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2010/05/15 Sat *その表情、その想い / Jeff Beck

20100515truth


春に開館した。
新しい美術館。
その開館記念展。

展示室から。
展示室へと。
歩を進めて。
立ち止まって。
巡って。

描いた。
描かれた。
その時代。その背景。
その空気。その匂い。
そして。
その想い。
それさえも。
伝わってくる様で。
そんなものに。
抱きとめられている様で。

そして。
そこに。
そこだけに。
隠し切れない。
その想い。

『Truth』'68年リリース。
ジェフ・ベック名義でリリースされた所謂第1期ジェフ・ベック・グループの1stアルバム。
今更ですが。ヴォーカルがロッド・スチュワート、ベースがロン・ウッド、ドラムスがミック・ウォーラーと。
恐るべしと言うか、とてつもなく強力な面子で。特にベックとロッドの絡みと鬩ぎ合いの熱さ、激しさ。
ブルースをベースにしながら、新たな高みへ、新たな世界へと達している瞬間がここに確かにあるのです。
これも今更ですが。レッド・ツェッペリンの1stアルバムよりも1年先んじていて。その元ネタはここにあったかと。
結局はベックとジミー・ペイジの商才の差が。ツェッペリンをハード・ロックの始祖にしたに過ぎないのではと。
まぁ、異論もあるでしょうが。このアルバムがペイジに何らかのヒントを与えたことは間違いないかと。
ともかく。今も変わらぬベックのギターの激しさ、今は聴けないロッドの歌の熱さと深さが素晴しいのです。
特に「Blues De Luxe」なんて聴いていると。ロッドの歌の、その非凡さに改めて驚いたりもするのです。
このアルバムにもモノラル盤とステレオ盤があって。ミックスもかなり異なるんだとか。
一度英国オリジナルのモノラル盤で聴いてみたいものですが。(かなり)いい値段するんですよね・・・
そして。このジャケット。俯き加減の美しい女性の横顔が描かれていますが。
なんでもこの女性。当時のベックのガール・フレンドがモデルなんだとか。込められた想いを感じたりして。

春に開館した。
新しい美術館。
その開館記念展。

最後まで。
鑑賞したら。
もう一度。
その展示室まで。
戻って。

描いた。
描かれた。
その姿。その肖像。
その眼差し。その表情。
そして。
その想い。
それさえも。
伝わってくる様で。
そんなものに。
抱きとめられている様で。

そう。
ここに。
ここだけに。
隠し切れない。
その想い。
秘められた。
その想い。

その表情を。
その瞬間だけでも。
独占した。
共有した。
その狂おしいまでの。
幸福感。
一人の女性の。
肖像だけ飾られた。
その展示室。
その想いに。
息が詰まりそうで。
でも。
立ち去れなくて。

そうなんだ。
その横顔。
その眼差し。
その表情。
その想い。
独占してる。
共有してる。
それは。
本当に。
焦がれるような幸福なんだよねと。
帰り道。
隣を歩いてる。
その横顔に。
声に出さずに。
語りかけてみたりしたのでした。

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