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2010/03/03 Wed *譲れない / The Rolling Stones

20100303outofourheads


譲れない。

そこだけは。
それだけは。
譲れない。
そんなものが。
ある。
そんなものの。
一つや二つ。
持ってなかったら。
何のために。
生きてるのか。
何をもってして。
己であるのか。

どうでもいいもの。
どうでもいいこと。
そんなものも。
ある。
そんなものが。
多すぎる。
それはどうにでも。
それはなんとでも。
してくれればいい。

でも。
譲れないものは。
譲りたくない。
いや。
譲れない。

『Out Of Our Heads』'65年リリース。
ジェレド・マンコーウィツ撮影によるジャケットが素晴しすぎるローリング・ストーンズ、英国での3rdアルバム。
1stアルバムや、2ndアルバムのジャケットもカッコいいけど。渋さではこのジャケットに止めをさすかなと。
針を落とした瞬間に血管が切れんばかりの「She Said Yeah」のド迫力に脳天から爪先まで痺れてしまって。
そこから始まるR&Bへの愛情が溢れんばかりのソウルフルな“黒い”ストーンズの虜になってしまいます。
ドン・コヴェィ、マーヴィン・ゲイ、オーティス・レディング(O.V.ライト)、サム・クック、ソロモン・バーク・・・
「Mercy, Mercy」「Hitch Hike」「Tht's How Strong My Love Is」「Good Times」「Cry To Me」...
ミックの未だ何処かしら青いながらも本物に迫ろうとする思いのこもったヴォーカルにゾクゾクさせられて。
タイトなリズムと、ハードに刻むギターに煽られてドキドキさせられて。ストーンズの本気度に魅せられるのです。
カヴァー曲は今ではどれもソウル・クラシックスですが。当時としては同時代の最新のナンバーだったわけで。
そこに。昔から常に。自分達の好きなもの、愛するものへの絶え間ない目配り、感覚の鋭さも感じられます。
ヒット・シングルが収録されていない故に同名の米国盤と比較して地味なこのアルバムですが。
その信念を貫き。自分達の好きな、愛する音楽を世の中に伝えたい。その譲れない一点に拘った結果だと。
その譲れなかった拘りが。その拘りの強さが。地味ながらも熱い、慰撫し銀の輝きを今も放っているのです。
英国オリジナル・モノラル盤の「Cry To Me」なんて本当に。その迫力と熱さに涙が零れます・・・

譲れない。

そこだけは。
それだけは。
譲れない。
それだけは。
絶対で。
そんなものだから。
一つや二つだから。
かけがえがなくて。
何ものにも。
替えがたくて。
それをもってして。
己であるのだと。

どうでもいいもの。
どうでもいいこと。
そんなものが。
ある。
そんなものは。
くれてやる。
それがどうなろうと。
それがなんであろうと。
知ったことじゃない。

でも。
譲れないものは。
譲りたくない。
いや。
譲れない。

誰かにとっては。
どうでもいいもの。
でも。
自分にとっては。
譲れないもの。
作り笑いで。
拳を握り締めて。
心の中で舌を出して。
離れたら石ころ蹴飛ばして。
そうしてでも。
譲りたくない。
譲れない。

譲りはしない。

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