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2010/04/08 Thu *春なのに / カルメン・マキ/ブルース・クリエイション

20100408makiandbluescreation


春なのに。

そう。
春なのに。
どこかで。
どこかから。
ブルースが聴こえる。

春だから。
そう。
春だから。
ここで。
いまここで。
ブルースが鳴っている。

芽吹き。
風が吹き。
花が咲き。
なのに。
だからこそ。
ブルースが。
聴こえてくるんだ。
鳴り始めるんだ。

『カルメン・マキ/ブルース・クリエイション』'71年リリース。
フォークからロックに転向したカルメン・マキが竹田和夫率いるブルース・クリエイションと組んだアルバム。
「時には母のない子のように」のヒットを祝ってレコード会社からプレイヤーと数枚のアルバムを贈られたマキ。
その中にあったジャニス・ジョプリンのアルバムに衝撃を受けて自らロックへの転向を表明して。
幾つかのバンドやセッションを経て。このアルバムにてロック・シンガーとしての最初の一歩を記したのでした。
兎に角。マキのヴォーカルと竹田和夫のギターが素晴しくて、圧倒的で・・・としか言い様が無いのですが。
後のOZ時代ほどハードではなくどこか未だ解放しきっていない感のあるマキなのですが。
そのやや抑え目ながらも伸びやかで時に艶っぽく、時に可愛くもあるヴォーカルが堪らなく魅力的で。
ゴツゴツと刻み、伸びやかにドライブする竹田和夫のギターがまたそれを時に煽り、時に引き立てていて。
これはもう一級品のブルース・ロック、ブルースだなと。震えて痺れずにはいられないのです。
それにしても。'71年に。40年近く前に。これだけのアルバムが創られていたことがやはり驚きだったりします。
OZの1stとこのアルバムがやはりマキのアルバムとしては双璧かなとも思います。
個人的には時代を、そして何故かブルースを感じさせるこのジャケットも好きだったりします。

春なのに。

そう。
春なのに。
今日も。今夜も。
いまこの時も。
ブルースが憑りついてくる。

春だから。
そう。
春だから。
ここに。
いまここに。
ブルースが宿っている。

目覚め。
蠢き。
動きだす。
なのに。
だからこそ。
ブルースが。
憑りついてくるんだ。
宿ってしまうんだ。

鮮やかな。
色彩と陽光の中。
立ち尽くす。
風景が。
世界が。
反転する。
世界中を。
ブルースが覆いつくす。
身の内から。
ブルースが溢れ出す。

春なのに。
春だから。

ブルースが・・・

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コメント

実は、私のロック体験はクリエイションが初めてなんです。それ以来竹田和夫のファン。昨年、久しぶりにライブに行きました。タバコロードをやってくれたのでうれしかったです。カルメンマキ&OZも最高ですね。自分のライブで無謀にも「私は風」を歌ったことがありますよ。

投稿: MICK KAZU | 2010-04-13 11:57

クリエイションは何と言っても「スピニング・トー・ホールド」がプロレス好きの私としては印象深く(笑)。
このアルバムなんかは完全に後追いなんですが、竹田和夫は凄いですね。この頃未だ10代ですもんねぇ!
「タバコ・ロード」いいなぁ、聴きたいなぁ。

「私は風」一昨年京都のロック・バーで爆音で聴いて改めてその凄さを体感しました!
OZの1stは名盤だと思いますが、このアルバムで英語で歌うマキもまた凄くいいんです。
KAZUYAさんの歌う「私は風」聴きたいなぁ。

投稿: TAC | 2010-04-14 03:35

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