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2009/10/26 Mon *ひとっとび / サディスティック・ミカ・バンド

20091026mikabandinlondon


颯爽と。
軽々と。
その先へ。
また先へと。

飄々と。
普通に。
高みへと。
更に高くと。

誰も見えない。
誰も気づかない。
その境界の向こうへ。
その未知の世界へと。

何事も無かったかの様に。
微笑を浮かべながら。
ひとっとび。

『ミカ・バンド・ライヴ・イン・ロンドン』'76年リリース。
颯爽とロンドンの街角を往く加藤和彦の姿が印象に残るサディスティック・ミカ・バンドのライブ・アルバム。
ロキシー・ミュージックのオープニング・アクトとして行われた前年の英国ツアーで収録されました。
そのツアーの終了と共に加藤和彦とミカ夫妻は話し合いの末、離婚と同時にバンドの解散を決めたとかで。
そもそもはリリースを前提としたものではなく。ロキシーのミキサーがカセット・テープに録音していたものだとか。
なのですが。音質的にはさほど問題なく・・・と言うか。言われなきゃ解らないかな。臨場感もあるし。
そして演奏がいい・・・と言うか。素晴しいのです。もともとその技術の高さには定評のあるミカ・バンドでしたが。
ここでの演奏には。流石と言う他無い、センスの良さと、ファンキーな乗りがあって。ただただカッコ良いなとしか。
「どんたく」「黒船」「塀までひとっとび」・・・ロキシーを食ったと言うのも、さもありなんって感じですらあります。
フォークルの頃から。常に世の一歩、二歩、三歩くらい前を颯爽と、飄々と歩いていた感じのする加藤和彦。
その長身と柔和な笑顔と。そしてなによりそのセンスで。軽々と普通に。境界を乗り越えていってしまうのだと。
その姿があまりにも眩しかったりもして。憧れると同時に。どうにも手の届かない、敵わない世界の住人だと。
距離を感じてしまうこともあったのですが。今更ながら。やっぱり凄かった、カッコ良かったなと。本当に。

颯爽と。
軽々と。
その先へ。
また先へと。

飄々と。
普通に。
高みへと。
更に高くと。

見えているのに。
気づいているのに。
境界を越えることが出来ない。
未知への世界へと踏み出せない。

そんな誰かの脇をすり抜けて。
微笑を浮かべながら。
ひとっとび。

見えてないんじゃない。
気づいてないんじゃない。
見ないことにしてるんだ。
気づかないふりをしてるんだ。
手が届かないから。
微笑を浮かべてなんかいられないから。

そんな言い訳をしてる。
自分の脇を。
颯爽と。軽々と。
誰かがすり抜けていく。
向こう側へと越えていく。

ひとっとび。
できたらな。
できるかな。
ひとっとび。
してみたいんだ・・・ひとっとび。

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