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2009/11/07 Sat *飲まずに眠れるか/ The Kinks

200911107onefortheroad


飲まずに。
この一杯を。
最後の一杯を。
飲まずに死ねるか。
じゃ、なかった。
飲まずに眠れるか。

やっと。
やり過ごした一週間。
今週は短かったけど。
その総てが。
悪かったわけじゃない。
特別に嫌なことがあったわけでもない。
でも。それでも。
毎日を乗り切るには。
平静でいるには。
それなりの。
覚悟や思いが必要で。
今週も。
なんとか。
それを成し遂げた。
そんな自分の為に。
眠る前に一杯飲んでも。
いいだろう。

『One For The Road』'80年リリース。
キンクスにとってはロックン・ロール・イヤーズとなったアリスタ時代。
そんなアリスタ時代を象徴する、飛びっきり活きのいい2枚組ライブ・アルバム。
RCA時代にはあまりにレイ・デイヴィスの趣味の世界に嵌り込んでしまった感の強かったキンクス。
いや、それはそれで。レイならではの皮肉と諧謔と哀愁が色濃く漂っていて好きだったのですが。
流石に本人達もロックを、ロックン・ロールを演りたくなったのか。原点回帰したのがアリスタ時代だったかなと。
実にバンドしている、ロックン・ロール・バンドしているキンクスを楽しむことが出来るのです。
この頃のキンクスは全米でスタジアム級のライブを楽にこなして、人気も高かったのですが。
その超一級のライブ・バンドとしての姿が、その力強い演奏が見事に捉えられているアルバムなのです。
骨太で強靭なサウンド、弾けるギターを中心としたサウンドにキンクスの底力を見る思いがします。
(この十数年後に初めてキンクスのライブを体験したのですが。もう、そりゃ痺れて腰が抜けてってくらいに。
 いや、本当に。そのくらいにカッコ良かったのです。ブリティッシュ・ビート生え抜きのギターだぜってね)
という事で。このアルバムの主役はデイヴ・デイヴィスその人、そのギターだったりするのです。
ヘヴィ・メタル・ギターの元祖とも言われるデイヴです。そのギターの切れ味、輝き、半端じゃありません。
こんなライブを体験してしまったら。帰り道に、最後の一杯(One For The Road)を飲まずにはいられませんね。

飲まずに。
この一杯を。
最後の一杯を。
飲まずに死ねるか。
じゃ、なかった。
飲まずに眠れるか。

やっと。
辿り着いた週末。
その二日間くらい。
もう残り一日だけど。
なにもかも忘れて。
特別なことなど起きなくてもいいから。
そう。それでも。
御機嫌な気分でいられる様に。
弛緩したままでいられる様に。
それなりの。
覚悟も思いも放り出して。
この週末も。
このまま。
今夜も。明日もと。
そんな自分の為に。
眠る前に一杯飲んでも。
いいだろう。

誰にだって。
日常から帰る為の。
非日常の幸せを祈る為の。
そんな最後の。
特別な一杯があってもいいじゃないか。
そして。
そんな一杯を楽しませてくれる店と。
そんな一杯を共に乾してくれる相方が。
あることに。いてくれることに。
感謝する為の。
そんな最後の。
特別な一杯があってもいいじゃないか。

飲まずに眠れるか。
飲んだら眠っちゃうけどさ(笑)。

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