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2010/03/19 Fri *もやもや / Savoy Brown

20100319rawsiena


行きそうで行かない。
始りそうで始まらない。
出そうで出ない。
終わりそうで終わらない。

なんなんだろう。
どうなんだろう。

ガツンと。
ドカンと。
一気に。
一発で。
決まればいいのに。
スッキリするのに。

話が決まらない。
かたがつかない。
形にならない。

そろそろ。
噴火しないかな。
爆発しないかな。
待ってるんだけど。
待ちわびているんだけど。

どうにも。
もやもや。

『Raw Sienna』'70年リリース。
ブリティッシュ・ブルース・バンド、サヴォイ・ブラウンの5thアルバム。
メンバー・チェンジの多かったサヴォイ・ブラウンにしては珍しく同じメンバーで3枚目となったアルバムで。
キム・シモンズとクリス・ユールデンのコンビが互いのナンバーを持ち寄って、制作も2人で行ってと。
シモンズ、ユールデンそれぞれの個性が光るオリジナル・ナンバーでアルバム全編が固められてと。
長いサヴォイ・ブラウンの歴史の中でも一番、落着いて、安定していた時代だったのではないかと。
シモンズは自作のインストを中心に切れ味鋭いブルース・ギターを聴かせてくれていますし。
ユールデンはその“黒い”声を生かす素晴しいナンバーを作り、歌い上げています。
派手さには欠けるものの。そのギター、そのヴォーカル。ブリティッシュ・ブルースならではの香りが堪りません。
この渋さ、この味わい。間違いなくこの時代の英国でしか生まれなかったであろう、その触感がいいんです。
ところが。この路線でこのまま、慰撫し銀の如きブルースを聴かせ続けてくれるのかなと思いきや。
このアルバムを最後にユールデンが脱退してしまって。よりハードな路線へと進んでいくことになるのです。
そのハードになったサヴォイ・ブラウンも、派生したフォガットも好きなんですけどね。
このアルバムでのサヴォイ・ブラウンが、そのブルースがどうにも捨てがたいものがあったので。勿体無いなとも。
続けてればね。ジャケットの様に噴火して。更に凄いブルースを聴かせてくれる可能性もあったんじゃないかと。
まぁ、そうはいかなかったところが、そのもやもやした感じを抱かせるのもサヴォイ・ブラウンの味ではありますが。

行き先が霞んでる。
始まる気配が濃厚にならない。
出口が見当たらない。
終わりへの道筋が定まらない。

なんなんだろう。
どうなんだろう。

ボヤッと。
モヤッと。
辺りに。
周りに。
漂って。立ち込めて。
スッキリしない。

話が転がらない。
かたが見つからない。
形が浮かんでこない。

そろそろ。
噴火しないかな。
爆発しないかな。
待ってるんだけど。
待ちわびているんだけど。

どうにも。
もやもや。

噴火して。
爆発して。
抜けていかないかな。
払ってくれないかな。

どうにも。
もやもやした。
空気の中を。
ふらふらと。
さ迷い歩く。

そんなのも。
そんな日々も。
そんな季節も。
それなりに。
楽しめはするのだけれど・・・

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