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2009/11/06 Fri *空がとっても青いから / The Plastic Ono Band

20091106livepeaceintronto


空がとっても青いから。

気持ちが良くて。
なんだか嬉しくて。
それだけで幸せで。
それだけで・・・済めばいいけれど。

そうもいかなくて。
あまりに青くて。
あまりに眩しくて。
あまりに高くて。

そんなわけないだろう。
美しいことばかりじゃないだろう。
輝くことばかりじゃないだろう。
昇っていくことばかりじゃないだろう。

空がとっても青いから。

『Live Peace In Toront 1969』'69年リリース。
ジョン・レノン率いるプラスティック・オノ・バンドの初舞台の模様を収めたライブ・アルバム。
トロントで行われたロックン・ロール・リヴァイヴァル・ショーへの出演が決まったのが何と前日で。
セット・リストとかの打ち合わせは飛行機の中でやったとか。なんとも凄まじい話ですが。
その結果、ショーの趣旨にも合わせたか。リハの時間も無かったであろう事情もあってか。
ジョンの原点、ジョンの大好きなロックン・ロールのスタンダードが数多く演奏されています。
ビートルズのオリジナルから「Yer Blues」が選ばれてるのはギターでがエリック・クラプトンが参加していて。
そうなれば当然あの《ロックン・ロール・サーカス》でも一緒に演ってるからなってのがあったのではと。
なんにしろ。相当に無茶で無謀で。危なっかしい状況下でのライブだったと思うのですが。
そんな時にこそ発揮されるのが、一際輝くのがロックン・ローラーとしてのジョンの感性なので。
歌詞もあやふやで、演奏も粗くて。でも。そんなことお構い無しとばかりにシャウトするジョンに痺れます。
この腹の据わり方、勝負強さ、ギリギリの崖っぷちで踏み止まってカッコつけてる様な危うさが魅力なのです。
「Yer Blues」は勿論、「Dizzy Miss Lizzie」の「Cold Turkey」のジョンの叫びにリアリティを感じるのです。
余談ですが。このアルバムは長い間A面にしか針を落としていません。受けつけないものってのもあるのです。

空がとっても青いから。

気持ちが良くて。
なんだか嬉しくて。
それだけで幸せで。
それだけで・・・済むわけはないと。

それはそうだと。
あまりに青過ぎる。
あまりに眩し過ぎる。
あまりに高く過ぎる。

それだけが総てじゃないと。
美しいだけのものなどないだろう。
輝くだけのものなどないだろう。
昇っていくだけのものなどないだろう。

空がとっても青いから。

その青さを疑ってみたくなる。
その青さを裏切ってみたくなる。
その青さを汚してみたくなる。

その青い空の。
何処かに。片隅に。
雲を探してみたくなる。
雲が湧き上がるのを望んでいる。

そこにこそ。
それでこそ。
自分にとってのリアリティがあるから。

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