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2010/03/11 Thu *お次は・・・ / The Sensational Alex Harvey Band

20100311next


空の青さに。
その気持ちよさに。
見惚れて。
心奪われて。
気もそぞろに。
歩いていたので。

すれ違って。
立ち止まって。
一呼吸あって。
振り返って。
目と目が合って。
思わず指差して。

なんで。
どうして。
ここで。
再び。
出会うなんて。
出くわすなんて。

こいつは。
これが。
次の・・・
かもしれない。
少なくとも。
ただで別れる手はない。

『Next...』'73年リリース。
稀代のトリックスター、アレックス・ハーヴェィ率いるセンセーショナル・アレックス・ハーヴェィ・バンド(SAHB)。
そのシアトリカルにしてエキセントリックな魅力が一気に爆発した2ndアルバム。
'50年代から活動していて長い下積みを経験していた苦労人のアレックスがティア・ガスなるバンドと合体して。
その妖しく如何わしいパフォーマンスを、支えられるだけの強靭なサウンドを得たことによって起きた奇跡です。
ブギーもあればシャンソンもあり。なんでもござれの雑多な要素を大見得切って演じてみせるアレックス。
その如何にもなショー的な世界を、ヘヴィーでタイトなハード・ロックに乗せて描ききってしまうSAHBです。
もともとティア・ガス時代からその実力には折り紙つきだったそうですが。いや、実に切れ味鋭くて。
そのリズム隊の叩き出す、タイトで重心の低いビートもさることながら。ギターのザル・クレミソン。
この人のヘヴィーで切れまくるリフ。その暴れっぷりには。そのカッコ良さには。もう痺れるしかありません。
「The Faith Healer」、この1曲、そこで聴かれるリフ、それだけで。ザルがどれだけ素晴しいかが解るはずです。
その「The Faith Healer」における禍々しさ、ジャック・ブレルのカヴァーであるタイトル曲の猥雑さ。
それらを大袈裟に重厚に展開してみせるSAHB。ある意味、最も英国らしいハード・ロック・バンドでもあります。

青い空に。
気持ちよい空気に。
感謝して。
心浮き立って。
気も昂ぶって。
再び歩き始める。

思い出して。
立ち止まって。
一呼吸おいて。
振り返って。
瞼に焼き付けて。
思わず含み笑い。

なんと。
どうにも。
ここで。
再び。
出会ったのが。
百年目かもしれないね。

こいつは。
これが。
次の・・・
かもしれない。
少なくとも。
ただ見送るわけにはいかない。

お次は・・・
これ。
お次は・・・
あなた。

青い空の下。
胸の内に何やら。
湧き上がって。
面白くなりそうだと。
血が騒ぎ出す。

お次は・・・

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