« 2010/02/01 Mon *もういいだろう / 萩原健一 | トップページ | 2010/02/04 Thu *ケンカするなら / ザ・ゴールデン・カップス »

2010/02/03 Wed *内と外 / 泉谷しげる

20100203hikaritokage


豆をまこう。
もう深夜だけど。
ちょっと寒いけど。

窓を開けて。
大きな・・・
小さな声で。
鬼は外。

部屋の中に。
勢いよく・・・
ばらまかない様に。
福は内。

なんだか。
可笑しいね。
笑っちゃうね。
いいんじゃない。
笑う門には。
福来る。
だものね。
そう。
願いたいね。

では。
こっちの。
窓も開けて。
鬼は外。
部屋の中に。
福は内。

『光と影』'73年リリース。
サブ・タイトルに泉谷しげる/VOL.4とある通りの泉谷しげるの4枚目となるアルバム。
どういう関係か。加藤和彦とサディスティック・ミカ・バンドがレコード会社の枠を超えて参加しています。
そのミカ・バンドは4曲に参加。アレンジャーとしてもクレジットされている加藤和彦は5曲の編曲を担当しています。
なんでもその5曲はカリプソ(?)を意識して編曲したとかで。まぁ確かにリズムがそんな感じで跳ねてます。
ミカ・バンド参加ナンバーでは松山猛が泉谷と詞を共作し、ミカがコーラスで参加した「おー脳」が強烈で。
梅毒患者を歌いながら、毒を吐きながらもユーモラスなところが泉谷、そしてミカ・バンドだなと。
他にも「君の便りは南風」なんてのも。深い孤独を湛えながら、なんとも凛とした温かさに溢れていたり。
ミカ・バンド絡み以外にも「ブルースを唄わないで」「春のからっ風」「国旗はためく下に」と。
その後のライブでも繰り返し歌われることになるナンバーがあって(ルーザー時代も演ってたなぁ)。
それらのナンバーにある光と影、明と暗、滑稽さと毒気、安らぎと苛立ち。その鬩ぎ合いと共存が。
その世界の綺麗事にすまされない揺らぎが、その泉谷の世界が好きなんだなと改めて感じたりもします。
わが家の相方も言ってましたが、泉谷の歌声って強面のイメージと相反して意外に優しくて。
そんなところにも。個人的には泉谷の素顔が垣間見える様で惹かれてしまったりもするのです。

豆を食べよう。
もう深夜だけど。
日付が変わりそうだけど。

窓を閉めて。
歳の数だけだっけ。
ひとつ多くね。
鬼は外に出てったかな。

暖かい部屋の中。
なんだか眠くなってきたね。
早く休もうね。
福は内に入ってきたかな。

なんだか。
知らないけど。
笑っちゃうね。
いいんじゃない。
笑う門には。
福来る。
だものね。
そう。
そうだよね。

そう。
きっとね。
鬼は。影は。
窓の外。
福は。光は。
部屋の内。

光だけでは。
明るいだけでは。
すまされない。
面白くもない。

影も。
暗さも。
必要だ。
毒気や。
苛立ち。
無くてはならない。

でも。
いまは。
内には。
光だけがほしいかな。

そんな夜もあるのです。

|

« 2010/02/01 Mon *もういいだろう / 萩原健一 | トップページ | 2010/02/04 Thu *ケンカするなら / ザ・ゴールデン・カップス »

005 Japanese」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/47504918

この記事へのトラックバック一覧です: 2010/02/03 Wed *内と外 / 泉谷しげる:

« 2010/02/01 Mon *もういいだろう / 萩原健一 | トップページ | 2010/02/04 Thu *ケンカするなら / ザ・ゴールデン・カップス »