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2010/03/10 Wed *その差が大きい / Deep Purple

20100310inrock


その違いが。
その差が。
大きい。

小さな。
ごく僅かな。
その違いが。
その差が。
あっちと。
こっちを。
隔ててる。

目で見ても解らない。
手で触れても解らない。
それだけの。
それほどの。
違いなど。
差など。
軽々と超えられる。
簡単に埋められる。
そう思えるのに。
そう感じられるのに。

その違いが。
その差が。
大きい。

そうなんだよね。

『In Rock』'70年リリース。
第2期ディープ・パープルの事実上のデビュー作とも言えるアルバム。
新たにイアン・ギランとロジャー・グローヴァーを迎えたディープ・パープル。
前作でのオーケストラとの共演でジョン・ロードの主導のクラシック路線に区切りをつけて。
いよいよリッチー・ブラックモアを中心としたハード・ロック・バンドへとの転向を成し遂げたのです。
その高らかな号砲、新たな時代の幕開けの序曲となったのがアルバムの冒頭を飾る名曲「Speed King」です。
ジミヘンの「Fire」にインスパイアされて、リトル・リチャードのナンバーの歌詞をコラージュしたこのナンバー。
リッチーのギターとジョンのオルガンの鬩ぎ合い、ギランの超人的なシャウト。その凄まじさ。
ハードでヘヴィーで。何よりもその超絶的なスピード感。ディープ・パープルのハード・ロックここに極まれりです。
「Child In Time」のドラマティックな構成と盛り上がりも素晴しく。アルバムそのものが名盤ではありますが。
やはり「Speed King」の衝撃に匹敵するものは無いかなと、そこに尽きるかなと思います。
さて。このアルバムも英国オリジナル盤のクリアな音質で聴くと、その完成度の高さがより明確になるのですが。
実は「Speed King」のギターとオルガンによる1分半ほどのイントロが英国盤にのみ収録されているのです。
何故かこのカッコ良い、エンジン音が徐々に高まっていくが如きイントロが米国盤や日本盤ではカットされていて。
たかが1分半の違い、差なんですけど。これが実に大きいかなと。もうカッコ良さが段違いですからね。
もしイントロつきの「Speed King」を聴いたことが無いのであれば。是非、英国盤を探すことをお勧めします。
(現在発売されているCDではどうなんでしょうね?ひょっとして編集アルバムとかで聴けるのですかね?)

その違いが。
その差が。
大きい。

小さな。
ごく僅かな。
その違いが。
その差が。
縮まらない。
詰められない。
届かない。

すぐそこに見えてるのに。
少し伸ばせば触れられそうなのに。
それだけの。
それほどの。
違いなのに。
差なのに。
超えようと思うと。
埋めようと思うと。
とてつもなく高く。
とてつもなく広く。

その違いが。
その差が。
大きい。

そうなんだよね。

この5mmが。
この1秒が。
なんとかならないかと。
なんとかできないかと。
そこがもどかしくて。
そこが悔しくて。

その違いに。
その差に。
小さいようで。
大きいことを。
知ってるから。
解ってるから。
拘ってしまうんだよね。
拘りたいんだよね。

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