなかった。
そこに。
信ずるものはあるけれど。

『Marianne Faithfull』'65年リリース。
スウィンギング・ロンドンの妖精、マリアンヌ・フェイスフルの2ndアルバム。
実は1stアルバムとして知られる『Come My Way』と同日にリリースされていて。
レコード番号が1番後のこのアルバムが2ndアルバムとして扱われているのです。
「As Tears Go By」「Come And Stay With Me」とヒット曲を連発していたマリアンヌ。
言わばデビュー・アルバムを2枚同時リリースとなる破格の扱いにその人気の程が窺えます。
『Come My Way』がフォーク・シンガーとしてのマリアンヌにスポットを当てているのに比して。
このアルバムは前述のヒット曲も収められていてポップ・アイドル、マリアンヌの姿を見事に捉えています。
他にも「Down Town」とか「I'm A Loser」などをポップなアレンジに乗って上品に歌うマリアンヌですが。
「As Tears Go By」に聴かれる様に。上品でありながらどこか切なく、もの悲しい歌声がなんとも堪りません。
そして。デヴィッド・ベイリーによるこのジャケットの美しさ。それもまたこのアルバムを特別なものにしています。
(裏ジャケットのジェレド・マンコウィッツによるモノクロのポートレイトも、また溜息が出る程の美しさです)
やはり。このアルバムは英国盤のアナログでスウィンギング・ロンドンの残り香と共に味わうべき1枚なのです。

今日の日は。
想い溢れるままに。
いつの日にか。
語り尽くせるまで。

いつかのその日を。
心に残しているのだと。
それは解っていたけれど。
それはこちらも同じだと。
今でもそれは変わっていないと。

羽ばたこうとするその翼。
飛んでいこうとするその意志。
それを共に育めたこと。
それは幸せだったのだと。
巡る想いが告げている。

言い出せなかった。
訊ねなかった。
そこに。
信ずるものがある限り。

今日の日は。
涙溢れるままに。
いつの日にか。
溢れる笑顔で。
また共にと。

ありがとう。
お疲れ様。
また、会おう。

共に語り、悩み、時にぶつかり。
共に創り、戦い、終に乗り越えた。
そんな仲間の一人を遠くから見送りながら。

何故か花嫁の父の心境だったりして(苦笑)。

|

« 2009/10/22 Thu *会う時にはいつでも / The Who | トップページ | 2009/10/25 Sun *それだけでいい / Faces »

001 British Rock」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/46584477

この記事へのトラックバック一覧です: 2009/10/23 Fri *今日の日は / Marianne Faithfull:

« 2009/10/22 Thu *会う時にはいつでも / The Who | トップページ | 2009/10/25 Sun *それだけでいい / Faces »