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2010/03/20 Sat *十年後も、その先も / Ten Years After

20100320tenyearsafter


お彼岸。
墓前で。
お花を供えて。
お線香に火をつけて。
目を閉じて。
手を合わせ、頭を垂れる。

ご無沙汰しました。
なかなか来れなくて。
またお彼岸になっちゃいました。
新しいお花があったから。
誰かお参りしてくれたんですね。

もう。
何年になるのかな。
こうやって心の中で語りかける様になって。
もう。
何年にも、何十年にも。
なったのかな。

変ですね。
今のほうが。
こうやって語りかける様になってからのほうが。
何故か。
言葉にしなくても。
多くを語っている様で。
声は聞えなくても。
多くを教えられている様で。

もう。
何年も。何十年も。

『Ten Years After』'67年リリース。
早轢きギタリスト、マシンガン・ギターのアルヴィン・リー率いるテン・イヤーズ・アフターの1stアルバム。
ブリティシュ・ブルース・シーンの中から出てきて、その一翼を担うことになるテン・イヤーズ・アフターですが。
なんと言ってもその個性を際立たせているのはリーのギター、リーのプレイに他なりません。
ただ早いだけではなくて。同じブルースに根差していても。そのアプローチが独特だったりするのです。
なんでもリーの両親がジャズが好きだったとかで。当然その影響を受けていたと思われて。
ギターを弾きまくる一方で、フレーズやアレンジにジャズの香りと言うか、洗練された感じがあったりするのです。
そこが同じマイク・ヴァーノンの制作でもフリートウッド・マック、チキン・シャック、サヴォイ・ブラウンと異なるかなと。
どうしてもテン・イヤーズ・アフターと言うと、あのウッドストックの印象があまりにも強すぎて。
どうしても、ライブでのリーの壮絶なギターばかりに注目される、そればかりで語られてしまうのですが。
実はスタジオ・アルバムでの粋とも言えるアプローチ、そのセンスにも負けず劣らずの魅力があるのです。
10年後も続く様にと名づけられたにも関わらずテン・イヤーズ・アフターは'74年に解散していますが。
その後もソロで、テン・イヤーズ・レイター(苦笑)で、再編したテン・イヤーズ・アフターで、またソロでと。
今もどこかでトレード・マークのギブソン335を弾いているであろうリー、その勇姿を一度は観てみたいかな。
それにしても。スタン・ウェッブと言い、キム・シモンズと言い。そのしぶとさ、往生際の悪さ。いいなぁ、好きです。

お彼岸。
墓前で。
目を閉じて。
手を合わせ、頭を垂れながら。
思いを馳せる。
改めて、語りかける。

この何年かで。
また何人か訪ねたい、参りたい人が。
寂しいけれど、悲しいけれど。
だから。申し訳ないけれど。
ここで一緒に心の中で。
手を合わせ、頭を垂れて。
皆にもお参りさせて下さい。
語りかけさせて下さい。

そう。
何年経ったとしても。
こうやって心の中で語りかけ続けるから。
そう。
十年後も、何十年後にも。
変わることはないから。

変だよね。
今でも。
こうやって語りかけるしかなくなっても。
何故か。
言葉にならない思いも。
伝わっている様で。
聞えるはずも無い。
声が聞えてくるようで。

そう。
十年後も、何十年後にも。
こうやって会いに来よう。
こうやって語りかけに来よう。

いつか。
その日が。
自分にもやってくるまで。
それまで。
こうやって。
会いに来よう。
語りかけよう。

じゃぁ、またね。

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