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2010年2月

2010/02/26 Fri *雨の日は家にいて / Bobby Whitlock

20100226rawvelvet


雨の日は家にいて。

雨だ。
雨が降ってる。
こんな日は。
家にいて。
何とはなしに。
何かに包まれた様に。
温かく。
穏かな。
そんな時間を。
ゆっくりと。
過ごすこととしよう。

気になるあれも。
読みたい本も。
通販で頼んだら。
届くのを待ちながら。

ギネスを飲みながら。
大蒜をスライスして。
玉葱も刻んで。
鍋に油をひいて・・・

ゆっくり。
のんびり。
じっくり。

『Raw Velvet』'72年リリース。
デラニー&ボニー&フレンズ、デレク&ザ・ドミノスでの活動で知られるボビー・ウィットロック。
そのドミノスの「Tell The Truth」のセルフ・カヴァーで始まるセカンド・アルバム。
ドミノスでも聴かせてくれた熱く、そして温かく優しいボビーの歌声が包んでくれるアルバムです。
確かドミノスは、あの『Layla And...』はウィットロックがクラプトンの家に転がり込んで共同生活を始めて。
そこで2人で曲を作っていったところから始まったバンド、物語であった筈なので。
そう。デュアン・オールマンもクラプトンを刺激したであろうし、その絡みは素晴しいものですが。
ボビーがクラプトンに与えた刺激、生粋の南部人であるボビーへのクラプトンの憧れ。
それらが無ければ。あの素晴しいアルバムは生まれなかったと。そう確信しているのです。
このアルバムでもA面では熱くパワフルに、B面ではバラードをソウルフルにと。歌い上げていて。
タイトル通りに。手触り、肌触りの心地良い生地に包まれてしまう様な、そんな感触が堪らないのです。
南部の土壌から生まれて、南部の自然にじっくりと育てられた、熟成された様な味わいが堪らないのです。
長い沈黙の時を経て。近年は活発に音楽活動をしているらしいボビー。日本にも来て欲しいものです。

雨の日は家にいて。

雨だ。
雨が振り続けてる。
こんな日は。
家にいて。
何も考えずに。
何かに包まれた様に。
優しく。
安らかな。
そんな時間を。
ゆっくりと。
過ごしていよう。

気になるあれも。
読みたい本も。
通販で届いたら。
楽しみはとっておいて。

ギネスを飲みながら。
牛肉も塩、胡椒で炒めて。
ビールを注いで。
コンソメとローリエを入れて・・・

ゆっくり。
のんびり。
じっくり。

グツグツと。
トロトロと。
煮込んでいく。
沁みこませていく。

雨の日は家にいて。

温かい。
優しい。
歌声に。
空気に。
包まれて。

温かく。
優しく。
包み込んで。
煮込んで。
一日が過ぎていく・・・

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2010/02/25 Thu *春一番の吹く頃 / キャンディーズ

20100225candiesbest


暖かいな。
風が強いな。
なんて思ってたら。

春一番が吹いたって。

そうなんだ。
春一番が吹いたんだ。
もうすぐ春なんだ。

春一番の吹く頃。

巡ってくる。
やってくる。
季節を思い。
なんだか。
嬉しくて。
楽しくて。

春一番の吹く頃。

巡っていく。
去っていく。
季節を思い。
哀しくて。
切なくて。

春一番の吹く頃。

『The Best』'78年リリース。
数多いキャンディーズのベスト・アルバムの1枚。
このアルバムは同年4月の解散後、11月にリリースされたアルバムです。
今回は裏ジャケを載せてみましたが。心なしか3人とも太って見えるのは衣装のせいですよね。
さて。解散後に編集されたアルバムらしく「つばさ」で始まって「微笑がえし」で終わっている以外は。
勿論、シングル・アルバムなので。あの曲も入れて欲しかったなって不満が無いと言えば嘘になりますが。
「ハートのエースが出てこない」も「年下の男の子」も「その気にさせないで」も聴けるし。
「春一番」も「やさしい悪魔」も「アン・ドゥ・トロワ」も聴けるし。まぁ妥当な選曲なのではないかと思います。
ところで。3人の中で誰が一番好きでしたか?ランちゃん?スーちゃん?それともミキちゃん?誰でした?
私はですね。もう誰が何と言おうと。誰に何を言われようと。ミキちゃんが一番好きだったのです。
あの頃、周りはランちゃん派やスーちゃん派ばっかりで。旗色が悪かったのですが。やっぱりミキちゃんでしょう!
キャンディーズの魅力だった心のどこか深いところに、さざ波を立てるような美しさ、切なさ、儚さ、焦がれる思い。
それを一番具現化していたのはミキちゃんのあの少し悲しげな微笑と立ち姿だったのです。
なんて熱くなってしまいましたが(苦笑)。だから唯一、そう唯一ミキちゃんがリード・ヴォーカルを務めたシングル、
あの「わな」が収録されているだけで。それだけでこのアルバムはいいなと、素晴しいなと思うのですね!

暖かいな。
風が強いな。
なんて思ってたら。

春一番が吹いたって。

そうなんだ。
もう春一番の季節なんだ。
また春がやってくるんだ。

春一番の吹く頃。

巡ってくる。
やってくる。
出会いを思い。
なんだか。
嬉しくて。
楽しくて。

春一番の吹く頃。

去っていった。
見送るしかなかった。
人を思い。
哀しくて。
切なくて。

春一番の吹く頃。

風の中に。
春の気配を。
その匂いを感じ。
心、浮き立ち。
待ちわびて。

風の後ろに。
別れの気配を。
その足音を聞いて。
心、波立ち。
立ち止まり。

春一番の吹く頃。

何故か。
毎年。
季節の狭間で。
感傷的になってしまうのです。

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2010/02/24 Wed *午後のグループ・サウンズ / ザ・タイガース

20100224bestofthetigers


平日の午後。
平日の昼下り。

お昼ご飯も食べた。
美味しい珈琲を淹れた。
洗い物を片付けて。
洗濯機を回したら。
ゆっくりとお風呂に入って。
風呂上りに。
冷えたギネスを飲んで。

いい気分。
いい心地。
レコードに針を落として。
音楽が流れ出す。
一緒に口ずさむ。
ささやかな幸せ。

午後のひと時。
他には何もいらない。
なんてね。

『ベスト・オブ・ザ・タイガース』'77年リリース。
“蘇る不滅のタイガース・サウンド!!”なるキャッチが帯を飾っていたザ・タイガースのベスト・アルバム。
全14曲収録で。「シー・サイド・バウンド」も「君だけに愛を」も「銀河のロマンスも」も勿論入ってます。
ジュリー、沢田研二が今年の正月ライブで歌っていた「落葉の物語」もシングルB面ながら選ばれています。
さて。ジュリーは子供の頃から好きで。「危険なふたり」を小学生の頃に振りつきで歌ってましたが(笑)。
タイガースは流石にリアル・タイムでは聴いていなかったのですが。ではいつから聴くようになったかと言うと。
高校生の頃に。このアルバムがそのまんまFMで放送されて。それをエア・チェック(録音)してからなのです。
平日の午後、平日の昼下り。《あなたにお茶と音楽を》だったか《午後の歌謡曲》だったか。そんな番組で。
あの頃のFMって。アルバムを丸ごと、そのまんま流してくれたんですね。今では信じられないけれど。
レコードを何枚も買える様な身分じゃないガキには実にありがたい存在でした。本当にね。
なんで平日の午後に家にいたのか。春休みだったのか。または得意の自主休校してたのか(苦笑)。
なんにしろ名前だけは知っていたタイガース。初めて聴いて、とても新鮮で。そして何故か懐かしくて。
すっかりファンになってしまって。いつの間にかこのアルバムに入ってる曲は全部歌える様になってました。
「美しき愛の掟」が特に好きで。なんかこう凄く劇的なところが良くて。今でもイントロ聴くだけでドキドキします。
逆に暫くの間はこのアルバムの14曲だけが自分にとってのタイガースの総てになってしまったのですけどね。
ジュリー・ウィズ・ザ・ワイルド・ワンズのツアーで、タイガースの曲も歌ってくれないかなって期待してしまいます。
そして。そして。今年はワンズだけど。来年はひょっとしたら同窓会じゃなくて再・・・なんて。
午後のひと時。ほろ酔い加減でそんな空想をしながら聴いたりしているのです。

平日の午後。
平日の昼下り。

グラス片手に窓辺に立って。
眼を細めて。空気を吸い込む。
いい天気。いい陽気。
花粉は心配なんだけど。
買出しがてらに散歩しようかな。
晩ご飯は何にしようかな。
ギネスを飲み干す。

いい気分。
いい心地。
レコードが終わってる。
音楽が止まってる。
裏返して。もう一度。
ささやかな幸せ。

午後のひと時。
他には何もいらない。
なんてね。

もう一杯飲んでから。
散歩に行こうかな。

私にギネスと音楽を(笑)。

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2010/02/23 Tue *誰でもない / AC/DC

20100223whomadewho


時ならぬ。
休暇の日々。

恐縮してる振りなんか。
してても。
言ったもん勝ち。
取ったもん勝ち。
当然満喫することとする。

別に。
気張ることも無く。
身も心も。
のんびり。
ゆったり。
思いきり弛緩させて。
思いきり解放させて。

ここぞとばかりに。
朝寝、朝酒、朝湯・・・
まではいかないが。
昼寝、昼酒、昼湯を決め込んでいる。
当然、気持ちが良くて。

こんな。
自堕落な日々も偶にはいいね(笑)。

『Who Made Who』'86年リリース。
いよいよ来日公演も目前に迫ってきたAC/DC。
何でもあのスティーヴン・キングもAC/DCの大ファンだそうで。
自作を自ら監督した《地獄のデビル・トラック》なる映画の音楽をAC/DCに依頼して生まれたのがこのアルバム。
タイトル曲と、2曲のAC/DCには珍しいインストが新曲で。残りが既発表曲という構成になっています。
その新曲であるタイトル曲でも何か新しいこと、変わったことをやっている訳では勿論無くて。
いつも通りのAC/DCの。刻みまくるロックン・ロールが実に痛快で御機嫌だったりします。
この曲のビデオ・クリップが傑作で。アンガス・ヤングのクローンが大量生産されて、増殖して。
なんと無数のアンガスがヘッド・バンギングしながらダック・ウォークをきめると言う、痛快極まりないものです。
いやぁ、AC/DCファンなら、いやロック・ファンなら。誰もが一度は憧れる(?)あのアンガスです。
あの半ズボンで。あのランドセルで。思いきり刻みたいですもんね。そんな夢想を見事に描いているのです(笑)。
「Hells Bells」とか「For Those About To Rock(We Salute You)」なんかも収められていて。
ベスト・アルバムをリリースしない主義のAC/DCにとっては変則的ではありますがその代わりみたいな感じも。
兎にも角にも。聴いてると。もう身も心もウズウズしてきて。早くライブが観たいなと。煽られてしまいます。

時ならぬ。
休暇の日々。

困惑してる振りなんか。
してはみても。
ある程度確信してたし。
そのつもりで動いてたし。
当然心置きなく過ごすこととする。

別に。
気張ることも無く。
身も心も。
すっかり。
すっきり。
思いきり洗濯して。
思いきり自由にさせて。

ここぞとばかりに。
掃除、洗濯、炊事・・・
完璧とはいかないが。
自分で決めたことをやるってのは。
存外、気分が良くて。

こんな。
自律した日々も偶にはいいね(笑)。

自堕落な自分も。
自律している自分も。
誰かがそうした訳でなく。
誰かに変えられた訳でなく。
誰でもなく。
自分でしてきた。
自分で選んできた。
自分で作ってきた。

だから。
好きなもの。
好きなこと。
そういうこと。

時ならぬ。
休暇の日々。

そんなことを。
改めて感じながら。
酔いどれて。
リズム刻んで。
洗濯機回して。
献立を考えて。
買出しして。
キッチンに立ちながら。
相方の帰りを待っている。

時ならぬ。
休暇の日々。

楽しませてもらってます。

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2010/02/22 Mon *彼の地と言えば / Teaze

20100222teaze


家にいる時は。
殆ど。
レコードを聴いている。

相方と。
話している時も。
料理をしている時も。
食べてる時も。
飲んでる時も。
本や雑誌を読んでる時も。
いつも。
レコードが回っている。
音楽が流れている。

テレビは。
ついてはいるけれど。
音は。
消しているか。絞っているか。
ジョン・レノンがそうしてるって。
何かで読んでから真似してるだけだけど。

ニュースとか。
時代劇の再放送とか。
お気に入りの海外ドラマとか。
それくらいしか。
まともに観ないのだけれど。

まぁ。
それなりに。
人並みに。
気になるものは気になるので。
オリンピックも。
観ていたりする。

『Teaze』'77年リリース。
カナダの4人組ハード・ロック・バンド、ティーズの1stアルバム。
カナダのロック・バンドと言えば。バックマン・ターナー・オーヴァー・ドライブとか、ラッシュとか。
後はフランク・マリノ&マホガニー・ラッシュとか、エイプリル・ワインとかもいたかなと。
まぁ、ハートとかザ・バンドもカナダ出身と言えばそうなるのかな。他にもいるとは思いますが。
今回彼の地で行われるオリンピックを観てて、真っ先に思い出したのが何故かティーズだったりしました。
いや、別に特に好きだとか、何か思い入れがある訳では無いのですが。妙に印象に残っていて。
リリース当時。かなり日本では期待されていたと言うか、音楽雑誌なんかでかなりプッシュされていて。
ルックスもそこそこだったので。キッス、エアロスミスの次のハード・ロック・アイドル(?)みたいな感じで。
エンジェルとか、スターズとか、レックスとか、ストラップスとかあの辺(どの辺?)だったのですが。
どうも。ミュージック・ライフとか音楽専科に載ってる広告のセンスとかがどれもいまひとつだったのですね。
何故か。独断と偏見を承知で言えば。レコード会社がねテイチクだったから。もうそれに尽きるかなと(笑)。
だってテイチクって言えばどう考えたって演歌のレコード会社ですからね。あの当時は間違いなく。
東芝EMIとか、CBSソニーとか、EPICソニーとか、ワーナー・パイオニアと比較すると“ロック”してなかったなと。
邦題『青春の暴走』ってのもねぇ。どこかの暴走族漫画じゃないんだからと。解らなくもないけれど。
そう思って見ると。このジャケットもジャンプとかマガジンじゃなくてキングとかに連載されてそうな感じだなとか。
まぁ、要は徹底して。B級と言うか。なんか垢抜けないイメージが非常に印象的なバンドだったのです。
そのサウンドはツイン・リード・ギターを擁したスピード感溢れるハード・ロックでなかなかに爽快ではあります。
少しだけAC/DCを思わせる様なところもあります。確か来日もしてライブ・アルバムもリリースしてた様な。
そう考えると。演歌のテイチクとしては頑張ったってところでしょうか。でも直ぐに消えてしまった印象が・・・

家にいる時は。
殆ど。
レコードを聴いている。

相方が。
いる時も。偶にいない時も。
ブログを書いてる時も。
極々稀に仕事をしている時も。
掃除や洗濯している時も。
お風呂に入ってる時と寝ている時以外は。
いつも。
レコードが回っている。
音楽が流れている。

テレビは。
ついてはいるけれど。
音は。
消しているか。絞っているか。
ジョン・レノンの真似して始めたなんて。
忘れてしまうくらい習慣になってるんだけど。

モーグルとか。
スノー・ボードとか。
ジャンプとかスラロームとか。
そうそう。カーリングとかも。
観てるとそれなりに面白くもあって。

まぁ。
それなりに。
人並みに。
気になるものは気になるので。
結構真剣に。
応援していたりもする。

彼の地から。
カナダから。
バンクーバーから。
送られてくる映像を。
暫くは楽しめそうで。
暫くはテレビを観る時間も増えそうです。

レコードも止まらないけどね(笑)。

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2010/02/21 Sun *スタンダード / サディスティック・ミカ・バンド

20100221kurofune


青い空。
陽光が。
柔らかで。
温かで。
そんな。
気持ちの良い。
日曜日の昼下り。

いつもの街で。
待ち合わせて。
少しだけ贅沢な。
ささやかに豪勢な。
ランチを楽しもう。

昔からの。
街の洋食屋さん。
いい匂い。いい空気。
あぁ、お腹空いたね。
何にしようか。

ポテトサラダに。
コーンスープに。
メンチカツにライスかな。
オムライスに。
スペアリブもね。
ワインもね。
お昼だけどね。
ハーフならね。

偶にはね。
少しだけいつもより。
ささやかに贅沢な。
普通に。真っ当に。
美味しいランチを楽しもう。

それが。
二人のスタンダード。

『黒船』'74年リリース。
幕末をコンセプトとして制作されたサディスティック・ミカ・バンドの2ndアルバム。
当然のことながら英国のマーケットを意識してのことだったとは思われますが。見事に嵌っていて。
見たこともない幕末の、そして空想の世界でしかない幕末の景色や空気、匂いまでが感じられそうです。
松山猛の詞の世界、加藤和彦の音の世界。それらをくっきりと浮かび上がらせているサウンド。
自ら売り込んできたと言う(何でもクイーンからの話を断ったとか)、あのクリス・トーマスの手腕が光ります。
(マスター・テープを切り刻んで繋ぎ合わせる荒業を日本で初めて披露したのはこの時のクリスだったとか)
尤も。そんな当時の日本のロックの枠を飛び越えた世界水準のサウンドが生きたのも素材が良かったからで。
メンバー個々のテクニックの高さと、バンドとしてのセンスの良さは。やはり半端じゃ無かったんだろうなと。
どうしても「タイムマシンにおねがい」に耳がいきますし、目立ってて。いや、勿論大好きなナンバーなんですけど。
それだけでなく。時に夢幻の如く、時にタイトにファンキーにと。どのナンバーも素晴しくて。
組曲になってるタイトル・ナンバー、「どんたく」「塀までひとっとび」「颱風歌」・・・そのカッコ良さに痺れます。
軽やかでいて。音楽を作ることへの飽くなき拘り、音楽そのものへの倦むことの無い愛着。好きなものは好きと。
なんと言っても。三十数年前ですからね。あの時代に。このアルバムを作っていたなんて・・・カッコ良すぎるなと。
今聴いても。全く古くなくて。それどころか。このアルバムが、このアルバムでのサディスティック・ミカ・バンドが。
一挙に日本のロックのレベルを引き上げたんだなと。そしてどれだけのバンドがそこに達したかと言うと・・・
最初から海の向こうを見据えていた加藤和彦の尺度、スタンダードからしたら当然の結果だったのでしょうが。
そんな世界を、音楽を。自然に、力まずに演ってみせられるところが加藤和彦の凄さ、魅力だったと思うのです。
その世界を作っていた、音楽を生み出していた。その尺度、スタンダードに対する矜持が好きだったのです。
自分の好きなもの、心地が良いと感じるものへの妥協の無さ、愛情の深さが好きだったのです。

ほんのりと。
赤みが差して。
ふっくらと。
お腹も膨らんで。
そんな。
気持ちの良い。
日曜日の昼下り。

いつもの街を。
ふらふらと漂って。
少しだけ遠回り。
ささやかに贅沢な。
お散歩を楽しんだら。

昔からの。
街のスーパーへ。
新鮮で。いい品で。
さぁ、今夜のご飯は。
何にしようか。

キャベツに。
長葱に。
九条葱もね。
野菜の呼吸が聞えるね。
自家製の焼豚もいいね。
この浅利もね。
新鮮だね。
大きいね。
お味噌汁にしよう。

素材はね。
少しだけ高くても。
ささやかに贅沢な。
普通に。真っ当に。
美味しいものを使いたい。

それが。
二人のスタンダード。

好きなもの。
心地が良いと感じるもの。
好きな時間。
心地が良いと感じる時間。
それが。
二人のスタンダード。

ささやかに贅沢でも。
拘りたい。
愛していたい・・・のです。

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2010/02/20 Sat *ワインでも / Char

20100220haveawine


二人揃って。
休みの土曜日は。
久し振りだから。

少しだけ。
足を延ばして。
あの街まで。

お気に入りの。
馴染の。
店を目指して。

切らしていたものを。
仕入れて。
気になっていた器を。
じっくりと選んで。

少しだけ。
歩きつかれて。
お腹も空いて。
喉も渇いたら。

ワインでも。

『Have A Wine』'77年リリース。
アイドル然としたポーズも眩しい(笑)、チャーの2ndアルバム。
歌謡ロックでしたからね。売り方はアイドルだったし。チャー、弱冠22歳。若気の至りでしょうか。
そう言えば。チャーが大好きで。写真を撮ると毎回このポーズをしてた馬鹿な奴がクラスにいたなぁ・・・
今と違って。テレビでロックなんて、特に日本のロックなんて殆ど観ること、聴くことができない時代だったので。
風穴を開けるには仕方ないよな、なんて冷めた見方をしつつも。実は自分も結構チャーは気になっていて。
「気絶するほど悩ましい」なんて。もう歌謡曲じゃんって文句を言いつつも。しっかりザ・ベストテンとか観てたなと。
で、アルバムを聴くと。意外にロックだったりして。いや、こっちがチャーが本当に演りたいことなんだろうなって。
ギターに酔いしれながらも。だったらこれで、これだけで頑張ればいいのになんて。勝手なことを思ったりもして。
「Smoky」や「Shinin' You, Shinin' Day」を含む1stアルバム程では無いけど。このアルバムもいい曲多いしと。
ですが。今聴くと。その「気絶するほど~」のアコースティック・ヴァージョンが一番沁みたりするんですけどね。
あの阿久悠のムード歌謡な(?)世界をじっくりと弾き語るチャー・・・これが実に何と言うか・・・グッとね。
いや、ほんと。赤ワインでも飲みながらね。聴くとね。嵌るんですね。いいですよ。是非お試しあれ(笑)。

二人揃った。
土曜日の夜だから。
久し振りの外ご飯。

少しだけ。
足を延ばした。
この街の。この通りの。

お気に入りの。
馴染の。
店の扉を開けて。

いつものメニューも。
頼んで。
気になるお勧めのメニューからも。
じっくりと選んで。

いい塩梅の。
疲労感と。
空腹感と。
そして。
幸福感に。
包まれたなら。

ワインでも。

あぁ。
この一杯。
気絶するほど美味しいね~(笑)。

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2010/02/19 Fri *苔むしてたまるか / The Rolling Stones

20100219gathersnomoss


腹に落ちたわけでも。
納得したわけでも。
ましてや。
満足しているわけでもない。

でもまぁ。
どうしようもないことも。
致し方ないことも。
時と場合によっては。
あるもんで。

これ以上。
止まっても。
関わっても。
何も与えられない。
何も得られない。
何より。
思いが届かない。

であれば。
綺麗さっぱり。
引き上げて。
片をつけて。
また次へと。
また次の場所へと。

転がっていこう。

『A Rolling Stone Gathers No Moss』'77年リリース。
オリジナル・アルバム未収録ナンバーや別テイクなどを集めたローリング・ストーンズの2枚組編集アルバム。
恐らく今では様々なCDなどで聴くことの出来るナンバーやテイクばかりだとは思いますが。
リリースされた当時はこのアルバムで初めて耳にできたナンバーやテイクに興奮させられたものだったのです。
何たって。英国盤や米国盤のシングルどころかアルバムも今みたいに容易に入手できる時代でもなく。
ましてや街に輸入盤を扱っているレコード屋すらなかった田舎のガキにとっては本当にありがたかったのです。
有名なジェレッドー・マンコーウィッツによるこのジャケットだってこのアルバムで初めて目にしたのでした。
そうです。英国版の『Out Of Our Heads』も、『December's Children』も日本ではリリースされて無かったのです。
そんな日本独自のリリース状況をも踏まえた痒いところに手の届く選曲がなされていたので。
「She Said Yeah」とか「Look What You've Done」とか「Gotta Get Away」なんて辺りが新鮮だった記憶が。
他にも「I Want To Be Loved」も「Stoned」も歓声の無い「Fortune Teller」もこのアルバムで初めて聴いたかな。
グィロの入っている「Poison Ivy」とか、ピアノ・イントロ付きの「We Love You」なんてのは間違いなく初めてで。
久し振りに聴いても。この2曲は新鮮で。何だか初めて耳にした時の驚きまで蘇ってきそうでした。
そんなに頻繁に針を落とすアルバムではありませんが。ストーンズも自分も転がってきたんだな・・・なんてね。

たぶん。いつまでも。
腹に落ちないだろうし。
納得もできないだろうし。
満足できなかった苛立ちは残るだろうし。

それでも。
どうしようもないってことを。
致し方ないってことを。
時と場合によっては。
呑込んで。

これ以上。
振り返らない。
応えない。
与えられるものもあるけれど。
得られるものもあるけれど。
どうしても。
思いが実らない。

であれば。
綺麗さっぱり。
振り切って。
落とし前をつけて。
また次へと。
また次の世界へと。


転がっていこう。

転がり続けよう。

こんなところで。
これくらいのことで。
足止めくらってたまるか。
立ち止まっていられるか。

苔むしてたまるか。

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2010/02/18 Thu *そんな夜もあるから / The Beatles

20100218hollywoodbowl


いつかの夜。
いつかのDJの帰り。

タクシーを止めて。
ドアが閉まって。
行先を告げて。
シートに身を沈めて。
窓の外を見るともなしに。

お客さん、それレコードだよね。
あっ、そうですけど。
じゃぁ、DJの帰りとかかな。
あっ、そうです。
そうか、どんなの回すの?
えっと、昔のロックとかですね。
じゃぁ、ビートルズとかもあるの?
勿論、ありますよ。
いやぁ、懐かしいね。好きだったんだよねビートルズ。
えっ、そうなんですか!

姉貴が好きでね。
影響受けますよね。
来日したじゃない。
観に行ったんですか?
いや、姉貴だけ行ってさ。置いてきぼりでさ。
それは残念でしたね。
悔しいからさぁ、姉貴が買ってきたパンフレットをね。
パンフレット、どうしたんですか?
姉貴が結婚して家を出た時に自分のものにしちゃってさ。
ははっ、怒られませんでした?
何処に行ったか知らないって訊かれたけどね。
訊かれたけど?
とぼけてやった。未だ持ってるよ。
いいですね。
でも、生で観たかったよね。
そうですよね・・・

『The Beatles Live At Hallywood Bowl』'77年リリース。
'64年8月23日と'65年8月30日のハリウッド・ボウル公演を音源としたビートルズ初の公式ライブ・アルバム。
もともとは音質に問題ありとして発売を見送られた3トラックのテープで、しかもその存在を忘れられていて。
10年以上経ってからジョージ・マーティンの手に委ねられて。色々と苦労して編集して発表にこぎつけたとか。
とにかく。演奏しているビートルズ自身でさえ自分達の演奏が聴き辛かったとも言われる程の歓声の中で。
何せ未だ本格的なPAシステムも無い時代で。録音機材だってとても野外でのライブには太刀打ちできなくてと。
そんな環境で収録された音源を甦らせたマーティン、そしてエンジニアのジェフ・エメリックに心から感謝です。
編集でオフ気味にしてると思われるのですがそれでも本当にファンの歓声、絶叫は止むことが無くて。
「Ticket To Ride」を歌う前のMCで“Can you hear me?”と問いかけていますが。本気で言ってたんだなと。
そんな黄色い声の狭間から聴こえてくる、蘇ったビートルズの演奏は実に御機嫌で。そして力強くて。
ハンブルグで、そしてキャバーンで鍛えられたその腕の程が半端じゃなかったことが充分に伝わってきます。
「A Hard Day's Night」で歌詞を間違えたり、「Help」の途中で思わず笑ってしまうジョンの歌声が生々しくて・・・
あぁ、生で聴きたかったな、観たかったな・・・なんてね。やっぱりね。そう思わずにはいられないのです。
因みに。このアルバムの中では「She's A Woman」だけが日本公演でも演奏された曲だったりします。

いつかの夜。
いつかのDJの帰り。

お客さん、レコードいっぱい持ってるんだ。
まぁ、、それなりにですけどね。
家にもストーンズとか、ツェッペリンとかパープルとかさ。
あるんですか?
好きだったからねぇ。今、結構高いのもあるんだって?
そうですね、レアなのはそれなりですね。
でも。そうじゃないんだよな。そんなんじゃないんだよね。
と、言うと?
いやぁ、好きなだけなんだよね。それだけで買ったんだよね。
そう、そうですよね!

写真も好きでね。
カメラとかやってるんですか?
プロになりたくてさ。弟子入りしてね。
アシスタントとかなさってたんですね。
徒弟制度でさ。それはいいんだけど。食えなくてね。
厳しい世界なんでしょうね。
結構頑張ったんだけどね。まぁ、今はこうしてね。
もう写真撮ったりはしないんですか?
今は趣味でやってるんだけど。結婚式とかね。
ひょっとしてフィルムですか?現像も?
まぁ、それなりに。娘とかに評判はいいんだよね。
いいですね。いいなぁ。
お兄さんもDJじゃ食えないんだろうけど。
はぁ、まぁ、別に仕事持ってますしね。
でも、好きなことがあるっていいよね。
そうですね。
続けるんでしょ?
えぇ、勿論!

タクシーを降りて。
ドアが閉まって。
走り去るテール・ランプ。
カーブの向こうに消えるまで。
何とはなしに見送って。
胸の何処かに。
胸の奥底に。
温かなものが残ってる。

いつかの夜。
いつかのDJの帰り。

そんな夜もあるから。
悪くはないかな。
そんな夜もあるから。
いいんだな。

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2010/02/17 Wed *だって / Dave Clark Five

20100217twentyfivethmpinggreathits


だって。
だって。
好きなんだもん!

身も蓋も無いのも。
馬鹿みたいなのも。
承知だけど。

そうとしか。
言いようが無い。
他の言葉など。
思い浮かびもしない。

楽しくて。
ワクワクして。
ニヤッとして。
嬉しくて。
ドキドキして。
ジワッときて。

そんな。
あれやこれやが。
至るまでの総てが。
起こることの総てが。

だって。
だって。
好きなんだもん!

『25 Thumping Great Hits』'78年リリース。
ロンドンの下町、トゥテナム出身のデイヴ・クラーク・ファイブ(DC5)のベスト・アルバム。
“トゥテナム・サウンド”とも呼ばれたパワフルでラウドなビート・ロックが特徴だったDC5。
バスドラがズンズンと響くその勢いに乗って特に米国ではビートルズに迫る人気を得たことも。
そんなDC5の'63年のデビューから'70年の解散までの数多くのヒット曲に彩られた軌跡が凝縮されています。
リーダーであるデイヴ・クラークの特徴的なバスドラの音と共にサックスとキーボードがサウンドの要を成していて。
その厚みのあるサウンドと。“青い目をしたファッ・ドミノ”と称されたマイク・スミスの黒く熱いヴォーカルと。
それらが一体となって聴く者に迫ってくる様、そこにこそDC5ならではの、DC5だけの魅力が溢れています。
そして。そんなDC5だから。「Because」なんて甘く美しく切なく胸に迫る畢生のバラードがまた堪らないのです。
今では英国のショー・ビジネス界の大物として君臨しているらしいデイヴ・クラーク。
そのクラーク自身が権利を押さえていて。なかなかオリジナル・アルバムのCD化もままならないらしいDC5。
故に過小評価に甘んじている気もして。是非、アナログ盤を探して針を落としてみてください。
ブリティッシュ・インヴェンションの一翼を担っていたその魅力に必ずやノック・アウトされること必至だと思います。
あぁ、それにしても。「Because」の甘酸っぱさったら。ほんとうにもう。好きだなぁ。

だって。
だって。
好きなんだもん!

呆れられてるのも。
何もそこまでって思われてるのも。
承知だけど。

そうかもしれないけど。
言い表せないけど。
他の言葉など。
必要だとも思わないし。

楽しくて。
ウキウキして。
ヘヘッときて。
嬉しくて。
ジンジンして。
ギュッときて。

そんな。
あれやこれやで。
今夜流れる総てが。
今夜溢れる総てが。

だって。
だって。
好きなんだもん!

音楽が流れてる。
耳を傾けている人がいる。
リズムを刻んでいる人がいる。
思いを語る人がいる。
温かく見守ってくれる人がいる。
何よりも楽しんでる自分がいる(笑)。

溢れてる。
何もかもが。

だって。
だって。
好きなんだもん!

Because because I love you~♪

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2010/02/16 Tue *ないのなら / Graham Parker And The Rumor

20100216itdontmeanathing


ないのなら。

したくないのなら。
望まないのら。
求めないのなら。

そのまま。
そこで。
そのままで。
俯いて。
座り込んで。
そうしてればいい。

したいんだ。
望んでるんだ。
求めてるんだ。

どんな時も。
笑っていたい。
走っていたい。
踊っていたい。
訳なんかないけれど。
訊かないでほしいけれど。

だから。
お先に。
失礼するぜ。

『It Don't Mean A Thing If You Aint' Got That Swing』'84年リリース。
パブ・ロック・シーンきっての熱いシンガー、グラハム・パーカーと腕利き揃いのザ・ルーモア。
その駆け抜けていく勢いがなんとも爽快だったヴァーティゴ時代のベスト・アルバム。
時にオーティス・レディングの如く、時にボブ・ディランの如く、熱く鋭く歌い続けたグラハム。
ソウルやR&Bの虜になって。レゲエやスカも聴き狂い。放浪の旅の果てに歌い始めたグラハム。
その歌声に込められた熱き思い、真摯な叫びが胸を打ち、身を駆り立てます。
そんなグラハムを、小粋に渋く支えてみせるルーモアのバッキングがまた絶妙でグッとくるのです。
このアルバムでは「Hold Back The Night」とか「I Want You Back」なんてソウルのカヴァーもいい感じですが。
やはり「Soul Shoes」とか「Hey Lord Don't Ask Me Questions」に魂を揺さぶられ、掻き毟られるのです。
どうしようもない焦燥感と切迫感。押しつぶされまいと立ち向かう姿勢、意志がそこにあるのです。
それでいて。そんな状況でも跳ねている、弾んでいる。そのビートがなんとも心地良く、心強いのです。

ないのなら。

したくないのなら。
望まないのら。
求めないのなら。

そのまま。
そこで。
いままでのように。
諦めて。
愚痴をこぼして。
そうしてればいい。

したいんだ。
望んでるんだ。
求めてるんだ。

どんな時も。
笑ってやるんだ。
走ってやるんだ。
踊ってやるんだ。
訳なんか必要ないし。
答えられもしないけれど。

だから。
お先に。
失礼するぜ。

走り出す。
走らずにはいられない。
そんななにかが。
胸の底にあるんだ。
そいつが。
走り出す。
走り出していくんだ。

だから。
思わず。
笑って。
踊ってしまうんだ。

いつも。
どんな時も。
そうなんだ。
そうしたいんだ。
それだけなんだ。

ないのなら。

したくないのなら。
望まないのら。
求めないのなら。

あんたには。
たいしたことではないんだろう。
意味なんかないんだろう。

だから。
お先に。
失礼するぜ。

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2010/02/15 Mon *早起きは・・・ / Kokomo

20100215riseandshine


早起きは。
苦手である。

昔から。
子供の頃から。
苦手である。
好きじゃない。
嫌いだ。

もう少し。
もうちょとだけ。
後五分。
このままずっと。
寝ていたい。

ここのところ。
少しだけ。
ほんの少しだけ。
いつもより。
早く目覚めて。
早く動き出して。
そんな日々で。

『Rise And Shine』'76年リリース。
ブリティッシュ・ホワイト・ファンク・バンド、ココモの2ndアルバム。
グリース・バンド出身の2人とアラヴァイル出身の4人を中心に結成されたココモ。
メル・コリンズも参加したりして10人でスタート。メンバー・チェンジもあってこのアルバムでは8人編成で。
かのアヴェレージ・ホワイト・バンドと双璧をなす、御機嫌で心地良いファンキーなサウンドを聴かせてくれます。
リード・ヴォーカルが3人いるせいか、賑やかで、跳ね回る様で。小気味よくもあります。
甘さや粘り気はアヴェレージ・ホワイト・バンドほどでは無くて。そこらが小粒な印象も抱かせるのですが。
小粒でもピリッと辛い、ではなくてビシッとファンキーで。寝惚け眼で聴いても。
昇って輝くお日さまと同じ様に。目覚し効果が高そうなサウンド、アルバムではあります。
そうそう。このアルバムにはカラッとした乾いた明るさもあって。そこはマイアミ録音ならではでしょうかね。

早起きは。
三文の徳とか言うけれど。

昔から。
子供の頃から。
興味が無い。
どうでもいい。
面倒くさい。

もう少し。
もうちょとだけ。
後五分。
このままずっと。
包まっていたい。

ここのところ。
少しだけ。
ほんの少しだけ。
いつもより。
早く出かけて。
お日さまを拝んで。
そんな日々で。

頭の上に。
昇ってる。
輝いている。
お日さまは。
その陽射しは。
その温もりは。
心地良くはあるけれど。

早起きは・・・
できるかぎり。
したくないなぁ(苦笑)。

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2010/02/14 Sun *ダメ人間な夜 / Dr. Feelgood

20100214downbythejetty


週末の夜。
日曜日の夜。
バレンタイン・デーの夜。

何を思って。
何を考えて。
何も好んで。

わざわざそこまで。
わざわざここまで。

何も思わず。
何も考えず。
ただただ好きだから。
それだけ。

弾けるリズム。
熱いビート。
御機嫌なロックン・ロール。
こぼれる笑顔。

他に何がある。
他に何がいる。

『Down By The Jetty』'75年リリース。
シンプルに。ストレートに。ソリッドに。風穴を空けてみせたドクター・フィルグッドの1stアルバム。
いや本当に。肥大化して装飾過多になっていた当時のロック・シーンに原始的な初期衝動を思い出させたと。
それがパブ・ロックであり、続くパンク・ロックだったのだと思うのですが。特にドクター・フィールグッドは。
ウィルコ・ジョンソンのギターは。そのシャープなカッティングが生み出す弾けるリズムで、熱いビートで。
余計なものを、冗長なものを。総て切り裂き、削り落としてしまったのです。痛快なことこの上無かったのです。
御機嫌なロックン・ロールの為に必要なもの、それは総てこのアルバムの中にあると言っても過言では無くて。
シンプルに。ストレートに。ソリッドに。それだけ。それだけを演って、貫き通した潔さが最高なのです。
A面頭の「She Does It Right」からB面ラストの「Bonne Moronie/Tequila」まで。何の迷いもありません。
ウィルコ、ウィルコと。勿論ウィルコのマシンガン・ギターあってこそのアルバム、ドクター・フィールグッドですが。
リー・ブリローのヴォーカルとブルース・ハープの、叩上げられた慰撫し銀の如き味わいも格別なのです。
そして。'75年という年に。あえてモノラル盤でデビューしたところに確信犯的なしたたかさも感じるのです。
それにしても。唯一ライブ・テイクで収録されている「Bonne Moronie/Tequila」の御機嫌なことったら、もう!

週末の夜。
日曜日の夜。
バレンタイン・デーの夜。

何も思わず。
何も考えず。
ただただ好きだから。
それだけで。

そこまでしてでも。
ここまできてでも。

何も思わなくていい。
何も考えなくていい。
好きなもの好きでいい。
それだけでいい。

弾けるリズム。
熱いビート。
御機嫌なロックン・ロール。
こぼれる笑顔。

他に何がある。
他に何がいる。

何もない。
何もいらない。

リズム刻んで。
ビートに痺れて。
ご機嫌なロックン・ロールに身を任せて。
グラスを捧げる。グラスを乾す。
テキーラ!
爆発する笑顔。

週末の夜。
日曜日の夜。
バレンタイン・デーの夜。

ダメ人間で。
バカな大人で。
良かったな!
悔いは無いな!
最高・・・だよね!

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2010/02/12 Fri *流浪者ゆえに / Ian Hunter

20100212allamericanalienboy


そうなんだ。
そうなんだよ。

いつものことではあるけれど。

ここでは。
ここでも。

俺は。
所詮。
流浪者で。
よそ者なんだ。

そうなんだ。
そうなんだよ。

どんなに。
熱く語り合っていても。
どんなに。
笑顔を交わしていても。
どこかで。
信じてはいても。

皆とは違うんだと。

『All American Alien Boy』'76年リリース。
モット・ザ・フープルのヴォーカリスト、看板役者だったイアン・ハンター。
モット・ザ・フープルを脱退して。活動の拠点をアメリカに移して。このアルバムがソロとしては2枚目でした。
どういう縁があったのか。ジャコ・パストリアスやデヴィッド・サンボーンが全面的に参加しています。
(「You Nearly Did Me In」と言うナンバーにはジョン以外のクイーンのメンバーがコーラスで参加しています)
そのせいでも無いでしょうが。モット・ザ・フープル・時代とは違って。殆どロックン・ロールは歌ってなくて。
ミディアムからスローなナンバーが多くて。語りかけるかの様なその歌声が印象的です。
尤も。モット・ザ・フープル時代のイメージからグラムなロックン・ローラーと思われがちなハンターですが。
もともとはボブ・ディランとかが大好きだったらしいので。このアルバムでの歌い方が本来なのかもです。
でもって。看板を背負って身につけたであろう芝居がかった、大向うに見得を切る様な、けれん味も健在で。
一人、語りながらも。決めるところは決めて。聴く者、観る者を自分の世界に引き込んでしまうのです。
その様は確かに見事なのですが。モット・ザ・フープルでも、そしてソロ・アルバムでも。何故か。
そこにいていない様な。妙な違和感、疎外感がハンターには常に感じられてならないのですが。
何処にいても。誰といても。常に外側にいる様な、常に芝居をしている様な、その浮き方こそが現実味があって。
個人的には。そんないつも。此処ではない何処かから歌っている様なハンターが好きだったりします。

そうなんだ。
そうなんだよ。

望んだことではあるけれど。

ここでは。
ここでも。

俺は。
所詮。
流浪者で。
よそ者なんだ。

そうなんだ。
そうなんだよ。

どんなに。
信頼されたとしても。
どんなに。
優しくされたとしても。
どこかで。
線が引かれてもいて。

皆とは違うんだと。

違うから。
出来ること。
語れること。
許されること。

それが好きだから。
それを望んでるから。

此処にはいなくて。
内側にはいられなくて。
留まることを。
立ち止まることを。
拒んで。
出来なくて。

流浪者ゆえの。
自由を愛してる。
流浪者ゆえに。
自由でいなきゃしかたない。

たぶん。
それだけのことなんだ。

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2010/02/11 Thu *真夜中のダンス / The Kinks

20100211comedancing


相方は。
季節労働者(?)で。
自分は自分で。
雇われの用心棒(?)みたいなもので。

となると。
お座敷が掛かっていたり。
先生お願いしますと言われてたり。
そんな時は。
出張らなきゃならないので。

休日の昼間も。
一緒の時間を。
過ごせなかったりする。
そいつは。
なんとも切ないんだけど。

世知辛い浮世の。
宿命や柵もあって。
しかたなかったりする。
しかたないので。
しかたないから。

真夜中の。
そのひと時まで。
我慢することにする。

『Come Dancing With The Kinks: The Best Of The Kinks 1977-1986』'86年リリース。
ロンドン・レコードへの移籍に伴ってリリースされたキンクスのアリスタ時代を総括した2枚組ベスト・アルバム。
アリスタ時代のキンクスと言えば。米国市場を意識してソリッドでハードなロックを聴かせていたので。
このアルバムも当然ながら。そんな元気溌剌(?)なキンキー・サウンドが詰め込まれていたりします。
あまりにも米国に擦寄りすぎ、ストレート過ぎだと。アリスタ時代のキンクスに反発を覚えるファンもいますが。
なんのなんの。元祖ブリティッシュ・ビート・バンドの一翼を担っていたその面目躍如だよなと。
そのビートも強烈な。いかにもライブで鍛え抜かれたって感じのこの時代のキンクスも大好きな自分です。
個人的にアリスタ時代の最高傑作は2枚組ライブ・アルバムの『One For The Road』だと思っているのですが。
このアルバムも冒頭がその『One For The Road』からの「You Really Got Me」だったりして。
その勢いのままに。一気に惹きつけられて。そのままラストまで一挙に聴き通してしまうのです。
でまた。当然のことながら。ただただロックしてただけではなくて。ちゃんとキンクスらしい捻りも感じさせていて。
アルバムのタイトルにもなっている「Come Dancing」や「Don't Forget To Dance」なんてヒット曲では。
その曲調にも古き良き英国を偲ばせるものがあって。その歌詞も皮肉と哀愁が綯交ぜになっていたりもして。
流石はキンクス、そしてレイ・ディヴィスだなぁと。乗せられて踊りながらも。思わず笑みが毀れもするのです。
このジャケットのレイの姿が。また如何にも胡散臭そうな訳ありな英国紳士って感じで。いいんですよね。

季節労働者の。
相方と。
雇われの用心棒みたいな。
自分と。

とにかく。
お座敷を終わらせないと。
それなりの酒手を稼がないと。
それまでは。
お勤めを果たさなきゃならないので。

偶にではあるけれど。
休日を一日は一緒に。
過ごせなかったりする。
そいつは。
なんとも哀しいんだけど。

世知辛い浮世の。
宿命や柵もあって。
しかたなかったりする。
しかたないので。
しかたないから。

真夜中の。
そのひと時に。
思いを弾けさせたりする。

旨いディナーを食べて。
美味しいワインを空けて。
ふらりふらりと。
ふわふわと。
帰宅したら。

キッチンで。
手と手をとって。
踊りましょう。
右に。左に。
ステップ踏んで。
くるっと回って。

真夜中のダンス。
さぁ、踊ろう。
踊り続けよう。

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2010/02/10 Wed *なるようになる / Johnny Thunders

20100210queserasera


あらら。
こらら。

そんなに。
慌てないで。
そんなに。
泡食わないで。
そんなに・・・
取り乱さないで。

一呼吸おいて。
気持ち落着けて。
少し離れて。
見てみれば。

見えてくる。
解ってくる。
なんだけどな。

その程度の。
ことなんだけどな。
ほらほら。
笑顔が消えてますぜ。

『Que Sera,Sera』'85年リリース。
新たに黒人ミュージシャンをリズム隊に迎えて制作されたジョニー・サンダースのソロ・アルバム。
シンプルなトリオ編成で。跳ねるビートをバックに心地良く歌い、そして弾くジョニーです。
あまりにシンプル、あまりにラフ、あまりにルーズ。まぁ、そんな声も聞こえてきそうではありますが。
リズム隊の影響か、狙ったのか。レゲエっぽいナンバーもあったり。ちょっと甘いバラードもあったり。
シンプルなロックン・ロールだけでなく。意外とバラエティに富んでいたりもして。
そのどれもが。なんと言うか。雰囲気一発でやってみましたみたいな感じで。あまり詰めてはいないかと。
でもその軽い感じ、詰めの甘いところがジョニーらしさと言うか、ジョニーのいいところじゃんって思うので。
とにかく。その閃きと勘だけで勝負してしまう、センス一発なところこそがジョニーなので。
これで緻密に。練りに練って。考えてやってたらきっと面白くなくなったんじゃないのと思うのですが。
この魅惑的なジャケットにも漂っている、どこか浮世離れしたジョニーの浮遊感が好きなのです。
う~ん、完璧じゃないかもしれないけど、気持ち良いし、いいんじゃない。なるようになるし・・・みたいなね。
そうそう。ウィルコ・ジョンソンが2曲ギターで参加していて。その組み合わせもね、いいんですよね。

あらら。
こらら。

そんなに。
落ち込まないで。
そんなに。
下向かないで。
そんなに・・・
縋りつかないで。

一息入れて。
肩の力抜いて。
角度を変えて。
見てみれば。

見えてくる。
語りかけてくる。
なんだけどな。

その程度の。
ことなんだけどな。
ほらほら。
挙動が不審ですぜ。

なるようになる。
なるようにしかならない。
なるようにしてしまう。

どっちみち。
その程度の。
ことだから。
御機嫌なロックン・ロールでも。
でなければ。
あの歌でも。
鼻歌で歌ってみたらどうですかい。

け・せら・せら~。
なるようになる~。
なんてね!

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2010/02/09 Tue *嵐の中で / Neil Young

20100209americahstarsnbars


天災だろうと。
人災だろうと。
巻き込まれちまったら。
逃げ遅れちまったら。
まぁ、しかたないわな。

なんとかならんかと。
走り回って。
探し回って。
それでも。
避けられなかった。
逃げられなかった。

そうなったら。
嵐の中で。
やるべきことは。
唯一つ。
立ち位置を決めたら。
腰を落として。
膝に力を入れて。

さぁ。

『Amrican Star 'N Bars』'77年リリース。
なんともとっ散らかった酔っ払いジャケットも強烈なニール・ヤングのアルバム。
予定されていたアルバムのリリースが中止になったり、喉の病気になったりと。
いつもながら波乱万丈の状態の中で突如リリースされたのがこのアルバムだったので。
まぁ、このジャケットはそんな混乱した状態をそのまま正直に描いただけだたのかも知れませんが。
A面はその中止になったアルバムの為の録音なのか'77年4月の音源で統一されていますが。
B面は'74年から'76年までの様々なシチュエーションでの録音が集められています。
従って統一感も整合性にも欠けるのですが。全般的にジャケットとは相反する静かなカントリー調だったりします。
それが一転。あの稀代の傑作「Like A Hurricane」で。そのギターの轟音で景色が塗り替えられるのです。
ニールならではのヘヴィネスがこれでもかと炸裂し、8分以上もギターが泣き続ける様は圧巻の一言です。
いつどんな時も。自らの姿勢を崩さず立ち向かい続けるニール。その面目躍如ここにありの一撃なのです。
ハッキリ言って。このアルバムは「Like A Hurricane」1曲、その為に存在しているのです。
余談ですが。前年の来日公演でも演奏されていて。そのライブ・ヴァージョンも凄まじいの一言に尽きます。
(昔、その名も『Osaka』なる大阪公演を収録したブートがあって。それがねぇ、裏名盤だったのです)

天災だろうと。
人災だろうと。
巻き込まれちまったら。
逃げ遅れちまったら。
まぁ、しかたないわな。

なんとかならんかと。
手を尽して。
足を使って。
それでも。
防げきれなかった。
守りきれなかった。

そうなったら。
嵐の中で。
やるべきことは。
唯一つ。
立ち位置を決めたら。
腰を落として。
膝に力を入れて。

さぁ。

吹くだけ吹け。
降るだけ降れ。
荒れるだけ荒れろ。

それが。
どうした。
俺は俺で。
変わりはしないぞと。
変えられやしないぞと。

そう。
轟音で。
ヘヴィに。
弾きまくろう。
立ち続けてやろう。

嵐の中で。
唯我独尊。
それぐらいで。
ちょうどいい。

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2010/02/08 Mon *不本意ながら / Eric Clapton

20100208liveintheseventies


不本意ながら。

いや。
本当は。
それでは。
駄目なんだろうけど。
やはり。
本音では。
はなはだ。
不本意ながら。

日々。
刻々と。
迫りくる。
刻まれる。
スケジュールに。
マイルストーンに。
追われる日々を。
久々に過ごしていたりする。

まぁ。
確かに。
日々。
刻々と。
目に見えて。
進捗状況が判るのは。
いいんだけど。
やはり。
本音では。
らしくないよな。

で。
今日も。
時計を気にしてみたり。

『Time Pieces Vol.2:Live In The Seventies』'83年リリース。
『Time Pieces』のヒットに気を良くしたRSOレコードが2匹目の泥鰌を狙ったエリック・クラプトンの編集アルバム。
今回は'70年代のライブ音源を集めていて。ジャケットにはまたもやタイトルにかけてか時計が描かれています。
A面がアルバム未収録だった「Knockin' On Heaven's Door」を含めて'79年の武道館でのライブ音源で。
B面が1曲を除いて'70年代中頃までの音源で。「Presence Of The Lord」はデレク&ザ・ドミノスでの演奏です。
'74年の「Smile」はRSOのサンプル盤にのみ収められていた音源で。「Knockin'~」と並んで目玉だったかなと。
惜しむらくはあまり曲順とかに拘りも無かったようで。ライブの流れを再現するでも無く。如何にも寄せ集めっぽく。
そこらがオリジナル音源を集めた『Time Pieces』と異なり大して話題にもならなかった所以かとも思われます。
個人的には「Can't Find My Way Home」「Smile」の2曲に聴ける穏かな表情のクラプトンが好きだったりします。
特にあのチャップリンの曲である(《ライム・ライト》の主題歌でしたっけ?)「Smile」はね、いいと思います。
その1曲の為にこのアルバムを入手する価値があるかと言われれば微妙ですが。いい曲ではあります。

不本意ながら。

いや。
本当は。
そうならない様に。
仕向けてはいたんだけれど。
やはり。
それでは動けない人達もいて。
はなはだ。
不本意ながら。

日々。
刻々と。
進んでいく。
更新される。
スケジュールを。
マイルストーンを。
管理する日々を。
久々に過ごしていたりする。

まぁ。
確かに。
日々。
刻々と。
目に見えて。
結果が判るのは。
いいんだけど。
やはり。
本音では。
好きではなくて。

で。
今日も。
時計が気になってたり。

らしくない。
好きではない。
不本意ではあるけれど。

微笑む。
その余裕は。
まだあったりするし。
できてもいるから。
まぁ。
よしとするか・・・

でも。
不本意なんだけどね(苦笑)。

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2010/02/07 Sun *泣いている / Paul Kossoff

20100207bluesoul


泣いている。
泣いているんだ。
泣きながら。
待っているんだ。

日曜日。
一人の午後。
前は。
そう。
以前は。
じっとなんかしていられなくて。
用が無くても。
用を作ってでも。
街へと繰り出してたけど。

日曜日。
一人の午後。
今は。
そう。
今では。
じっとなんかしていられなくても。
あれやこれやで。
あれやこれやがなくても。
家にいるのが好きなのだけど。

でも。
泣いている。
泣いているんだ。

『Blue Soul』'86年リリース。
フリーのメンバーとして、“泣き”のギタリストとして知られるポール・コゾフの2枚組編集アルバム。
僅か25歳にして夭折してしまったコゾフ。フリーだけでなく、ソロやセッションからも選曲されています。
まさにジャケットの如く。全身全霊を込めて泣かせまくるコゾフのギターがこれでもかとばかりに堪能できます。
なにせ、あのクラプトンがヴィブラートの掛け方を直接訊きに来たと言う逸話をもつコゾフのギターです。
そのウィープするギターに身を任せると。心までも、その奥底までも揺さぶられて。涙が毀れてくるのです。
あまりにも鮮やか過ぎる、赤過ぎる。そんな夕陽を目にしてしまった時の様に堪らない気持ちになるのです。
孤独、焦燥、渇望、憧憬・・・その悲しい最期を知るだけに感傷的になり過ぎているのかもしれませんが。
今でも。時に。どうしても。コゾフのギターに、その泣きに包まれたい午後が、時間が確かにあるのです。
ソロやバック・ストリート・クロウラー、そしてアンディ・フレイザーとフランキー・ミラーのバンドへの客演とか。
それらもいいのですが。やはり当時このアルバムで初めて発表されたフリーのライブ3曲が魅力的だったかな。
そしてそして。やはり「Come Together In The Morning」での“泣き”にはいつも泣かされてしまうのです。
貴重な写真やファミリー・ツリー、ディスコグラフィ、アレクシス・コーナーがコゾフに捧げたナンバーの歌詞・・・
コゾフのインタビューも載ったインナーも素晴しく。やはりアナログ盤で持っていたいアルバムかなと。
(英国アイランド・レコードのオリジナル盤ではコゾフのギターが本当にいい音で泣いていますしね)

泣いている。
泣いているんだ。
泣きながら。
待っているんだ。

日曜日。
一人の午後。
前は。
そう。
以前は。
一人があたり前で。
一人で平気で。
寂しくもなくて。
乾いてもいなくて。
気づかない振りをして。
やり過ごしていたけど。

日曜日。
一人の午後。
今は。
そう。
今では。
二人があたり前で。
二人だから平気で。
寂しくて。乾いてしまって。
震えて。焦がれて。
叫びだしたいのを堪えているけど。

でも。
泣いている。
泣いているんだ。

心が。
どうしようもなく。
堪らなく。
泣いている。
泣いているんだ。

お~い。
早く帰ってきてね。
早く一緒に晩御飯食べようよ。

泣いている。
泣いているんだ・・・

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2010/02/05 Fri *みんな一緒 / ザ・ダイナマイツ

20100205dynamites


みんな一緒。

みんな一緒なら。
みんなと一緒なら。
安心なんだ。
安心させられるんだ。
安心できるんだ。

そうなんだろうな。

なんでもかんでも。
異を唱えればいいわけじゃない。
逆らってれば、逸れてればいいわけでもない。
個性的であること、自由であることと。
我侭なこととは違うだろう。

だが。
それでも。
拘りが。
矜持が。
闘志が。
縛られない魂が。
あってもいいだろう。

みんな一緒が。
そんなに大事かよ。

『ヤング・サウンド・R&Bはこれだ!』'68年リリース。
そのタイトルが、ジャケットが如何にもあの時代を感じさせるザ・ダイナマイツの唯一のアルバム。
ザ・ゴールデン・カップス、ザ・モップスと並ぶ実力派のGSだったザ・ダイナマイツです。
ご存知の様にジャケットでも一際強烈なオーラを放っている山口冨士夫が在籍していたことで知られています。
その冨士夫ちゃんと、リーダーでもあったヴォーカリスト瀬川洋の強烈な個性で売っていたダイナマイツ。
デビュー前から米軍基地廻りで相当に腕も名も上げていたようで。そのライブには実に強力だったとか。
で、そこはGSの常で。お仕着せでお揃いの服を着せられて(裏ジャケに全然似合っていないその姿が・・・)。
カヴァーでもビー・ジーズやモンキーズ等のポップなナンバーを演奏させられたりもしています。
この選曲もレコード会社や事務所の意向だったのでしょうが。意にそぐわなかったであろうそんなカヴァーでも。
ソウルを、R&Bを感じさせるものがあって。特に只者ではない冨士夫ちゃんのギターが異彩を放っています。
更に言えば。明らかに強制されたであろう職業作家によって押し付けられたナンバーでさえも。
心の中では(あるいは面と向って)舌を出しながらも、馬鹿にしながらも。そのサウンド自体は素晴しく。
特に「トンネル天国」における冨士夫ちゃんのギターとヴォーカルの艶かしさと危険な香りは半端じゃなくて。
GSの中でも異端だった、我が道をいったダイナマイツならではの拘りや矜持を感じることができますし。
その後も。皆と、誰かと一緒ではなく。独りで。求め続け、闘い続ける冨士夫ちゃんの姿が既にここにあるのです。

みんな同じ。

みんな同じなら。
みんなと同じなら。
受け入れるんだ。
受け入れられるんだ。
中に入れることができるんだ。

そうなんだろうな。

とにかく。なにもかも。
異を唱えられたらかなわないんだ。
逆らったり、逸れるなんてありえないんだ。
個性的であろうなんて、自由であろうなんて。
意を示そうなんて思いもしないんだ。

だが。
それで。
拘りも。
矜持も。
闘志も。
縛られない魂も。
亡くしてしまって。
何が残るのだろう。

みんな同じが。
そんなに大事かよ。

杓子定規ばかり。
聖人君子ばかり。
そんな社会が。
そんな世界が。
そんな余裕の無い。
そんな世の中が。
そんなに大事かよ。

トンネルぬけて。
そんな世の中には。
舌を出しながら。
トンネルぬけて。
そんな世の中には。
おさらばしよう。

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2010/02/04 Thu *ケンカするなら / ザ・ゴールデン・カップス

20100204cupsvoltwo


いや。
ほんとに。

くだらないと言うか。
情けないと言うか。
呆れてしまうと言うか.

いや。
それはね。
確かにね。
こっちにも。
非が全く無いとは言わないけど。
それはお互い様で。

いや。
まったく。
根っからの。
職人さんだと。
プロだと。
信じていたのに。

そこで。
それで。
ケンカしますか。

『The Golden Cups Album Vol.2』'68年リリース。
GSきっての実力派だったザ・ゴールデン・カップスの2ndアルバム。
ケネス伊東がビザの関係で脱退して、ミッキー・吉野が加入する過渡期に制作されました。
1stアルバムと同じくR&Bのカヴァーが多く収録されているのがカップスならではで。
「Spookey」ではブルージーに、「Dock Of The Bay」では軽やかにと表情豊かなデイヴ・平尾の歌声。
そのソウル・フィーリングに溢れつつも、日本人らしい情感が滲むその歌声がいいなぁと。
マモル・マヌーやエディ・藩に、このアルバムではルイズルイス・加部もリード・ボーカルをとっていますが。
やっぱりカップスのヴォーカルはデイヴだとねと、その蟹股の立ち姿を思い出したりもします。
デイヴと言えば。カップス解散後もあの《傷だらけの天使》であまりに印象的な「一人」を歌ってましたし。
《悪魔のようなあいつ》ではジュリーとは役柄の上であまりにも差をつけられながらも(笑)。
これまた印象的な「ママリンゴの唄」を歌っていて。あのシーンはいまでも忘れ難いです。
で、このアルバム。他のGSと違って金と女ではケンカしなくて、音楽のことだけでケンカしてたカップスらしく。
そのソウルフルな演奏だけでなく、実験的な部分もあったりして、そのつわもの振りを十分に発揮しています。
メンバー自身は好んで無かったらしい「長い髪の少女」や「クールな恋」なんかもやっぱり名曲ですしね。
とろで。カップスだって金はともかく、女のことではケンカしてたと思うんだけどなぁ、ねぇ、デイヴ(笑)。

いや。
ほんとに。

くだらなさすぎて。
馬鹿馬鹿しすぎて。
呆.れてものも言えなくて。

それはね。
確かにね。
こっちにもね。
確かな記録は残していないけれど。
それはお互い様で。

いや。
まったく。
根っこでは。
繋がっていると。
その言葉を。
信じていたのに。

そこで。
それで。
ケンカしますか。

まったくねぇ。
金だけじゃないのに。
金のことで。
ケンカをしかけるなんて。
好きにすればいいけれど。

どうせなら。
他のことで。
お姉ちゃんのことで。
ケンカするほうが。
よっぽど健康的で。
よっぽどましだと思うんだけどね(苦笑)。

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2010/02/03 Wed *内と外 / 泉谷しげる

20100203hikaritokage


豆をまこう。
もう深夜だけど。
ちょっと寒いけど。

窓を開けて。
大きな・・・
小さな声で。
鬼は外。

部屋の中に。
勢いよく・・・
ばらまかない様に。
福は内。

なんだか。
可笑しいね。
笑っちゃうね。
いいんじゃない。
笑う門には。
福来る。
だものね。
そう。
願いたいね。

では。
こっちの。
窓も開けて。
鬼は外。
部屋の中に。
福は内。

『光と影』'73年リリース。
サブ・タイトルに泉谷しげる/VOL.4とある通りの泉谷しげるの4枚目となるアルバム。
どういう関係か。加藤和彦とサディスティック・ミカ・バンドがレコード会社の枠を超えて参加しています。
そのミカ・バンドは4曲に参加。アレンジャーとしてもクレジットされている加藤和彦は5曲の編曲を担当しています。
なんでもその5曲はカリプソ(?)を意識して編曲したとかで。まぁ確かにリズムがそんな感じで跳ねてます。
ミカ・バンド参加ナンバーでは松山猛が泉谷と詞を共作し、ミカがコーラスで参加した「おー脳」が強烈で。
梅毒患者を歌いながら、毒を吐きながらもユーモラスなところが泉谷、そしてミカ・バンドだなと。
他にも「君の便りは南風」なんてのも。深い孤独を湛えながら、なんとも凛とした温かさに溢れていたり。
ミカ・バンド絡み以外にも「ブルースを唄わないで」「春のからっ風」「国旗はためく下に」と。
その後のライブでも繰り返し歌われることになるナンバーがあって(ルーザー時代も演ってたなぁ)。
それらのナンバーにある光と影、明と暗、滑稽さと毒気、安らぎと苛立ち。その鬩ぎ合いと共存が。
その世界の綺麗事にすまされない揺らぎが、その泉谷の世界が好きなんだなと改めて感じたりもします。
わが家の相方も言ってましたが、泉谷の歌声って強面のイメージと相反して意外に優しくて。
そんなところにも。個人的には泉谷の素顔が垣間見える様で惹かれてしまったりもするのです。

豆を食べよう。
もう深夜だけど。
日付が変わりそうだけど。

窓を閉めて。
歳の数だけだっけ。
ひとつ多くね。
鬼は外に出てったかな。

暖かい部屋の中。
なんだか眠くなってきたね。
早く休もうね。
福は内に入ってきたかな。

なんだか。
知らないけど。
笑っちゃうね。
いいんじゃない。
笑う門には。
福来る。
だものね。
そう。
そうだよね。

そう。
きっとね。
鬼は。影は。
窓の外。
福は。光は。
部屋の内。

光だけでは。
明るいだけでは。
すまされない。
面白くもない。

影も。
暗さも。
必要だ。
毒気や。
苛立ち。
無くてはならない。

でも。
いまは。
内には。
光だけがほしいかな。

そんな夜もあるのです。

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2010/02/01 Mon *もういいだろう / 萩原健一

20100201whiteandblue


なにもこのまま。
なにをいまさら。

吹き続けなくても。
降りださなくても。

いいんじゃないかと。
いいんじゃないのと。

月も変わって。
球春も訪れて。

ちょいとばかし。
舞いあがろうと。
狂っていようと。
ふわふわと。
いや。
ふらふらと。

いいんじゃないかと。
いいんじゃないのと。

『White & Blue』'81年リリース。
その横顔のレリーフが浮かび上がる(見えるかな?)萩原健一、ショーケンの編集アルバム。
最新シングルでオリジナル・アルバム未収録だった「ホワイト&ブルー」と「フラフラ(春よ来い)」をフューチャーして。
当時バックを務めていたドンファン・ロックン・ロール・バンドとのナンバーは勿論のこと。
ナジャ・バンドや柳ジョージ&レイニー・ウッドとのナンバーも収められていて。
まさにソロになってからのショーケンの軌跡をアルバム1枚に凝縮、濃縮した感の強いアルバムとなっています。
A面がスタジオ録音、B面がライブ録音となっていて。個人的にはショーケンはライブだよなと思っているので。
『熱狂雷舞』『Donjuan Live』から選ばれたB面にやはり心震えるのですが。「ぐでんぐでん」なんて最高だし。
このアルバムに収められているスタジオ・ナンバーには好きなのも多くて。
例えば内田裕也も歌ってた「ローリング・オン・ザ・ロード」とか。裕也さんのもショーケンのもグッとくるし。
「フラフラ(春よ来い)」なんてのは。特にこの季節、何かの終わりと何かの始まりを待ちわびるこの季節には。
もう訳もなく惹かれると言うか。そうそう。もう小難しいこととか、しちめんどくさいこととかはどうでもよくて。
猫も杓子も。誰もかれも。あっちもこっちも。みんな舞いあがって、狂って。ふらふらになって。
だから。もういいだろう春よ来いって。そんないかれ加減がもう堪らなくご機嫌だったりするのです。
こんないかれた、らりった歌が似合うのはやっぱりショーケンくらいで。それこそやっぱりオンリー・ワンです。
あぁ、やっぱり。ジュリーと、そしてショーケンは永遠に自分にとっては憧れのスターなんだなぁ。

なにもこのまま。
なにをいまさら。

続けなくても。
やり直さなくても。

いいんじゃないかと。
いいんじゃないのと。

月も変わって。
風の匂いも変わって。

ちょいとどころじゃなくて。
舞いあがってしまえと。
狂ってしまえと。
ふわふわと。
いや。
ふらふらと。

いいんじゃないかと。
いいんじゃないのと。

所詮。
いかれてるし。
らりっては・・・いないかもだけど。
そんなにまともではないし。
だったら。
難しいことや。
面倒なことは。
ほっといて。
一時でも。
忘れてしまって。
舞いあがって。
狂って。
踊ってしまえと。

もういいだろう。
春よ来い。
早く来い!

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2010/01/31 Sun *今年の冬は / Johnny Winter

20100131secondwinter


わが街に。
わが家に。
戻ってきて。
帰ってきて。

ほっと。
心安らいで。
心温まって。
ふっと。
笑みが毀れる。

やっと。
新しい年を。
迎えたと。
新しい年が。
明けたと。

そうしたら。
もう今年も。
一月終わるんだねと。
あっという間だねと。
今年の冬は。
どんな冬だったんだろう。
どんな冬になるんだろう。

『Second Winter』'70年リリース。
2枚組で珍しい3面仕様(?)となったジョニー・ウィンターのメジャーでの2ndアルバム。
その苗字は冬ですが、そのギターから、魂から放たれるサウンドは雪をも溶かすジョニーです。
鳴り物入りでCBSと契約して。堰を切ったかのように溢れだすままに。身も心も焦がして弾きまくる。
そんなジョニーの才気が、閃きが、何よりもその思いがアルバム1枚には収まりきらなかったのでしょうか。
A面がオーソドックなブルース・ロックで。「Johnny B. Goode」も演ってるB面がロックン・ロールで。
「Higway 61 Revisted」も演ってるC面は・・・何だろう、とにかくそれぞれに異なるジョニーの魅力が溢れています。
尤も。自分の持っている日本盤では全11曲がアルバム1枚に収められてしまっているのですけどね。
(そう考えると。そもそも1枚で良かったんじゃないかって話もありますが・・・音質の問題だったのか)
実はこのアルバムも、そして前作も。その素晴らしい内容とは裏腹に。商業的にはいまひとつだった様で。
この後、ジョニーはリック・デリンジャーと合体して。ジョニー・ウィンター・アンドを結成して。
ご存じの様にハードにロックン・ロールを決めてみせて。一躍ブレイクすることになるのですが。
勿論、その時代のジョニーも大好きなのですが。商業的には冬の時代だったこの頃のジョニーも。
そのある意味で純粋な思い、その熱さが寒さを忘れさせてくれる様なジョニーもまた好きだったりするのです。

わが街に。
わが家に。
戻ってきて。
帰ってきて。

ほっと。
心安らいで。
心温まって。
やっぱりねと。
夜の散歩へと。

そうだね。
新しい年を。
迎えても。
新しい年が。
明けても。

そうなんだ。
また今年も。
一月終わるんだけど。
変わらない、変えられない。
ものもあるんだな。
もももあるんだけど。
今年の冬は。
どんな冬だったんだろう。
どんな冬になるんだろう。

わが街で。
わが家で。
迎えた。
過ごす。
二度目の冬は。
どんな冬だったんだろう。
どんな冬になるんだろう。

本当に。

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2010/01/30 Sat *やっと / 沢田研二

20100130julie_2


駅に着いたら。
お弁当を買って。
お茶も買って。
切符を握りしめて。
新幹線に飛び乗って。

お弁当を食べながら。
楽しみだね。
やっとだね。やっとだね。
お茶を飲みながら。
楽しみだね。
やっとだね。やっとだね。

ひと眠り。

駅に着いたら。
ホテルにチェック・イン。
地下鉄に乗って。
この駅でいいんだよね。
この出口でいいんだよね。

エスカレーターで向かいながら。
楽しみだね。
やっとだね。やっとだね。
懐かしい顔に、いつもの顔に出会って。
楽しみだね。
やっとだね。やっとだね。

暗転。登場。

ジュリー!

『Julie Ⅲ Sawada Kenji Recital』'72年リリース。
前年のクリスマス・イブに日生劇場でのリサイタルで収録された沢田研二、ジュリーの2枚組ライブ・アルバム。
MCでも語られている様に。未だPYG在籍中で。ソロとしては初めてのライブ(リサイタル)だったとか。
当然バックを務めているのは萩原健一、ショーケン抜きのPYGとも言うべき井上尭之グループだったりします。
まず何といっても。当たり前なんですけど。ジュリーの声が若い!声そのものも醸し出す雰囲気もね。
針を落とすと、それが新鮮だったりするのですが。でも。その歌い方や歌に向かう姿勢は変わってないんだなと。
毎年のことながら。正月ライブでのとびっきり元気で、ロックン・ローラーなジュリーを観たからかも知れませんが。
ジュリーって、昔からロックン・ローラーでバンドのヴォーカリストで、バンドが、ライブが大好きなんだなって。
そんなジュリーの原点みたいなものが。もう40年近く前のこのアルバムを聴いていても伝わってくるのです。
ビートルズのカヴァーがあったり(そう言えばナゴヤ球場でのイベントでRCと「Get Back」やってたなぁ)。
タイガース・メドレーで(触りだけのも入れれば)14曲も歌ってたりとか。そんなこんなも楽しめますし。
寸劇っぽい(?)MCには今の“おまけ”前の恒例の長~い(そして楽しい)MCの萌芽を見ることができるしと。
興味深くもあり。あぁ、この頃からジュリーのライブを観ていたかったぞとしみじみ思わされ。
そしてそして。あぁ、やっぱりこれからもジュリーのライブを観続けるぞと固く決意させられるアルバムなのです。

お店に着いたら。
先ずは肴を注文して。
つまみながら。軽く飲みながら。
仲間が来るのを待って。
来たよ、来たよ。お疲れ様。

杯を重ねながら。
楽しかったね。
やっとだね。やっとだね。
鍋をつつきながら。
本当に楽しかったね。
やっとだったしね。やっとだったしね。

河岸を変えて。

バーのカウンターで。
思い思いのグラスを傾けて。
次はワンズとなんだね。
その次はいつものツアーがあって。
来年はひょっとしてひょっとするかも???

酔いと眠気の狭間に漂いながら。
楽しみだね。
これからもね。これからだものね。
懐かしい顔も、いつもの顔も、いい感じ。
楽しみだね。
これからもね。これからだものね。

瞼の裏。残像、空想。

ジュリー!

沢田研二。
正月ライブ 2010 歌門来福。
やっと。やっと。
やっと。
観ることができました。
今年のジュリーも元気で、カッコ良くて、ロックン・ローラーでした。

これで。
やっと。やっと。
やっと。
新し年が迎えられました(笑)。

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2010/01/29 Fri *いつものではなく / Deep Purple

20100129cometastetheband


いつものではなく。

いつもよりも。
慌ただしかった一週間の。
その締めくくりは。
いつもとは。
ちょっと異なる金曜日で。

遅くなっちゃったし。
なんだかんだで。
なんだか訳も解らずに。
身も心も。
少しばかり疲れてもいて。

だったら。
偶には。
いいよね。
少し楽して。
少し贅沢して。

外で。
食事して。飲んで。
帰ろう。

『Come Taste The Band』'75年リリース。
リッチー・ブラックモアが脱退し、新たにトミー・ボーリンを迎えたディープ・パープル。
その所謂第4期ディープ・パープルの唯一枚のオリジナル・アルバム。
あのリッチーの後任が何故ボーリンだったのか。未だによく解らない選択ではあるのですが。
リリース当時はこれがパープルかよと。これは違うだろうと。子供ながらに凄い違和感があって。
要はあの「Higway Star」の、あの「Burn」のパープルじゃないじゃんって。ろくに聴きもしなかったのですが。
いま聴くと。これが良かったりするのです。いや、やっぱりボーリンってのは凄いギタリストだなと。
これだけファンキーに刻める、弾ける、跳ねるギターはなかなか奏でられるものじゃないだろうと。
そりゃ、自他共に認めるファンク好きのグレン・ヒューズが呼び寄せる訳だよなと。
さらに。デヴィッド・カヴァーデイルもその手が好きだし。結果的にファンキーでソウルフルになるよなと。
確かにこれがパープルってのは違和感があるのですが。ファンキーなハード・ロックとしては極上かなとも。
そう。十分にハードでもあるので。いつものではなく。偶にはこんな味わいもいいのではと思うのです。
それにしてもボーリンの夭折は今更ながらに惜しまれます・・・

いつものではなく。

いつもよりも。
慌ただしかった一週間の。
その締めくくりは。
いつもとは。
ちょっと異なる味わいで。

お腹空いちゃったし。
なんだかんだで。
なんだか訳も解らずに。
身も心も。
少しばかり追われてもいて。

だからさ。
偶には。
いいよね。
少し甘えて。
少し我儘言って。

ここで。
食べたいんだ。しめたいんだ。
そしたら。
帰るから。

あのさ。
おにぎり握ってよ。
おみそ汁もつけてね。
何ができるの?

梅、明太子、海苔の佃煮。
いいね。美味しいね。
おみそ汁がまた。
この大根が。
おかわり!

いつものではなく。
偶にはいいよね。

いや。
こんな我儘をきいてくれる。
そんなお店が。
そんなバーが。
あって。
つくづく幸せなのです(笑)。

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