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2009/11/18 Wed *若さゆえ / The Who

20091118mygeneration


若いなぁ。
若いよな。
あの態度。
あのもの言い。
ぶつかるわな。
叩かれるわな。

まぁ。
真直ぐで。
初々しくて。
若さゆえで。
いいとこでもあるけれど。

俺も。
昔は。
あんな風に初々しくて。
えっ。何だよ。
お前は初めから、ふてぶてしかったって。
俺のことは、ほっとけよ。

『My Generation』'65年リリース。
見上げる4人の視線、佇まいが既にただならぬものを感じさせるザ・フーのデビュー・アルバム。
今では忘れられてしまっていますが。この英国でのデビュー・アルバムは長年権利関係のトラブルがあって。
ずっと廃盤となっていて。'02年にようやくこのフォーマットでCD化されて普通に入手出来る様になりました。
(今回掲載している'80年にヴァージンより復刻されたモノラルのアナログ盤はその意味でも貴重でした)
さて。このアルバムの何処が凄いって。凡百のデビュー・アルバムを軽く凌駕するそのオリジナリティ。
そして数多のバンドを蹴散らしてしまうそのサウンドの迫力、その熱さと疾走感です。
収められた12曲中、カヴァーは僅か3曲。残りが総てオリジナル、その殆どがピート・タウンゼンドによるもので。
永遠のロック・アンセムとなったタイトル曲や「The Kids Are Alright」を始めとして。そのカッコ良さ。
駆け抜け、弾けるビート。キャッチーなメロディ。そして自らの価値観や信じるものに誠実であるが故の。
身を切る様なヒリヒリとした緊張感と切なさと。何かに追いたてられる様な切迫感と刹那的な生への希求。
そんな若さゆえの悩み、苛立ち、思いを鮮やかに描きだしてしまうピートの詩の世界。あまりにも鮮烈なのです。
そして。これがデビュー・アルバムだと言うこと。その事実に今更ながらやはり驚愕してしまうのです。
ジャケットの4人の、そのふてぶてしさも伊達じゃない。“本物”のロック・バンドのデビューだったのです。

若いなぁ。
若いよな。
言いたいことは。
目指しているところは。
解るけれど。
間違ってはいないけれど。

まぁ。
真直ぐ過ぎるのも。
直球ばかりなのも。
若さゆえで。
いいとこではあるけれど。

俺も。
昔は。
あんな風に真直ぐで。
言いたいこと言ってたけど。
お前は今でも、そうだろうって。
俺のことは、いいからさ。

若いから。
見えるものがある。
言えることもある。
求められるものがある。

若さゆえ。
見えないものもある。
伝えられないこともある。
手に入らないものもある。

言いたいことは解る。
見てるものも。
目指しているところも。
間違ってはいない。
ただね。
誰もが同じじゃない。
誰もが一緒にはいかれない。
だから。
正面突破だけじゃ駄目なんだ。
直球だけじゃ通用しないんだ。

若さゆえの。
その初々しさを。
微笑ましく思いつつも。
ちょいとばかり不安も抱きつつ。
大丈夫かなと。

まぁ。
でも。
ぶつかって。
叩かれて。
鍛えられて。
ふてぶてしさも身につけて。
巧く生き残っていけるようになるかな。
俺みたいにさ。
お前は昔から、何をしてでも生き残りそうだったって。
だから。
俺のことはさ、ねっ、もういいだろう(苦笑)。

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